スーパー戦隊このすばフォース   作:伊勢村誠三

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レンジャー紹介 その8

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出典 獣拳戦隊ゲキレンジャー
順番 1番目
色  赤
正体 漢堂ジャン
決技 激獣タイガー拳


この銀髪盗賊からスキル伝授を!

1

「アクア様ふっかーつ!」

 

翌日の昼、俺たちは全快したアクアと、新たに仲間になったダクネスと共にクエストを受けにギルドに向かったが

 

「カズマ!カズマ!」

 

「カズマです。」

 

「白狼の群れの討伐!一撃一撃がすさまじく気持ちい」

 

「却下。病み上りがいるんだ。

駄目に決まってるだろ。」

 

「くぅ!正論で無碍にされるのもまたっ!」

 

「カズマカズマ!」

 

「カズマだよ。」

 

「これはどうですか?一撃熊の討伐!」

 

「それこの前ジョーさんがやりに行こうって言って総一さんとリアに全力で止められてた奴じゃねーか!

ダメに決まってるだろ!」

 

「カズマカズマ!」

 

「カズマです。」

 

「これとか良いじゃない!

鏡から出て来る人食いモンスターの討伐!」

 

「それ作者の前作な!

このssちゃんと世界観新しくなってるからな!

ていうか、いつもより危険な依頼の方が多い気がするんだが、なんでだ?」

 

俺は依頼選びを三人に任せて他の冒険者たちから話を聞くことにした。

 

「それでなんか知りませんか?」

 

「そうだな、俺が聞いた話だと魔王軍の幹部がこの辺りに引っ越してきたらしくてさ。

それで行動隊も結構な数付いて来たらしくてな。

それで弱いモンスターは怖がって隠れちまったらしいぞ。」

 

俺は礼を言って三人の元に戻る。

 

「て、ことらしい。」

 

「そうか、だとするともうジャイアントトードの討伐ぐらいしか残ってないぞ?」

 

めぐみんは兎も角アクアが拒否反応を起こしたのでその日はクエストを受けないことにして

 

「なあ、気になったんだけど皆はどんなスキル持ってるんだ?」

 

この三人の持つスキルの中で俺でも使えるような物はないだろうか?

因みに総一さんのパーティーは総一さんがマジイエローのキーを使い続けた影響で使えるようになった雷魔法が中級までで、それ以外に身体強化系のスキルを取っていて、

ジョーさんも同じようなラインナップだ。

あの人はスキル無しでもかなり強いが。

リアは神器便りの事が多いからあまりスキルを取ってないとか。

 

「そうだな。私は各種異常耐性、

物理耐性など防御スキルは大方全て取っている。

鎧なしでもそこらのモンスターの殻より硬い自信があるぞ?」

 

「攻撃系スキルは?」

 

「取らない。簡単に勝ててしまってはつまらないからな。

もっとこう、ギリギリで踏ん張って蹂躙されてしまう感じがたまらな」

 

「よし分かっためぐみんお前はどんなスキルを持ってる?」

 

「もちろん高速詠唱や爆発系魔法威力上昇など最高の爆裂魔法を撃つためのスキルです!」

 

「中級魔法とかを取るつもりは?」

 

「ありません。浮気はしませんから。」

 

「そうか、これからもこのパーティーの最高火力(切り札)として期待してるぞ。」

 

「はい!」

 

「くぅ!同じ一点特化なのにこの扱いの差、いい!」

 

勝手に興奮してるダクネスを無視して俺はアクアにも問いかける。

 

「お前はどんなスキル取ってるんだ?」

 

「私?最初からレベルもスキルポイント高かったからプリーストスキルと宴会芸スキルと水系魔法は全部取ったわ。」

 

「水系魔法!いいじゃんそれ!

後で総一さんから雷魔法教えて貰えば組み合わせたりで応用できるかも!

教えてくれよスキルポイント少な目でお得なやつ!」

 

俺の期待の込めた顔に気を良くしたのか、

アクアはコップを取り出す。

 

「・・・しょうがないわねー。言っとくけど、

私のスキルは半端ないんだから!

本来ならそう簡単にホイホイ教える物じゃないんだから!」

 

なんだか無駄にもったいぶった言い方。

ちょっとムカつくが教えを乞う身なのでここは我慢だ。

 

「それじゃあまず、クリエイトウォーター!」

 

アクアは初級の水生成魔法、正確には空気中の水分を純化してかき集めてるんだろうけど。

で、コップに水を入れる。

 

「さ、まずはこれを頭の上にのせて。

落とさないようにね?」

 

少し人目は気になったがまあこれからお得なスキルを教えて貰う訳だから我慢だ。

 

「そこに一発でこの種を指で弾いて入れると~~あら不思議!コップの水を吸い上げて種はニョキニョキと……」

 

「だれが宴会芸を教えろって言ったこの駄女神ぃい!」

 

「ええーーーーー!?」

 

何故かショックだったらしいアクアはテーブルに撃沈した。

しょんぼりしながら種を手で転がし始める。

 

「あっはっはっは!面白いね君!

君がダクネスが入りたがってたパーティーの人?

有用なスキルが欲しいなら盗賊スキルなんてどうかな?」

 

急に横から話しかけて来たのは、

隣の席に座った革の鎧を着た女の子だ。

 

ほおに小さな刀傷が有るちょっと擦れた感じだが、

サバサバした明るい雰囲気の美少女だ。

 

(あれ?どこだったかな?この子見たこと有る気が…)

 

「クリス!」

 

「ダクネス知り合いか?」

 

「ああ。私の友人でな。そうだな、

防御スキルを取らないつもりなら是非クリスに盗賊スキルを教わると良い。

罠発見、罠解除、敵感知などスキルポイントが少なく済むスキルばかりだからな。」

 

「今ならクリムゾンビア一杯でいいよ?」

 

クリムゾンビア一杯でスキル伝授。

親切で言ってくれてるみたいだし、

それに総一さんのパーティーと違ってうちには盗賊いないし丁度いいだろう。

 

「すいませーん!この人に冷えたクリムゾンビアを!」

 

 

俺たちは冒険者ギルドの裏の広場に出ていた。

途中で会った総一さんにジョーさん、リアも一緒に立ち会っている。

 

「さて、まずは自己紹介だね。

私はクリス。見ての通りの盗賊だよ。

そっちの三人は?」

 

「俺は七海総一。冒険者。

相性良かった雷魔法と火の初級魔法以外はそこのジョーと同じラインナップを取ってる。」

 

「ジョー・ギブケン。正進怒涛流の剣士だ。

職業はソードマスター。五刀流までなら使えるぞ?」

 

「私はリアです。特技は歌で、職業はランサー。

神器頼りなんであんまり強いスキルはとってないです。」

 

「我が名はめぐみん!

紅魔族最高の魔法の使い手にして爆裂魔法を操りし者!」

 

「私はダクネス。クルセイダーだ。

硬さには自信が有るから遠慮なく肉壁として使ってくれ。」

 

「うっす!佐藤和真です!職業冒険者!

よろしくお願いします!」

 

しっかりと挨拶を終え、俺のためにみんながスキルを見せてくれた。

え?アクア?落ち込んだまま動きそうになかったから置いて来た。

 

「まずは俺の雷魔法だな。

と言っても和真には初級のこれしか使えないと思うけど。」

 

そう言って総一さんは手を軽くグーパーするとジョーさんの首筋に向けて指を向ける!

 

「いったぁ!何する!?」

 

「実演なんだからやって見せなきゃ。

ムカデに刺された程度には痛いだろ?」

 

「・・・・・ああ、それじゃあ俺の筋力強化スキルも見せないとな!」

 

「え?いやジョー?

それは背骨が折れぎゃああああああーーー!!」

 

……よし。雷魔法と筋力強化はオッケーだ。

 

「え、えっとそれじゃあ私のスキルですね!」

 

リアが見せてくれたのは俊敏強化スキルだ。

最速の職業に相応しいスピードを上げるスキルで、

軽快なダンスの様なステップを披露してくれた。

 

「最後に私の盗賊スキルだね。

取り合えず敵感知と潜伏やろうか。

ダクネス、ちょっと反対向いてて。」

 

そう言われて反対を向いたダクネスから離れて、

歩いて行った先にあった樽に入り、

上半身だけを出し、小石を投げる。

ダクネスの頭に当たった。振り向く瞬間に樽に隠れる。

………まさかこれが潜伏スキル?

 

「潜伏スキルは触れてる人にも使えるよ!

次に敵感知、敵感知……!

ダクネスの怒りのカオスをひしひしと感じるよ!

え?いやまって怒ってる?怒りすぎじゃない?

わ、分かってるよね?これはスキルを教えるために仕方ないやあああああああああああああああ!

ぐるぐるぐるぐるまわってるぅううううううう!!!!!!!!!!!!!」

 

隠れていた樽ごと転がされて悲鳴を上げるクリス。

こんなんでスキル習得できるの?

 

 

「そ、それじゃあ最後に窃盗(スティール)だね。

これは一押しのスキルで、相手のレベル差や使用者の幸運値にもよるけど、相手の持ってる物をどんなものでも一つ奪うことが出来るスキルだよ!

例えば相手の武器とか、大事にしまってる切り札とか!」

 

おお!それは期待できる!

俺は幸運値だけはブッチギリで高いんだ。

それを生かせるのなら強力な武器になってくれるだろう。

 

「それじゃあ早速やってみよっか!スティール!」

 

クリスの手が光り、俺のポケットが軽くなる。

 

「ああ!俺の財布!」

 

「どう?いいでしょスティール。それじゃあ財布は……」

 

そこでクリスはニヤリと笑い

 

「ねえ、ここは一つゲームをしない?」

 

「ゲーム?」

 

「カズマがスティールを使って私から持ち物を一つ奪っていいよ。

この薄い財布より私のほかの持ち物の方が服一つでも高価だしね。

何を盗ってもこの財布と交換。どう?」

 

な、なんだそれは!この世界に来てから変身して洗脳されたアクアと戦ったり魔王軍と戦ったりしたけど、冒険者同士のそれでは一番冒険者らしいかんじだ!

こういうのをやりたかったんだ!

 

「ほう、見ものだな。」

 

「いいのか?法律に触れないか?」

 

「俺らが黙ってりゃいい。」

 

五人は観戦に回るらしい。

干渉してくるつもりはないらしい。

 

「よし乗った!何盗られても泣くんじゃねーぞ!」

 

俺は冒険者カードを取り出し、スキル欄を見る。

 

雷魔法(初級) 1ポイント

水魔法(初級) 1ポイント

潜伏      1ポイント

敵感知     1ポイント

窃盗      1ポイント

筋力強化    2ポイント

俊敏強化    2ポイント

花鳥風月    5ポイント

 

………この花鳥風月ってまさかアクアのあの宴会芸か?

たいそうな名前だしスキルポイント高っ!

これ一個で今あるスキルポイント全部使っちまうじゃねえか!

俺は1ポイントで済むスキルを全部取る!

 

「よし、覚えたぜ!行くぞ!」

 

「いいねいいね!今なら財布が敢闘賞、

大当たりはこの魔法を付与したダガー。

40万は下らない逸品だからね!

で、外れはさっきダクネスにぶつけるように多めに拾っておいた小石だよ!」

 

「ああ!きったねぇ!そんなのアリかよ!」

 

「これも授業の一環だよ。どんなスキルも万能じゃない。

こうやって対策可能だし、そこのお兄さんみたいにスキル無しでも強い人だっている。

覚えておきたまえ。さ、行こうか!」

 

畜生再認識したよ!

ここは弱肉強食の世界。

日本の様にはいかない、騙される奴が悪い世界だ。

 

「でも俺、勝てない賭けと納豆だけは食べない。

やってやるぜ!運の強さ見せてやる!スティール!」

 

半分は凱さんからの受け売りだが啖呵を切ってスキルを発動!

俺の手にないかが握られる。

一発で成功してくれたらしい。

俺はそれを広げてマジマジと見つめる。

それは…

 

「え?あれってまさか…」

 

「い、衣類も持ち物に含まれるのか…」

 

「な、なんと!」

 

「カズマ…変態にジョブチェンジしたんですかね?」

 

その三角形の布は間違いなく!

 

「やったぁああ!当たりも当たり!大当たりだぁああ!!」

 

「い、いやあああああ!

パ、パンツ返してぇええええええええええええええええっ!」

 

「ぎゃははははっははははは!

和真!もっぺんやってみろよ!今度は上が取れるかもよ!?」

 

「ナイス総一さん!それじゃ早速!」

 

「や、やめてぇええ!財布なら返すからぁあああ!」

 

スカートを抑えたクリスの絶叫はきっと街中に響き渡ったことだろう。

 




怪人紹介 その8

スゴーミン

出典 海賊戦隊ゴーカイジャー
地位 戦闘員
武器 腕に内蔵されたエネルギー弾
備考 武器腕
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