ありふれた悪魔狩人《DEVILHUNTER》で世界最強 作:ヴェルザ・ダ・ノヴァ
ありふれた原作世界に行く!?
綺麗な青空の下。澄んだ空気と朝の鳥の鳴き声が聞こえてきそうである。
この日、ハジメは雫とユエを連れてある場所に向かっていた。
「……ハジメ、まだ?」
「もう結構歩いてるわよ?」
ユエと雫の言葉を聞いて、前を歩いていたハジメは背後を向いた。
「あともう少しだ。頑張れ〜、昼は奢ってやるから」
ハジメの「奢り」という言葉に二人の目がキラリと光った。
「ハジメ、早く行く!」
「さあ、ダッシュダッシュ!」
「・・・お前等、現金過ぎねえか?」
そうして着いた場所は、商店街にある一軒の建物だった。その建物は二階建てになっており、両開きの入り口がある。窓は見える数では計4枚ほどあり、アメリカンの様な作りの建物だ。入り口の上では光っていないネオンサインが掲げられている。
ハジメはズボンのポケットから鍵を出してその建物の鍵を開けて扉を開けた。
中には、ソファやビリヤード台に机のセット、ジュークボックスにガスコンロや水道、冷蔵庫完備のキッチンもある。しかし、どれも埃だらけだった。天井の角には蜘蛛の巣が張られてある。
「はあ……やっぱ一年も開けてりゃこうなるか……」
ハジメはそう言いながら建物に入った。二人も恐る恐る入っていく。
「…ハジメ、ここどこ?」
ユエの質問にハジメは苦笑いしながら背後を向いて答えた。
「えっ〜と、俺の………だ」
「「え?」」
途中、聞こえなかったのかユエと雫は聞き直す。
「だから、俺の事務所だ。デビルメイクライの事務所!」
そう!実はここ、ハジメが買った事務所なのである!二人は建物から出て、さっきはよく見なかったネオンサインを見てみると『Devil May Cry』と確かに書いてある。
「「え、えぇーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」」
あの後二人は事務所に入って、取り敢えず事務所の換気をすることになり、三人で窓を片っ端から開けていった。
「この事務所すご過ぎよ…」
「んっ、二階にはベッドとかもあった」
二人は完全にダウンしているのか、膝に手をついて「ゼェ、ハァ」している。
「おいおい、二人とも。まだこれからだぞ?」
「「え?」」
「この事務所、大掃除すんだからな」
「「え、えぇーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」」
本日2度目の「ええーー!?」である。
その後、三人は手分けして事務所を掃除することになった。ハジメが二階を全部やり、二人は一階の掃除である。ちなみに、なぜ三人かというと、ハジメ曰く、
『他の奴らは全員用事があんだとよ』
との事だった。雫とユエは今日ほど他の嫁〜ズとその他デビルメイクライメンバーやクラスメイトを恨んだことはないだろう。
そんな中、ユエがある部屋の掃除中にある物を拾った。それは様々な色のアミュレットが嵌め込まれた腕輪だった。
「なんだろう、これ?」
ユエはそれが気になりハジメに聞きにいった。
一方で、雫は自分の担当場所が一段落つき事務所のオフィス?にやって来くると、既に掃除を終えたハジメがおり、二人で話していた。
「そういえば、ハジメ」
「ん?どした?」
「この事務所、どうやって買ったの?」
雫の質問にハジメは律儀に返した。
「空いている建物がないか不動産で探して、見つけたのを即金で買ったんだ。アメリカで稼いであった金を$から¥にしてな」
「へえ〜」
そんな世間話をしている二人のところにユエがやってくる。
「ハジメ」
「ん?どうし、げぇッ!?」
ハジメはユエの方を向いた時、視界にアミュレットリングが入って一歩下がった。
「ユ、ユエッ!それをそーっと床に置くんだ。いいな、そーっとだぞ!?」
ユエはそれを聞いてそっとリングを床に置こうとする。だが、突然ユエがくしゃみしてリングを落としてしまい、リングが床に当たる。すると、突如リングが光り出して事務所内を光で覆い尽くす。
「ああ!?やっちまった!?」
「え!?」
「ん!?」
そして、事務所から三人が消えてしまった。
そうして三人は、またも異世界に召喚、正確には異世界に送られた。雫とユエは一緒なのだが、ハジメとは逸れてしまった。
雫とユエが落ちた場所はどこにでもある公園だった。ただし、自分の世界と瓜二つの公園である。そしてちょうどそこには
「「え?」」
極太の眉、腕、胸板、胴、足。何もかも巨大で、かつ、こゆ~~い顔のどう見ても筋肉ギガ盛りの男なのだが、身に纏うのはふりふりワンピース。三つ編みの髪にはピンクのリボンをした漢女にドンナー&シュラークを連射しているハジメと、何やらダー○ベイダーの衣装を着たゴリマッチョの(※一応)女性を庇う様に立っている雫と香織がいた。
それをベンチの影から雫とユエが見ていた。
「ここって並行世界?」
「……私、やっちゃった?」
などと話していた。
そこに、突然ハジメの銃弾(※ゴム製)が飛んで来て雫のすぐ横を抜けていったことにより、雫がキレた。
「あったま来た!」
「シズク、止まってえー!」
ユエの怪力でも雫は止まらず、ハジメと漢女の間に次元斬を抜き放つ。
「ハアァァァ……セイヤアアア!!」
その声を聞いてやっと五人がやっと気づいた。その五人の目線には、閻魔刀を抜き、エネルギー状の刃をハジメと漢女ことクリスタベルに向けて放っている雫とそれを止めようとして雫の腰を掴んでいるユエがいた。
「「「「「え!?八重樫!?/雫!?/雫ちゃん!?/私!?」」」」」
「「「「とユエ!?/ユエちゃん!?」」」」
五人は混乱している!特に四人が混乱している。ダー○ベイダーの衣装を着た女性
閻魔刀を抜いている雫は、ハジメに向けて再度、次元斬を放とうとしている。銃弾の怒り、恐ろしや。
「シズク、タンマああ!とまってえ!!」
ユエが止めようとしているが、やはり雫は止まらない。
そこに、香織の手刀が雫の首に落ちて気絶させた。
「これでいいのかな?」
「というより、なんで私がもう一人いるの!?」
「「さあ?」」
四人が話している隙に、ユエは雫を担いで退散しようとするが肩を掴まれ、背後を振り向くとニッコリ顔のハジメがいた。
「で、おめぇ誰だ?」
「グエッ」
その顔は一気に魔王の顔になり、ユエも気絶した。
その結果、クリスタベルと香織は不動明を連れて消え、原作世界のハジメと雫が、ユエと雫を南雲家に運んだ。その時に、南雲家は大パニックになってしまい沈静化するのに三十分かかった。
「う、ううん」
数時間経ち、ユエが目を覚ます。
「あ!異世界のユエさん、起きましたね!」
そこにはリアルウサミミの兎人族シア がいた。
「ん?シア ?じゃあ今までのは夢?」
ユエはそう考えたが、すぐにその考えを改める。なぜならシア の隣に不思議そうに自分を見ているユエがいるからである。
「貴女達、誰?」
原作世界のユエの質問をユエは一から全部話していった。
ハジメの事務所を三人で掃除していた事、その時にユエがアミュレットリングを見つけた事、それを間違えて落として起動させた事を話した。
「と、いうわけで」
ユエの説明が終わり、全員が頭を悩ませ始める。
「ぜんっぜん信じられねぇな、にわかには」
最初に口を開けたのはハジメだ。
「確かにそうですねえ。そちらのハジメさんが保管していたリングでこちらの世界に来るなんて」
「いやはや、驚きじゃのお!」
シアと竜人族のティオがそう言う。
「あ、そういえばなんで雫は俺に攻撃したんだ?」
「ハジメのドンナーの銃弾が、雫の真横を飛んでった」
この言葉にハジメは冷や汗かきながら「すまん」と謝った。
それを聞いて全員が一筋の汗を流す。
「そっちの世界の雫さんは、おっかないですね」
「「「「「「「うんうん」」」」」」」
「酷くない?」
原作世界の雫の心にダイレクトアタックによる1000ダメージ!
その後、今後の方針について話していった。現状はハジメを見つけるのが最優先である。
「ユエさん」
話し合いが終わったところにシア がユエに声をかける。だが、今「ユエ」という人物は二人いる訳で。
「「え?」」
「あ、異世界の方の」
と、お決まりのパターンが起こった。
「で、なに?」
「ハジメさんのいそうな場所って思いつきませんか?」
ユエはそう聞かれて頭を悩ませる。そして数ヶ所思いついた。
「楽器屋さん、車屋さん、本屋、またはストリートでギター弾いてると思う」
「「「「「「「「ええーーーーーー!?」」」」」」」」
その解答に全員が驚いた。
一方で、香織はあの後、クリスタベルと離れてショッピングモールに来ていた。
「え〜と、買うものは」
香織が買う物を確認しようとしてるところに歓声が聞こえて来る。香織は気になったので、歓声の発信元を探して、たどり着いた。なにをやっているのか気になり、最前列の方へ行くと、
「え!?」
そこには『ウルトラソ○ル』を歌いながらエレキギターを弾いているハジメがいた。
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