チートTS転生したら、碁の神様と出会った俺の人生   作:クロス・クロス・クロス

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中学入学

冬はあっという間に過ぎて、春。

 

俺とあかりは葉瀬中に入学した。

 

冬の間は、あかりに碁を教える感じで、俺も佐為に碁を教えてもらい。

 

時間が合えば、アキラや名人(アキラパパ)。緒方さんと碁を打っていた。

 

あ、爺ちゃんとも打った。佐為に打ってもらい、俺達が勝利、爺ちゃんは悔しそうだけれど、孫の才能を知って喜んでいた。

 

それと、コピーした名人との棋譜(許可は得てある)を上げたら更に喜んでいて、ちょっと引いた。

 

婆ちゃんに落ち着きなさい、と爺ちゃんは窘められていたが。

 

冬のアマチュア大会は佐為が再び蹂躙して、優勝。

応援に来ていた爺ちゃんが泣き、同じくコッソリ応援に来たアキラが偶然知り合った爺ちゃんの相手をしていて、申し訳ない気持ちになったよ。

 

大会後に名人の息子だと気付いて羞恥と恐れ多いと表情を赤くしたり青くしたりしていた。

 

 

「久し振りです、筒井先輩」

「お久し振りです」

「やぁ、ヒカルくんにあかりちゃん」

 

入学して、俺とあかりは囲碁部へ。

去年は部員が筒井先輩一人で、全国大会に参加出来ず、今年も難しいと思っていたのだが。

 

「筒井さん、これお土産」

「え?」

「こ、こんちゃっす」

 

俺は去年イカサマをしていた少年、三谷を偶然見つけた。

 

顔を会わせた時に三谷が俺に滅茶怯えていて、流石にちょっと凹んだが。

 

囲碁が結構強かったな、と思い出して。俺は勧誘目的で囲碁部の話をしたら、三谷が興味を持ったので、そのまま囲碁部に連れてきたのだ。

 

「筒井先輩、あと一人で今年の大会に出られますよ」

「あ……」

 

俺の言葉に筒井先輩はすぐに嬉しそうに笑った。

 

 

 

「中学夏期囲碁大会?」

「うん、出るつもり」

「ヒカルが出るの?」

「うん」

 

囲碁サロンで、アキラと対局と検討が一段落したので、お茶を飲みながら、アキラと世間話をする。

 

「ヒカルちゃんが出るのか、相手が可哀想になるね」

「いやいや、相手にとっては、良い経験になるんじゃないか?」

 

近くにいた常連さんから、そんなことを言われて、確かに俺もとい佐為が打つと実力差があるよなぁ。と思う。

 

でも、一般的な中学生達の碁も見ておいた方が、佐為の今後の為になるのでは? と思って佐為と話し合った。

 

今の大会に出る中学生はも今は強くなくても、将来のタイトルホルダーになるかもしれない。

 

だから、今のうちに顔見知りになっておけば、将来のプロになっても打つてるかもしれない。

 

アキラや名人みたいに。

 

「流石に(佐為の)実力差があるから、来年は出ないけど、個人的には数少ない囲碁をしている女子と知り合いになりたいなぁ、とね。平安時代は女性も沢山打っていたみたいだし、同性の碁を打つ友達、仲間をさがしたいなぁって」

「……確かに女の子で碁を打つ子は少ないね。院生には何人かいるけど」

「長時間の対局があるかね。男女で体力差があるからね。プロを目指すなら、囲碁の勉強だけではなく、体力トレーニングも必要かな」

 

あかりにも、軽く走り込みさせるか? プロを目指すとは思わないけど。うーん。

 

「そういやぁ、ヒカルちゃんはプロにならないんだって?」

「はい、少なくても高校を卒業するまでは、俺の碁は研究系だし」

「前に言っていた【神の一手】か、ヒカルちゃんの実力を知らなければ鼻で笑うけれど」

「緒方さんよりも強いからなぁ」

 

そう言えば、俺もこのサロンで常連さんに指導碁を打つようになっていた。

 

「まあ、ヒカルなら優勝間違いないだろうけど、やり過ぎないように」

「分かってるよ、アキラ」

 

俺は右隣にいる佐為を見た。

 

「(だよな、佐為)」

『ええ、もちろん』

 

佐為なら若い芽を摘むようなことはしないから安心だ。

 

それにプロにはならないから、中学夏期囲碁大会に参加できる。

 

今世は学業も頑張ろう。前世は受験とかも惰性で決めたしな。やっぱり良い学校に行ってみたいし……。あ、なんなら女子高とか目指そうかな。

 

だとしたら、今から対策した方が良いか。

 

「うん、やはり色々、楽しみだ」

 

まずは、もう一人男子と女子の部員を探さないとな。

 

 

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