カフェ
七海「ていう事があったんだよね、おかげさまで大変だったよ〜」
凛「へー、そういう所あるんだ」
七海「え、どういう事?」
凛「だって忙しいだろうから手伝わないかと思ったの」
七海「え、そんなふうに思ってたんだ」
凛「(どうも皆さんこんにちは、凛だよ、今仲良く七海と話してるんだけどさ、すごい殺気をかんじるの...んで誰かなーって思ってたらまさかの悠貴、その歳で覚醒するのはまだ早いよ...)」
七海「あ!忘れてたけどさ、今度うちに来ない?」
凛「な、何で?」
七海「いや〜、ヨーグルト作ったんだけど、作りすぎて1人じゃ処理しきれないんだよね」
凛「いいy」
ビュン
凛「!」サッ
カランカラン
七海「何でフォークが...」
悠貴「ごめんなさい!」
凛「...」
七海「どうしたの?」
悠貴「ケーキ食べようとしたらくしゃみが出ちゃって、フォークを飛ばしちゃったんです...」シュン
凛「(無理やりすぎるでしょ...)」
七海「そうなんだ...気をつけてね」ポンポン
凛「(信じたよこの人)」
悠貴「そうだ!ちひろさんが七海さんを呼んでましたよ!」
七海「なんだろう、まあ行ってくるね」
凛「じゃあ私も」
悠貴「凛さんとお話ししたいです」ニコッ
凛「でも」
悠貴「いいですよね?」
凛「(逆らったら死ぬやつだ)いいよ」
___________
悠貴「七海さんの家に行くそうですね」
凛「そうだよ」
悠貴「私が行きます」
凛「は?」
悠貴「聞こえませんでしたか?私が行くと言ってるんです」
凛「聞こえたけど、何で悠貴が?」
悠貴「七海さんは私のものだからです」
凛「...」
悠貴「七海さんが流した涙、汗、髪の毛、爪の垢、全ては私のもの」
凛「...」
悠貴「あなたは私のものに手を出そうとしているんですよ?本来なら____してもいいんですが...そんな事をしたらあの優しい七海さんはきっと悲しむ」
凛「さっきから七海のことを“もの”として見てる時点で好かれないんじゃない?」
悠貴「そうですね...でもそうだったとしても好きになってもらえる方法はいくらでもある、七海さんを手に入れるためだったら何でもする...監禁だって、クスリだって」
凛「(狂ってる...)」
悠貴「狂ってるって思うかもしれませんが、好きな人の事になると私...変わっちゃいますよ?」
悠貴「話が逸れちゃいましたね、とりあえず話は合わせておくので構いませんね?」
凛「いいよ、その代わり手は出さないで」
悠貴「どうでしょう、行動一つ一つが可愛いのでつい襲っちゃうかもしれませんね」
凛「それなら悠貴には行かせられない」
悠貴「冗談ですよ」
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七海「んー、なんか最近視線を感じる」
「...」ジーッ
七海「...」スタスタ
「!」タッタッタ
七海「はっけーん!」ギュッ
「キャッ!」
七海「あれ?悠貴ちゃん、どうしたの?」
悠貴「い、いえ、誰かにわt...じゃなくて七海ちゃんが盗られないかなと思って見てたんです」
七海「盗られる?」
悠貴「変ですよね...嫌いになりましたか?」
七海「まあ変ではあるけれども、よく分からないし嫌いっていうのは無いかな」
悠貴「!」パァァ
七海「それにしても盗られるか...あ!もしかして」
悠貴「(この前の話が聞かれてた?...)」
七海「莉嘉ちゃんの事でしょ」
悠貴「え?」
七海「あれ?違う?」
七海「いや~てっきり莉嘉ちゃんのことかと思ったよ、たまにあの子私の物を隠したりするから、その事で監視してるのかと思ったよ~」
悠貴「え?その話どういう事ですか?」スン
七海「この前なんか、私がレッスン終わった後のレッスン着を勝手に持っていったからね!大変だったよ」
悠貴「それは結局どうなったんですか?」
七海「確か...私もこんな身長がほしい!とか言いながら着てたね」アハハ
悠貴「着てた?レッスン着を?」
七海「そうだよ?絶対汗臭かっただろうに」
悠貴「...すみません、今から莉嘉ちゃんに連絡とかとれますか?」
七海「良いけど、今時間空いてるかな...」ピッピッピ
莉嘉<いいよー☆
七海「いいんだって!今からそっちに向かうっと」ピッピッピ
悠貴「さあて、何て言うことをしてくれたのか...人の物には手を出しちゃダメってことを教えてあげないと」ペロッ
七海「?」