東方女神録   作:超越の破壊者

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第十話「半人半霊と亡霊姫」

 

 

 俺が妖夢と戦闘を始めてからもう二時間もたったと思う。いつになったらこれ終わるのかな? 俺もう飽きてきたんだけど。

 

 妖夢は剣術による戦い方が得意なために、段幕を使った先方が少ないのである程度戦いやすいと言えば戦いやすい。だけど、それは妖夢がまだ未熟なだけであって、妖夢が弱いわけではない。

 

 ってか、なんかもう面倒臭くなってきた。斬月お得意のあの技で終わらせるか。

 

「ねぇねぇ妖夢!」

 

「……なんですか?」

 

 肩で息をしている妖夢が睨みながら聞いてくる。

 

「今からボクが、ボクの出せる最高の技を出すから、この技を受けきれれば君の勝ち! 受けきれなかったらボクの勝ち、と言うことにしないかな?」

 

「いいですね。流石に二時間も戦いたくはないですから」

 

 妖夢の承諾を頂いた俺は斬月構えて霊力を極限にまで溜める。すると斬月に黒いオーラが纏まりつく。

 

「いくよ! これがボクの……全力だ! 月牙天衝!」

 

 斬月に溜めた霊力を一気に妖夢に向かって放出し、俺は月牙天衝を撃つ。妖夢は極限にまで溜め込まれた霊力の斬撃を受け止めきれずに階段の方に吹き飛ばされてしまった。

 

 吹き飛ばされた妖夢は地面に頭をぶつけて意識を失ってしまった。

 

 俺はようやく先に進めると安堵の息を吐いた…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あらあら~。妖夢ちゃんは負けちゃったのね~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 突然緩やかでほんわかした女性の声が聞こえた瞬間、俺の背中に死の気配を感じた。背筋にゾクリとした感触がした俺は、その位置から離れるように跳ぶ。そのまま後ろを振り返った俺は、上空から優雅に降りてくる一人の女性に目を奪われた。

 

 肩辺りで切られたセミロングの桜髪に薄めの赤い瞳、青い服に同じ色の帽子、その上には死人の証である三角巾があった。

 

 そして何よりデカイ!! なにがって? そりゃあもちろん……おっ○いが!!

 

「なんか……不純な視線を感じたわ~」

 

 そう言いながらも俺を睨んでくる女性……西行寺幽々子を見て今日何度目になるかわからない溜め息を吐いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ~~とある場所~~

 

 幻想卿の何処かにある森の中で、マゼンタのトイカメラを持った青年が歩いていた。

 

 青年は森の風景をトイカメラで写真に残すと、突然空を見る。

 

「そろそろ、俺も動いた方がいいかもな」

 

 そう呟いた青年は懐から白いバックルを取り出した。

 

「また……破壊者となるしかないのか。この力はとことん俺を苦しめたいらしいな」

 

 その後、青年の目の前に灰色のオーロラカーテンが出現し、青年の体を飲み込んで消滅した。




どうもです。超越の破壊者です。
今回の作品はどうでしたか? なかなかの作品になったかなって思っています。
最後のあの日とはいったい……?
次回、あの日とが登場します!!

登場するキャラクター

  • シャロット(ドラゴンボールレジェンズ)
  • 黒崎一護(ブリーチ)
  • 闇の王子(白猫project)
  • 常磐順一郎(仮面ライダージオウ)
  • リンク(ゼルダの伝説)
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