デレマスとのクロスオーバー『 基本はコメディ』 作:エビアボカドロックンロール
紗枝「みなさん、集合どす」
幸子「集合も何も、同じ楽屋に居るじゃないですか。」
友紀「どしたの紗枝ちゃん、そんなに怖い顔して?」
紗枝「――――バラドルユニットや言われるんはかまへん。幸子はんと友紀はんがおるさかい仕方ありまへん。せやけど、問題はユニット名どす。幸子はん、ユニット名なんどすか?」
幸子「…かわいいボクと野球どすえ、ですよね??」
紗枝「そう!どすえ!ただの語尾やないの!――――ほなうちが名古屋出身やったら野球だぎゃあになんのけ!?東北出身やったら野球だっちゃになんのけ!?うちはラムちゃんか!!」
友紀「さ、紗枝ちゃん落ち着いて!誰もラムちゃんをして欲しいなんて言ってないよ!」
幸子「そ、そうです!京都弁も紗枝さんが喋るからかわいいんですよ!!」
紗枝「ほう?…と言いますと?」
幸子「あ、いや。えーと…」
----ガチャ
八幡「そろそろリハーサルだぞ〜」
幸子「はっ!そうです!仮に比企谷さんが京都弁で話しても全くかわいくありません!」
八幡「…なんで出会って4秒で罵倒されてんの?」
友紀「うん、確かにそうだね!むしろ意地の悪い京都人っぽいまである!」
八幡「…それ俺にも京都人にも失礼だからね?」
紗枝「ふん!そんな言葉で騙されへんどす。――――なんや、八幡はん、そんな褒めたそうな顔して」
八幡「してません」
紗枝「仕方あらへんなぁ。…はい、褒めなはれ?」
八幡「……こいつ何かあったのか?」
友紀「なんかねー?ユニット名の“かわいいボクと野球どすえ”の紗枝ちゃん部分がただの語尾だって拗ねちゃったみたいでさー」
八幡「そんなことか…。――――なあ、小早川」
紗枝「な、なんどす。えらいキリッとしたお顔…。そんなに見つめたからって、…ゆ、許しまへん!」
八幡「…俺の母ちゃんが好きなアイドルがいるらしいんだが」
幸子「そうなんですか?どなたのファンなんでしょう?」
八幡「そいつの名前をちょっと忘れたらしいんだ」
幸子「名前忘れるって、本当に好きなんですか??」
八幡「で、まあ色々聞いてみたんだが分からなくてな」
幸子「仕方ないですねー。かわいいボクが一緒に考えてあげますから、どんな特徴を言ってたか教えてください」
紗枝「これなんどすの?うちの話はどこ行ったんどす?」
友紀「まあまあ紗枝ちゃん、一応最後まで聞いてみようよ!」
八幡「母ちゃんが言うには、京都弁が可愛いアイドルらしいんだよ」
幸子「かわいいと言えばボクですが、京都弁なら紗枝さんで間違いないですね」
八幡「小早川紗枝か?デレプロのアイドルだな」
幸子「そうです!ふふーん、すぐに分かっちゃいましたね!」
八幡「俺も小早川だと思ったんだがな」
幸子「違うんですか??」
八幡「母ちゃんが言うには、和服の下は巨乳で脱ぐとギャップで凄いらしいんだ」
幸子「んー、じゃあ違いますね(断言)。紗枝さんはボクよりメリハリが無いですからね(真顔)初めて出会った時はラーメン屋かと思いましたから、“あれ?スープでも仕込んでるんですか?こんな所に寸胴がありますよー?”って(絶壁)」
紗枝「ゆ、友紀はん!離して!こいつらコロコロするんどす!」
友紀「まあまあ紗枝ちゃん、なんか面白そうだしもうちょい聞いてみよーよ。……コロコロ?」
八幡「なら小早川じゃないのかもな」
幸子「そーですよ。紗枝さんも“和服の下は巨乳かも?”なんて期待されたら荷が重いですよ。胸は軽いですけどね」
八幡「そーかもしれん」
紗枝「そーかもしれん!!?」
幸子「紗枝さんは紛うことなきぺちゃぱいなんです。なんの疑問も抱く必要は無いです」
八幡「なるほどな〜」
紗枝「―――もう、あきまへん。ロコします。」
友紀「エクセレントでマーベラスになっちゃってるよ?」
幸子「他には何か言ってませんでしたか?」
八幡「同じく京都の塩見周子と組んだ楽曲では、振り袖衣装がよく映えるアップテンポなダンスを見事に踊りきっていたらしい」
幸子「それはもう完全に紗枝さんじゃないですか!衣装も凄かったですが、何よりPV後半に使われてる布地の量が尋常じゃないと話題になったんです。象の服でも作るんですか?とお聞きしたいです」
八幡「なら、小早川で決まりかもな~」
幸子「なんですか?煮え切らないですね」
八幡「母ちゃんが言うには奥ゆかしい大和撫子って感じだったらしいんだ」
幸子「あー、それは違いますね。紗枝さんは大和撫子じゃないです。どちらかと言うと戦艦大和って感じです。あれで大和撫子なんて言っていたらお隣の事務所のエミ〇ーちゃんに激怒されてしまいます」
八幡「そーかもしれん」
紗枝「またそーかもしれん言うた!!」
幸子「京都の女は腹黒いって言いますけど、紗枝さんはもはや漆黒ですからね。この前すれ違う時に引き寄せられましたもん、たぶん小さいブラックホールになってるんですよ」
八幡「ただ、母ちゃんが言うには小早川紗枝ではないらしいんだ」
幸子「ちょっと!先に言ってくださいよ!!言わなくていいことたくさん言っちゃったじゃないですか!!?」
八幡「俺は何も言ってないから大丈夫…」
幸子「ひどい!――結局誰なんですか??」
紗枝「京都の女は恩も恨みも忘れまへん。特にうちは腹黒いらしいどすから」
友紀「……100点の笑顔なのに怖いのはなんで?」
八幡「―――親父が言うにはな」
幸子「お父様ですか?」
八幡「及川雫が好きだって言ってたんだ」
幸子「それただお父様が巨乳好きなだけじゃないですか!!もういいです!」
「「ありがとうございましたー」」
――――――
八幡「どうだ?緊張は取れたか?ほら、本番行ってこい」
紗枝「よし、喧嘩どす」
八幡「……時を戻そう」
紗枝「だめ~~~」
――――――
千枝「比企谷さん、誕生日忘れてしまったんでしょうか……」
千枝「―――二度と忘れられないように刻み込まないと」
千枝「千枝、悪い子になっちゃいます」
――ピロン
八幡『おたおめ~』
千枝「・・・・・・・・・」