首都高 HiGHWAY STORIES   作:そこら辺の石もしくは草

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前回の続きです。


麗矢と朱夜の勝負の後
ロイドと藤次は2台で首都高を走ることにした。
2台が走っている途中に後ろから来た青い幽霊
藤次と青い幽霊は首都高のゴールデンタイムへ向けて走り出した。


丑三つ時の幽霊

首都高C1 AM2:15

「さあて、来てくれたな、2時以降に現れるBlue ghost(ブルーゴースト)!油冷、水温問題なし、ブーストかかり良し、各種機関正常。行くぜFD!」

FDのインパネに増設された各種計器を確認した後、FDは加速を始めた。

Blue ghost(ブルーゴースト)の車、インプレッサWRXはスピードを上げ始めた藤次の車の後ろについて行った。

「誰かと思えば、藤次さんじゃないですか。面白いじゃないですか、逃がしませんよ?」

Blue ghost(ブルーゴースト) 蒼井優麗(あおいゆうれい)は、いつも誰もいない首都高とは違う刺激となる相手を見つけ、楽しめる予感を感じていた。

 

 

 

「へー奴さん早いな。」

藤次はバックミラーからインプレッサを見る。

FDはFR、対するインプレッサは4WDその差から生まれるトラクションの不利と2台それぞれのエンジンそのもののパワー面の不利、唯一つ勝てるのは軽さであるという事に、藤次は若干の焦りを持っていた。

「パワーもトラクションも…唯一勝てているのは軽さだけ…どうやって勝つべきか。」

2台はテールトゥノーズでコーナーへ向かっていく。

コーナーの脱出でFDのリアが若干流れる。

「くうぅっ、立ち上がりに関してはホントに四駆がうらやましいぜ。」

藤次はカウンターステアを当てて対応する。

「どこでアタックをかけるか?楽な相手ではないけど、ノーズさえ突っ込めば…」

優麗はFDのテールライトを見ながらどうやって追い抜くか考えていた。

この高速コーナーが続く銀座/江戸橋/呉服橋の区間を離されずに行けば霞が関トンネルを抜けての赤坂のストレートで追い抜ける。そう考えていた。

「おっと、向こうのペースに流されちゃいけない、こっちとあっちの車は違う、自分のペースを保つんだ。」

相手のテールライトを見ながら走り続けては自分のペースを保つことはできない。自分のペースを取り戻すために深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。

「霞が関トンネル…ここを出たら、仕掛ける!」

霞が関トンネルを抜けて赤坂のストレートへ向けてインプレッサが加速していくと目の前に一般車が走っていた。

「いつも2時過ぎには一般車はいないはず、よりによってこんな時に!」

「丑三つ時だからって全員寝静まってるわけじゃない、おかげで助かった。流れが来てる。このまま銀座まで逃げ切るぜ。」

逃げ切り続けて一ノ橋JCT前、優麗は息苦しさを覚えていた。

「競った状況でのここは息苦しい、なんでそんなに軽快に…ダメだ!向こうは200キロ軽いんだ。相手と同じ動きをしたら…確実に事故る。」

藤次は後ろのインプレッサの動きからひしひしとドライバーの焦りを感じていた。

「さあ、どうする?浜崎橋を抜ければこのFDの有利なエリアだ。想定外の事はここじゃ日常茶飯事、それを考えられなきゃ勝利は遠いぜ。」

汐留を抜けてからの見通しの悪い銀座エリア、優麗はタイヤも油温も水温ももう持たないと感じていた。ここから八重洲線からの合流からの短いストレートで前に出て湾岸エリアに出ようと考えていた。

「集中しろ、江戸橋まで振り切られるわけにはいかない。」

「すまないな、情け容赦はしない、それがここの生き残り方なんだ。」

藤次はミラーに映るインプレッサをみていた。

「後コーナー1個、これ以上の差は作れない、これ以上のアドバンテージは作らせない。」

その時、当時のFDはコーナーの途中で失速してラインを変えた。

「なっ、ここで車線を、アウトラインで速度を伸ばせば!!ウソ、だろ…」

AM2:45 辰巳PA

「完全に、僕の負けですね。」

優麗はpaで藤次と話をしていた。

「あそこに一般車がいるとはだれも思わないよ。事故が起きなかっただけよかった。」

藤次のFDがラインを変えた理由は一般車がトンネル内にいたからだった。

「事故が起きなかったことは良いことですが、自分の未熟さを痛感しました。また、今度誘ってください、その時まで腕を磨いてきます。」

そう言うと幽霊はインプレッサに乗って帰っていった。

「…生き残る術か…しっかり、学ばないとな」

夜が更けていくPAで藤次は持っていたコーヒーを飲んだ。

 

AM2:15 紅屋 東京ガレージ

 

紅屋のメンバーは紅屋が東京で確保したガレージに帰ってきた。

「リーダー、大阪を一緒に走った身です。どうか、気を落とさないで。」

「確かに、準備不足は否めない、ここに来て1か月しかたっていないんだ。しかも環状線しか覚えていない、あの車の準備、前倒しするぞ。二人を呼んできてくれ。」

紅屋は再戦のための準備を始めた。

 

一週間後...

 

AM1:25辰巳PA

 

「それでは、今日のバトルの相手、お願いします。」

礼儀良く挨拶をする目の前の男に麗矢は違和感を覚えていた。

「礼儀良いんだな、紅屋の連中にあんたみたいなやつがいて良かったよ。そろそろ出ようか。」

そう言うと二人はそれぞれの車に乗り込んだ。

「この時間から走れば、ちょうど温まったころに…それなら、このライトチューンもZでも」

そういいながら実未は愛車のフェアレディZのエンジンをかける。

実未のZを先頭に2台の車はPAを出ていく。

深夜のバトル、サーキットではないそこでは何が起こるかは誰にも予想できない。

 

第3話に続く

 




最後の文が締まりがないように自分でも思いますが、初心者なのでお許しください。

原作リンク↓
https://www.youtube.com/watch?v=dvBzUa91QRA&list=PL17BMKoFUB9bsv5IttNg4dQc046ZvQsf6
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