太陽のように笑う   作:のののひーもん

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なんとか亀更新で、続けていけそうです…!!
今回も楽しんでいただければ幸いです。


7話

弦巻こころ、2年の教室を襲撃事件の放課後。

 

「ん、んぅ〜。…え、ここって。」

 

「あら、花音。起きたのね! それと、ここは保健室よ。」

 

「え、こころちゃん?それに保健室って…。」

 

「えぇ、お昼休みに突然倒れちゃった花音を陽向が運んでくれたのよ!」

 

「陽向くん…? ……〜ッ!!?」///カァ~

 

こころに言われるがまま自分が気絶した原因を思い出したところで、花音は顔を赤くする。本人からしたら気絶するほどのハプニングだったのだから、思い出すだけでも、頭はショート寸前である。

 

「それでね、花音。」

 

「…ふぇ?// どうしたの、こころちゃん。」

 

だが、目の前の心がやけにしおらしいことに気づいた花音は一旦その羞恥心を頭の隅へと追いやる。

 

「今日はいきなり引っ張っていこうとしてごめんなさい。」

 

「…ふぇぇ!? ど、どうしたの?」

 

「陽向に言われたの、花音には花音の友達と約束があったのに、あたしがいきなり連れ去っちゃったら、びっくりするし、それに友達と約束が守れなくて悲しむかもしれないって。」

 

「そのために待っててくれたの? …たしかに、ちょっとびっくりしちゃったけど。迷惑とまでは思ってないよ。」

 

普段から自分の意思はあまりはっきり口に出さない花音だが、この言葉に嘘はない。こころや陽向と関わった時間は、振り回されつつも決して嫌ものではなかった。

 

「ありがとう、花音。」

 

「うんっ、どういたしまして。 そう言えば、その、ひ、陽向くんは…?///」

 

弦巻こころと言う少女の新たな一面にどこか安心感を抱きつつも、自分がこうなった原因でもある少年について聞いてみる。彼の性格なら(出会って間もないが)、こころと一緒に自分を待っているかもしれないと思っての会話だったのだが。

 

「陽向なら今日はあるばいと?だそうよ!」

 

「あ、そうなんだ。そっか…。」

 

「…? よく知らないけれど、陽向はそのあるばいとで放課後はいつも忙しくしているの。」

 

「へぇー…、そうだったんだ。」

 

こころだけでなく陽向の新たな一面をも垣間見て、少しだけ2人との距離が近づいたような、嬉しいような気持ちの花音だが、

 

「それでね、花音。だから今度はちゃんと約束する事にしたの!」

 

「…え?」

 

「明日のお昼休みはあたしたちと一緒にバンドメンバーを探しに行きましょうね!」

 

「あ、えっと、その。」

 

「だから、今日は家に帰ってゆっくり休んでちょうだいね!」

 

「え、あ、ありがとう。」

 

「それじゃあ、今日は帰るわね!またあした!」タタタッ

 

「う、うん。またあした。……ってあれ?」

 

…2人との距離が近づく、ということは、花音はますますバンドメンバーからは抜けられなくなるということである。

 

「…また押し切られちゃった。」

 

それでもやはり、花音の中に嫌だと言う気持ちはなく。それどころか、

 

「このままこころちゃんと陽向くんと一緒にいれば、私も少しは変われるのかな…。」

 

などと思うまでになっていた。

 


 

〜〜〜翌日〜〜〜

 

「花音ー!来たわよ!」

 

「失礼します、花音さん居ますか。」

 

「あ、うん。今行くね。」

 

2日間に渡る弦巻こころと謎の黒髪イケメンが2-Aの教室に特攻、しかし今回は、花音の方にも迎撃…、

もとい、迎える気持ちがあったためそれほど大きな騒ぎにはならず、せいぜいクラスメイトから視線を集めるだけに留まった。

 

教室を出た3人はメンバー探しのためにまず自分たちが持ちうる情報を共有することから始めた。

 

「まずは、バンドに必要な楽器よね!これは花音の方が詳しいかしら。」

 

「あ、私も、バンド演奏はしたことないから、ちゃんとは分からないけど。…ギターとベース、それから…」

 

「あとはドラムやキーボードですよね。」

 

「う、うん。よく知ってたね。///」フイッ

 

「「……?」」

 

ちなみにではあるが、花音は未だ昨日の事故のせいで陽向の顔が見られないのだが。陽向はもちろん、こころもそれが何故なのか分かっていない。

しかしながら、会話はしてくれているし、辛そうなわけでもないので2人はそれぞれ気にしないことにした。

 

「実は昨日、バイト先の人たちにバンドを始めるって言ったら色々教えてくれたんです。」

 

「そうだったのね!他にはどんなことを聞いたのかしら。」

 

「何でも、その人たちのうち、ひとりは実際にバンドをしていて。Afterglowって言うんですけど。」

 

「あ、私知ってる。そのバンド結構人気みたい。」

 

「はい、それで『ボーカルとドラムが揃ってるなら〜、次はギターとベースですな〜』って言ってました!」

 

「えっと、今のってその人のモノマネ?」

 

「似てましたか?」

 

「ごめん、その人を知らないからわかんない。」

 

「あー、確かに。」

 

花音は陽向のことを、実は天然なのではないか、と勘づき始めていた。

 

…事実そうである。

 

「話を戻すわね!」

 

(えぇ。こころちゃん、そんな強引に。)

 

「とにかく、今探すべきはギターとベースってことで良いかしら? それならギターは花がある人がいいわ!昨日本で読んだもの!」

 

「花がある人。確かにそうだけど…、そんな人中々。」

 

「実はそれももう当たりをつけていて、今日の放課後に会いに行こうかと思っているんです!」

 

「え、もう?」

 

花音は陽向のことが、天然なのか優秀なのか、ますます分からなくなっていた…。

 

「さすがね!それでも、その人はどんな人なのかしら?」

 

「それはね…、

 

 

 

 

 

 

 

 

羽丘女子学園の2年、瀬田薫さんだよ!」




いい加減さっさとバンド結成しろって感じですよね。
自分もそう思います…。
なので次回からは少しづつ駆け足にして参ります!
今回もありがとうございました。
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