夜 21:00
七海「ん?」プルルル
卯月「あ!こんばんは!」
七海「どうしたの〜?こんな夜遅くに電話なんて」
卯月「七海ちゃんとお話ししたくて、ダメでした?」
七海「(?)いや、いいよ〜」
卯月「ありがとうございます!」
七海「あ、そういやこの前の握手会お疲れ様〜」
卯月「ありがとうございます...」
七海「(そういえばなんか握手会であったって聞いたような...)」
卯月「で、お話というのが勧誘された時になんて言われたのかなー、なんて」
七海「あー、笑顔なんて見せてないのに 笑顔です なんて言われちゃってね、興味もあったからこの仕事はじめたんだよ〜」
卯月「そうなんですか!七海ちゃんは可愛い元気カッコいいの3拍子が揃ってるから勧誘されて当然ですよね!」
七海「そんな事ないよ。卯月ちゃんも可愛いからアイドルになれたんでしょ?」
卯月「でも、私には何の取り柄もないですから...」
七海「(聞いてみるか...)」
七海「卯月ちゃん、握手会でなんかあった?」
卯月「...実はこの前の握手会の時にファン(?)から一言言われて」
七海「思い出すのは辛いと思うけど、教えてくれる?」
卯月「あの時...」
〜握手会〜
卯月「いつも応援ありがとうございます!」
ファン「今後とも頑張ってください!」
スタッフ「次の方どうぞ」
ファン(?)「なあ、あんたアイドルやめたら?」
卯月「えっ...」
ファン(?)「だって他のNGの2人は別の仕事とか頑張ってるのにあんたは何してる?」
スタッフ「お客様、これ以上は...」
ファン(?)「ッチ、あんたの見せる笑顔や頑張るとか綺麗事言う奴が馬鹿らしくて一番嫌いだ」
卯月「...」
スタッフ「すみません、握手会は中止にさせていただきます」
ーーーーーー
卯月「ということがあったんです、でも確かに凛ちゃんや未央ちゃんみたいにキラキラしてないから...」
七海「そんなことねえよ!、俺だって卯月の笑顔に何回も元気付けられたし、凛や未央に負けないくらい可愛いしキラキラしてる、だからそんなに自分を卑下しないでくれ...」
卯月「な、七海ちゃん?その口調は...」
七海「(あ、やば!つい感情に任せて言ったら素がでちまった...)」
七海「い、今のは聞かなかったことにしといてね!卯月ちゃん」
卯月「いいえ、今の言葉でとても元気付けられましたから忘れられません、皆さんには言いませんので安心してください」
七海「そう?ならいいけど...」
卯月「にしてもビックリしましたよ!急に男の子の口調になるんですもん」
七海「アハハ...(バレてはいないようだな、よかった)」
卯月「そういやこの前帰り道に___」
七海「(よかった、元気になったみたいだな)うん」
夜 23:00
七海「もう寝る時間だから寝ないと」
卯月「本当だ!すみませんつい長電話になっちゃうんですよ」
七海「いいよ~気にしないで」
卯月「また今度電話していいですか?」
七海「うん、いいよ」
卯月「ありがとうございます!ではおやすみなさい」
七海「おやすみ」