ブルードルフィン
出典 超獣戦隊ライブマン
順番 3番目
色 青
正体 岬めぐみ
決技 ドルフィンアロー
1
キャベツ狩りから数日。
俺たち冒険者に報酬が支払われた。
「分かんねえ。なんでこうなるんだ?
キャベツで小金持ちになっちまった。」
「そんなに?
私らはモンスターの相手してたからそんなに貰えなかったわ。」
そういって話しかけて来たルカさんの指には新しい指輪がはめられている。
そりゃ金もなくなるわ。
「まあ、俺もそんなに多くないな。
あぶく銭だしさっさと使っちまうか。」
「ソウイチお前本気か!?
60000エリスだぞ!そんな一気に何に使うんだ?」
「この前付けにした分を引いても550000エリスは余るから…また酒かな?」
「・・・俺が飲ませといて悪いが、
お前な、金は酒のためにいるんじゃないぞ?」
「ああ知ってる。金は天下の回り物だ。
だからどっかに回って行かないうちに使っちまうのさ。」
「金の切れ目は縁の切れ目だぞ。
リア、お前はどうする?」
「槍が古くなってきたので買い替えようかと。」
どうやら総一さん達のパーティーは大体金の使い方を決めてるらしい。
俺は、特に決めてないな。
「カズマカズマ!」
「ダクネス?どうした?」
「この前の報酬で鎧を新調してみたんだが、どうだ?」
「なんか、成金の悪趣味って感じになったな。
ボンボンが見栄で着てそう。」
俺が思ったままを述べるとダクネスは以外にもしゅん…と項垂れて
「カズマはいつだって容赦がないな。
私だって素直に褒められたい時ぐらいあるんだぞ?」
なんだこのめんどくさいドМ。
会って一週間足らずで分かる訳ないだろ。
「それより問題なのはあそこで新品の杖に頬ずりしてるアイツじゃないか?」
そう言って総一さんが指さす先を見ると
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……。
この、魔力溢れるマナタイトの杖…たまらないです!
これでキーの力も上乗せして爆裂魔法を放てば!」
あの爆裂脳は何やら高ぶって仕方ない。
あの調子ならレンジャーキーを使って爆裂魔法を撃っても歩いて帰ってこれるんじゃないか?
「なあ、マナタイトって魔力増幅器の事か?」
「いや、絡繰りじゃない。鉱石だ。」
「少量でも効果が有って、
今回の報酬ならまあまあの量買えるかな?」
と説明する2人。
それにほー、とうなずく俺、総一さん、リア。
「あとはアクアだけか。」
「アイツも結構取ってたし、それなりの報酬」
「なんでなのよぉ!
あれだけ取って5万ぽっちってどうゆう事よ!」
・・・またなんかあったらしいアクアは受付のお姉さんにつかみかかっている。
「そ、それが!非常に申し上げにくいんですが…
アクアさんが取ったのはほとんどがレタスで!」
「なんでレタスが混じってるのよ!」
「わ、私に言われてもぉ!」
2人の叫び声がギルド中に響き渡る。
それを聞いて冒険者たちは大半が
「そんなのあるの!?」
って顔をしてたが総一さんは
「ぎゃーっはっはっはっはっはっは!
なんだそれ!?レタス!?レタスってなんだよ!
お前自称水の女神からレタスの女神に名前変えろよ!
そのレタスにも転ばされて泣かされてたけど!
はーっはっはっはっはっは!美味しいよなレタス!
お前も好きだからよって来たんじゃないかレタス!
あっはっはっはっはっはっ!」
「ソウイチ……」
「貴方って人は…」
「もう!もう少しリーダーらしく振舞って下さい!」
「そんな!そんなこと言ったってさ!
だってレタスだよ?」
「………ッ!----ッッ!
ゴッドブロォオオオ!」
「ぎゃふん!」
豪快に殴り飛ばされた総一さんはガラスを突き破って飛んでいった。
ジョーさん達は助けに行こうともしない。
「ああああ!どうしよう!
これじゃあ頑張った意味が無いわ!」
机に突っ伏し泣き出すアクア。
しかしすぐ切り替えると後ろに手を組んで俺の方に寄ってきた。
「か、カズマ様?今回の報酬はおいくら万エリス?」
「ざっと1000000」
「「「「「「ひゃ、ひゃく!」」」」」」
驚きたじろぐ五人が下がったが、アクアは前に出て
「ねえカズマ!アンタって、こう……えっと、えっと!
良いとこいっぱいあるわよね!
例えば……ほら!あーー、、きっちり意見するとことか!」
「褒めるところが思い浮かばないなら褒めるな。
言っとくけどもう使い方決めてるから一銭も貸さないぞ?」
「お願いよカズマぁあああ!
私今回の報酬が相当になると踏んで有り金全部使っちゃったの!
つけも100000ぐらい貯まっちゃってるの!
つけ払える分だけでいいから!
お願いよカズマ!カズマさーん!
アナタだけが頼りなの!可哀そうな私を助けてよ!
かっこいいブラックレンジャー!」
本当に後先を考えない女!
抑えたこめかみがジンジンと痛い。
「お前なあ…今回の報酬は山分けにしないで各自の分でって言いだしたのお前だからな!?
と言うか、いい加減拠点が欲しいんだよ!」
「別にいじゃない!
拠点持ってる冒険者なんて窓の外のアイツぐらいじゃん!」
それはその通り。
持ってる総一さん達が特別、
言い方悪いが奇特で、普通は馬小屋暮らしだ。
だけどレンジャーキーを持つ以上、誰でも入ってこれる馬小屋では防犯上よろしくない。
「だ、だけどぉ……」
「はあ、アクア言わせてもらうけど、
定住も出来ず、まともに自分で財産も管理できない様な奴が魔王なんて倒せるのか?
お前帰りたくないのか?」
流石に皆の手前、天界という単語は使わなかったが意味は伝わったらしく、ピシッと動かなくなるアクア。
「例えばジョーさんにめぐみん、あとダクネス。
三人とも合理的とは言えないが自分なりに自分の一番の武器を理解してそれを伸ばしている。
使い勝手は悪いけど、
ある局面ではまあ違いなく役に立つ。」
私の事をそんなふうに?
とでも言いたげにうれしそうに満面の笑みを見せるめぐみん。
子どもは素直でよろしい。
ダクネスとジョーさんはめぐみん程素直じゃ無いが、嬉しそうだ。
「それに比べお前はなんだ?
出来ることと言えば回復魔法。
近接戦闘向きじゃないから通常戦闘ではとてもレベルは上がんない。
しかも自己管理も出来ず、強い冒険者たちを纏めるようなリーダーシップも無し。
時々悪乗り過ぎるけどしっかりあの三人を纏めてる総一さんややるべきところでしっかりアシストしてくれるルカさんやリアより役に立ってると言えるか?
ま、いいさ。
回復魔法だけで魔王に挑みたいならまず馬車に乗れるお小遣い貯めなきゃな。
商店街の親父がコロッケの売り子探してたぜ?
応募してみれば?
面だけはいいから採用されるかもよ?」
そこまで言ってアクアの方を振り向くと、目に涙を溜めに溜めたアクアが光る、拳を…
「ゴッドブロォオオオオ!」
「へぱぁあああ!」
想いきり殴り飛ばされた俺は転がりながら地面に倒れ伏した。
「いいわよ!つけぐらい自分で払ってやるわよ!
たまには元なんたらの実力でも見せてやろうじゃないの!
アンタの前に大金を積んでやろうじゃないの!
カズマなんていなくても出来るわよ!ばーーか!
女子に殴られて死ね!」
俺は一切身体を動かせないからわからないが、
アクアが何やらまだ怒鳴り散らしながら去って行くのが分かった。
「な、なんで?」
「いやカズマ。仮に事実だとしても私でもあそこまで言われればああするぞ。」
「正論は暴論より人を怒らせる。だな。」
2
ようやく回復した俺、七海総一は、ぶち破った窓を弁償すると三人の元に戻った。
和真たちはと言うと、アクアは1人で依頼を受けて残る3人は手頃な物件を探しに行ったらしい。
「さて、俺らはどうしようか。」
「どうするも何も、もう手ごろな依頼は残ってないぞ。」
なんでもこの先の丘を登ってきた所に有る廃城に魔王軍の幹部が来たせいらしい。
「……ん?待てよ。じゃああのレタスの女神が一人で受けられるようなクエストって…」
「さっき和真さんが言ってたように商店街のバイトぐらいしか…」
少し嫌な予感がしないでもなかった俺は受付のお姉さんに聞いてみた。
「なあレディ。さっきこんぐらいの身長の青い髪の泣き虫プリーストが依頼を受けていかなかったか?」
手で高さを示して、分かりやすい特徴も説明する。
「アクアさんですか?
でしたらお一人で湖の浄化に。」
湖の浄化。
なるほど確かにプリーストにしか受けられないクエストだ。
「ヤバイな。」
「ヤバイですね☆」
「ルカさん?」
「え?あ……んっんん!
兎に角、それだったら助けに行った方がいいわね。」
「助けに?」
「穢れてるとは言えただの湖なんじゃないんですか?」
「そうゆう場所には好んで住むモンスターがいる。」
「しかも群れでね。
浄化すればどっか行っちゃうけどそれまでは永遠追いかけっこよ。」
「……どうします?」
「ふむ、そうだな……」
3
「うぅぅ……うう!カズマの馬鹿!
あんなにボロクソ言わなくてもいいじゃない!
私を誰だと思ってるのよ!
アクシズ教の御神体にして水と癒しの女神アクア様よ!
あんな口をきいたことを後悔させてあげるんだから!」
私は、アクアは胸にたまったモノを全部そこらに吐き散らしながら湖を目指したわ。
もうそうでもしないと色々我慢できなくなる気がして、兎に角!
私は歩いて歩いて湖を目指したわ。
それでその途中で
「ドッゴーーン!いいから寄こせ!」
1つの村が魔王軍の小隊に襲われていたの!
(赤いスゴーミン?
初めて見るけど行動隊長はいないみたいだし、私でも!)
「やめなさい!」
私は略奪を続ける魔王軍の前に飛び出して言ってやったわ。
「私はアクシズ教の御神体にして水と癒しの女神アクア!
これ以上私の目の前で乱暴狼藉続けようものなら女神の鉄槌くらわすわ!」
「はぁ!?何言ってやがる?
頭のおかしいアクシズ教徒の相手などするだけ時間の無駄だ。
ゴーミンども!」
「「「ゴー!」」」
私はまず向かってきたゴーミンの殴打を避けてその汚い尻に一発蹴りを入れてやったわ。
次に来た奴は腕を蹴り上げて武器を離したところを奪ってあのダサいバケツ頭を殴り付ける。
そして最後に着た三体目はいなしただけだった最初の一人が戻って来た時に盾にして二人まとめて蹴り倒す!
「こんなものかしら?」
「ほう、頭はおかしいが冒険者としては中の上って所か。
ゴーミンども、ここは俺がやる。押収を続けろ!」
「略奪の間違いでしょ!」
私は渾身の左ストレートを繰り出す!
「ふん!悪くないが所詮女の細腕だ!」
「嘘でしょ!」
腕を掴まれた私は脛、膝、脇と蹴りを食らい
「いったい痛い!髪を掴まないで!あぎゅう!」
事も有ろうに私の御尊顔を殴りやがったわこいつ!
もう手加減してやる必要はないみたいね!
「こんのぉ!……ゴッドブロー!!!」
「そんなもんか!」
赤いスゴーミンは槍を取りだして稲妻を繰り出した。
「う、うわああああああーー!!!」
流石のダメージに私は吹っ飛ばされたわ。
幾らこの服が神衣で、この羽衣が一級品の神器でも私に合わせてスケールダウンしてるわけだから流石に防御面ではあんまり当てにならない。
「ふん!
そこらの冒険者にしてはよくやったと言ってやるが、
所詮そんなもんか。ゴーミンども。
後はお前らで適当に楽しんで捨ててやれ。」
バケツ頭達がまるで寝る前にごそごそしようとする時のカズマのような目で私を見てくる……え?いや嘘でしょ?
ま、まさかそんなエッチな漫画みたいなことしないわよね?
いくら原作の私が抜けないからってそれは無いわよね?
「い、いやぁ!ヤダ助けて!
スカート引っ張らないで!助けてカズマ!
カズマ様ーー!!」
「呼んだかアクア!フリーズ!」
目の前のゴーミンに氷結魔法を浴びせながら現れたのは、
真後ろのゴーミンにラリアットを浴びせながら現れたのは。
横のゴーミンにキックを浴びせながら躍り出たのは、
「カズマ!ダクネス!めぐみん!」
「遅くなってすまん!」
「一人で突っ走るからですよ。
パーティーなんですから私たちも道連れにしてください!」
そう言って私に手を差し伸べる2人…私泣きそう。
「ひっぐう…ありがとう、あ゛り゛がどぉ゛お゛お゛!」
「泣く元気が有るんならお前も戦え!
たく、おいそこの茹蛸みたいに真っ赤なの!
女から無理やり……奪おうとするなんて持てない奴のすることだぜ!」
そう言ってモバイレーツを取り出すカズマ。
「その神器は!ゴーミンども!奪え!」
赤いスゴーミンの命令でカズマに向かって突っ込んでくるゴーミン
「正進怒涛流、真空十字斬り!」
「おらおらどいたどいた!」
「はぁ!はぁ!」
「はぁああああああ!」
二本の海賊刀を構えたジョーが、
黒鞘の細い両刃剣を構えた総一が、
潜伏スキルを使って死角から現れたルカの矢が、
リアの薙刀がゴーミンをせき止める!
「貴様らは、賞金首の逆賊ども!」
たじろぐ赤いスゴーミンに堂々と告げる総一。
「おい色違い。
あのポンコツ女神は俺の後輩の玩具なんだよ。
勝手に遊んだからにはなぁ、
しっかりレンタル料払ってもらうぜ!」
そう言って私とめぐみんにモバイレーツを投げてよこす。
「感謝しますソウイチ!」
「うお!貸一つにしてあげるわ!」
そして私、めぐみん、カズマと並んだところで。
「そこのクルセイダーさん!」
「私か?」
「これを!」
村の神父らしき男がダクネスにもう一つモバイレーツを投げてよこしたわ。
「これをどこで!?」
「つい数日前エリス様の信託と共に」
「感謝をささげよう。」
ダクネスも加えた四人で並び立つ私たち。
私とダクネスは総一からレンジャーキーを受け取り
「ダイナブルー!」
<ダーーッイナマン!>
めぐみんはダイナブルーに。
「デンジスパーク!」
<デーーッンジマン!>
カズマはデンジブルーに
「爆竜チェンジ!」
<アーーッバレンジャー!>
ダクネスはアバレブルーに
「ブルードルフィン!」
<ラーーッイブマン!>
私はブルードルフィンに変身!
「スーパー戦隊!」
「「「「ブルーレンジャーズ!」」」」
さあ、反撃開始よ!
怪人紹介 その9
ドゴーミン
出典 海賊戦隊ゴーカイジャー
地位 親衛隊隊員
武器 槍
備考 行動隊長より強い