ありふれた悪魔狩人《DEVILHUNTER》で世界最強 作:ヴェルザ・ダ・ノヴァ
DMC4の事件が終息(ダンテ37歳、ネロ17歳)→ハジメ誘拐される(ハジメ10歳)→半年後ハジメ兄貴2人に救出される(ハジメ10歳、ダンテ38歳、ネロ18歳)→2年間ハジメ鍛えられる(ハジメ12歳、ダンテ40歳、ネロ20歳)→DMC5で再開(ハジメ17歳、ダンテ45歳、ネロ25歳)
こんな感じかと思います!ではどうぞ!
2人の迷宮攻略は進んでいく。既に時間の感覚がない2人だが驚異的なスピードでここまで来たのは間違いない。それでも幾多の困難があった。
第三階層ではフラム鉱石が溶けて天然のタールプールと化していた。
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フラム鉱石
艶のある黒い鉱石。加熱により融解しタール状になる。融解温度は約摂氏50度、タール状のとき
に約摂氏100度で発火する。その熱は摂氏3000度を超える。燃焼時間はタール量に比例する。
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そのため銃火器が封印された。だが、2人には剣があるため大した問題にはならなかった。そこに住む魔物はタールの中を泳ぐサメだった。気配感知を無効化して来たが、魔力感知にヒットし即ベヒモスに首を斬られた。
次に第二十六階層では毒で形成された痰を吐き、それを霧状に散布して階層全体を毒エリアにしていた虹色ガエル、そして麻痺成分を含む鱗粉をばら撒く1メーターサイズのモ○ラに接敵した。ハジメは状態異常無効で両方とも無効化し、雫もタールザメの時に覚醒した状態異常無効で事なきを得た。
この二体だが、なぜかモ○ラの方がカエルより美味かった。
次の第四十二階層は密林のラビリンスだった。そこでは巨大ムカデと樹が相手だった。
ムカデだが木の上を移動しており、降ってくるのである。しかも見た目がグロ過ぎて雫は腰が抜け涙目になっていた。と言うよりも泣いていた。ガチで大泣きして、ハジメの背中にそれは凄いくっ付いていた。ハジメは仕方なく、それを我慢して(何を我慢していたかは言わない)ドンナーを神速連射した。
どれだけ撃とうが、〈銃弾自動装填〉でいつのまにか勝手に装填されるので、ハジメは集中して連射している。
(ネタバレになるが、オスカーの宝物庫の装填の仕方に近い)
更に〈銃弾虚無錬成〉の効果で1度認識した銃弾は素材がなくても作成されるのでどれだけ撃とうが、気にしないで済むのだ!認識用に1発だけ銃弾を手作りする必要があるが…
それでムカデを最速で仕留め惨殺した。このムカデは本来は三十体に分裂するのだが、ハジメは恋人の為にそれを発動させる前に全ての甲殻部分に銃弾を当て正確に分裂する三十体を全て始末した。
次に樹だが、これはトレントモドキと言った方がしっくりくる。しかもこの魔物、蜥蜴の尻尾切りの様に自分の頭に実ってる果実を投げてくるのである。その果実だが、見た目はリンゴで味がスイカという某グルメ時代の世界から来た?と勘違いするほどに旨いのだ。
これを喰った時に2人の眼が正確には瞳孔が爬虫類のように縦に細められトレントモドキを見つめて追いかけ始めるということが起きた。それもそのはず、この迷宮を攻略し始めて初めて肉以外のモノを喰ったので無理はない。
結果、この階層のトレントモドキは完全に絶滅した。絶滅させた張本人達は抱え切れないほどの果実を手に入れてホクホク顔だった。持てないのは袋に入れてバッグに括り付けた。
オルクス大迷宮 奈落 第五十階層
そうして2人は五十階層に到達した。ここで2人のステータスを見てみる。
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南雲ハジメ 17歳 男 レベル56
天職:
筋力:5617[ソードマスター発動時:+4000][魔人化+5000]
体力:5692[魔人化時:+5000]
耐性:5637[ロイヤルガード発動時:+4000][魔人化+5000]
敏腕:5724[トリックスター、ガンスリンガー発動時:+4000][魔人化時:+5000]
魔力:6281[魔人化時:+5000]
魔耐:6281[ロイヤルガード発動時:+4000][魔人化時:+5000]
技能:火、雷、氷属性適性・全属性耐性・状態異常無効・魔力操作・胃酸強化・纏雷[+放雷]・天歩[+縮地][+空力][+豪脚]・風爪・夜目・遠目・気配遮断・剣術・格闘術・剛力・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・全武器適性・精密射撃[+銃弾自動装填][+必中][+部位破壊]・錬成[+銃弾虚無錬成][+鉱物系鑑定][+精密錬成][+鉱物系探査][+鉱物分離][+鉱物融合][+複製錬成][+圧縮錬成][+高速錬成][+自動錬成][+イメージ補強力上昇]・スタイルチェンジ・全スキル全アビリティ・
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八重樫雫 17歳 女 レベル35
天職:魔剣士
筋力: 1241
体力: 1312
耐性: 1351
敏捷: 1471
魔力: 1361
魔耐: 1621
技能:火、雷、氷、光属性適性・全属性耐性・状態異常無効・剣術[+斬撃速度上昇][+抜刀速度上昇]・魔刀術・縮地・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・魔力遮断・精密射撃[+銃弾自動装填][+必中]・隠業・魔力操作・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+豪脚]・風爪・夜目・全スキル全アビリティ・言語理解
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2人は、この五十階層で作った拠点で剣術銃術や格闘技、錬成の鍛錬をしながらとある事に躊躇していた。階下への階段は既に発見しているのだが、この五十階層はどう見てもイレギュラーな場所があったのだ。
というのも、あるエリアに高さ3メートルの豪華な両開きの扉が設置されており、そこを守るかの様に二体の石像が置かれている否、埋め込まれている。ここを見つけた瞬間、これはヤバイとハジメは悟り一旦引いたのである。
「ねえハジメ」
「ん?どうした雫?」
「なんですぐに、あそこ行かなかったの?」
「前に、仕事でああいう扉があって開こうとしたら、上からスマッシュが落ちて来まして…」
「あ、体験談ね」
という事で、ハジメはドンナーをホルスターに入れ、ベヒモスを背中に背負う。雫も閻魔を腰に下げ、新たにハジメが錬成したドンナーと同じ能力を持つネロの銃〈ブルーローズ〉の白色版〈サリエル〉をサイドホルスターに入れる。荷物は拠点に置いておく。
「さてと、どんなお宝があるのかなッ」
「これで何もなかったら、次元斬モノね」
そう言って2人は扉のある部屋へ向かった。
「どう?ハジメでも無理そう?」
「わかんねえな。こんなの地球はもちろんのこと、魔界でもトータスでも見たことがない」
ハジメは王立図書館にある本を全て読んだがそれでも、魔法陣の式を全く読めないのは少し異常である。
「更に、この扉の年季からして軽く200年以上はあるな…」
「相当古いのね…」
そこでハジメは開き直り少し下がる。
「しゃーない。こういう時の兄貴流」
ハジメはそう言って背中の魔剣ベヒモスを引き抜いた。
「その名も『気になったら壊せ』ッ!!」
ハジメは空力で飛び、魔剣ベヒモスで扉を石像ごと切り刻んだ。その際、その石像が魔物化しサイクロプスになって登場してたが2秒で斬り刻まれるという残念賞モノになる。
サイクロプス、南無三ッ!!
そうして扉が(強引に)開いた。そこで雫があるモノを見つけそれに手を伸ばす。それはサイクロプスの肉から出てきた魔石だった。
「……ハジメ。これ使うんじゃない?」
「え?・・・ま、まあ、開いたしいいだろ」
雫はハジメをもの凄いジト目で見つめている。ハジメが目を瞑って顔に滝の様な汗を流しているが気のせいだろう。それはさておき、そんなこんなで2人は部屋に入っていった。
その部屋は聖教教会に似た作りをしており、床や壁は大理石の石造りで造られており太い柱が縦二列に並んでいる。その奥には正方形の物体が浮いており、部屋に光が差して反射し、つるりとした光沢を放っている。
ハジメはその物体を凝視すると何かが生えている事に気づいた。更に気配感知と魔力感知を使用しているため、正体は丸わかりだ。
「…人間?それも女の子か?」
その生えている何か否、女の子はハジメの声に反応して顔を上げる。
「……だれ?」
弱々しく掠れた声。
下半身と両手を立方体の中に埋めたまま上半身と顔だけが出ており、長いブロンドヘアーがが某ホラー映画の女幽霊のように垂れ下がっていた。そして、髪の隙間から低高度の月を思わせる紅眼の瞳が覗いている。年の頃は十二、三歳ほどと思われる。随分やつれて垂れ下がった髪でわかりづらいが、美しい容姿だということがよくわかる。
「…………はあ、嬢ちゃ「すみません。間違えました」雫!?」
ハジメが女の子に色々と聞き出そうとする前に雫が切り上げようとする。それをハジメが慌てて止める。
「じょ、嬢ちゃん!ちょっと待っててくれよ!」
そう言ってハジメは雫と肩を組んでコソコソ話に切り替える。
「おい、雫。どういう訳で帰ろうとしたんだ!?」
「だって、前に何かで見たんだもの!あれって何か封印されてたんでしょ!?だとしたらヤバイじゃない!」
「それぐらいなら、俺だって気づく!アイツを魔力感知で見たが衰弱してどうやっても俺たちを捕まえられねえよ」
「それに」
そう言ってハジメは女の子の方に歩み寄っていく。
「この子の目が本気で助けを求めてる。なら」
そこでハジメは一区切りして息を吸う。
「助けるのが俺の仕事だ!前に兄貴達が俺にしてくれた様にな!!!」
ハジメは錬成を全魔力をそれに回して始めた。赤黒い稲妻が迸る。だが、その立方体は拒むかの様に錬成を弾く。それでも当たって砕けろの精神で錬成を続ける。
「まだだ、まだまだあああ!!」
ハジメは更に魔力を注ぎ込んだ。それにより周りはすでにハジメの魔力で全体が赤くなっている。そこから更に魔力を注ぎ込んで幾分か経って、やっと融解し始める。
「魔力全開だ!持っていきやがれ!!」
今や、ハジメ自身が紅い輝きを放っている。全力全開の魔力放出で、持てる全ての魔力で錬成をして女の子を解放し始める。
少し膨らんでいる胸部が露わになり、そこから、腰、両腕、太ももと彼女が埋め込まれていた立方体が流れ出す。彼女の裸体はやせ衰えていたが、どこか神秘性を感じさせる美しさがあった。そして、体の全てが解き放たれ、女の子は地面にペタリと女の子座りで座り込んだ。どうやら立ち上がる力がないらしい。
「はあ──!疲れたあああ!」
そう言ってハジメも倒れ込む。その左手には
「だが、これが中に入ってたとはな」
ハジメは左手を上げた。その握られたものは、青みがかかった黒い鞘に入った柄が白く刀だった。
「閻魔刀か……」
ハジメはあぐらに座り直し、刀〈閻魔刀〉を抜く。その刀身は青みがかかった白色の刃。まさにスパーダがダンテの兄〈バージル〉に託した刀と同一物だった。
「なんでここにあるかは知らねえが、使わしてもらうぜ。雫!」
ハジメは閻魔刀を雫に渡した。
「え!?私!?」
「ああ。お前のほうが似合ってるしな」
ハジメは次に女の子の方に近づいていった。
「さて、嬢ちゃん。まずはこれ着ろ」
ハジメはそう言って着ていた外套を女の子に渡す。女の子はそれを反射的に受け取り自分を見下ろす。
「……エッチ」
「……」
何を言っても墓穴掘る気しかしないので無視するハジメ。女の子はいそいそと外套を羽織る。この子は身長140センチなのでぶかぶかで、一生懸命に裾を折る姿に微笑みが浮かぶ2人である。
そして、説明が始まった。
「私、先祖返りの吸血鬼……すごい力持ってる……だから国の皆のために頑張った。でも……ある日……家臣の皆……お前はもう必要ないって……おじ様……これからは自分が王だって……私……それでもよかった……でも、私、すごい力あるから危険だって……殺せないから……封印するって……それで、ここに……」
「・ ・ ・ はあ!?そんなふざけた理由で封印されたのか!?」
ハジメはそれを聞いた瞬間、血管が浮かんだ。それもそのはず、身内が危険だから封印するは誘拐されたり囚われたりしたハジメにとってブチ切れ案件である。
ハジメは取り敢えず気を取り直した。
「はあ……他には?」
「魔力、直接操れる……陣もいらない」
それを聞いて2人は「なるほど」と頷いていた。2人は魔物を喰って、魔力操作が使えるようになった。身体強化に関しては詠唱も魔法陣もいらない。他のに関しても詠唱は不要だ。
だが、この女の子は魔法適性があれば反則的な力を発揮できる。何せ、周りがいちいちと詠唱やら魔法陣やら準備している間に魔法を連発できる、正直、勝負にならない。しかも、不死身である。絶対的なものじゃないにしても、普通にチートである。例えるならアリとゾウである。
聞くことを終えたハジメはビンに入れた神水を飲む。その手を少女が握ってきた。
「……ありがとう」
「どう致しまして。と言っておく」
腕に力を入れて握り返す。女の子はそれに反応して、再びギュギュと握り返した。
「……2人の名前、なに?」
女の子が囁くような声でハジメに尋ねる。そういえばお互い名乗っていなかったと苦笑いを深めながら2人は答え、女の子にも聞き返した。
「私は雫よ。八重樫雫。よろしくね」
「南雲ハジメだ。気軽に呼んでくれ。お前は?」
女の子は「ハジメ、シズク」と、さも大事なものを内に刻み込むように繰り返し呟いた。
そして、問われた名前を答えようとして、思い直したように2人にお願いをした。
「……名前、付けて」
「え?名前忘れたの?」
雫は可能性があり得ることを聞くが、女の子は首を振った。
「前の名前はいらない。2人が付けた名前がいい」
「「ええ……」」
名前を付けて欲しいと言われるものの、2人はそういう経験はないので戸惑ってしまう。2人が考えようとしたその瞬間、ハジメの気配感知、魔力感知に魔物がヒットした。
場所は……真上!
ハジメは2人を抱きかかえて縮地し岩陰に隠れる。その直後、魔物が降ってきた。
「コイツを逃がさないための罠か…」
その魔物は体長5メートル、4本の長い腕、その先にはハサミを持ち、八本の足が動いている。そして二本の尻尾の先端には鋭い針がついていた。まるで〈歩く巨影 ギルガメス〉とサソリを混ぜた様な化け物である。
「上等!雫、行けるか?」
「もちろん!」
ハジメは雫に確認を取って女の子に神水を飲ませてから、2人はは岩陰から飛び出してハジメはドンナーを連射する。だが、甲殻が硬く銃弾が弾かれる。
「マジか!なら、初めてだがやってみるか。螺炎!!」
ハジメはこの世界に来て初めての攻撃系魔法をサソリモドキに放つ。するとダメージがあるのか少し後ずさる。ハジメはそれを見て笑みを浮かべる。
「いろいろ試してみるか……風槌!そして俺のオリジナル!怒雷!!」
「いくわよ!セイヤァッ!」
風の砲弾と雷の嵐がサソリに吹き荒れ、更に閻魔刀の本家次元斬がサソリに飛ぶ。
もはやリンチ!
これを見ていた少女は驚愕していた。見たこともない武器で、閃光のような攻撃を放ったのだ。それも魔法の気配もなく。若干、右手に電撃を帯びたようだが、それも魔法陣や詠唱を使っていない。その後の魔法も詠唱などをしていない。更に短時間でオリジナルの魔法も創り出した。つまり、2人が自分と同じく、魔力を直接操作する術を持っているということに、ユエは気がついたのである。
自分と〝同じ〟。そして、何故かこの奈落にいる。少女はそんな場合ではないとわかっていてもサソリモドキより2人を意識せずにはいられなかった。
その一方で、ダウンしているサソリモドキに雫が右手に閻魔刀を握り左手には閻魔を握ってサソリモドキを連続で斬り刻んだ。だが、やはり硬く斬れない。更にサソリモドキのダウンが終わり尻尾から棘がガトリングの如く発射される。それは少女に向けられていた。無数の棘が少女に刺さろうとする。だがそれをなにかが否、誰かが庇った。
「ぐぅうう!」
激痛の余り食いしばったが呻き声が漏れる。しかし、耐えられないというわけではない。ハジメは、今の何十倍もの苦痛を耐え切っているのだ。この程度は、心折れるには足りない。足りな過ぎる。
ハジメは、針を抜きながら少女の方に目を向ける。今にも泣きそうで口から言葉をポツリと零す。
「……どうして?」
「あ?」
「どうして二人とも逃げないの?」
自分を見捨てれば助かるかもしれない、その可能性を理解しているはずだと言外に訴える少女。それに対して、ハジメは安心させる様に慈しむような視線を向ける。
「俺がお前を助けたいから。そして雫はその俺の思いに同意してくれた。だから戦ってる。お前を見捨てる事は絶対にしない」
少女はハジメの言葉に納得したように頷き、いきなり抱きついた。
「お、おう?どうした?」
状況が状況だけに、いきなり何してんの?と若干動揺するハジメ。雫はそれを見て少し悔しそう。それをサソリモドキにぶつけようとしてる。雫がいつまで持つか分からないため、すぐに戦闘態勢に入らなければならない。
だが、そんなことは知らないと少女はハジメの首に手を回した。
「ハジメ……信じて」
そう言って少女は、ハジメの首筋にキスした。
「ッ!?」
否、噛み付いた。おそらく魔力や体力を回復しているのだろう。
だが、ハジメはそれを嫌がる事なくむしろ抱き締めて続けさせる。あまりに無反応だが、実はハジメ、仕事でイギリスに行った時に何回か血を吸われたことがあるのである。そのせいで吸血行為には慣れてしまったのだ。尤も、それ以来、イギリスに行く時は銀の弾丸の銃と銀剣を必ず持っていく様になったのだが、それはまた別の話である。
さて、そんなことを説明している間に少女の回復が終わり少女は地面に立つ。その際、ハジメを見て
「…ごちそうさま」
と言っていた。
少女の姿はさっきまでのやつれた感は完全になくなりツヤツヤと張りのある白磁のような白い肌が戻っていた。頬は夢見るようなバラ色だ。紅の瞳は暖かな光を薄らと放っている。そして、少女がサソリモドキへ手を向けると、莫大な、それはもうムンドゥス並の魔力が噴き出して辺りの闇を一掃する。そして少女は一言、たった一言呟いた。
「蒼天」
その直後、サソリモドキの上に超高熱の蒼い球が押しつけられた。余程熱いのか悲鳴を上げている。魔法の効果時間が切れる頃には背中の甲殻は砕けて地面に落ちていた。その一方で少女は肩で息をしながら座り込んでいた。
「お疲れさん。大丈夫か?」
「ん……最上級……疲れる」
「ハハッ!ま、もう終わりだしな」
そう言ってハジメがある場所を指差し、そこを少女が見る。そこには閻魔刀を構える雫がいた。
「はぁぁぁぁああああ!!」
閻魔刀の次元斬を超える〈次元斬・絶〉を雫が繰り出してサソリモドキを上から真っ二つにして絶命させた。雫は静かに刀を納刀し腰に下げる。二刀流の完成だ。
そして三人は部屋を出て行き、拠点へと帰還した。
次回は少し短めに行こうと思います。
この「ありふれた悪魔狩人《DEVILHUNTER》で世界最強」のどれを読みたいですか?
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アフターライフ
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アフターライフで原作世界に行く
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さっさと本編進めろや!
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オリジナルの零編
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ハジメのオリジン全部