ダイの兄妹になりました。   作:単三水

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昨日課題が終わりました。


デルパ!イルイル!(前編)

「見に行こうよ!」

「うん!」

ダイは口笛を吹いた。ヒョルルルルーッという音に気づき、マーマンがざばぁ‼︎と海の中から顔を出した。

「ゴメちゃん、ちょっと待ってろよな」

「ピーッ」

「多分すぐ戻ってくるから!」

ダイとリエルは、そう言うと崖の上から飛び降り、マーマンの上に着地した。マーマンへのダメージが大きそうだが何故か1ダメージも受けてなかった。流石である。

 

「マーマン、あの船まで頼むよ!」

「おおおおー〜ん!」

マーマンは物凄い勢いで船へと泳ぎ出した。そして、あっという間に船まで泳ぎ切り、

「あ〜っ‼︎や、やっぱり本物だあ‼︎」

ダイがぴょんと船に飛び乗った。

 

(なんか…めっちゃ怪しくないか?)

この時船に乗っていたのは、ドラクエ3の格好をしているギザギザ頭の青年、若い僧侶、見た目中年の戦士、くるくる髭の魔法使いだった。

(勇者は目つき悪いし、戦士はなんか…言っちゃ悪いけどバカっぽい顔してるし…魔法使いはなんか胡散臭い髭生やしてるし…僧侶は特に無いけど)

そんな風貌でも、ダイはまだ自分とリエル以外の人間を知らないから無警戒に向かって行ったが。

『なんか、いかにも悪役っぽい感じだよね』

(ま、まぁ人は見かけによらないって言うし…)

 

ダ「ほ、本物の勇者さまですね!すごいや‼︎」

勇者の格好の青年は剣を抜こうとしたが、僧侶に止められた。

(ほら〜絶対ヤバイやつだよー)

僧侶が話しかけてきた。

僧侶「ぼうや、嬢ちゃん、あなた達は…?」

「おれっ、ダイです‼︎」

物凄く意気込んでいる。

「えっと、リエルです…」

胡散臭さを感じながらもちゃんと返事はする。

僧侶「あの島の子?」

「うんっ!」

「はい」

(ええいっ、もうどうにでもなれっ!)

リエルは一応警戒はしながら話を全部ダイに任せる事に決めた。もうぶっちゃけ話をするのがめんどくさくなったのだ。リエルはコミュ障である。詳しく言うと、2人で話すのは全然平気なのに、3人以上になると話についていけなくなるタイプという感じだ。皆を引っ張っていく勇者の兄妹がコミュ症とは、結構危機感を持ったりするが、まぁいいだろう。

 

そんなこんなで話は進み、僧侶が言うモンスターの保護の為にみんなを集める事になった。

ダイが集合の笛を吹くと同時に、島中のモンスター達が集まってきた。

「これで全部?」

「うん、ほとんど」

僧侶はスライムを指差して言う。

「ほら、これのもっとキレイなヤツがいるでしょー?」

「ああ、ゴメちゃんか⁉︎」

「ゴメちゃん?」

リエルが口を挟む。

「ああ、ゴールデンメタルスライムっていう種類なんですけど、長くて呼びにくいですし」

『話を全部ダイに任せるんじゃなかったんだ』

(だってこのまま行くと私空気じゃん)

「あいつ人見知りするからな…おれが連れてくるよ!」

ダイは物凄い速さで走って行った。

 

「ところで、名前って何て言うんですか?」

そう言うと、ロモスから来た勇者でろりん、戦士へろへろ、僧侶ずるぼん、魔法使いまぞっほという返事が返ってきた。

(ええっ、なにその名前⁉︎)

親は何を思ってその名前を付けたのだろうか。もしもそんな名前を付けられたら改名したくなる。

『…ふふっw』

ちょっと笑いが出てしまった。

(ちょっと待って、これどうやって返事返したらいいの、いい名前ですねって言ったら絶対ダメだし)

リエルが返答を迷っている間に、ブラスがやってきた。

 

「み、みんなどうした⁉︎何事じゃ?」

集合の笛が鳴った事で困惑しているようだ。

「ほう、鬼面道士が一匹生き残っていたか…」

(は?)

いくらモンスターとはいえ育ての親をただのモンスターみたいにいわれるとイラつく。

「お前…やっぱり偽物だなぁっ!」

急いで距離を取る。

(何処かに武器がわりになるものは…⁉︎)

今のリエルはほとんど丸腰。素手では攻撃力が全く無い上に、攻撃呪文は無し。ホイミと二フラムとピオリムぐらいしか覚えていない。

「貴様らは誰じゃ!何しに来た⁉︎」

「…うるさいジジイだ…‼︎」

 

その瞬間、でろりん達の攻撃が始まった。モンスター達を斬って斬って斬りまくって行く。この光景を見て普通の人ならば悪いモンスターを退治する善人に見えるだろう。だが、何もしていないのに攻撃されるこちらにとっては迷惑以外の何者でも無い。ブラスにもその魔の手が及んだ。

「ぐっ⁉︎」

「じいちゃん⁉︎」

今まで小さな島に一緒に住んでいた者達が傷つけられていく。メラで焼かれた者、バキで裂かれた者、一刀両断された者もいる。

「…っ!」

『早く、早く回復呪文をみんなにかけるんだ!』

(わ、分かった!)

《ホイミ!》

傷ついたモンスター達を癒していくが、その間にまた他のモンスターにダメージが入っていく。これではらちがあかない。その時、ゴメちゃんを連れて来たダイがこっちに向かって来た。

 

「大丈夫だよ、相手は勇者さまなんだぜ」

ダメだ。もしかしたら、ダイにも危害が加えられるかもしれない。リエルはとっさに叫んだ。

「ダイ!逃げて‼︎」

だが、目の前の光景がショックだったのか、それとも遠すぎたのか、ダイにその言葉は届いていなかった。

「や、やめろぉっ‼︎」

そして、傷ついているブラスは

「ダイ…逃げろっ!」

と呼びかけたがダイはブラスの方に寄って来た。そして、その前にずるぼんが立ちはだかる。

「ウフフ、ぼうや、ごくろうさん」

そう言って、ゴメちゃんをぶんどった。

「ご褒美をあげるわ!」

《バギ》

風の刃がダイを切り裂いていく。

「ついでに貴方も」

《バギ》

風が迫ってくる。

「うわああっ」

「ぐうっ!」

まともにくらってしまい、ダイは気絶してしまい、リエルは満身創痍だ。

「さあ一気にかたづけて引き上げだっ‼︎」

でろりんの手にエネルギーが溜まっていく。

「あああぶない‼︎みんなふせろっ‼︎」

《イオラッ‼︎》

ドガアアッと大きな音を立て、呪文が発動した。

 

ニセ勇者でろりん達がさらって行ったゴメちゃんを助ける為に、ダイ達はみんなを魔法の筒に入れた後作戦会議をしていた。

「許せない!ゴメちゃんをさらっていくなんて!」

「でろりん、イオラ使ってたよね。という事は一応それなりには強いわけで…」

「?でろりんって誰?」

あっ、そうかとリエルはダイが偽者達の名を知らない事を思い出し、説明する。だいたいの情報を話した後、思考にふける。

(普通だったら、イオラ使ってるから31LVぐらいあるはずなんだけど…)

この世界の呪文の常識は色々違う。メラ系<ギラ系だったり、ルーラの使い手がごく僅かしか居なかったりする。(5ではイベントがあるまで使えなかったからそれでも合ってるかもしれないが)先輩に聞いてみたところ、『でろりんは13LVだよ』

という返事が来た。

(何で分かるんですか…)

『それはまぁ、秘密ってヤツ?』

(えぇ…)

「武器はどうしよう?木の剣とか流れ着いた錆びた剣とかしか無いけど…」

「あとは手作りの棍棒とか?」

「こ、棍棒かぁ…」

そう、圧倒的に攻撃力のある武器が足りない。そして、でろりんはわりと殺傷能力のありそうな武器を持っていた。

「よし、ゴメちゃん奪還が最優先!不必要な戦闘はしない!弱点とかは一応行った先で4人の中の誰か…まぞっほかずるぼんを尋問して聞き出そう。武器は…」

『現地調達!もしも戦闘になったらそこら辺にいる兵士からちょっと借りれば良いじゃん!まあほとんど無理やりだけど』

(極悪犯不可避)

「じゃあ武器は現地調達で」

まあ他に案も無かったしいいだろう。

 

「用意はいいか⁉︎」

「うん、まだ動けるやつはみんなつめこんだよ」

「必ずゴメちゃんを取り戻してくる!」

そして、ブラスは一つの魔法の筒を差し出して来た。

「これはわしが昔魔王よりゆだねられたものだ、何が入っているか恐ろしくて開けたことがない。はるかな時空の彼方より来たれりものと聞くが…」

(魔王より委ねられた⁉︎)

それはつまり、魔王軍で結構重要な役職にいたのでは無いのか。

(スッゴ…)

まあそれはいいとして。

「もしもの時使ってみるがいい」

「ありがとう!じいちゃん‼︎」

ダイはそれを懐にしまい、他の魔法の筒を持って呪文を唱えた。

《デルパッ‼︎》

2匹のキメラが筒から出てきて、それにダイとリエルが飛び乗った。

「よーし、たのむぞキメラ‼︎」

「お願いね!」

「キエエエッ‼︎」

親友を取り戻すため、ダイとリエルはこのデルムリン島を出るのだった。

 




二重人格の影が薄い…アレ…?コンナハズジャナイノニ…
この小説は中学の担任を喜ばせたくて書いてるんですけど、果たして見つけてくれたでしょうか。
因みに一回目に書いた時はめっちゃ軽いストーリーでした。羽毛のように軽かったです。そのまま世に出していたら悪い意味でとんでもないことになっていたでしょう。危なかった。

タイトルの「ダイの兄妹になりました。」は日本語が不自然というご指摘を頂き、改めて考えてみると「確かにそうだな…」と思ったのですが、タイトル変えるか変えないか皆さんの意見に委ねたいと思います。期間は私が次話を投稿するまでです。尚、選択肢「別にどっちでも良いかな〜。」以外の投票数がゼロ、もしくは同点だった場合今まで通り「ダイの兄妹になりました。」にしようと思います。ご協力お願い致します。

  • 「ダイの兄妹になりました。」で!
  • 「ダイの妹になりました。」で!
  • 別にどっちでも良いかな〜。
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