またもやペニーワイズが○○をお勧めするようです 作:楓/雪那
ズミ様の言葉も思い出すのだ
・・・え、現環境におけるカントーカモネギのランクマッチでの運用法?
・・・(。´・д・)『。+゚わかんない。+゚』(・д・`。)
「僕の色違いキョダイイーブイ♀が!」
降りしきる雨の中、黄色いレインコートを着た少年が車が一台も通らない道路を走っている。
彼の名はジョージ。
何故彼は悲痛な声を上げて雨の中走っているのか。
それは彼の目の前を進むものを捕まえるためである。
それは突然零度バトルで出現した色違いのキョダイイーブイ。
彼は国際孵化をやるつもりだっとので色違いも重要だが、それ以上にキョダイマックス個体でかつ割合が少ない♀という点が大事だ。
その数値は僅か12.5%。
その色違いで夢特性の可能性も考えるとその価値は非常に高い
どうにかして捕獲したいジョージだが悲しいかな、現実とは残酷なものである。
イーブイは彼が投げたウルトラボールから出て、水流と共に下水道へとつながる穴に落ちてしまったのだ。
水流から以降の文はただのテンプレなので、ここではジョージがイーブイを捕まえられなかったという事実を覚えておけばいい。
というかよりにもよって捕獲率が特に低くなるウルトラボールを投げたジョージの責任なのだが、オシャボ勢にとっては重要なことなので仕方がない。
取り逃がしたイーブイをもう一度探すくらいだったら孵化厳選したほうが早いと思い諦めて立ち去ろうとするジョージだが・・・
「はぁい、調子いい?」
毎度のことだが突然自分の足元から声が聞こえた。
ジョージは思わず振り返り穴を除くと、先ほどまで何もなかった下水道の穴から顔が現れた。
声の主はやはり赤髪のピエロ、ペニーワイズ。
今日のようにジョージが側溝に何か落として落胆するたびに、何かしらお勧めしてくる暇人だ。
今回も例に漏れずペニーワイズはにやにや笑いながら気さくに話しかけてくる。
「フライゴン、使ってる?」
ジョージにとっては使わないポケモンの一匹だ。
ジョージは首を横に振る。
「え~、カッコかわいいのに。お勧めするよ」
今回ペニーワイズが勧めてきたのは精霊ポケモンのフライゴン。
確かに見た目はいいが騙されてはいけない。
このピエロのお勧めによってジョージは幾度となく精神を破壊されてきた。
その回数はおよそ3000回以上、あの天才GMでもここまでは死ななかった。
まあもっともそのうち15%くらいはペニーワイズが負けてるんだけど。
例え当たりであれど外れであれど、ペニーワイズにお勧めされたらタダじゃあすまない。
一瞬伸びかけた自分の手を止め、顔を顰める。
「追加DLでガブリアスとランドロスの内定が確定したんだ。フライゴンを使う理由はないよ」
ジョージの言うことはあながち間違ってはない。
フライゴンは決して弱いポケモンではない。
彼の採用率が低いのは比較相手が多いのが原因なのだ。
レ―島の守り神ことガブ・リアス、伝説の一体である爺、ランドロス、同期であり初手竜舞する流星群が強いボーマンダetc.etc・・・
このようなライバルが軒並み剣盾ではリストラされたためフライゴンの活躍の場は増えたが、追加ダウンロード『鎧の孤島』と『冠の雪原』にてガブリアスとランドロスが登場することが判明したのだ。
だがそんな競争相手が増えたところでペニーワイズがお勧めを諦める道理にはならない。
「そんなことはないぞ、ジョージ。フライゴンは確かにガブリアスやランドロスとはステータスは劣るが、技の範囲はかなり広いんだ。身代わりを貫通できる『ばくおんぱ』や『むしのさざめき』に『ちょうおんぱ』、耐久型ポケモンを圧殺できる『じわれ』、先制技の『フェイント』に『じしん』を無効化できる『ふゆう』+『あなをほる』コンボ。これだけでも十分魅力的だと思わないか?」
オタク特有の早口かつ饒舌で語るペニーワイズ。
その口ぶりから彼がどれだけ自分とこのすばらしさを共有したいのかジョージにも伝わる。
「確かにそうだね!ミミドリュアシレーヌ使うわ」
「なんやその厨パァ!」
現環境トップクラスの使用率のポケモンの使用を宣言して皮肉な顔で立ち去ろうとするジョージ。
しかし残念ながら今名が挙がった3匹相手にフライゴンが勝つのは中々厳しい。
それこそ自分と相手の持ち物次第である。
思わず条件反射でつっこんでしまったペニーワイズだが、ジョージが帰ろうとするのを見て焦って引き留める。
「ちょっと待て、ジョージ・・・これを・・・」
「色違いイーブイの♀!?」
「
なんて恐ろしいことだろう。
このピエロ、ジョージにお勧めするエサとしてイーブイを提示するだけでなく、さりげなくマウントをとってきた。
腹ただしいことこの上ないがジョージからしたら喉から手が出るほどほしい。
だがジョージもそう簡単には頷かない。
「おーう・・・そんなにフライゴンが嫌かい、ジョージ。おっほwwつい最近マスターランクに上がったから下手にパーティ変えて落ちたくないもんな。でも今のフライゴンはライバルが少ないし、何より型が読まれづらい。単なるアタッカーだけじゃなんだ。ダイアースで天候変えたりダイマックス技や『ワイドブレイカー』、『がんせきふうじ』に『すなかけ』で能力を下げてから蜻蛉で後続に繋ぐサポート要員としても運用できる。ステータスも無駄のない配分だからこそできる選択肢の多さは魅力的だろう?」
ここぞとばかりに変わらぬ笑顔でプッシュしていくペニーワイズ。
しかしジョージにはまだ一つだけ懸念がある。
「白い悪魔と洗濯機にはどうやったら勝てる?」
そう、トゲキッスとウォッシュロトムの存在である。
上を取って天恵麻痺るみで封殺してくる白い悪魔ことトゲキッス。
高耐久・良耐性・多彩な妨害技を駆使する洗濯機、ウォッシュロトム
しかしトゲキッスガチ勢のペニーワイズならこのくらいのポケモン、取るに足らずーーーーーーー
「えっ、いや、エッジ急所あてればなんとか・・・」
というわけにはいかなかった。
正直耐久高めで『じわれ』が効かない相手じゃフライゴンの勝ち目はかなり低くなる。
そういう時は潔く交代するしかないが、フライゴン単体じゃあ厳しい。
だが肝心のジョージの手はすでにイーブイへの欲で動いていた。
「フライゴンはいいぞ、ジョージ・・・楽しいぞ・・・」
そんなジョージの様子に気付いたペニーワイズもラストスパートに移る。
「おすすめのフライゴン基本選出パーティも教えてやるから・・・」
そう言いながらゆっくりとイーブイの入ったボールを渡そうとするペニーワイズ。
ゆっくりと・・・
もう少しで手が届く。
その時いきなりペニーワイズがジョージの手を掴む!
「お前もフライゴンを使いなっ!!」
「キャアァァァァァァ!!!」
ジョージは死んだ。
マスターランク初戦であたった相手がフェアリー統一パーティだったのだ。
上述したポケモン以外だとブリムオンやマシェード、挙句の果てにはガラルマタドガスまできついことはペニーワイズは教えてくれなかったのだ。
こいつら相手に有利に立ち回れるジュラルドンとかドリュウズが蔓延してる以上、やはり差別化はできても運用はきついと思う。
ちなみにここまで語っている間に精神的苦痛でペニーワイズも死んだ。
まあ仕方ないね。
ジョージ
厨ポケ使い。
最近の流行はガラルヒヒダルマと洗濯機とカビゴンのライン。
一時期は催眠厨だったが最近かつての自分のようなプレイングをくらってキレた。
ペニーワイズ
マイナーポケ使い。
最近の流行はのろいバトンブラッキーからの背水タイレーツ。
追加DLで参戦するポケモンがレートの鬼ばかりで最近キレた。