まず最初にごめんなさい!本当に申し訳ないです…。
詳しくはあとがきで書きますので、今回もよろしくお願いします。
紅魔暴走① 「悪魔の妹」
「…………私はいつまでここにいなくちゃいけないんだろう……。」
「……暗い…………怖いよ……………寂しいよ…………」
「…………外に出てみたい…………おともだちを作って……いっぱいお話しして…………」
「……………いや……外に出てもきっと私は…………。」
「…………………」
「 も う 嫌 だ 。 」
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~人里~
いつも変わらず平和な人里
今日はその人里を歩く人々の注目が一点に集まっていた。
そこには紅魔館のメイド長と白玉楼の庭師が、並んで楽しそうに買い物をしていた。
咲夜「……よし、これで全部よ、悪いわね妖夢、付き合ってもらっちゃって。」
妖夢「いえいえ、全然問題ないです!逆に楽しかったですよ!」
咲夜「ふふ、ありがとう。じゃあ少しお礼に、一緒に甘味でも食べにいきましょうか。」
妖夢「ぜひお願いします!…あ、時間とか大丈夫なんですか?」
咲夜「本来なら帰らなきゃいけないけど…まあ少しなら大丈夫でしょう。さぁ、行きましょうか。」
妖夢「はい!」
~その頃の紅魔館~
レミリア「ふぅ、今日もいい天k………って、なんか今日はやけに霧が濃いわね。」
レミリアが紅茶を飲みながらふと紅魔館の外、霧の湖辺りに目を向けると、真っ白とまではいかないが、少し先が見辛いくらいに霧が濃くなっていた。
そのため、紅魔館もより一層薄暗くなっている。
レミリア「……少し気味が悪いわね。」
そして、その日の紅魔館は嫌な静寂に包まれていた。
その広さもあり、普段からも紅魔館は静かである。
咲夜がいないのもあって、より一層静かに感じるのだろう。
レミリアは自分にそう言い聞かせ、また一口、紅茶の入ったティーカップを口に運ぶ。
レミリア「………………」コクッ
レミリア「…………ふぅ…」カチャ
レミリア「………………」
レミリア「……やっぱなにか嫌な予感がするわね。」
やはり今日の紅魔館には、どこか違和感がある。
レミリアは自身の勘を信じて、「能力」を使い少し先の運命を見てみることにした。
レミリア「どれどれ……。」
レミリア「………………っ!!!!」
~その頃の人里~
咲夜「……っ!!」
妖夢「どうですか?」
咲夜「…本当に美味しいわね、びっくりしちゃったわ。」
妖夢「ですよね!ここのお団子は本当に美味しいんですよ!」
妖夢は咲夜を連れて、和真行きつけの団子屋に来ていた。
妖夢「なんたって、和真さんの行きつけの店ですからね~♪」
咲夜「そうなのね。和真さんが選ぶなら、美味しくないわけがないわね。」
妖夢「はい!あの人の味覚はすごいですからね!」
咲夜「…ほんとすごいわよね、あれ。」
妖夢「簡単なものなら少し食べただけでコピーできちゃいますもんね。」
咲夜「ほんと、料理するために生まれてきたような人ですよね。」
妖夢「あはは、言えてますね、それ。」
和真「ヘックシュン!……誰か俺の噂でもしてんのかなぁ?」
咲夜「……では、そろそろ行きましょうか。」
妖夢「そうですね!行きましょう!」
今日、二人は紅魔館でお料理会をする予定のようだ。
同じ従者同士、お互いの苦労などを話ながら紅魔館へ向かっている。
咲夜(少し長く空けちゃったけど…レミリアお嬢様は大丈夫かしら?…美鈴がちゃんと門番をしているかも不安だわ。)
~紅魔館~
レミリア「……………っ!!!!!」
自身の能力を使い、レミリアが見たもの。それは……
体 の 半 分 か ら 上 が 失 く な っ て い る 自 分 の 姿 だ っ た。
レミリアは少し遅れて事を理解すると、すぐさま座っている椅子から離れ、臨戦態勢を取った。
レミリアは世話しなく周りを見渡し、「なにか」からの襲撃に備える。
しばらくしてレミリアが少し気を緩めようとした瞬間…
???「お姉さま、みーつけた♥️」
バキバキ…ブゥン
レミリア「!?!?!?」
何者かの声と共に棒状の炎が壁を貫き、かなりの速度で自分の方へ向かってきた。
レミリアはそれをギリギリで避ける。
レミリア「今の声って、でも…あの子は……。」
まだ確証はないが、レミリアは今の声の主が誰なのか、予想がついているようだった。
壁が崩れ舞い上がった煙が少しずつ晴れていく。
…しかし、レミリアはその事実を認めたくなかった。
煙の中に見覚えのあるシルエットが浮かぶ。
???「キャハハ!!今のよくよけれたね~。」
だが、どうやらその事実を認めるしかないようだった。
レミリア「…っフラン!」
フラン「ねえ、遊びましょう お 姉 さ ま ❤️」
レミリア「くっ!!」
レミリア(室内で一対一は絶対にヤバい!誰か、誰か一緒に闘える人を探さないと。)
美鈴「お嬢様!なにがあったんですか!?すごい音がしましたけどって……え?」
レミリア「美鈴!いいところに来たわね!細かいことは後にして、パチュリーを呼んできなさい!」
美鈴「えっ…?あっ…」
レミリア「早く!」
美鈴「はっ、はい!」タッタッタッ
レミリア「よし!…フラン、少し遊んであげるわ」
フラン「やったぁ!すぐに壊れないでね!」
レミリア「ええ、善処するわ。「神槍 スピア·ザ·グングニル」」
フラン「「禁忌 レーヴァテイン」」
レミリア「さぁ、来なさい。」
~咲夜・妖夢~
ドゥゥン
咲夜&妖夢「!?!?!?」
咲夜と妖夢が団子屋を離れてしばらく、おそらく紅魔館があると思われる方角からその音は聞こえてきた。
妖夢「咲夜さん!今のって…」
普段、紅魔館では妖精達の襲撃やパチュリーの実験によって、館が破損したり大きな音が発生するのはよく…でもないが、あることだ。
今回の音もこれらが原因だろうと思い、いつもならこのままゆっくり歩いて行くのだが…
咲夜「……っ!! 妖夢、急ぎましょう!」
妖夢「は、はい!」
…今回はとても嫌な予感がした。
~紅魔館~
咲夜と妖夢が急いでいる頃、紅魔館では…
レミリア「…!!!」
フラン「アハハッ!」
「深紅の槍」と「炎の剣」がぶつかりあっていた。
そのらへんの人間や妖精が近づけば涙を流しながら腰を抜かすであろうそんな光景が繰り広げられていた。
レミリア(強い…このままだと部が悪い。どこか、広いところに場所を移さないと…)
フランがレーヴァテインを振るうそのたびに、レミリアの頭の中に「嫌な運命」が流れ込んでくる。
レミリア(ああもう!私は何回死ななきゃいけないのよ!)
一撃でもまともにもらえば、誇り高き吸血鬼であるレミリアであっても、無事では済まないだろう。早くなんとかしなければ
レミリア(そうだ!これならいける!でもそんな余裕が…)
レミリアはなにかを思い付いたようだが、徐々に勢いを増すフランの攻撃により、実行するのはもちろん、考える余裕すらなくなっていく。
レミリア(このままじゃ本当に…)
その時
「妹様あああぁぁぁぁああ!!!!」
突然の咆哮と共に、自身の羽に似た宝石のような虹色のなにかがフランの視界を埋め尽くす。
そう、美鈴の気弾だ。
レミリア「美鈴!!」
美鈴「遅くなりました!パチュリー様も遅れてきます。きっと…なにか策があるんですよね?」
レミリア「ええ、もちろん。だから…」
美鈴「わかってます。門番の名に懸けて、全力で時間を稼ぎます!」
レミリア「ありがとう美鈴。…死なないでね。」
美鈴「まかせてください!私タフなんで!!」
レミリアは自分の仲間が頼もしいと思いながら、さっそく準備にとりかかった。
美鈴は恐怖に震える足に渇を入れて、自身を鼓舞するように声を出す。
美鈴「さあ妹様、しばらくは私が相手をさせていただきます!」
フラン「アハハッおもしろーい!さっきのもう一回やってよ!」
フランは笑っている。このくらいの年の子の無邪気な笑顔と言ったらとても可愛いものだろう。しかし、この笑顔はそれとは程遠くかけ離れているように思える。フランの目は純粋な狂気に満ちていた。
体が、心が逃げたいと叫んでいる。しかし、先ほどお嬢様と約束した。だから、私は…
美鈴「ええ、いいですよ。何回だってやってあげましょう!」
美鈴が顔を上げ叫んだ瞬間、体が横に吹き飛んだ。
全身を強く打ち、なにが起きたかよくわからないまま意識を失いそうになったが、必死に耐えた。
フラン「よく耐えたね!えらいえらい!!」
美鈴の意識がはっきりするまで数秒あった。いや、数 秒 し か なかった。なのに、かなり吹っ飛ばされたはずなのに、フランは美鈴の目の前にいた。さも当たり前かのように、美鈴の顔を覗き込んでいた。
美鈴と目が合うと、フランは笑い…
フラン「じゃあ、次いくよー♪」
美鈴「ははっ…」
美鈴は笑うことしか出来なかった。
レミリアの策はこうだ、紅魔館の周辺を濃い霧で覆い、太陽光を遮断し、広い場所で戦う。そして、その霧を紅く染め、周りに危険をアピールすることだ。周りの妖精はもちろん、部外者が入ってきてしまったら、それは大変なことになる。その意味を含めての紅色だ。
レミリア「よし、さっそく…」
レミリアは術式を展開する。
レミリアは吸血鬼で、長年生きている。そして、側に魔法使いの親友もいる。
つまり、このカリスマ吸血鬼は魔法が使えるのだ。
次第に紅い霧が立ち込める。
レミリア「よし、順調ね。」
レミリア「名前はどうしようかしら…そうね、「スカーレット·ミスト」にしましょ!」
…しかしこの吸血鬼、ネーミングセンスは最悪だったようだ。
レミリア「よし、急いで美鈴のところに向かいましょう。」
紅い霧が紅魔館を覆うまで、時間を稼ぐ必要があった。美鈴は大丈夫だろうか…、そんな不安を胸にレミリアは広間へ飛んでいった。
~~
レミリア「美鈴!!」
レミリアは叫ぶ、崩れた瓦礫の上に横たわる血まみれの彼女からは、とても生気を感じられない。
…
この時レミリアは美鈴に気をとられ、フランを見ていなかった…。
いいや、初めからフランの姿が見えていなかった。
レミリアが広間に入った時には、瓦礫の上に倒れている美鈴しかおらず、フランの姿が見えなかったのだ。
レミリア「なっ…いったいどこに!」
レミリアに冷や汗が走り、また「嫌な運命」が見える。
…今回は反応出来なかったようだ。
バキバキバキと壁をなぎはらって進んでくる「炎の剣」を、レミリアはモロに食らってしまった。
レミリア「なっ……」
レミリアは受け身をとることも出来ず、壁に打ち付けられる。
まともに食らってしまった右の脇腹に激痛が走る、文字通り 焼 け た よ う な 痛みだ。少し焦げた匂いもする。
フラン「ふふふ、お姉さま~♪」
このままでは非常にまずい、早く、早く逃げなければ。
しかし、全身を強打し重度の火傷を負った体が、いくら吸血鬼でもすぐに動くはずがなかった。
レミリア(…ヤバい!!)
……その時、
大きな水の龍が、フランの体を飲み込んだ。
レミリア「……は?」
パチュリー「間に合った!悪いわね、遅れたわ。」
あの水の龍はパチュリーが魔法で作り出したものだった。
レミリア「もう…ずいぶんと遅かったじゃない。」
パチュリー「悪かったわね、少し文書を探すのに手間取っちゃって。」
パチュリー「「吸血鬼は流水が苦手」あの龍は普通の水魔法じゃなくて、周りを囲ってずっと流れるように命令して作ったわ。」
フランの方を見ると先ほどの龍の姿はなく、球状になった水が止まることなく回転し、フランの周りを囲っている。
パチュリー「出れないはずだからあれでしばらく様子を見ましょう。レミィはその怪我大丈夫…なはずないわね、待って、今回復魔法を…」
バチン!!
その音は、親友の到着に安心し、失いかけていた意識を一瞬にして現実に引き戻した。
ドサッ…
レミリアは信じられなかった。
いや、信じたくなかったのだ。
…なんで?なんでパチュリーが倒れているの?…
なんでなんで…
バシャッ
嫌な静寂に包まれていた紅魔館に、水の音が響き渡った。
レミリアの目の前には…
レミリア「フラン…」
フラン「ふふふ、お姉さま…」
「 ア ソ ビ マ シ ョ ? 」
紅い霧が立ち込める紅魔館の中、吸血鬼…いや、もはやただの少女にも見えるレミリア·スカーレットの希望は…静かに絶たれた。
~咲夜&妖夢~
この嫌な予感が当たっていないことを祈って妖夢と一緒に紅魔館へ走る
咲夜(お嬢様…どうがご無事で…)
美鈴、パチュリー、ダウン
改めてまして、失踪から帰ってきました人モドキです!
いやはや、本当に申し訳ないです。なんてテンプレなんだろうか…。
なぜか自分で毎日投稿すると決め込んでしまい、その結果逃げてしまいました。途中アイデアが浮かんだり、書きたいなと思うことが多々あったのですが、なあなあにしてしまい…。
他の作者様の作品を見ているうちにまた書きたくなりまして…戻ってきました。
と言うわけで、前から見てくださっている方、お気に入りにしてくださっている方、初見の方、改めてよろしくお願いします!!
前回と書き方や設定が微妙にずれるかもしれませんが、気にしないでいただけるとありがたいです。伏線回収はできるのだろうか…
プロフィールにでもTwitterのリンクをはっつけておくので、「進捗どうですか!」や「ちゃんと生きてますか!」など定期的に声をかけてくれる人がいたら遠慮なくお願いします。
それでは、また次回~