というよりもう誰も覚えていないかもしれませんが、色々と落ち着いて来ましたのでまた少しづつ書いてみたいと思います。
楽しんでいただければ幸いです。
「すーっごく楽しかったわ!ありがとう、花音!」
「僕も、花音さんのドラムのおかげでとても楽しかったです。」
「そんな…、私。」
「そうだわ!あたしと陽向と花音でバンドをしましょう!」
「ば、バンドですか?」
駅前でゲリラ演奏を終わらせたこころ達は、急遽演奏に参加してくれた(正確には有無を言わせず巻き込んだ)花音にお礼をしていたが、こころの思いつきにより花音は今日何度目かも分からない驚き顔を晒していた。
「確かに、これなら世界を笑顔に出来るね。」
「ふふっ、そうでしょう!」
「え、あ、あの。私と、弦巻さんと、夕崎君で、バンド??」
加えて、陽向までもがこころに賛同し始めたために花音は完全に押され始めていた。
「あら、こころでいいわよ。あたしも花音って呼んでるでしょ?」
「僕も、陽向って呼んでください。花音さん。」
「え…。えっと、こころちゃん。…と、ひ、陽向…くん。」///
(男の子の事初めて名前で呼んじゃった…///)
「はい、花音さん!」
「〜〜〜っ///」カァ~
ーーーこれは補足だが、引っ込み思案を自覚している松原花音に男子の友達はいない。
「あの、バンドってことは他にも誰か?」
「いいえ、今思いついたもの!」
「そ、そうなんだ…。」アハハ
「…そっか。花音さんの言う通りだ。」
その時、陽向は勝手に閃いた。
「え、なにが…?」
当然何も言っていない花音は困惑状態である。
「こころ。花音さんは、バンドなんだから他にも楽器がいた方がもっと良くなるって言ってるんだよ。」
「そうなのね!花音、あなたすごいわ!」
そして陽向の早とちりに盛大に乗っかる弦巻こころに、花音はさらに困惑してしまう。
「え、私、何も言ってないんだけど…。」
「そうと決まれば、他のメンバーを探しに行こう。」
「ええ、そうしましょう!ほら、花音も行くわよ!」
「…えっ、ええええええ!!?」
そうして、花音は困惑している隙に断る間もなく連行されていったのだった。
〜〜〜〜翌日〜〜〜〜
(昨日は、すごいことに巻き込まれちゃったな…。)
「かーのんっ。一緒にご飯食べよ!」
「あ、うん!」
昨日、こころ達に連れられてメンバー探しに奔走した(というよりさせられた)花音はいつも通りの昼休みを迎えていた。…しかし、
「やっと見つけたわ、花音!このクラスだったのね!!」
「こ、こころちゃん!?」
突如教室に乱入した
「え!? 花音、弦巻こころと知り合いなの!?」
「今日のお昼はきっと楽しくなるわ!もっともっと、バンドについて教えて欲しいの!」
「え、わ、わ、私!?」
「そうよ!行きましょ!」
「あ、ちょっと、」
言うが早いか、花音の友人には目もくれず、こころは花音の手を引いて教室から出て行こうと…
「こころ、ちょっと待って。」
…したが、突如現れた陽向がこころの進路を塞いだため、こころは勢いそのままに突撃し、
そして当然、いきなりこころに引っ張られて行った花音もまた、陽向の胸に飛び込む形でぶつかった。
しかし、陽向は(こころの持ち前の瞬発力でぶつかられたにも関わらず)、ふらつくことも無く2人を抱きとめた。
突如現れた謎の長身黒髪イケメン(尚、本人に自覚はない模様)と、クラスどころか学年でも人気のある美少女の花音(尚、本人に自覚は(ry )、そして、性格には問題があるものの、花音と同じく美少女のこころ(尚、本(ry )。
そんな3人が教室で漫画のような光景を繰り広げれば…、
「「「はぁ〜〜〜!!?」」」
「「「キャァーー〜〜!///」」」
…当然、阿鼻叫喚である。
男子は嫉妬心から狂気の、女子はトキメキから狂喜の、それぞれ叫び声をあげた。
「ふ、ふぇぇ〜〜〜!!?」////カァ~
そんな状況に陥った花音は、もともと男子への免疫がないことも相まって完全に茹でダコ状態である。
「あら、陽向。どうして止めるの?」
しかし、同じ女子でもこころはこの程度で動揺することも無く、平然と陽向へ抗議していた。
「こころ、花音さんは今から友達とお弁当を食べるんだから、後から来た僕たちが花音さんを連れ去ったら、花音さんの友達が悲しい気持ちになっちゃうよ。」
陽向もまた動揺すること無く平然とこころを諭したのだった。
だがその場の全員が何よりも驚いたのは、
「そう、確かに陽向の言うとおりね。ごめんなさい。」
(((弦巻こころが謝った…!!?)))
花咲川の異空間こと、弦巻こころが謎の男子生徒の言うことを素直に聞いていて、あまつさえ謝罪しているということだった。
「こころならわかってくれると思ってた。でも、謝る相手は僕じゃないよ。」
「そうね。いきなり花音を連れ去ろうとしてごめんなさい。」
「え、あ、いえ。びっくりしたけど大丈夫だよ。」
「僕からも。驚かせてしまってすみませんでした。」
「いや、ほんとに大丈夫ですから…///それより、その、花音が…。」
そんな異常事態の渦中の1人、松原花音は…、
「ふ、ふぇぇ…///」プシュー
長時間男子に抱きしめられるという、普段なら絶対にありえない状況により、完全に目を回してしまっていた。
「花音さん、大丈夫ですか!!? 」
「大変!保健室に連れて行った方がいいかしら?」
「そうだね、すみません皆さん失礼します!」
そう言うと今度は、花音を横抱きにs
「「「はぁぁぁあ!!?」」」
「「「キャァァアアー〜!!///」」」
…横抱きにして教室を飛び出して行ったのだった。
この日からしばらく、花咲川では『異空間こと弦巻こころを手懐け、女子をお姫様抱っこして疾走する謎のイケメン』の噂で持ち切りとなった。
今回から原作からかなり離れたストーリーになるかもしれません。完全な自己満小説になってしまうかもしれませんが、暖かい目で見守っていただければ幸いです。