レッスン室
ガチャ
卯月「あれ?どうして杏ちゃん一人なんですか?」
杏「七海が倒れたんだ」
cp「えっ?!」
李衣菜「大丈夫なの?」
杏「さあ、今は美波が医務室に連れていってるから多分大丈夫だと思う」
杏「みんなは先に医務室に行ってて、私はプロデューサーを呼んでくる」
cp「わかった」
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事務所
武内「ふう、少し休憩をしましょうか」
ガチャ
杏「プロデューサー」
武内「どうしましたか?」
杏「七海が倒れた」
武内「?!」
武内「今すぐ準備します!」
杏「そこで待っとく」
武内「わかりました」
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廊下
杏「飲み物を買いに行ってたら七海が急に倒れたんだ」
武内「疲れが溜まっていたのでしょうか...」
杏「あと最近七海が考え込んでるけどなにか知らない?」
武内「いえ、その点は私もどう対応していこうかと悩んでいます」
杏「そっか」
杏「それじゃあ急ごうか」
武内「はい」
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???
七海「ここは...夢?」
七海「にしてもこの場所は...いや、そんなはずは...少し見て回るか」
ピロン
七海「ん?」
母さん<お父さんもうすぐ帰ってくるよ、あと今日は機嫌悪いから
七海「な、何で母さんからメールが来てるんだ...」
七海「母さんは”父さんに殺された”のに...」
七海「クソが訳わかんねえ、父さんも捕まってたはずなのに...そういやもうすぐ帰ってくるって言ってたな」
ガチャ
「ただいま...」
七海「お、おかえり」
「あ?聞こえねえぞ、大きい声で言えよ!」
七海「おかえりなさい」
「チッ、そういや勉強はちゃんとやってんのか?家でやってるところ見たことないが」
七海「学校でちゃんとやってるよ」
「敬語で話せ!言葉使いはちゃんとしろ!」
七海「ご、ごめんなさい...学校でやっています」
「あの馬鹿がちゃんと教育しねえからこんなガキになったんだよ」
七海「母さんは関係ないはずです」
「うるせえ!なんか文句あんのか?」スッ
パンッ
七海「ッ...」ヒリヒリ
七海「ごめんなさいなんでもないです」
「クソが、お前見てると腹が立ってくる、そこの押し入れにでも入ってろガキが」
七海「嫌です」
「うるせえ!それとも家から追い出されたいか」
七海「どっちも嫌です」
「は?お前死にたい訳?嫌ならさっさと行けよ」ヒュン
七海「ッ」スッ
「避けてんじゃねえぞ!」ヒュン
パンッ
七海「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ウルウル
「お前みたいなガキが一番見てて腹が立つ、さっさと死ね」
ガチャ
「ただいま、ってなにしてるのあなた!」
「うるせえ!このガキが悪いんだよ」
「七海、なにかしたの?」
七海「僕が言い返したりしたので叩かれました」ウツロメ
「あなた!気が立ってるからって子供にすることじゃないでしょ!」
「うるせえ!お前も死にてえか!」ヒュン
バチン
「キャッ」
バチン バチン バチン
「大体お前がちゃんとしつけをしてないからこんなことになるんだよ!」
バチン バチン バチン
七海「もうやめてよ父さん!」
「は?お前さっき喋るなって言ったよな?」
「もういいわ、お前死んでいいよ」スッ
七海「(夢なのかわからないけど、この状態で死ぬとどうなるんだろう...あっちの世界は楽しかったな)」
「死ねえ!」
「七海ッ!危ない!」グサッ
七海「あ...か、母さん...どうして」
「チッ、殺し損ねたがまあいい、お前も一緒に地獄に行け」
バタン
「警察だ!そこを動くな!」
「は?クソッなんでだ!」
「22時50分傷害罪で現行犯逮捕!」
七海「ど...どうして、何で俺を庇ったの?」
「ふふっ、あなたと...一緒に星を見に行った...でしょ?」
「あなたに...私の好きなものを共有したくて...」
「あなたはまだ若いから星を見る機会が...たくさんあるはず」
「だから...私があっちに行ってても星を見るときは...一緒に見てると思ってね...」
「ああ...お母さんちょっと眠いからおやすみしていい?」
七海「母さん...ごめん、ごめんなさい」ウルウル
「かわいい顔が台無しよ...」
「じゃあねかわいい私の坊や..」
七海「ごめん、母さん」ポロポロ
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医務室
美波「大丈夫なのかな...まだ目を覚まさないし」
七海「ゴメンナサイ...ゴメンナサイ」ポロポロ
美波「!」
美波「どんな夢を見てるのかしら...」
七海「...ゴメンカアサン」ポロポロ
美波「お母さん?」
七海「ん...」ムクッ
七海「星、過去」ボソッ
美波「あっ!」
七海「あ、美波ちゃんごめんね...重かったでしょ」
美波「そんなことはどうでもいいの、それよりもさっきはどんな夢を見てたの?随分うなされてたけど」
七海「そ、それは...」
美波「もう隠さなくていいんだよ?」ニコッ
七海「うん」
少女説明中...
七海「...ていうわけなんだ、あんまり楽しくない話でしょ?」
美波「そうだけど...大変だったんだね」
七海「そ...そうなんだ...もう怖くて、死ぬんじゃないかって」ウルウル
美波「いいんだよ?泣いたって、強がる必要なんてないんだから」
七海「あ...ありがとう」ポロポロ
七海「ごめんね、母さん...」ポロポロ
美波「...もう大丈夫誰もあなたに手をあげないから」ギュッ
七海「ごめんね...ごめんね...」ポロポロ
_________
医務室外
武内「(多分あっちのことの話でしょうか...)...」
卯月「そ、そんなことがあったなんて」
武内「では我々も入りましょうか」
ガチャ
七海「あっ、みんな...」
杏「話は聞かせてもらったよ」
武内「このままでは練習もできませんので休んで回復を優先してください」
七海「ごめんね...ハハッ、私謝ってばっかだね...」
美波「気にしないで」
七海「ごめん、えっと...美波ちゃんと杏ちゃんとプロデューサー以外は外で待機しててもらっていい?」
きらり「わかったよぉ」
_________
七海「話って言うのは、杏ちゃんが言ってたから外に居ても聞こえてたんだと思うけど親についてだね」
美波「どうしたの?」
杏「美波は気づかなかったの?」
美波「え?」
杏「だって、七海の親は今でも生きてるし仲良しじゃん」
美波「あ!」
七海「そうだね、杏ちゃんが言ってた通りに今でも電話するくらい仲良しだよ」
杏「でも作り話でもない...だね?」
七海「そう、詳しい話は控えさせてもらうけど、今の話は前の親なんだ」
武内「つまり」
七海「プロデューサーの考えてることで合ってる」
美波「え?なんでわかったの?」
杏「確かに、やっぱなにか隠してるね」
七海「まあ、そこは知らなくていいものだからね」
杏「わかったよ、じゃあ練習に戻るね」
美波「そうね、七海ちゃんはしっかり休むこと、いいね?」
七海「母さんみたい...」
美波「そうね、じゃあ私七海ちゃんのお母さんになろうかしら」
杏「言うのは自由だけどきらりの前ではやめてね」
美波「どうして?」
杏「きらりって七海に対してガチだから
美波「そうね、じゃあまた」
ガチャ
七海「ふう、プロデューサーもごめんね?」
武内「いえ、おきになさらずに、仕事は一段落ついていたので」
七海「ふふっ、ありがとう」
武内「しかし、精神的に弱っているので体調管理はしっかりして、夢に出てきた場合は誰かに相談してくださいね」
七海「ごめんね、ありがとう」
武内「口調変わりましたね」
七海「疲れているからかな」
武内「手が...」
七海「え?」プルプル
七海「あ...アハハ、もう夢から覚めたのにまだ怖くて震えてるよ」
武内「大丈夫です、私もついていますから」
七海「ありがとう」ニコッ
武内「フフッ、そんな弱々しい笑顔をみなさんに見せたら心配してしまいますよ」
七海「きらりちゃんと美波ちゃんが過保護になっちゃうかもね」
武内「では私も仕事に戻ります、しっかり休むこと...ですよ」
七海「はいはい」
七海「(ようやく思い出したよ...星が苦手な理由、でも母さんのおかげで好きになれそうだ...母さん、ありがとう)」
一日一人体調を聞いてくるようになったらしい
正直こんな理不尽な父親はいないとおもいますが(この話用に盛っていますが)半分は自分の実話です