太陽のように笑う   作:のののひーもん

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プロローグ

 

陽の光が暖かく降りそそぐ三月のとある昼下がりに、夕崎陽向(ゆうざきひなた)は商店街を歩いていた。

 

 

「今日はおひさまが暖かくてまさに散歩日和って感じだな」

 

「あら!そこのあなた、とってもすてきな笑顔ね!」

 

「…??」

 

 

あまりにも陽の光が気持ちよくて思わず口角を緩めているとどこからか女の子の声が聞こえた。陽向が周りを声のした方を見ると金髪の小柄な少女がこちらにかけて来ていた。

 

 

「こんにちは!あなた今とてもすてきな笑顔をしていたけれど何か楽しいことがあったのかしら??」

 

「楽しいこと…、とは少し違うんだけど、おひさまの光が気持ち良かったからかな」

 

「そうだったのね!たしかにとっても気持ちがいいわね!」

 

 

その少女は目の前に来るなり太陽に負けないくらい眩しい笑顔を咲かせ、初対面だと言うことを忘れそうになるほど親しげに話しかけて来た。普通であればここで警戒とまではいかなくともある程度戸惑うのかもしれないが…、

 

 

「ところで、君は楽しいことを探してるの?」

 

陽向もまた初対面であることなど気にする素振りもなく、むしろ少女の言葉に興味を抱いていた。

 

「そうよ!あたしは楽しいことや笑顔になれることが大好きなの!あなたはどうかしら??」

 

「僕も好きだよ、楽しいことも笑顔になれることも」

 

「それなら、これから一緒に探しに行くのはどうかしら??」

 

 

陽向も自分と同じだと分かって嬉しくなったのか少女がそのような提案をしてきた。これが普段の陽向であれば断ることなどないのだか、今日に限ってはこれから行かなくてはならない場所があるため断ることにした。

 

 

「ごめんね、これから行かなくちゃいけないところがあるから今日は一緒に行けないんだ。」

 

「そうなの、それはざんねんね。また今度、一緒に行きましょう!」

 

「ぜひそうさせてもらうよ」

 

「それじゃあ、また会いましょう!」

 

落ち込んだのも束の間、少女は次回の約束(と言っても時間も場所もお互いの名前すら知らないのだが)を取り決め来た時のように颯爽と走り去っていった。

 

「なんだかとても楽しい人だったな」

 

 

走り去っていく少女を見て陽向は一言呟き、再び商店街を歩き始めた。

 

 


 

 

しばらく歩いた陽向は目的の場所、地域で最も大きな病院へとたどり着いた。そして、受付を済ませた陽向はすぐにとある診察室へと通された。すると中には30代に入ったばかりの少し不機嫌そうな顔をした男性医師がいた。中に入った陽向は医師の不機嫌そうな顔を気にもとめずリラックスしてに話しかけ始めた。

 

 

「こんにちは、先生」

 

「あぁ、体の調子はどうだ?」

 

「問題なく動いてくれていますよ」

 

「そうか、ならさっさと検査受けてこい」

 

「はい、りょーかいです」

 

 

診察室を出た後様々な部屋へ行き、検査を受けた。全ての検査が終わり診察室に戻ってくると、先程のように陽向が医師に話しかけ始めた。

 

 

「どうでしたか?僕の体は」

 

「相変わらずだよ。現在、お前の体にそれらしい異常は見られない。それでも前回の検査に比べて体の機能が明らかに低下している。このままいけばあと3年もしないうちに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

________________死ぬ。

 

 

 

 

これは、太陽のように輝く少年と花のような笑顔を咲かせる少女たちの物語。

 




初めまして、のののひーもんと申します。今回初投稿なので慣れないうえにほぼ深夜テンションで書いたので最初からなかなかヘビーな内容になっているきがしますが、頑張って投稿するのでこれからも読んでいただければ幸いです。それでは今回はこれにて失礼します。
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