銀河連邦警察。
宇宙犯罪組織マクーに代表される悪の組織を撲滅し、宇宙の秩序を守り続ける警察組織。
近年、急速にその勢力を拡大させ始めた謎の新興組織「邪教団・幻魔空界」と戦うべく
銀河連邦警察が秘密裏に結成した特殊チームがあった。
その名は、「スペース・スクワッド」。
スーパー戦隊、宇宙刑事…銀河にその名を馳せた英雄たちを
一同に集めると言う銀河連邦警察主導によるプロジェクトだ。
初代宇宙刑事ギャバンこと、一条寺烈から熱き宇宙刑事魂を受け継ぎ、
スペース・スクワッドの隊長に任命された十文字撃は、
幻魔空界の動向を追っていたが、ある時を境としてその足取りはまったく掴めなくなってしまった。
「くそっ…! 手がかりゼロとは…奴ら、一体何処に隠れやがったんだ」
銀河連邦警察内のラウンジで、撃はひとり苛立っていた。
「まあ、そう焦りなさんな、よ!」
背後から、撃の頬に冷たい缶コーヒーを押し付けてくる男。
驚きの余り、座っていたソファから思わず転げ落ちそうになる。
「おわっ!? 何すんだよ、舟!」
「ぶはははは、作戦大成功」
「大分熱くなってるな、撃。俺たちの事にも気づかないとは」
「快もいたのか…まあ、確かにな…」
コーヒーを撃に押し当てた陽気な男、烏丸舟。
対して冷静沈着な日向快の態度を目の当たりにし、撃も少しクールダウン出来た。
彼らも撃の同僚にしてスペース・スクワッドの一員だ。
「お前の気持ちも分からんでもないが、独りで煮詰まってても仕方が無えさ。
幻魔空界が次に何を仕掛けてくるかはさておき…
ちょっとばかり気になるヤマがある」
「何だ?」
「これを見ろ」
快がテーブルの上に小型情報端末を広げる。
とある星系の惑星の様子を映した映像…
「えっ…?」
すると、惑星が色を失い、最後には砂のように消えて行ったのだ。跡形も無く…
「ど、どう言う事だ、これは…まさか幻魔空界の仕業か?」
「それはまだ断定できない。が、これと同様の現象が次々と報告されている。
しかも、その頻度は日を追う毎に増えているんだ」
「おまけに発生原因は不明、場所も、日時も、てんで規則性の無いバラバラっぷりと来た。
ある日突然に、だ。
流石に看過できないってんで、俺たちにも調査依頼の声がかかったってわけ」
「確かに、こいつは見過ごせないな。舟、快。ひとまずこの映像の宙域に行ってみよう。
刑事の基本は現場捜索だ」
「へっ、いつもの調子が戻ってきたな、隊長サン!」
「了解だ。早速向かおう」
「…」
撃、快、舟、若き宇宙刑事たちの姿を、階段の踊り場から一望する2人の男…
「あいつら大丈夫でしょうか、烈隊長」
「俺たちが見込んだあいつらだ、大丈夫…と言いたいところだが、
今回の事件、どうにも根が深そうだ。こんなケースは今までに類を見ないからな」
彼らこそ、伝説の宇宙刑事。
宇宙刑事ギャバン/一条寺烈。そして宇宙刑事シャリバン/伊賀電だ。
留まる事なく拡大を続ける謎の消失事件。
果たしてスペース・スクワッドは、この未曾有の怪事件を解決することが出来るのか?