「頼む...もうやめてくれ...俺が悪かった...。」
目の前にいる男が怯えながら言った。男は腕がちぎれ、片目が外れかけている状態だった。そして、男の左目には【下壱】の文字が刻まれていた。
(なんだこいつ、なぜ俺に怯えているんだ?)
和哉、状況がわからず困惑していると
「...兄...さん?」
「!...千鶴?」
後ろの押し入れに隠れていた千鶴が出てきた。それも、怯えた表情で。
「お父さん...お母さん...」
「え?」
和哉は、周りを見ると父さんと母さんの死体があった。そして、自分の体を見ると全身が血だらけになっていた。
「う、うわぁぁ!!....」
◇
「ハァ...ハァ...。...夢か。いや、あれはただの夢じゃない、俺の記憶だ。」
和哉は思い出した。なぜ自分は気を失っていたのか、なぜ自分は傷を負っていたのか。全て思い出した。両親を殺したあの化け物のことも。
(あのじいさんなら、あの化け物のことを知っているはずだ)
和哉は朝食を作っていたじいさんに向かって大声で怒鳴った。
「おい!じいさん!」
「ああ?なんだ、もう起きたのか。」
「あんた、あの化け物について何か知っているのか?」
「!」
総司は料理の手を止め俺に振り向いた。
「お前、思い出したのか。そうか、じゃあ教えてやろう。お前の両親を殺した化け物、【鬼】について。」
「は?鬼?」
桐生は和哉に鬼という生物について。そして、鬼を狩る組織【鬼殺隊】と鬼を殺す技術【全集中の呼吸】について教えた。
「なるほど、大体分かった。それと、じいさん、もう一つ聞いてもいいか?」
「なんだ?」
「千鶴はあのあと、どうなったんだ?」
「あの少女なら安心しろ。あのあと親戚に預けられたらしい。」
「そうか、それともう一つ」
「まだあるのか。」
「あんたは、俗に言う育手ってやつなのか?」
「え、あ、ああ。そうだ。」
「そうか、ならじいさん。俺に鬼を殺す術を教えてくれないか。いや、教えてください。」
◇
(こいつ、まさか自分から...。いや、むしろこっちから誘う手間が省けたと考えよう。)
「フッ、いいだろう。」
「!」
「だが俺の修行は、ちと厳しいぞ。」
「構わねぇさ!」
こうして和哉の修行が始まr(キングクリムゾン!
◇
2年後
「よく2年間の厳しい修行に耐えたな、和哉。」
「耐えたなじゃねえよ!何回死にかけたと思ってんだ!」
「そうかwそうかw」
(じいさんは笑っているが、マジで笑い事じゃなかったからな。)
「だが、お前は【龍の呼吸】の全ての型を覚えた。俺がお前に教えることはもうない。あとは最終選別で生き残るだけだ。」
「...最終選別か。」
最終選別。藤襲山という一年中藤が咲いている山で行われる鬼殺隊になるための試験。ついにこのときが来たのか。
「それと、和哉。」
「ん?何だ?」
「......死ぬなよ。」
「分かってるさ。」
和哉は藤襲山へ向かって走っていった。だが、このときの和哉はこの会話がじいさんとの最後の会話になったとは思ってもみなかっただろう。
修行編は書く気力がなかったのでキンクリカットしました。スミマセン(-_-;)
次回 第3話 最終選別