東方人猫成長記   作:マイペースな人モドキ

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どうも!人モドキです!
記念すべき十回目!!…ですが少し雑になってしまいました。せめて次の長編はちゃんと書きたいですね。すみません。
自粛期間が明け、学校や仕事が本格的に始まると思いますが、みなさん体には気を付けてくださいね。なれているものであっても久々だとかなり疲れるものです。
では、今回も楽しんでいってくれると嬉しいです!





第十回 「博霊神社へようこそ」③

第十回 「博霊神社へようこそ」③

 

 

 

 

 

 

 和真「…誰かに見られてる?」

 

 猫夜「ああそうだ、見られている。それに…なにか嫌な予感がするぞ。」

 

 和真「どういうことだ?」

 

 猫夜「いくら不可視化して隠れても、普通は妖力や気配みたいなのがわかるはずなんだ。今回はそれがまったくわからん。」

 

 和真「どこにいるか、どんなやつかもわからないってことか。」

 

 猫夜「そうだ。」

 

 和真「…そいつの強い弱いはわからないの?」

 

 猫夜「残念ながらな、視線しかわからん。」

 

 和真「オーケー、とりあえず気を付けてみるわ。」

 

 

~。

 

 

 和真「あちゃ~、参ったな。しょうがないから蒸してプリンを作ろうか。この時代ってゼラチンとか寒天ってないのかな?今度探してみよう。」

 

 和真「ごめんなさい霊夢さん、もうしばらく時間かかっちゃいます。」

 

 霊夢「あら、それは残念だわ。じゃあ、魔理沙の様子でも見てこようかしらね。」

 

 和真「…なあ猫夜、俺の能力使ったら見えたりするかな?」

 

 猫夜「ワンチャンあるかもな、ちょっとだけやってみろ。」

 

 和真「了解。え~と、とりあえず…「視線がわかる」。」

 

 猫夜「どうだ?どこから来てる?」

 

 和真「…ふぅ、大体わかったけど…」

 

 猫夜「けど?」

 

 和真「なぜか転々と移動してる。今どこにいるかはまったくわからん。」

 

 猫夜「…オレらが気付いた事に向こうも気付いたのかもしれんな。」

 

 和真「それまずくね?」

 

 猫夜「ああ、警戒しとけよ。ヤバいかもしれん。」

 

 和真「あいよ。」

 

 

~。

 

 

 和真「霊夢さ~ん!出来ましたよ~。」

 

 霊夢「やった!待ってたわよ!!なにを作ったの?」

 

 和真「これはプリンっていいます。子供から大人まで大人気の洋菓子ですよ!」

 

 

 

そういって和真が机にプリンを置こうとすると…

 

 

 

スパーン!!

 

 

 

襖が勢いよく開き、目を向けるとそこには魔理沙が立っていた。

 

 

 

 魔理沙「おいお前!さっきはよくもやってくれたな!!!」

 

 

どうやらかなりご立腹のようだ。こちらをキッと睨んでいる。

 

 

 和真(あっちゃー、タイミング悪いなぁ)

 

 魔理沙「いますぐ外に出ろ!この私と弾幕で勝負しろ!」

 

 和真「…嫌だって言ったら?」

 

 魔理沙「引きずり出してぶっとばす!」

 

 和真「ずいぶんと荒々しいな。…わかった、受けてたとう」

 

 

修行のついでに妖夢から「弾幕ごっこ」について少し教えてもらっていたのだ、ルールはわかる。だが、実戦はこれが初めてだ。

 

簡単に言うと、「スペルカードをすべて避けきる。」、「相手をダウンさせる。」このどちらかで勝ちってことだ。

 

さぁ、ぶっつけ本番やってみよう。

 

 

 和真「お手柔らかに頼むよ。」

 

 魔理沙「悪いが私はそこまで寛大じゃないんでね、手加減はしないぜ!」

 

 和真「おお、怖い怖い。」

 

 魔理沙「さっそく始めるぜ!」

 

 

周りに結果が張られる、便利なシステムだこと。

 

 

 魔理沙「先手必勝!「恋符 マスタースパーク」!」

 

 和真「っあぶねぇ!」

 

 

太いレーザーがこちらに飛んでくる

 

 

 魔理沙「まだまだぁ!」

 

 和真「!?なぎ払うことも出来るのか!」

 

 魔理沙「ほらほらどうした!もっとこいよ!」

 

 

和真はまだ飛行に慣れていないため、細かいコントロールが出来ない。

 

 

 和真「もっと練習するべきだったな、意外とキツイ。」

 

 

レーザーを避けきると、和真は少し目を離してしまった。

 

 

 魔理沙「今だ!「恋符 ノンディレクショナルレーザー」!」

 

 和真「…マジで?」

 

 

さっきよりかはレーザーは細いが、それが上下左右から迫ってくる。

 

弾幕ごっこは今回が初めての俺には到底避けきれないだろう。

しょうがないが…。

 

 

 和真「「弾幕が撃てる」」

 

 

和真はそう思い込むと手に「弾幕」の球を一つ出し…

 

 

 和真「「強く投げれる」。ちょっと痛いが、…許せ。」

 

 

勢いに任せスペルを撃っている魔理沙目掛けて、

思 い っ っ き り ぶん投げた。

 

 

パァン!!といい音が聴こえ…

 

 

 和真「…お、終わったみたいだな。」

 

 

周りに張られていた結界が崩れていく。

 

 

そう言うと和真は気を失って落ちている魔理沙を急いで受け止め、霊夢の元に届けた。

 

 

 

 和真「すみません霊夢さん、少し休ませてやってください。」

 

 霊夢「嫌がってたのに、優しいのね。…うちのバカがごめんなさいね。私はこのバカを寝かせてくるわ。」

 

 和真「大丈夫ですよ、ありがとうございます。」

 

 

霊夢を見届けると、和真は息を切らして座り込む。

少し能力を使いすぎてしまったみたいだ。

 

 

 和真「これだけでもけっこう疲れるんだな。もっと練習しないと。」

 

 猫夜「なかなかよかったよ…と言いたいところだが、もうちょい遊べたな。」

 

 和真「そうか?俺はけっこうしんどかったぞ。」

 

 猫夜「にゃはは、まだまだ弱いな。……!?おい和真!!」

 

 

いきなり猫夜が叫び、和真が振り向くと、そこには奇妙な光景が広がっていた。

 

 

 和真「…なんだよこれ」

 

 

目の前の空間が大きく裂け、中には大量の大きな「目」がこちらを見ている。そして、その裂け目から少女…いや、女性がこちらを覗いていた。

 

 

 ?「あなた、意外とやるわね」

 

 

和真は少し呆気にとられたが、急いで臨戦態勢をとる。

 

 

 ?「あら、そんなに警戒しなくていいわよ。そこの「あなた」もね。」

 

 和真&猫夜「「!?」」

 

 猫夜「…お前、オレが見えているのか?」

 

 ?「ええ、バッチリね。」

 

 

和真と猫夜の間になんともいえない緊張感が走る。

 

 

 紫「自己紹介が遅れたわね。私は「八雲 紫」。この幻想郷の創造主よ。」

 

 

 

 

 

やはりここは幻想郷、スケールが違う。

 

 

 

 




まだ続きます。
雑ですが、地味に初戦闘です。やっぱ状況を細かく伝えるのって難しい!頑張ります!
毎日閲覧数が増えていて、とても嬉しいです!(語彙力)
みなさんがこの作品を読んでくれることによって、この小説の連載だけでなくモドキの生きる力となっています!本当にありがとうございます!これからも楽しんでいってくれると超絶ありがたいです!

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