映画館
奈緒「さてと何の映画を観ようかな〜、お!この新作の映画なんていいな〜あんまバトルものとか見ないけど面白そうだし良いか!」
主人公 カナタ 役 〇〇 〇〇
ヒロイン アリス 役 柳瀬 美咲
奈緒「このヒロインの役の名前聞いた事ないけど新人かなぁ?」
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カナタ「あれぇ?ここどこだ?」
アリス「貴様!そこで何をしている!」
カナタ「うわっ!ごめんなさい、道に迷っちゃって...」
アリス「...こっちだ」
奈緒「(このヒロインかっこいい!ていうか声もかっこいいな!)」
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カナタ「あなたはあの時の!」
アリス「ふん、まさか敵同士になるとはな」
カナタ「攻撃しないんですか?」
アリス「お前と戦う時間はない、こちらは任務の途中なのでな」
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大佐「カナタ、君には期待してるよ」
カナタ「ハッ、ありがたきお言葉です」
大佐「ふむ、やはり堅苦しいのは似合わんな」
カナタ「しっかりしてくださいよお父さん」
大佐「ははっ、息子に怒られるとは思わなかったな」
バタン
兵士「敵襲!」
大佐「何があった!」
兵士「金髪で眼帯を付けた女が単独でこちらにきています!」
大佐「...そうか」
カナタ「その人ってまさか!」
大佐「カナタよ知っているのか?」
カナタ「少し面識があるくらいですが...」
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アリス「ようやく出てきたか、〇〇」
大佐「やはり君だったのか」
アリス「ああそうだ、お前に付けられた傷が未だに痛む」
カナタ「どういう事ですか?」
アリス「ふん、そいつは土地を広げるために私の村を潰した本人だ」
カナタ「何故そんなことを!」
大佐「カナタもいずれ分かるさ、戦場に出たらな」
奈緒「(おいおいなんて展開なんだ!)」ドキドキ
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カナタ「まさかアリスさんの監視役として僕がつくとは思いませんでしたよ」
アリス「ああ、お前くらい私はすぐに殺して逃げれると分かっているのにな」
カナタ「絶対にしないでくださいね?」
アリス「ふん」
カナタ「あの...嫌でなければお父さんがしたことを話してくれませんか?」
アリス「...ここではダメだ、もっと人が少ないところじゃないと」
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大佐「どうしたこんな夜中に」
カナタ「お父さん...聞きましたよアリスさんのこと」
大佐「ああ...アリスというのか」
カナタ「納得できません!何故あんなことをしたのですか!」
大佐「言っただろう、戦争は無情だと」
カナタ「でも!」
大佐「これ以上言うならば反逆罪としてこの軍を追放することになるぞ」
カナタ「良いですよ、お父さんのやり方は納得できませんから」
大佐「はぁ...仕方ない、騒ぎは立てないから二度とここには来るな」
カナタ「ごめんなさい父さん」
大佐「次会う時は敵同士だ」
カナタ「わかった」
奈緒「(まさかの親子で敵対パターンか!)」
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アリス「何故ついてくる」
カナタ「僕は軍を追放されましたからね」
アリス「ふっ、足手まといにはなるなよ」
カナタ「あっ!今笑いましたね」
アリス「笑ってなどいない」
カナタ「ええ...可愛かったのに」
アリス「やかましい///」
ゴッ
カナタ「あいたっ!」
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アリス「明日私はお前の父親を殺しに行く、嫌ならここに残れ」
カナタ「僕も行きます、貴女を1人にはさせません」
アリス「ふん///好きにしろ」
カナタ「はい!」
奈緒「(デレると可愛いタイプか)」
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アリス「行くぞ」
カナタ「はい」
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兵士「て、敵襲!今度はこの前の女とカナタがいます!」
大佐「そうか...兵を連れて逃げろ」
兵士「何故です!私たちも戦います」
大佐「いいのだ、これは私の過去の戦いだから」
兵士「ハッ!、大佐もご無事で」
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アリス「来たか」
大佐「兵は逃した、来なさい」
カナタ「お父さん、僕はあなたと戦います!」
大佐「そうか」
アリス「行くぞカナタ!」ダッ
カナタ「はい!」ダッ
アリス/カナタ「ハアアアッ!」
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大佐「流石だ...さあ...私を殺すがいい...」
アリス「ふん」
カナタ「ごめんなさいお父さん...」
大佐「私は...ずっと...後悔していた...あの村を襲撃して...しまったことを...」
アリス「...」
大佐「上からの...命令とはいえど...何も害のない人達を...殺してしまった」
大佐「そして...1人だけ逃げ切れた子供がいた...」
カナタ「もしかして」
アリス「私だ」
大佐「その娘が...無事なのか...心配だった...目の前で家族を...殺してしまったから...」
カナタ「そうだったんだ...」
大佐「だ...だが...無事でよかった...私はもう...思い残す事はない...」
アリス「安らかに眠れ」
グサッ
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カナタ「これからアリスはどうするのか?」
アリス「旅に出る、私と同じような子供がいなくなるように」
カナタ「じゃあ僕もついて行っていいかな?」
アリス「好きにしろ」
カナタ「ありがとう」
奈緒「(大佐って大変だったんだな...)」
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奈緒「いや〜面白かった、エンディングもヒロインの人が歌ってたけど全然雰囲気違ったなぁ」
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翌日
奈緒「なあ聞いてくれよ!」
七海「どうしたの?」
奈緒「昨日新作映画を見たんだよ」
七海「もしかして〇〇?」
奈緒「七海も知ってたのか!いや〜あれ面白かったよ」
七海「そ、そうなんだ」
奈緒「どうしたんだ?ずいぶん歯切れが悪いけど」
七海「気にしないで」
奈緒「ヒロインのアリスがカッコ良くて推しになったわ」
七海「へ、へえ〜よかったね」
武内「?あの映画のヒロイン役は八代さんだったはずですが」
七海「あ、何で言うんだよ!」
奈緒「まじで⁈でもポスターには違う名前が書いてあったけど」
七海「私が頼んで改名した」
奈緒「そうなのか、それにしても七海があんな声出るなんて思ってなかったぞ」
七海「でしょ、結構頑張った」
奈緒「なあなあサインくれよぉ〜」
七海「だめ」
奈緒「何で!」
七海「今度抽選でサインのプレゼントがあるからそれを頑張って勝ち取りな」
奈緒「え〜、直筆サインがいいんだろぉ」
七海「安心しな、3人しか無いから直筆ってわけよ」
奈緒「くっ!当たれば勝ちってわけか」
七海「そういうことさ、じゃあ頑張って」
奈緒は果たしてサインを貰えたのでしょうか...