七海「...」ペラペラ
文香「あの...何を...読まれているのでしょうか?」スッ
七海「のわっ!」ビクッ
文香「!」ビクッ
七海「急に現れたけどどうしたの?」
文香「すみません...声を掛けようと思っていたら...何か読んでいらっしゃったので」
七海「こっちこそ気づかなくてごめんね、ちなみにこれは[羅生門]だよ」
文香「羅生門...ですか、羅城門とも言いますね」
七海「こっちは羅生門で習ったよ」
文香「羅城門はその時期に飢饉が起こったことがどれだけ辛かったものかハッキリと書かれていますね、飢饉のなか死に物狂いで生きようとする主人公の行動は良しとはできない内容ですが人間らしさが出ててとても面白い話ですね」
七海「そ、そうだね」
文香「す、すみません...つい熱くなって語ってしまいました...」
七海「別にいいよ、文香ちゃんの可愛いところだから」ニコッ
文香「ありがとうございます///」
文香「なぜ羅城門を?」
七海「部屋の掃除してたら見つけてね、久しぶりに読んでみようかなって思って」
文香「なるほど」
七海「あ、あと走れメロスも見つけた」
文香「走れメロスですか」
七海「懐かしいでしょ」
文香「ですね」
七海「今度友達が持ってる資本論でも読もうかな」
文香「し、資本論?」
七海「そうそう、私も友達も倫理と経済は大好きだから友達はそういう本を持ってるんだよね」
文香「他にどんな?」
七海「全然関係ないものを言うとペストとか十字軍とか」
文香「珍しい方ですね...」
七海「そうだけど面白いやつだよ」
文香「女子ですか?」
七海「いや、男子」
文香「噂とかされないんですか?」
七海「全然、私が友達以上にはなるつもりはないって言ってるからね、それに私が結婚するのはプロデューサーだけだし」
文香「そ、そうですか」
七海「冗談だよ」
七海「そうだ!文香ちゃんはおすすめの本はある?」
文香「そうですね...七海さんの読んでいる傾向からすると坊っちゃんはどうでしょう」
七海「坊っちゃんかぁ、昔読んだけど全然内容覚えてないから貸してくれるとありがたいな」
文香「では今度図書館に一緒にいきませんか?」
七海「お!いいね~、いつにする?」
文香「2週間後の土曜が空いてますね...」
七海「じゃあそこ空けとくね」
文香「何か...予定でもあるのでしょうか?」
七海「プロデューサーと打ち合わせがあるくらいかな」
文香「すみません...別の日を探しますね」
七海「気にしないで、私は文香ちゃんとお出掛けがすごく楽しみだからね~、こんな美人と一緒に出掛けられるなんてそうそうないからね」ニコッ
文香「美人なんて///」
七海「スッゴク美人なんだから自信持つといいよ!」
文香「自信ですか...」
七海「誰に何を言われても私は文香ちゃんは誰にも負けない美人だと思うな」
文香「///」
文香「では...今度図書館にいくとき自信をつけるために頑張りますね」
七海「え?頑張るって何を?」
文香「ふふっ、内緒です」ニコッ
七海「そ、そうなんだ」
文香「とても楽しみです」
打ち合わせをすっぽかした七海は後日物凄く怒られたようだが文香が助けてくれたらしい...