ありふれた悪魔狩人《DEVILHUNTER》で世界最強 作:ヴェルザ・ダ・ノヴァ
ハジメ「いや、無理すんなよ……」
それはそうと、水樹奈々様が結婚なされたぞ!!祝いだああああ!!
ライセン大峡谷に悲鳴と怒号が木霊する。
ウサミミが生えた人影が岩陰で必死に体を縮めている。あちこちの岩陰からもウサミミだけがちょこんと見えており、数からすると二十人ちょっと。見えない部分も合わせれば約四十人ほどだろうか
そんな兎人族を上空から狙い定めているのは、奈落の底でも滅多に見ない飛行型の魔物だ。姿はワイバーンというやつが一番近いだろう。体長は約三、五メートルで、鋭い爪と牙、モーニングスターのように先端が膨らみ刺がついている長い尻尾を持っている。
その魔物の名を「ハイベリア」という。
なぜ、兎人族がハイベリアに狙われているのか、それは数時間前に遡る。
今朝方、突如姿を消した女の子を一族総出で探していたのだ。一族が陥っている今の状況に、酷く心を痛めて責任を感じていたらしく、普段の元気さはなりを潜め、思いつめた表情をしていた。何か無茶をするのではと、心配していた矢先の失踪だ。その事で慎重さに欠けてしまい、捜索している途中でハイベリアに見つかってしまったのだ。
そうして、現在彼等兎人族はこうして森に隠れているのである。
そんな中、遂にハイベリアが行動を起こした。大きな岩と岩の間に隠れていた兎人族の一人へ急降下すると空中で一回転し遠心力が思い切り乗った尻尾で岩を殴りつけた。轟音と共に岩が粉砕され、兎人族が悲鳴と共に這い出してくる。そこに「待ってました」と言わんばかりに口を開けて兎人族を喰らおうとするハイベリア。兎人族全員が絶望を瞳に浮かべる。この兎人族が無残に喰われる所を想像してしまったのだろう。
だが、それは現実にはならない。
なぜなら、たった今そこに彼等を守ると契約した最強の大悪魔が到着したのだから……
BGM:Devil Trigger
ドパンッ!! ドパンッ!!
二発の弾丸が、真横からハイベリアの心臓と脳髄へ吸い込まれる様にヒットして爆散させる。その結果、ハイベリアは上半身と下半身に別れる事になった。
「な、何が……」
喰われそうになっていた兎人族がそう零していると、その場にいる全ての兎人族の耳にブロロロロロロロという音が聞こえてくる。その方向をみると、二つの見た事もない乗り物に二人づつで乗ってこちらに高速で向かってくる人影。
兎人族にはその内の一人には心当たりがあった。その少女はさっきまで探していた女の子だからだ。
「みんな~、助けを呼んできましたよぉ~!」
その聞きなれた声に、これは現実だと理解したのか兎人族が一斉に彼女の名を呼んだ。
「「「「「「「「「「シア!?」」」」」」」」」」
ハジメはキャバリエーレを走らせながら寸分違わずにハイベリアを撃ち落としていく。だが、数が多く拉致が開かないので、次の手段を取った。
「シア、降りろ」
「え!?どうやって!?」
「なに、普通にコロコロと受け身取って降りるんだ。今からコイツで空飛ぶんだからな」
「わ、分かりました!!」
シアはハジメの言葉を聞き入れてキャバリエーレから滑りる様に降りる。二、三回コロコロと転がって止まりハジメを見る。
ハジメはキャバリエーレからシアが降りると、スピードを上げて一本の木に向かってウィリー走行を始める。そのまま、前輪を変形させて棘を出し、木に刺し後輪も同じ様に変形させて棘を出して木を物凄い勢いで登っていく。
先端まで走り飛ぶと、そこにハイベリアがやってくるが、ハジメは待ってましたとばかりにハンドルを分割してキャバリエーレをバイクモードからチェーンソーに切り替えて、向かってくるハイベリアの頭蓋をキャバリエーレで挟み込み抉り散らす。その頭が無くなったハイベリアの死体を蹴って空中バク転をキメると別のハイベリアがそこに突っ込んできた。更にもう一頭も突っ込んでくる。ハジメはそこにキャバリエーレを回転しながら叩きつける。そうやってドンドンハイベリアの惨殺死体が墜落していき山を作っていく。最後にその山の頂点にハジメが着地して、ジャンプで降りてきた。
「渋滞し過ぎだな」
ハジメは笑いながらそう零した。
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「この度は誠にありがとうございます……」
そう言っているのはシアの父親であり、このハウリア族の長カム・ハウリアだ。
「いや、娘さんからの依頼でな。この度貴方方の護衛をやらせていただく『デビルメイクライ』の南雲ハジメだ。よろしく頼む」
ハジメはそう言って右手を出し、カムがその手を握り握手する。
そうして、ハジメたちは移動を開始した。その際、ハジメがシアによく注意していたが、どこか気にかけている様な感じを雫とユエは感じ取っていた。
峡谷の出口に近づくなか、シアはハジメに対してある疑問をぶつけた。
「あの…ハジメさん」
「ん?どうかしたのか?」
「いや…その…本当にいいんですか?」
突然の言葉に疑問符を浮かべるハジメだったが、シアは不安げな表情で質問する。
「恐らくまだ帝国兵はいるかもしれません…そしたら、ハジメさん達は帝国兵と…同族である人間と戦うのですか?」
「人間と戦うのは嫌いだが、いざとなれば」
「「殲滅するのみ」」
ハジメの言葉をそこから二人が引き継いでそう言った。
案の定、峡谷の出入り口とも言えた階段を上りきった先には、大型の馬車が数台に野営の跡、そして30人ほどの軍服で統一されていた屈強な男達…帝国兵の姿があった。
「おいおいマジかよ。兎人族の連中生き残ってたとはな…隊長の命令で仕方なく残ってたが、こいつぁいい土産になりそうだ」
指揮官らしき兵が驚いたような口調で語ると、先頭に立つハジメに目をつける。
「なんだあのガキ共…兎人族と同行してるってことは…ああ!」
納得したような顔をする指揮官。
「お前ら、奴隷商人か。わざわざ峡谷からご苦労なこったな。まあいい、そいつら全部帝国で引き取るからここに置いてけ」
それに対するハジメの反応は、
「さっさとくたばっとけ、カス共」
だった。
その返答に指揮官は額に青筋を浮かべる。
「なんだと?口の利き方がなっていない様だな。ん?後ろにいる嬢ちゃんたちもえらい別嬪じゃねぇか。てめぇの四肢を切り落としてから、
その言葉がハジメの心に火をつけた。
「つまり、てめえ等は死にてえって事でいいな?」
「んだと小僧!?まだ状況が理解出来ねえのか!てめえは「〈デビルトリガー!!〉」なっ!?」
BGM:Subhuman
ハジメは一気に姿を変え更に〝悪魔威圧〟放つ。その姿に、雫とユエ以外の全員がビクビクと震え出した。
「な、なんだそのすが「最初に言っておく。てめぇらみてぇなクズ共に掛ける情はねえと知りな!!」
ハジメは〝魔具庫〟から一本の剣を取り出した。ヒュドラに砕かれた魔剣ベヒモスを回収、改造して新しく生まれ変わった〝魔剣キングベヒモス〟だ。その姿は角が二本から四本に増え、柄の先に尻尾の様なチャームが付いている。
ハジメはその剣を振り上げて指揮官の胴体を斜めに斬り切断する。胴体がずり落ちて切断面から血が噴き出ており血の水溜りが出来る。それに他の帝国兵は震え上がって腰を抜かしていた。
「
ハジメはそう言ってキングベヒモスを帝国兵へ向けた。
そこから始まったのは、ハジメの怒りの斬殺、及び、惨殺ショーだった。最初に前にいる六人の頭を斬り飛ばして首の切断面から血が噴き出しながら倒れ、次の七人の胴体を十字に切断、同じく切断面から血が噴き出る。
ここまでで十四人、残り十六人だ。七人の体を五センチメートルほどにバラバラに切り刻み、某ウィルスゾンビホラーの人肉サイコロステーキや某鬼を滅する世界線のサイコロステーキ先輩の様になる。残りの八人は女性陣に目を付けて飛びかかるが、四人は雫に斬り捨てられ、四人はユエによって火炙りにされた。
最後の一人だが、最初にハジメの魔人化の姿を見て恐怖で腰を抜かし倒れていたのだ。そこに大虐殺の光景を全て見ていて、ハジメに対してはもう恐怖心しか抱いていない。そんな彼の耳に、この惨劇を作り出した者が発するとは思えないほど飄々とした声が聞こえた。
「はあ、いちいち頭がカッとなるのは俺の悪い癖だな」
ハジメはキングベヒモスで肩をトントンと叩きながら生き残りの兵士へ歩いていく。もちろん魔人化の姿で
「さて、一度しか言わねえからよく聞けよ?」
「は、はいいい!!」
ハジメの姿に気圧されて兵士は今にも吐きそうである。
「お前等が捕らえた他の兎人族はどこだ?約二十名いたと認識している。何処だ?」
「は、話せば殺さないか?」
「あ゛ぁ゛?テメェ、要求出来る立場にいると思ってんのか?だとしたら、相当めでてぇ頭してんな?今すぐ最初に殺したあの
「わ、分かった!話す!話すから!……帝国へ移送済みだと思う。人数は絞ったから」
〝人数は絞った〟つまり、使えなさそうな老人などは殺したということだろう。ハウリア族の表情に影がさす。ハジメは、その様子をチラリと見やる。直ぐに視線を兵士に戻すともう用はないと瞳に殺意を宿した。
「ま、待ってくれ!他の情報もなんでも話すから!だから、だから命だけは!」
兵士は目に涙を浮かべながらそう懇願する。しかし、ハジメの返答は怒りと悲しみに満ちたものだった。
「お前は今までにそう言って命乞いをする亜人族を何人殺した?何人捕まえて
ハジメはそこで一息ついて、大声で言い放つ。
「貴様等の様な者に命乞いをする権利はないと知れ!!」
ハジメはキングベヒモスを振り上げて脳天から股下まで一気に振り下ろし、真っ二つに切断した。
登場人物の設定資料みたいなのいりますか?(やるなら三章)
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やれよ(章の最初)
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やれよ(章の最後)
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両方やれよ(章の最初と最後)
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どっちでもいい
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さっさと話進めろや!