七海「ん?」
卯月「どうしたんです?婚姻届が見つからないんですか?」
七海「んなわけないでしょ、ちょっと日焼け止めがなくなりそうだから買ってくるね」
卯月「私も行きましょうか?」
七海「バレると面倒だからいいよ」
きらり「じゃあきらりが!」
七海「話聞いてた?」
きらり「はぁ〜い」シュン
七海「...何か欲しいものある?」
卯月/きらり「え?」
七海「なんか買ってくるよ」
卯月「ええーっと、じゃあ何か飲み物を買ってきてください」
きらり「きらりもぉ!」
七海「はいよ」
___________
廊下
ほたる「あ...こんにちは...七海ちゃん」
七海「こんにちは」
ほたる「七海ちゃんは...今から何を?」
七海「いや〜、日焼け止めが無くなりそうだから買いに行こうかなって」
ほたる「実は...私もなんです」
七海「お!じゃあ一緒に行こう!」
ほたる「いいんですか?」
七海「話し相手が欲しいし」
ほたる「私なんかでいいんですか?」
七海「いいのいいの、ほら行こ!」
_____________
七海「最近は涼しくなってきたねぇ」
ほたる「ですね...でも来週はまた暑くなるらしいですよ」
七海「へぇ〜、体調には気をつけるんだよ」
ほたる「はい」
____________
ほたる「そういえば...傘は持ってきてますか?」
七海「え?今日は降水確率20%でしょ?大丈夫だって」
ほたる「でも私と居ると...」
ポタポタ...
七海「え、まじか!そこの銀行に入ろう!」
ほたる「は、はい!」
____________
ほたる「ごめんなさい...私と一緒に居るからこんな事に...」
七海「気にしないで」
一般客「おい!全員伏せろ!」スッ
七海「なっ⁉︎銃!」
強盗犯「金を出せ!」
受付「ヒッ!」
強盗犯「早くしろって言ってんだろ!でないとそうだな...おい!そこのガキ!」
ほたる「わ、私ですか?」
強盗犯「そうだ、こっちに来い」
ほたる「は、はい!」スタスタ
強盗犯「このガキを殺されたくなかったら早く用意するんだな」スッ
ほたる「!」
受付「は、はい!」
七海「今なら...」コソコソ
強盗犯「おい!そこのガキ!何警察に連絡しようとしてんだ、こっちは銃だけじゃ無くてナイフもあるんだ、このガキが怪我して欲しくないなら動くんじゃねぇぞ」ジャキ
七海「くっ...」
強盗犯「おい!テメェらは遅いんだよ!どれだけもたついてんだ!」
受付「申し訳ありません!急いでいますので!」ビクビク
強盗犯「ッチ...そうだな、今から1分経つ毎にこのガキが傷つくぞ、嫌なら早くしろ」
ほたる「ヒッ!」
強盗犯「テメェは黙ってろ!」
ほたる「ご、ごめんなさい!」
七海「(くっ...どうすればいいんだ)」
__________
強盗犯「1分経ったぞ!」シュッ
ほたる「痛っ!」ポタポタ
七海「!」
キャーッ!
強盗犯「お前らもうるさいぞ!黙ってろ!」
七海「ね、ねえお兄さん」
強盗犯「あ?なんだ」
七海「私ってアイドルやってるんだ」
強盗犯「だからなんだよ」
七海「私をその子の代わりに人質にしていいよ」
強盗犯「どういう事だ」
七海「アイドルの体を触れてお金も手に入る、お兄さんにとってはいいこと尽くめじゃない?」
強盗犯「...ほらよ、お前がこっちに来い」
七海「(よし!)」
ほたる「え?」
七海「ありがとう」スタスタ
ほたる「大丈夫ですか?」コソコソ
七海「大丈夫だって」コソコソ
強盗犯「何話してんだ!早く来い!」
七海「ごめんなさい」スタスタ
強盗犯「ふん」
____________
強盗犯「どれだけ時間が掛かってんだ!」
受付「す、すみません!」
七海「ねえお兄さん」
強盗犯「さっきからうるせぇぞ!女!死にたくなかったら黙ってろ!」
七海「」イラァ
七海「おい、オッサン」
強盗犯「んだよ」
七海「何で俺が代わりに人質になったかわかるか?」
強盗犯「知らねえよ!」
七海「俺がお前に負ける訳ないからに決まってんだろ」
強盗犯「てめぇ!」ブン
七海「ふん、遅すぎだろ」バシン
カランカラン
強盗犯「なっ⁉︎」
七海「チッ!」ポタポタ
強盗犯「!」
七海「オラァ!」ガッ
強盗犯「ぐあぁぁぁぁ!」フラッ
七海「おまけダァ!」ガシッブン
強盗犯「グハッ」パタリ
七海「俺もそこの痛みは分かるからな...大人しく寝てろ、オッサン」
バタバタ
「警察だ!」
七海「お、ようやく来たか」
警察官「こ、このノビている人が犯人かい?」
七海「はい、襲われそうだったのでやりました」
警察官「やりましたって君...相手は男だぞ?怪我とかはなかったかい?」
七海「私は大丈夫でしたが、彼女が頬に傷を...」スッ
ほたる「傷も深くありませんし...大丈夫です」
警察官「そうかい、じゃあこの人は連れて行くね」
七海「お願いします」
____________
外
七海「ふう」
タッタッタ
武内「大丈夫でしたか⁉︎」ゼェゼェ
ほたる「!」ビクッ
七海「プロデューサー...心配なのはわかるけどどうしてここが?」
武内「実は...」
バタバタ
卯月「七海ちゃん!」
七海「みんな」
未央「私が偶然通った時にななみんが見えてあんな事になってたから、警察とプロデューサーに連絡したの」
ほたる「ごめんなさい...私と一緒にいたから...」
七海「...みんなは先に帰ってて」
cp「え?」
七海「いいから!私はほたるちゃんと帰るから」
ほたる「で...でもまた」
七海「いいのいいの、ほらみんなは帰った!」
武内「分かりました、皆さん事務所に一旦戻りましょう」
____________
ほたる「ごめんなさい...私の不幸を巻き込んじゃって」
七海「あのね、ほたるちゃん」クルッ
ほたる「は、はい」
七海「私はほたるちゃんの不幸を迷惑に思ったことなんてないよ」
ほたる「でも、今日は強盗犯に襲われて...って右手の傷」
七海「あ、怪我してたの忘れてた」
ほたる「忘れてたって、私の身代わりになったばかりに...」
七海「あ!」
ほたる「!」ビクッ
七海「さっきさ、私口調変わったの気づいた?」
ほたる「はい...その...男性のような発言や口調だったなと...」
七海「それさ、みんなには黙ってて!」パン
ほたる「え?」
七海「いや〜、私ってキレると男の子みたいになっちゃうのみんなには隠してるんだよね」
ほたる「わかりました、皆さんには黙っておきます...」
ブウゥゥゥン
バシャッ
七海「危ない!」ガバッ
ほたる「きゃっ!」
七海「うへぇ」ビチョビチョ
ほたる「ご、ごめんなさい!また...」
七海「汚れてない?」
ほたる「はい...七海ちゃんが庇ってくれたので」
七海「ならよかった」
ほたる「でも服が...」
七海「いいの」
ほたる「私の不幸は人に迷惑をかけるから...ダメですね...」
七海「そうだ!」
ほたる「?」
七海「2人で不幸を半分こにすれば辛い事は半分、でも楽しい事は2倍...でしょ!」ニコッ
ほたる「はい!」パァァ
七海「さ、幸せを探しに帰ろう」
ほたる「はい」ギュッ
七海「どうしたの?」
ほたる「その...楽しい事を探すには2人の距離を縮めることが大事かな...と///」ウツムキ
七海「まあ良いけど...つこけないようにね」ギュッ
ほたる「はい///」
_____________
346
七海「あ!日焼け止め」
ほたる「あ」
完