ありふれた悪魔狩人《DEVILHUNTER》で世界最強   作:ヴェルザ・ダ・ノヴァ

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最近よく思う……「前編、後編」とか言いながら後編の方が文字数が少なくて「だったら一つにまとめろよ!」って自問自答してる自分がいる……


そんな訳で!どうぞ!


余談:クラスメイト、再び 後編

 天之河達が迷宮に再び挑む前、まだハジメ達が奈落に消えてから間もない時間に遡る。

 

 深夜の王宮で1人の男が何やらブツブツとつぶやいていた。

「ヒ、ヒヒヒヒャ。アイツが、アイツ等が悪いんだ。強えからって、ちょ、調子に乗るからさ……て、天罰だ。……俺は間違ってない……白崎のためだ……あんな奴に……もうかかわらなくていい……俺は間違ってない……ヒ、ヒヒ」

 その男「檜山大輔」は、暗い笑みと濁った瞳で自己弁護している。あの時、軌道を逸れて誘導されハジメを襲った火球を思い出して嗤っていた。あの時の火球をグリフォンが見ていたのも知らずに…

 

 そんな檜山の背後へ、誰かが声を掛けた。

 

「へぇ~、やはり君だったのか〜。異世界最初の殺人がクラスメイトとは……いやあ、ビックリだね〜」

「………」

「ッ!? だ、誰だ!」

 慌てて振り返る檜山。そこにいたのは見知ったクラスメイトの一人と二,三メートルはある直立不動の鎧騎士だった。

 

 その数日後、檜山は香織から、全員から信頼も何もかもを失うことになった。

 

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 BGM:Devil Trigger

「怒りの炎よ!その力、纏い顕現せよ!ウリエル!インフェルノモード!!」

 香織は左手に持つウリエルの球が光り輝き、刀身に炎を纏わせるインフェルノモードを発動させ、ベヒモスへ掛けて行く。

「炎よ!猛り狂い敵を討て!炎斬!!」

 香織はウリエルを斜めに振るい、炎で出来た斬撃をベヒモスへ飛ばした。

「グアアアアア!?」

 ベヒモスはいきなりの斬撃に後退する。それでも香織の攻撃は終わらない。

「嘆く稲妻よ!その力、纏い顕現せよ!ウリエル!ライザーモード!!」

 香織の声に反応し炎が消失すると共に、黄色の球が光り輝き刀身に黄色く輝く稲妻が走り纏われる。

「雷よ!我に仇なす者に報いを!雷電斬!!」

「グアアアアアアア!!!」

 香織はウリエルを真上に斬り上げベヒモスに電撃を流し、ベヒモスはまたも悲鳴を上げる。だが、ベヒモスもやられっぱなしではなく、香織を射程に入れ突進を繰り出した。香織はその攻撃を避け、その際に一閃食らわせる。

 

 正に絵に描いたような香織の無双劇だった。他の生徒たちはトラウムソルジャーを倒しながら呆然としている。

 

 ベヒモスに剣撃を浴びせている香織は、ある物が目に入りそちらを向く。そこにあるのは、壁に引っかかっているコヨーテRだった。

「ッ!よしッ!」

 香織は剣撃をやめ、コヨーテRの取るために走る。だが、ベヒモスが今まで攻撃ばかりされ怒り心頭であり頭が真っ赤である。比喩ではなく文字通り、〈赤熱化〉しているのである。

 

 香織はそれでも速度を緩めること無く走る。そこにベヒモスが突進してきた。香織が手を伸ばしコヨーテRを取るか、ベヒモスの突進を喰らうか……

「「白崎さん!!/香織!!」」

 浩介と龍太郎が香織の名を叫び、応援する。

 

 香織はその声に背中を押された様にコヨーテRに手が届き、ベヒモスの方へ振り向きざまに全弾クイックショットをベヒモスの頭に撃ち込んだ!それによりベヒモスはまたも、後退し頭を下げている。どうやらお疲れの様だ。

 

 そこに香織が近づき、ラファエルを両手で持ち思いっきり振り上げ、

good night♪(死になさい!) 良い夢を♪(クソ野郎!)

 と建前と本音が食い違っているセリフをベヒモスへ向けて言い、ラファエルを一気に振り下ろした。

 

 その一撃が、ベヒモスへのトドメとなり、それによりトラウムソルジャーも崩壊した。

 

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「ふうぅー。終わったあ〜!!」

 香織はそう言いながらベヒモスの死体を眺めていた。

「……もうすぐ行くよ。ハジメくん、雫ちゃん」

 香織は視線を移し、奥へと続く扉を見ながらそう呟いて、生徒たちの元へ走っていく。

 

 

 

「すごいよ、カオリン!一人でベヒモスをやっつけちゃうなんて!」

 戻ってきた香織に谷口鈴が大興奮で話しかける。浩介は端っこで頭を掻き毟って「やっぱりやり過ぎたああああ!」と叫んでいる。

「……それほどでもないよ。それに、まだまだ先が残ってるんだから」

 今までの六十五階層までの階層はマッピングが行われていたが、この先より下は、マッピングがされていない正に未知の世界だった。

 

 当然ながら敵の情報などは一切ない。彼らはそんな場所へ足を踏み入れるのである。

「さっさとアイツら連れて戻ってこねえとな!」

 龍太郎が香織の肩に手を乗せてそう言っている。それに香織は力強く頷いた。この先の向こうにいる二人を助けるため。

 

 しかし、残念ながら二人とも助けるつもりがあるのは、ここにいる人だけで三人しかいないが……

 

「よし!ここから先は俺「「私達/俺達でさっさと進むよ!/進むぞ!この先からは警戒することを忘れないで!/忘れんな!」………香織……龍太郎…」

 

 天之河が指示を出そうと声を出すが、香織と龍太郎がその前に力強く全員を鼓舞するのであった…

ミレディ・ライセンを連れていくかいかないかをアンケート取ります!

  • 連れていく!
  • 連れていかない!
  • どっちでもいいな〜
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