ハリケンレッド
出典 忍風戦隊ハリケンジャー
順番 1番目
色 赤
正体 椎名庸介
決技 疾風流剣技・疾風斬
1
「て事が有ってさ。」
「おかげでハリケンジャーは王国の方から指名手配されちまった。」
まあ元々ハリケンブルーはルカ達と悪徳貴族の館に盗みに入ったりした時に結構な頻度で使ってたから元々だけど。
まさか三人合わせて50000000エリスになるとは思わなかったが。
「アンタたち人が寝込んでる間にとんでもない事してるのね。」
まだちょっとダルそうな水の女神様が横になるベッドの横で俺、七海総一と頼れる後輩の佐藤和真は昨日の顛末を女神に聞かせていた。
ついでにこいつが暴れた夜何があったか、とか。
「それで、いくつか聞きたいことが有るんだが、
いいか?」
「ええ。」
まずレンジャーキーについて。
これは俺の予想通り、俺たちが元々いた地球とは別の地球で悪の軍団から世界を守っていた正義のヒーローたちの力を凝縮したもの。
そしてモバイレーツとあの黒いモバイレーツは
「私も知らないわ。黒くない方は説明できるけど。
まずソウイチの使う金に銀のラインの方はモバイレーツの大本。
使うレンジャーキ-の使用者との相性まに関わらず100%のパワーを発揮できるわ。」
「じゃあ和真のは?」
「相性がもろに出るわ。
ものによっては半分もポテンシャルを出せないけど、
本当に相性のいいキーは100%以上の性能を発揮できる。
例えばカズマがやってるみたいに各レンジャーの大いなる力の一部を武器にして変身前でも使えたりね。」
「これそうだったの!?」
驚きながらブリンガーソードを引き抜く和真。
となると、彼が夢で会った結城凱という男は本家本元ブラックコンドルだったのかもしれない。
「それで、あの黒いのは?
お前の使った感じでいいから教えてくれないか?」
「そうね……あれには私と相性最悪の大地の呪詛が仕込まれてた。
いくら私の浄化能力でも弱体化している今なら防御に集中してない間に仕込まれたら抗うのは難しいわ。
かなり高度な呪いだったし。
おかげで免疫下がって人生で初めて風邪ひいたわ。」
「つまり魔王軍か?」
「私に無理やりアレを握らせた奴もそうなんだと思う。」
そうなるといよいよ敵さんもこっちにターゲットを絞ってきてることになる。
「どうする和真?お礼参りにでも行くか?」
「その日の飯代で手いっぱいの俺たちがですか?」
流石に今の戦力では現実的とは言えない。
だけど何もしない訳にはいかない。
「アクア。俺たちは取り合えずめぐみんに総一さん達となんかクエスト受けてくる。なんか欲しいもの有るか?」
「シャワシャワ。」
「酒なんか病人に飲ませられるか!
ジュースで我慢しろ。」
「なによ!カズマの癖に……いえ、カズマだから意見するのよね。分かったわ。」
「「え゛?」」
「何よ……私だって大人しくする時ぐらいあるわよ?
それから七海総一」
「なんだよ?」
「……悪かったわね、尻拭いまかせっきりで…」
「・・・・・・お前、黒いモバイレーツに仕込まれてた呪詛まだ脳に残ってんじゃねーの?」
「何よ揃いも揃って失礼ね!ほら出てって!
アンタ達といると治りが遅くなるわ!」
2人を追い出し、アクアは寝返りを打って再び眠りについた。
2
「なにここ?」
私、アクシズ教の御神体にして水の女神アクアは目を覚ました瞬間、そこらじゅうピンクの謎空間にいたわ。
「ここはあなたの夢の中!
天界のあなたの殺風景な部屋そっくりだったから芳香ちゃんの魔法で素敵な空間にしてあげたよ!」
そう言って小躍りしながら出て来たのは
「その衣装…あなた魔法使い?」
「そ、魔法戦隊マジレンジャーのマジピンク!」
おそらく後輩のエリス辺りが気まぐれで死者と賭けでもして負けたんだろう。
きっとカズマが会ったと言う結城凱の仕業だろう。
もう待ちきれないと言った様子で芳香はアクアに近付き
「素敵ないい子選んだね!
同じ魔法使いとしてはお父さんと同じ烈火のエレメントのあの子を応援したいけど、頑張ってねアクア様!
これ、私のレンジャーキー!」
そう言ってマジピンクのキーを渡す芳香。
「……!?いや待ちなさいあなた何か勘違いしてない?」
「うんうん分かるわアクア様!
初めての恋って素直になれない物よね?
でも安心して。このキーを託すからには恋のキューピットである私がついてるも同然!」
「いやそうじゃないわよ!
まさかアンタ私がカズマに惚れてるとでも思ってる訳!?」
「違うの?」
「違うわよ!なんで女神の私が!?
一勇者候補と!?ある訳ないでしょ!?」
「ほぼ毎日一緒に夕飯食べに行って隣で寝てたのに?」
「それは不可抗力って言うか!」
「あれくらい素敵な人はそう居ませんよ?」
「だ・か・ら!」
「はいはい終わりませんから!」
そう言って割って入ったダークグリーンの上着の茶髪の男は
「あんたは救急戦隊ゴーゴーファイブの!」
「ゴーグリーンの巽鍾です。」
ピシっと敬礼し、レンジャーキーを渡す。
そして最後に
「我々にできるのはここまでです。」
「ティラノレンジャーゲキ!あなたまで!」
一体どうやって!?そう問いただすと三人ともバツの悪そうな顔をして
「いや、ブラックコンドルの結城凱先輩がズルしてエリス様に七回連続ポーカーに勝った褒美ってことで…」
「七回目で遂にばれちゃってたけどね。」
「それまで俺たちもエリス様も全く気付かなかったが…」
全くエリスってば情けないわね。
それで無駄にパットの癖に肩張ってるから女神の約束を反故にできないとかで七回分我儘聞かされたの何回か分がこれって訳ね?
「俺たちの力、あなたに託します。役立ててください。」
「ええ。有難く受け取っておくわ。」
そして私は目を覚ました。
怪人紹介 その7
ゾンビメーカー
出典 この素晴らしい世界に祝福を!
地位 なし
武器 ゾンビ(最大3体)
備考 悪霊