デレマスとのクロスオーバー『 基本はコメディ』   作:エビアボカドロックンロール

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単短編30分チャレンジ ちひろ「比企谷君、ボーナスの200万円振り込んでおきましたよ」八幡「は、はわわ~」

 

 

 

美優「おはようございます比企谷君。って、そんなにたくさんの紙袋どうしたんですか!?」

 

 

八幡「…事務所の前で若い子に渡されたんです。昨日の見てファンになりましたって言われたんすけど……なんのことすかね?」

 

美優「あー、昨日のはかなりバズってましたね…」

 

八幡「バズ?入浴剤?ライトイヤー?親方、空から女の子が?」

 

美優「昨日比企谷君が仁奈ちゃんと一緒に“あんきら!?狂騒曲”踊ってたやつなんですけど…あれが5000万再生突破したんです」

 

八幡「あれはあいつが踊ってくれるまで昼寝しないって言うから仕方なく………は?え?5000万再生?盗撮してたんですか!?」

 

 

美優「………小さい声で撮りますよって……言いました……」

 

八幡「暴論だ…」

 

美優「それにあの動画のおかげで比企谷君のTikTokのフォロワーが2000万人で日本一になりました。……おそらくちひろさんからボーナスが貰えると思いますよ?おめでとうございます」

 

 

八幡「―――そもそも許可した覚えがないんですけど……」

 

美優「“雇用契約書に書いてますのできっちり確認しなかった比企谷君が悪いです”もし比企谷君がごねるようなことがあればこう言えばいいと…ちひろさんが…」

 

八幡「……あの悪魔め。―――つーか、俺なんかの動画見て何が楽しいんですかね。そんなに愉快な顔してますか?」

 

美優「…そんなことないと思いますよ?私は比企谷君のお顔…好きですし…」

 

八幡「いや、そんな社交辞令はいいですから」

 

美優「ほんとですって!」

 

八幡「いやいや、ほんとに大丈夫ですから」

 

美優「…ッ!ほら!スマホの待ち受けも比企谷君ですし!!!」

 

八幡「え?」

 

美優「あっ…」

 

 

 

 

 

単短編30分セクハラ ちひろ「あー、あそこですか。スタジオ料金が安いんです」八幡「恥じらいって知ってる?」

 

 

 

 

八幡「ラノベの取材に行きたい?どこにだよ、てかなんで俺に言うんだよ……」

 

美優「……?どうかしましたか、比企谷君?」

 

八幡「……例のプールか。確かにグラビア撮影とかにも使われてるのは知ってるがうちの事務所では避けてんだよ」

 

美優「あ、お電話でしたか。それにしても随分砕けた話し方ですね…お友達からでしょうか?」

 

八幡「―――理由?お前が一番分かってるだろ。……お前みたいになんでもかんでも結び付けてイメージする奴がいるからだよ!行くなら一人で勝手に行け!!」

 

美優「け、喧嘩はダメ…ですよ…!」

 

八幡「前にマジックミラー号見かけたからそっちも見ときたかった?知るか。勝手に一人で興奮してろ。くだらねえ用事で電話かけてくんじゃねえ!」ピッ

 

 

美優「―――もしかしてお友達ですか?」

 

八幡「……その言い方だと俺に友達がいることが信じられないみたいに聞こえますよ」

 

 

美優「……ごめんなさい。それで、なんのお話だったんですか?」

 

八幡「謝られると余計に傷つく……。まあ電話の内容はくだらない話でしたんで気にしないでください」

 

美優「……正直私もあのプールが撮影場所だったら嫌だなと思っちゃうかもしれないです。――本職の人たちには失礼かもしれないですけど……」

 

八幡「しっかり聞こえてるじゃないですか……」

 

美優「えへへ、ごめんなさい。それにその車もお散歩中に見かけたことがあるんです、ドキッとしちゃいました…」

 

 

八幡「………例のプールが何のこと言ってるか知ってるんですか?」

 

美優「あっ………」

 

八幡「本職の人たちって何のこと言ってるんですか?」

 

美優「…………」

 

八幡「何をする車か知ってるんですか?」

 

 

 

美優「わ、忘れてください!!!!よ、用事思い出したんでちょっと出かけてきます!!!!」

 

 

八幡「………かわいいな、おい」

 

 

 

 

 

 


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