後長いです
七海「やっぱりそうですか...」
医師「はい、残念ですが激しい動きをするのはお控えください、それと後長くて3ヶ月...短ければ1ヶ月しか時間はありません」
七海「はい...」
なんとなくは分かっていたけど直接言われるのじゃあ違うんだって思った、けど言われたからって不安とか恐怖とかはあんまりない、逆に冷静になれるんだ...今後どうやって生活して行こうかな〜とか何かやり残したことないかな〜とか、何にせよcpのメンバーには隠しておかなきゃバレたら大変なことになってしまう。
七海はゆっくりとしかし何か覚悟を決めたような足取りで事務所へ歩いて行く。吹いている風は七海の心を優しく撫でるかのように少し温かな風だった...
事務所
七海「よーっす」
武内「こんにちは、今日は少し遅かったですね」
七海「ああ、少し寄り道してきたんだ」
プロデューサーには既に伝えてある、お陰様で仕事が無いけどね、流石にプロデューサーのお節介には苦労するや...だって同じ事を1日に10回くらい言ってくるんだよ?まあそれ程俺の...いや私か?事を心配してくれてるってこと、私がいなくなるから私の分もしっかりアイドルの事見てて無いと枕元に出てやるわ
七海「最近は何しても楽しいな!もう空が青いことが素晴らしいもん」
武内「ど、どうしたのですか?」
七海「改めて日々の生活が普段通りに過ごせてるのが良いって思っただけだよ」
武内「確かにそれは素晴らしい事です、高望みはせずに日々生活できることが喜びだと知ることが大切です」
武内「そういえば八代さん」
七海「どうした?」
武内「2ヶ月後にある346のアイドルを集めてするパーティの出し物は考えておりますか?」
七海「そっか...もうそんな時期だったね、俺は弾き語りかな」
武内「弾き語りですか、アコギの経験は?」
七海「無いけどなんとかなるよ」
武内「そうですか...無理はせず頑張ってください」
ガチャ
みりあ「おはようございまーす!」
七海「おはよう」
武内「おはようございます、赤城さん」
みりあ「あれ?七海ちゃん、どうしてそんなに元気ないの?」
七海「へ?元気だよ?」
みりあ「でも、とっても辛そう...」
七海「そんな事ないよ!なんなら遊びに行く?みりあちゃん」
みりあ「遊びたいけど今からレッスンが入ってるの」
七海「そうなんだ、頑張ってね」
みりあ「うん!終わったら戻ってくるから待っててね!」フリフリ
七海「はいはい」フリフリ
みりあちゃんにばれそうだったけどそんなに顔に出てたかな?それともみりあちゃんは勘が鋭いから何か感じたのかな...どっちにしろ気をつけなければいけないな、残りの人生楽しく生きなきゃ
武内「八代さん、何か辛いことがあったら相談してください」
七海「ううん、なんも無いから安心しな」
七海「さてと、私もレッスン行ってくるね」
武内「はい、お気をつけて」
七海「うん」
いつまでもここに居ると変な気を遣わせてしまいそうだからどっか行く、まあ私が暇っていうのはある
____________
屋上
七海「うう、寒い」ブルブル
志希「おや?こんな所に何をしにきたのかな?」
七海「居たんだね、暇つぶしだよ」
志希「じゃあ!お薬の実験d...いや、待って何か隠してるね?」スンスン
七海「何も」
志希「そう?じゃあ今日寄った病院の人に聞いてきても良いんだよ」
七海「っ⁉︎なんで知ってるの」
そんなに顔に出てるのか?
志希「だってシキちゃんは匂いにびんかーん、ある程度離れてても分かるんだよ」
くっ、確かに病院は匂いが独特だけど結構匂いを消したり誤魔化してたりしてたけど、やっぱり志希ちゃんはすごいや、バレてしまったのは仕方ないか、話しても構わないか
七海「そうなのね、実は______」
__________
志希「ふーん、そうなんだ」
七海「反応薄いんだね」
志希ちゃんの反応が思ったより薄かった、志希ちゃんは結構思い入れとかあんまりなさそうだもんね、俺の事も研究対象って感じだったし
志希「だってぇ、“近いうちに”死ぬじゃん?」
七海「う、うん」
志希「だったらまだじゃん、今日死にますとかだったら流石に悲しいな〜なんて思うけど、人間いつしか死ぬ...遅いか早いかの問題デショ?」
七海「何を言いたいの?」
志希「七海ちゃんは充実した人生だったの?」
七海「それなりかな」
志希「だったら今度あるパーティで楽しまなきゃ、ううん、私達がさせてアゲル♪」
七海「ありがとう...」
志希ちゃんは無関心かなって思ったけどそんな事はなかった、俺をしっかり楽しませて悔いの無い人生にさせようとしている、だったら俺も考えなきゃな、楽しむ方法を
七海「ありがとう志希ちゃん、大好きだよ」
志希「ニャハハ♪お礼は薬の実験でいいよ〜」
七海「じゃあね、後しっかりレッスンは行くことね、今日もサボってるんでしょ」タッタッタ
志希「バレてたか」
志希「...さてと、もしもの為に準備っと」スタスタ
____________
カフェ
七海「うん、今日もコーヒーは美味しい」
仁奈「あ!ようやく見つけたでごぜーます!」
今度は仁奈ちゃんか、なんか真剣っていうか焦ってる?そんな表情
七海「どうしたの」
仁奈「ちゃんといるです!暖けぇです!」
愛梨「ごめんなさい、急に七海ちゃんを探しに行くって言って聞かないんです」
きらり「なんか焦ってるようだったよぉ」
仁奈「今日見た夢が七海おねーさんがいなくなりやがる夢だったんです...」
七海「...」
変なタイミングだな、もしかして予知夢とか?まあ本人には悪いけど騙させてもらう、悲しませたくないからね
仁奈「七海おねーさんはいなくならねぇですか?」
七海「うん、一緒だよ」
きらり/愛梨「私には?」
七海「大好きだよ」
愛梨「まあしっt...って、ええええ⁉︎」
きらり「告白されちゃったにぃ///」
仁奈「罪な女でごぜーます」
七海「ええ...」
愛梨「でも急にどうして?今までは言わなかったのに」
七海「たまにはいいじゃんか」
きらり「何かいいことあったのぉ?」
七海「かもね」
_____________
中庭
美嘉「こらー!またやったわね!莉嘉」タッタッタ
莉嘉「ごめんごめん!」タッタッタ
美嘉「今日という今日は許さないわよ!」
七海「何してんの?」
莉嘉「あ!七海ちゃん」
美嘉「あ!そいつ捕まえて!」
七海「へいへい」スッ
莉嘉「わわっ!お姫様抱っこだ!」
美嘉「ナイス」
七海「何してたのさ」
美嘉「莉嘉が勝手にアタシの自撮りをアイツに送ったんだよ!」
七海「ああ...お疲れ」
莉嘉「ねえねえ、私重くない?」
七海「びっくりするくらい軽い」
リカチャーン
莉嘉「あ!呼ばれてる」
七海「よいしょっと、行って来な」スッ
莉嘉「じゃあね!」
七海「はいはい」
美嘉「話があるからベンチで話さない?」
七海「いいよ」
__________
美嘉「さっき志希を見かけたんだけど、あんなに真剣に考え事をしてる顔初めて見た、何か知らない?」
七海「さあ、何か逃走手段を考えてるんじゃない?」
美嘉「そうかな...まあいいか、聞けば良いし」
七海「話はそれだけ?」
美嘉「うん、アリガト☆」
志希ちゃんにそんな事あったんだ、自分で言うのもあれだけど大方俺のことだろうな、でも真剣に考える必要あるかなぁ...だって楽しむ方法でしょ?なんならウキウキしながら考えてそうだしなぁ、本当に逃げる手段とか
_____________
自販機前
裕子「私のサイキックパワーを見せますよ!むむむ」
パンッ
雫「きゃ!もう、ゆっこちゃん!」
早苗「それ今までに何回してきたの...」
七海「楽しそうだね」
裕子「あ、七海さん!」
早苗「楽しくないわよ」
雫「こんにちは〜」
裕子「七海さんにも見せてあげますよ!」
七海「サイキックパワーなんて本当にあるの?」
裕子「あ!今馬鹿にしましたね!サイキックパワーは真実だって見通すんですから」
七海「ほんとぉ?」
裕子「見ててくださいね、七海さんの真実を見抜いてあげます!むむむ......え?」スッ
カランカラン
早苗「どうしたの?驚きすぎて缶落としちゃってるけど」
裕子「ほ、本当なんですか!時間がないなんて!」ユサユサ
七海「本当だよ...」
こういう時は発揮するんだねぇ、まあ裕子ちゃんは周りに言いふらさないから大丈夫だと思うけどね、こんな純粋な子にそういう顔されると困っちゃうな
早苗「ど、どうしたのよ」
雫「時間がないってどういう事ですか?」
裕子「そんな...神様は酷いです...」ペタッ
七海「ごめんね、今後応援してるから」スタスタ
あそこにいると早苗さんに問い詰められそうだからね、本職の人には流石に勝てないだろうから
________________
事務所
七海「ういーっす」
武内「お帰りなさい、あんまり動いてはダメですよ」
七海「過保護か」
武内「心配ですので」
七海「ああそうかい、俺はみんなが帰ってくるまで寝とくわ」
武内「わかりました、おやすみなさい」
_____________
1時間後...
ガチャ
卯月「大変でしたね」
凛「うん、今までとは違う並びだからね」
ゾロゾロ
武内「皆さん、お帰りなさい」
未央「あ、プロデューサー、なんで七海と仕事がないの?」
武内「申し訳ありませんが言えません」
凛「あれ?卯月は」
卯月「ふへへ...そんなだらしない格好で寝てたら食べちゃいますよ〜」ワキワキ
未央「ああ...」
きらり「あれぇ?いつもだったら飛び起きるのに今日は起きないにぃ」
杏「おーい、起きろ〜」ユサユサ
七海「...」
かな子「どうしたんだろう、全然起きないよ」
武内「⁉︎」
ダッ
武内「八代さん...起きてください!八代さん!」ユサユサ
七海「うにゅ?」パチ
武内「よかった」ホッ
七海「あ、みんなお帰り」
俺が起きるとみんな帰ってきてた、プロデューサーが大分揺さぶったせいで起きたけどどうしたんだろう?みんなもこっち心配そうな顔して見てるけど
杏「呑気にお帰りとか言ってる場合じゃないよね、今のプロデューサーの焦り方は今まで見たことないよ」
武内「い、いえ八代さんが起きないのは珍しいのでてっきり何かあったのかと...」メソラシ
美波「でも今の、知っててやってた感がありますけど...」
七海「どういうこと?」
みく「いや、Pちゃんが必死に七海ちゃんを起こしてたから」
七海「何してんの」ジロッ
武内「す、すみません」
全くそんな事して何か勘付かれたらどうするつもりなんだよ、まあ仕方ないな...事実俺が起きないのが悪いわけだし
七海「まあいいよ...あ!今日専務に用があったんだ、ちょっと行ってくる」スクッ
バタン
杏「何か怪しいな、ちょっとついて行ってみようかな」
李衣菜「やめときなよ、聞かれたくない話だったらどうするのさ」
杏「でも正直興味あるでしょ?」
李衣菜「うっ」
杏「じゃあ行ってみよう!」スタスタ
バタン
武内「行かないのですか?」
美波「いえ、怖くて...何か起きそうな」
きらり「きらりもそう思ってるのぉ」
卯月「私は何があっても七海ちゃんを応援するだけです」
武内「そうですか」
______________
専務室
コンコン
専務「入れ」
シツレイシマス
七海「こんにちは」
専務「...もう決めたのだな」
七海「はい、専務にも話がいってると思うのですが、私が残ってても意味がないのでこの仕事を辞めさせていただきます」
専務「そうか、今までご苦労だった」
七海「ありがとうございました」
専務「君が」
七海「?」
専務「君が、君という星が朽ちてしまうのは本当に惜しい、まだ輝き始めたばかりの星が終わりを迎える前に消え去っていくのは非常に勿体無い」
七海「いえ、私という星が朽ちることで光を放ち、未だ内側に光を秘めている星達に道を示すことができます」
専務「光を放っていても道を示すことができないかもしれない」
七海「その時は14個の光が大きな輝きとなって道を照らすでしょう」
専務「信頼しているのだな」
七海「大事な仲間ですので」
専務「ふっ...それにしても私の話を聴いているギャラリーは君だけではないようだな」
七海「え?...ああ、そういう事ですか」
専務「もうすぐここでライブがあるらしいな」
七海「専務も知ってたんですね」
専務「もちろん知っているさ」
七海「それがどうしたんですか?」
専務「それが終わるまでここの入社は認めよう」
七海「いいんですか!」
専務「元よりそのつもりだっただろう?」
七海「あはは...」メソラシ
専務「フッ、もう行っていいぞ」
七海「はい、失礼します」スタスタ
専務「最後に」
七海「なんでしょうか」
専務「君はシンデレラとして輝けたか?」
七海「私はシンデレラなどではありません、無口な車輪と共にシンデレラを導く馬です、私は12時を過ぎることが出来なかったから...でも物凄く楽しい人生を送れました」
専務「そうか、引き留めてすまなかったな」
七海「はい」
バタン
みく「何の話をしているのか全然わからなかったにゃ!」
凛「遠回しすぎる、ポエマーじゃないんだから」
七海「君たち、話聞いてたね」
アナスタシア「話が気になったのデス...」
七海「ふっふっふ、どの子が悪い子かなぁ」ワキワキ
cpメンバー「逃げろー!」ダダダ
七海「ふう、あんまりお兄さんに体力をつかわせないでくれ」スタスタ
______________
専務「無口な車輪と共にシンデレラを導く馬か...その役目は私達なのでな、しかしやはり君にはシンデレラより姫を輝かせた王子の方が似合う」
専務「シンデレラとは少し違う“イレギュラーな存在”だったからな」フッ
______________
事務所
ガチャ
七海「ふう」
蘭子「お帰りなさい!」
かな子「今からお茶会をするんだけど一緒に話そう?」
未央「ほら、こっち来なよ!」
ワイワイ
七海「...あ」ポロ
智絵里「え?」
七海「っ!」ダッ
武内「ダメです!お待ち下さい!」ダッ
美波「ただ事じゃないわね、みんな!追いかけましょう」
_____________
屋上
七海「ゲホッ...ゲホッ...無理して走ってしまった...」
勢い余って出て行っちゃったけど本当は走るのもあんまりダメなんだよね、少し寒いから上着でも持ってくればよかったな
ヒュウ
七海「うう...さむ」ブルッ
ファサッ
武内「そんな薄着では風邪をひいてしまいますよ」
七海「確かに」
武内「今のあなたは風邪も危ないんですから」
七海「まあ最悪死ぬだろうね」
武内「どうしてあの場所から逃げたりしたのですか?」
七海「あの場所にいると生きたいって思っちゃうんだ、今までみたいに楽しく生活できるような未来を思い描いてしまう」
武内「そうですか」
七海「劣化した自分にあそこは眩しすぎる、終わりを迎えるものがいていい場所じゃない」
武内「そんなことはありません!あなただって同じアイドルなんです、優劣なんか無い」
七海「ふふ、優しいね」
藍子「おや?こんなところに2人で何をしてるんですか?」
武内「高森さんこそ何を?」
藍子「私はとうs...風景を撮影してたんです、屋上は景色がいいから」
武内「なるほど」
藍子「お二人は何を?もしかして...七海ちゃんはあげませんよ!」ギュッ
武内「べ、べつにそういう訳では」
武内「そ、それでは私は仕事に戻ります、風邪をひかないようにしてくださいね」
七海「はいはい」
バタン
七海「暖かいな」
藍子「寒いですからね、もっと引っ付いてあげましょうか?」
七海「ええ...離れていいよ」
藍子「嫌です、今離れると永遠に離れることになるから」
七海「何の話?」
藍子「辞めることです」
七海が愛子の顔を見ると彼女はとても悲しそうに、涙を堪えているような表情でこちらを見ていた
七海「どこからそんな情報を」
藍子「秘密です、でもどうして辞めたりするんですか?誹謗中傷だったら私にm」
七海「誰にも話さない?」
藍子「え?は、はい」
七海「実は______」
______________
藍子「う...そ...そんな」
七海「本当の話」
藍子「嫌...行かないで...」ヘナヘナ
七海「ごめんね」
悲しんでいる女の子を見るのは辛くて可哀想だけど置いて行こうかした時
藍子「待ってください!最後に一枚だけ写真を撮らせてください」
七海「写真?」
藍子「最期に、嘘偽りのない最高の思い出の2人だけの写真です」
七海「最期...うん、いいよ」
藍子「ありがとうございます!」パァァ
七海「でもどうやって撮るの?」
藍子「そうですね...どうしましょうか」
七海「考えてなかったのね」
藍子「だって急だったから...」
ガチャ
卯月「ハア...ハア...ここにいたんですか」
杏「屋上は気がつかなかったね」
七海「みんな...」
美波「どうしたの?急に走り出しちゃって」
七海「あ!そうだ、凛ちゃんこっちきて」
凛「私?」
七海「そうそう」
凛「わかった」スタスタ
藍子「なるほど、撮ってもらうんですね」
七海「そそ」
凛「んで何?」
七海「今からツーショット写真を撮るんだけどさ、どうやって撮ろうか悩んでたらみんな来たから凛ちゃんに撮ってもらおうと思って」
凛「ツーショット?」
七海「うん、私と藍子ちゃんの」
凛「ふーん、まあいいけど、じゃあそこのベンチに2人とも座って」
七海「はーい」
藍子「わかりました」
凛「じゃあ撮っていい?」
七海「いい?藍子ちゃん」
藍子「はい」
凛「じゃあいくよ、はいチーズ!」
七海「」チュ
藍子「!」ビクッ
パシャ
凛「あ...どうする、もう一枚撮る?」
七海「いいよ、じゃあ私は先に戻ってるね」
凛「うん」
七海「じゃあみんなも風邪ひかないように早く戻ってきてね」スタスタ
杏「あ、半分くらい固まってる、杏も戻ろう」スタスタ
バタン
卯月「はっ!七海ちゃんは!」
凛「帰ったよ」
きらり「今日の七海ちゃんは色々とおかしいにぃ」
アナスタシア「問い詰めまショウ!」
藍子「待って!」
美波「どうしたの?」
藍子「七海ちゃんの事は気にしないでください」
未央「それだと何か知ってるような口調だけど」
藍子「はい、七海ちゃんが皆さんに話すまで待っててあげてください...」
卯月「何かありそうですね...しかしわかりました」
藍子「ありがとうございます」
_____________
時は経ち1ヶ月後...
七海「ふう、最近はここに来るのもきついな」
あれから1ヶ月が経った、みんな何回よそよそしいというか何か観察?みたいな感じになってる、最近は体力の衰えを感じていて事務所に来るのもキツい、運動しないだけでこんなにも変わるんだなって思った...だけどそんな事言ってたらみんなにバレてしまうから弱音は吐かない
武内「大丈夫ですか?やはりもう...」
七海「なあに、心配すんなって!運動してないから体力が落ちてるだけだよ」
武内「ならいいのですが...」
七海「そういえばギターが随分と上達してね、もう曲も決まって練習を重ねるだけだよ」
武内「そうですか、あまり無理をなさらない様に気をつけてくださいね」
相変わらずプロデューサーは心配性だけどそんなに心配か?そんな簡単に死にはしないって...死ぬ訳にはいかないからね
七海「そういえばみんなは?」
武内「次のライブのダンスレッスンです」
七海「ああ、俺が出ないやつか」
武内「はい、残念ですが」
七海「気にすんな、それじゃあまた散歩してくる」
武内「お気をつけて」
_____________
七海「この雲だと明日は雨だなぁ」
今日は珍しく誰も見ない、ていうか辞めたのにこんな場所にいると変な目で見られそうだから怖いな、まあ流石にみんなはそういうことしないと思う...しないよね?
美穂「あれ?七海ちゃんじゃないですか」
七海「お、やっほー」
美穂「こんな所で何してるんですか?」
七海「ひなたぼっこ」
美穂「お仕事とか大丈夫なんですか?」
七海「うーん、大丈夫」
美穂「そうですか」
七海「美穂ちゃんは?」
美穂「ひなたぼっこです」
七海「太陽出てないのに?」
美穂「七海ちゃんも同じですよね?」
七海「あはは、言えてる」
美穂「最近元気がないですけどどうしたんですか?」
七海「うーん、天気が晴れてないから」
美穂「昨日晴れてましたよね」
七海「終わって欲しくなかった」
美穂「え?」
七海「輝きたかった、アイドルとしてもっとみんなと仕事をしたかった」
美穂「...」
七海「毎日涙を流して眠るだけ」
何故か言葉が出てしまう、本音が...心の奥底にある言葉を聞いて欲しくて溢れてしまう、言ってはいけない事が分かっていても口から出てしまう
七海「もっと...みんなと居たかった...」ポロポロ
美穂「大丈夫ですよ」ギュッ
七海「あっ...」
美穂「何があったかはわかりませんがずっと一緒ですよ」
七海「そうなんだ...」
美穂「そうです」
七海「ごめんね、急に泣いちゃって」
美穂「平気です、また一緒にお仕事がんばりましょう!」
七海「うん!」
また嘘をつく
七海「じゃあまたね」
美穂「はい!」
_____________
七海「あー、今から帰ってギターの練習でもするかな」
夏樹「おっ、ギターの練習なら私も混ぜてくれないか?」
七海「なつきち!いいよ」
なつきちに出会った、まさか独り言が聞こえてたなんて
夏樹「じゃあちょっとそこのベンチでやるか」
七海「あ、でも家にギター...っていうか私がやるのアコギだけど」
夏樹「あー、んじゃまた今度にするか!」
七海「うん」
________________
七海「ただいま」
武内「お帰りなさい」
七海「みんなはダンスレッスンね...」
武内「もうすぐだと思いますが」
七海「へー」
ガチャ
未央「しまむーはどう思う?ってななみんじゃん!おっはー」
七海「おはー」
杏「ちょっとさ、話があるんだけどいい?」
七海「急にどうしたのさ」
杏「次のライブはcpのメンバーがメインって聞いてるのに七海が出ないっておかしくない?」
みく「確かに...」
七海「それは私が出ないって言ったの」
杏「なんで?」
七海「それは...」
武内「八代さんはアイドルを辞めるからです」
cp「え?」
七海「...」
卯月「や、辞めるってど...どういうことですか?」
七海「そのままの意味、この仕事から逃げるの」
未央「逃げる?」
七海「うん、面白くなかったんだ、アイドルっていうものでみんなを楽しませる事に飽きた」
みく「は?」
七海「少しでも楽しく生活できるかなって思ったけど全然、やっぱりダメだった...だからアイドルをやめる」
また嘘
凛「何その冗談」
七海「冗談じゃない」
卯月「う、嘘ですよね...」
七海「嘘じゃない」
嘘
七海「みんなの事を侮辱してるわけじゃない、アイドルが想像と違っただけ」
武内「八代さん...」
七海「だから“辞める”」
未央「そ、そんな」
七海「私帰るね、でも次会うときはパーティーの時」スタスタ
杏「待ちなよ」
七海「何?」
杏「それって本心?アイドルが...今までの生活が楽しくなかったって」
七海「っ!そうだよ」
杏「そ、話はそれだけだから、じゃあね...仮面さん」
七海「...」
バタン
きらり「杏ちゃん、仮面さんって何なのぉ?」
杏「明らかに本心じゃ無い、嘘で塗られた仮面を被った言葉」
李衣菜「つまりあれは本音じゃなかったってこと?」
杏「そういうこと、まあなんでそんな風に言ってるのかはわからないけどね」
武内「八代さん...」
______________
パーティー当日 事務所
卯月「おはようございます!」
武内「おはよう御座います」
蘭子「そのテーブルに置いてある物はなんですか?」
武内「実は八代さんから皆さんへのプレゼントだそうです」
莉嘉「七海ちゃんから?」
武内「はい、あんな事を言ってしまったから皆さんと会って直接渡すのは気が引けるとの事でプレゼントを置いて会場に向かいました」
美波「開けるのは後にして私達も会場に行きましょう」
凛「了解」
______________
1時間後
美波「結局七海ちゃんは見なかったわね」
卯月「はい...どこにいるのか」
杏「七海のこと気にするのもいいけどlippsの次は杏達なんだから集中してね」
未央「わかってるけど」
かな子「見ないと心配になるよね」
武内「何処なのでしょうか」
ツヅキマシテハcpノメンバーノバンデス
みく「気にしててもしょうがないにゃ!行くにゃ」
_____________
10分後
卯月「ありがとうございました!」
cp「ありがとうございました!」
パチパチ
舞台裏
卯月「お疲れ様です!」
未央「さて、じゃああっちに戻ろうか!」
美波「ええ、そうね」
_____________
観客席
智絵里「あれ?ステージに居るの七海ちゃんじゃないですか?」
卯月「本当だ」
凛「ちょっと加蓮、何かあったの?」
加蓮「な、七海が引退発表した...」
凛「え?」
_____________
七海「急でごめんね、でも最高のパーティーにはさせるから」
七海「では聞いてください falling flower 」
__________
舞い落ちる 花びらには
__________
私は花 私は花
綺麗な花を咲かせ
__________
演奏終了
七海「皆さん聞いていただきありがとうございました」
卯月「あの...本当に辞めるんですか!」
七海「卯月...」
卯月「本当に私達もう会えないんですか?」
七海「ごめんね、じゃあ川島さん進めていいですよ」スタスタ
瑞樹「え、ええ」
瑞樹「じゃあ次は」
キャァァァ
瑞樹「え?」
___________
ありす「大丈夫ですか七海さん⁉︎」
七海「...」
奏「と、とりあえず救急車を」
___________
病院
七海「ん...ここは...」スッ
看護婦「あ!起きたんですね、少々お待ちください!」
1時間後
ガラッ
武内「八代さん!起きたのですね」
七海「ああ」
卯月「よかったぁ」ホッ
凛「丸2日ぐらい寝てたよ」
七海「そんな寝てたんだ」
武内「はい、そのまま起きないのかと思いました」
未央「全く、心配させないでよね!」
卯月「もしかして何か病気が?」
七海「さあね」
卯月「隠さなくてもいいじゃないですか!」
七海「ごめん、けど本当に何も言えない」
卯月「ッ!ひどい...そんな風に信用されてないなんて思わなかったです!」ダッ
凛「あっ!まって!」ダッ
未央「病院内は走っちゃダメだって!」ダッ
シーン...
七海「あはは、嫌われちゃったかな」
あの心優しい卯月ちゃんですらあんな風にここから出ていくなんて相当クズな事してるんだって実感させられる、だけどもう終わりなんだ...全てなかったことにしよう
武内「まだやり直せるはずです」
七海「その事なんだけどさ」
武内「どうしました?」
七海「多分...いいや、確実に明日までしか身体が保たない」
武内「なぜそう言い切れるんですか?」
七海「なんか分かるんだ、根拠はないけど自分の身体だからかな」
武内「そうですか...では明日もまた来ますね」
七海「あの子たちは連れて来ないでね」
武内「どうしてですか?」
七海「自分の死に姿なんて見せるもんじゃないでしょ」
武内「...わかりました」
ダン
寂しくなるなぁ、まだまだ若いのに夢半ばで命尽きるってこんなにも悲しいなんて...もう涙も出ないけど
七海「八代七海...ここで2回目の死を迎える、この世界では楽しく充実した世界でした、明るい夢を見れますように」
________________
後日
ガララ
七海「ねぇ 探していたのは 12時過ぎの魔法 それは___」
武内「おはようございます」
七海「よっ」
武内「体調はいかがでしょうか?」
七海「もうすぐって感じ」
武内「そうですか...」
七海「なぁ、ちょっとこっち来てよ」
武内「?...はい」
ギュッ
七海「暖かいなぁ」
武内「どうかされましたか?」
七海「良いじゃないか、最後くらい」
武内「そうですね」スッ
七海「あの子達にはなんて言ってきた?」
武内「八代さんのお見舞いに行くという人が多かったのですが、人数が多いと迷惑になるだろうというのと、私が行って体調を聞いてきますと言いました」
武内「実はですね、昨日あの後島村さん達に容態を聞かれたのです」
七海「何て答えた?」
武内「元気で問題無い...と」
七海「ふふっ、最後の最後に嘘をついたね」
武内「すみません、これが一番被害のない形かなと思いましたので」
七海「気にすんな」
武内「ありがとうございます」
七海「なあ」
武内「はい」
七海「今日が何の日か覚えてるか?」
武内「それは一体?...いえ、覚えています」
七海「やっぱり?」
武内「はい、私が八代さんをスカウトした日ですから」
七海「ふふっ、覚えてくれててありがとな」ニコッ
ポロポロ
七海「あれっ?なんで涙が」ポロポロ
武内「...」
七海「そうか...安心したんだ」ポロポロ
七海「ねぇ、もう一回手を握っていいかな?」
武内「...はい」ツー
七海「ありがとう」ギュッ
七海「夢みたいに...綺麗で泣けちゃうな...」スッ
七海「........」
武内「...」ポロポロ
______________
事務所
ガチャ
武内「ただいま戻りました」
卯月「あ!七海ちゃんの様子どうでしたか?」
未央「元気にしてた?」
かな子「お菓子持っていってもいいのかな?」
智絵里「七海ちゃんは食べられないよ?」
莉嘉「お姉ちゃんと一緒に明日お見舞いに行こーっと!」
みりあ「みりあもいくー!」
武内「八代さんは...もんだ...い無く」ポロポロ
凛「なんで泣いてるの、七海は元気なんでしょ?」
みく「そうにゃ、Pちゃんが泣くって初めて見るにゃ」
李衣菜「何があったの?」
武内「八代さんは...先程...息を引き取りました...」ポロポロ
cp「...え?」
美波「何でですか?昨日プロデューサーさん...七海ちゃんは元気だって」
アナスタシア「それは...本当の事デスカ?」
蘭子「嘘...」
きらり「そ...そんな...ことって」
杏「馬鹿野郎が...」
武内「先日皆さんに報告した容態は嘘でした...実際は翌日には亡くなると八代さん本人が申しておりました」
卯月「な...なんで嘘をついたんですか?」
武内「すみません」
卯月「退院したらまた仕事や休憩時間を一緒に過ごすって...考えてたのに」ボロボロ
武内「...」
卯月「また楽しい日々を過ごすってそう決めたのに...どうして」ボロボロ
武内「すみません」
卯月「喧嘩別れみたいな感じで最後を迎えたから...」ボロボロ
卯月「仲直りしようって...笑顔を見たいって思ったんです...それなのに...グスッ...うわぁーーん!」ボロボロ
武内「すみません...」
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5年後... 墓地
武内「お久しぶりです八代さん...今皆さんはCPを卒業されてそれぞれの道を歩んでいます」
武内「私も専務に事務の担当を持ちかけられましたが、まだアイドルと共に現場に立ちたいという思いがありお断りしました」
武内「私は仕事に戻るため帰ります...それではまた来ますね...」
武内「どうか安らかに眠ってください」
ヒュウウウ...
true end
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※ここからhappy endとbut endを書きます、興味がない方は最後まで読んでいただきありがとうございました
見てみようっていう人はありがとうございます
true endとは違う時間帯にします
まずhappyの方から
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半年後
武内「八代さん...私たちはCPにあなたをスカウト出来て誇りに思っています」
武内「あなたが亡くなってから皆さんのカウンセリングが忙しかったのですが、無事に終了しました」
武内「今度にまたcpのみなさんと一緒に来ようと思いますね」
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2ヶ月後
卯月「私個人でお墓参りにくることはありましたけど、皆さんと一緒にきたのは初めてです」
未央「まあ私達忙しいからね、今日みたいに皆一気に仕事の休みが取れる方が珍しいからね」
凛「まあね」
美波「さあみんな、挨拶が済んだら帰りましょう」
アハハハ
cp「?」
きらり「今のpちゃんの方から聞こえたにぃ」
杏「誰かと話してるっぽいけど、誰か他にいたっけ?」
みく「昔の友達とかかにゃ?」
李衣菜「行ってみたらわかるでしょ」
スタスタ
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七海「おっ!みんな久しぶり」
武内「おかえりなさい」
莉嘉「え、な、なんでいるの?」
七海「うーん、私も良くわかってないんだよね、気づいたら戻ってきてた」
武内「私も驚きました、後ろから物音が聞こえたため振り向いたら八代さんが居ましたので」
アナスタシア「ナナミー!」ダッ
七海「うおあ!」ギュッ
みりあ「でも本当に帰ってきたんだね!」
蘭子「よかったです〜!」
卯月「もう会えないと思いましたよ」ポロポロ
七海「せっかく会えたんだしさ、笑顔笑顔」ナデナデ
アナスタシア「ン〜♪」
卯月「む〜、私も撫でてください!」ダッ
未央「私も〜♪」タッタッタ
美波「ふふっ♪」タッタッタ
七海「ちょ、そんなに来ても腕は二本しかありませーん!」
ありがとう母さん...そっちに行くのはもっと後だね
ハッピーエンド〜君とまた共に〜
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but endは二つありますが、精神的ダメージ的に卯月が一番やばいのでメインは両方とも卯月です
え?きらりはどうしただって?文章力が無かったんや
七海が亡くなって1週間後
卯月「七海ちゃん...どうして...」
卯月「私達まだ仲直りしてないのに...居なくなっちゃうなんて悲しいよぉ」
卯月「どうすれば...あっ!そうか、私から会いに行けばいいんですね!」ハイライトオフ
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翌日
未央「おーっす!」
卯月「おはようございます!」
未央「しまむー元気になったね、もう前を向くって決めた?」
卯月「いえ!私気付いちゃったんです、七海ちゃんに会う方法」
未央「え?」
卯月「未央ちゃんも一緒に会いに行きませんか?」
未央「どういうk」
ドスッ
未央「カハッ...し...まむー...どうして...」ポタポタ
卯月「私1人じゃ七海ちゃんもつまらないと思うので、みんなで行こうと思って!」ハイライトオフ
未央「み...ん...な逃げ...」パタッ
卯月「これで1人目ですね」
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30分後
武内「おh...⁉︎」
卯月「あ!おはようございます、プロデューサーさん!」ニコッ
武内「な...何をして...」
卯月「七海ちゃんの所にみんなを連れて行こうかなって思ったんです!」
武内「何故こんなことを!」
卯月「だって...私達結局仲直りできないまま会えなくなってしまった、だから会いに行こうと思ったんです、でも私一人じゃ七海ちゃんもつまらないだろうと思ってみんなも連れて行こうって決めたんです」
武内「そ...そんな」
卯月「あ!プロデューサーさんも行きますよね?」
武内「...元々は私が嘘をついてきっかけを無くしたので選択肢はありません、島村さんのご自由に...お願いします」
卯月「ふふっ、プロデューサーさんならそう言うと思ってました!では先に行っててくださいね」
ドスッ
武内「私が...嘘をつかなければ...こういう事にはならなかった...のだろうか」ポタポタ
武内「すみません...八代さんの方に...もう直ぐ...向かわなければ...ならない...ようです」
卯月「これで全員ですね!待っててください、私もすぐそっちに行きます!」
グサッ
卯月「ウッ...あっちの世界では...仲良くずっと一緒に...居ましょうね...七海ちゃん」バタッ
バットエンド〜みんな仲良く君のもとへ〜
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元々これから書く話を最初に考えてました
最初に卯月がメインと言いましたが問題は起こしますけど出番は回想シーンだけです
but end 2
1ヵ月後
未央「ねぇ、最近しまむー見てないけどどうしたのかな」
凛「家の部屋に閉じ籠ってるらしいよ」
武内「少し様子を見てきますね」
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卯月母「卯月は最近夜中に一人でご飯を食べてるんです、いつか壊れそうで心配してて」
武内「そうですか...島村...卯月さんに会うことはできますか?」
卯月母「多分部屋からは出てこないと思います」
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武内「島村さん、皆さんも心配しておりますのでどうかお顔だけでもお見せください」
シーン...
武内「明日も事務所で待っています、いつでも歓迎しますのでいらして下さい」
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翌日 21:00
武内「ふう...アイドルが頑張っているなら私も頑張らなければ」
プルルルル
武内「ん?」ポチッ
卯月母『卯月の母です、すみませんこんな夜分に...』
武内「いえいえ、それよりどうなさいましたか?」
卯月母『実は卯月が家から出て行ってまだ帰ってきてないんです...」
武内「本当ですか⁉︎今から急いで探しますね!」
卯月母「はい、ありがとうございます、明日も見つからなかったら警察に捜索願を出そうと思ってます」
武内「わかりました、それでは失礼します」
ピッ
武内「どこへ行ったのですか...」
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30分後
武内「くっ、何処だ...何処にいる?」
武内「はっ!」
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とある日
卯月「じゃじゃーん!実は七海ちゃんの家の合鍵があります」
七海「え?なんでそんなものあるの、ていうか自分で作ったの?」
卯月「はい!愛ゆえの力ですね!」
武内「そ...そうですか」
卯月「いつでも新婚さんになれますよ!」
七海「いいよ、遠慮しとく」
卯月「そんなぁ」
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武内「確かにあの時合鍵と言っていたはず...」
武内「急いで向かわなければ」タッタッタ
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マンション
武内「くっ、電気は付いてないからいない可能性がありますが...一応インターホンは押してみましょうか」
ピンポーン
武内「反応は無いか...鍵は...開いてる?」
武内「もしかしてここに居るのですか?」
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武内「うーん、居ませんね...仕方ありませんが戻りますか」
プルプル
武内「おや?」
ピッ
武内「もしもし、どうかなさいましたか?」
卯月母『卯月が帰ってきました!ご迷惑をおかけして申し訳ありません!』
武内「いえいえ!ご無事で何よりです」
卯月母『こういう事はしないように言っておきますので、今日はありがとうございました』
武内「はい」
ピッ
武内「ふう、戻って明日に備えますか」
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翌日
武内「おかしい...打ち合わせの時間になっても島村さんが来ない、今まではそんな事なかった筈」
プルプル
武内「島村卯月さんのプロデューサーの武内です、すみませんが卯月さんは家を出ましたか?」
卯月母『はい、家を出ましたが...もしかして』
武内「はい、まだ到着されてないのです」
卯月母『電話はかけましたか?』
武内「はい、しかし応答が無くて困っていました」
卯月母『もう一度探してもらえませんか?』
武内「わかりました」
卯月母『ありがとうございます、こちらも探しますのでお願いします』
武内「はい」
ピッ
武内「また居ないのですか...もしかしてあの場所に...」
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マンション外
武内「八代さんの部屋は、あ!居ましたが何故外を眺めて?」
武内「ここで考えていても何も無いですし、早く事務所に連れて行きますか」スタスタ
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玄関前
ピンポーン
武内「島村さーん」
反応はない、やはり誰とも会う気になれないのか...
武内「鍵は...また開いてる」ガチャ
武内「島村さん戻りますよ」スタスタ
バットエンド〜悲劇の始まり〜
何故最後のエンドがバッドエンドなのか分かった方はなるほどってなると思いますが、分からなかった場合は感想欄にコメントを書いて頂けたらお答えします
ヒントは"ずっと窓を眺めている"です