私、小日向未来は転生者だ。この表現が正しいかどうかは知らないけど、そんなことはどうでもいい。
大切なのは、私は今まで何度も死を迎え、その度に恐らくは並行世界の小日向未来として生まれ変わっていると言うこと。それこそ何百、何千でも足りないくらいに。
これが思いのほか厄介で、何度も何度も似たような場面に出くわすはめになる。ライブの事件なんて最たる例。さすがに何度も経験すると、どんなに凄惨な事件でも何も感じなくなる。せいぜい「そういえば今日だったな」と思うくらい。
それでもまだ転生が百に届くくらいまでは、誰がどの事件を起こすか分かってるんだから「よりよい未来にできるはず」なんて考えて頑張ってた気がするけど、結局やめてしまった。
どんなに頑張っても次の世界ではまた振り出しに戻るし、何より私が動いたことがかえって裏目に出ることがあまりにも多かったから。その頃の享年が16になることの方が少なかったといえば、それがどれだけ困難なことだったか理解してもらえるかな?
とにかく
そうして頑張るのをやめたら、無意味に繰り返される人生を生きる意味が見いだせなくなっちゃって、いつか
でもそんなに自殺してたら当然のように飽きてきちゃって、でも死への衝動は残ってたから、死ぬ瞬間になにか別の刺激を求めて、ものは試しと
そしたらこれが結構癖になって、
1番のお気に入りはフロンティア事変で神獣鏡を纏ったときに絶唱を使用すること。LINEKERで無理やりあげた急造品が絶唱なんて使ったら、どうなるかなんて火を見るより明らかだよね。
二課組はもちろん、F.I.S組もそれはそれは驚いた表情をしてくれるから最っ高にゾクゾクしちゃって、何度も
まあそれにも飽きちゃったから、とりあえず死ぬことはやめることにした。今思えば最低なオナニーだよね。
それからは何かを極めるのに費やすことにした。最初は陸上、その次は音楽。了子さんが月を壊さない世界線では櫻井理論を学んだり、二課と錬金術師が手を組んだ世界線では錬金術も習った。緒川さんに忍術を教えて貰ったこともあるし他にも色々。
この頃が1番楽しかったかな?でもそのおかげで今は大抵の事はなんでも出来てしまう。転生したら身体に染み付いた技術はなくなってしまうけど、知識はそのまま残るし、また身体に覚えさせればいいだけだから師事する人がいなくても自力で習得できる。
そして学びたいことを一通り学んだあとはそれを使って色んな人生を歩んでみた。やっぱり身につけた技能は1度は使ってみたいものだよね。
今までの人生だと櫻井了子を上回る天才考古学者として生きてみたり、錬金術師として生きてみたり、時には世界中を敵に回す大立ち回りを演じてみたり。新しい刺激を求めて色んな立場の色んな
今回の人生はどう生きようかな?久しぶりに二課に所属するのもいいかもしれないけど、最近の人生は戦ってばかりいたから、一般人として平穏に過ごすのも悪くないね。まあどう生きるにしろ神獣鏡は確保しないとなぁ。結構戦闘以外にも使えて便利なんだよね、アレ。
「みくぅ!ちゃんと話し聞いてよぉ!」
「はいはい。聞いてる聞いてる。昨日のご飯美味しかったって話でしょ」
「ぜんぜんちがうよ!もう、みく〜!」
とりあえず、頬を膨らませて私不機嫌ですアピールしてる