デレマスとのクロスオーバー『 基本はコメディ』 作:エビアボカドロックンロール
りあむ「ああ゛ぁ~、こんなクソ暑い日に仕事とかムリムリのムリだよ~。同棲相手の早寝早起きに合わせてて夜まである仕事は辛いのでやめさせてくださいって生放送で言ったらハチサマ怒るかな~。―――まあ同棲相手もいないし早寝早起きなんてここ数年したこともないんだけどさ……。はぁ、やむ」
あきら『だめデス!あっ、そこはビンカンなんデス…!!』
八幡『はっ!関係ねえよ!どうせ入っちまえば一緒なんだろ!!おら、もっと入れてやるよ!』
あかり『ご、ごめんねあきらちゃん!怖くて見てることしかできない私を許してほしいんご……』
りあむ「え、え?ハチサマ?事務所で事案??……って言ってる場合じゃない!止めなきゃ!!!」
あきら『ほ、ほんとにだめデス!ビンカンなんです!壊れちゃうぅぅぅ!!!!』
あかり『ごめんねあきらちゃん!!ほんとにごめんね!!!!』
八幡『はっ!遅かったな、また入れちまったよ!!』
―――バンッ!!!!
りあむ「ちょっとハチサマ!!!!事務所で何してるんだよう!!!!」
八幡「つーかこのタイプのごみ箱は中で繋がってるからどっちから入れても関係ないんだよ」
あかり「んーー?ほんとだ!これじゃビンと缶のどちらから入れても同じんご!」
八幡「な?さも分別してますみたいな空気だしてこっちに要求するくせして自分は袋一枚にまとめて楽しようとするその気持ちが気に食わねえんだよ」
あかり「でも、それならどうして始めからビンとカンって一緒にしないんご?」
八幡「さーな。ビンカンって書いてたら敏感と勘違いして興奮する馬鹿がいるからじゃねえか?」
あかり「敏感でどうして興奮するんご??」
あきら「違うんデス!!!!!!」
あかり「わわっ!びっくりしたんご!」
八幡「急にどうしたんだ……?」
あきら「全然違うんデス!!ほんとはきっちり分けたいんデス!なのに間違って捨てる人が多くて中で袋を分けてもそれが混ざってしまって入ってるから両方を分別しなおさなきゃいけないんデス!せっかく二つ入れ口があるのにもう一度分別してと二度手間になるんデス!だから現状では中を一緒にせざるを得ないんデス!それでもいつかみんながリサイクルの心を持ってごみを捨てられるようになった時のために!そんな日が来ると信じて入り口がビン・カンで分けられているんデス!!!!!」
八幡「………すまん」
あかり「私も気を付けるんご。周りで見かけても注意するんご……」
あきら「まったく……、環境保護は一人一人の意識が大切なんデスよ?」
八幡「……勉強になったわ。―――お礼に甘いもんでもどうだ?もちろん辻野も」
あかり「やったー♪りんごパフェ食べるんご~♪」
あきら「むー、モノで釣られるのは気になりますが……せっかくなのでごちそうになります…」
りあむ「―――1回も目すら合わない……だと…?」
ちひろ「廊下で同棲相手とか生放送とか言っているのが聞こえたのでお灸を据えたんだと思いますよ?」
りあむ「うひぃっ!!ちひろさんずっといたの!!?」
ちひろ「ちなみに私は比企谷君があきらちゃんの敏感なクリを触りながら雑に入れようとしてるのをあかりちゃんに見せつけているんだと思って聞いてました」
りあむ「ちひろさんにも軽く無視されるうえにとんでもなく下品な想像を聞かされた!!てゆーかそう思って聞いてたならなんで止めないのさ!!?」
ちひろ「ふふ♪冗談に決まってるじゃないですか。―――ほら、りあむちゃんも早く行ってきたらどうですか?どうせ比企谷君も下で待ってくれてると思いますし」
りあむ「えっ、やっぱりそうかな!?なんだよハチサマ~ツンデレスキルLv1かよ~ よし!それじゃあ行ってきまーす!」
ちひろ「―――ふぅ。本当は“ついに比企谷君が快楽を教え込んで本格的にアイドルを堕としにかかってるなー”とか考えてたのは内緒ですね……」
りあむ『え!!ハチサマどこにもいないよッ!?ぼくのこと待ってくれてるんじゃなかったのかよう!!!』