真・恋姫†無双 革命×戦国†恋姫X 〜乙女絢爛 萌将伝〜 作:ジェイ・デスサイズ
この度はこの小説に興味をもっていただき誠にありがとうございます。自分は他にも小説を書かせていただいておりますが、どれかをないがしろにするつもりはございません。可能な限り公平に更新していくつもりです。
話が逸れてしまいましたが、この小説を楽しんでいただけたら幸いです。
それでは、本編をお楽しみ下さい。
とある日の昼下がり、神奈川にある片田舎の山の中。小鳥のさえずりが聞こえる静かな---
ズドォォォン!!!
---言い直そう。【基本的には】静かな所だ。
???
「また真桜が何か爆発させたのかしら?」
真桜
「いやいや華琳様!?ウチ目の前におるやないですか!?」
華琳
「・・・真桜、自ら罪を認めると罪は軽くなるのよ」
真桜
「犯人ウチ確定の話ですか!?ホンマにウチやないですって華琳様〜!」
華琳
「真桜の開発の爆発でないなら、さっきの音はなに?こんな山奥であんな音、それしか思いつかないのだけど」
真桜
「うっ・・・否定出来へんのが辛い。けどホンマにウチやないですっ」
真桜が華琳に抗議していると真桜の後ろから扉を叩くノックが聞こえ、華琳が「どうぞ」と答えるのを聞いてから女性が中に入る。銀色の長い三つ編みが印象的な女性だ。
???
「華琳様、真桜の仕業ではありませんでした。工房を確認して来ましたが、そういった痕跡はありませんでした。真桜の仕業じゃないとしたら・・・なんだったんだ、さっきの音は」
真桜
「凪ぃ・・・ホンマウチの味方やぁ」
凪
「一応、何かやらかしたら連絡するからな。真桜は一応」
真桜
「一応って2回もいるか!?」
華琳
「じゃあ、本当になんなのかしら・・・」
顎に手を付け華琳が考えていると、今度は美しい黒髪のサイドテールが印象的な女性が慌てた様子で扉を開けて入ってきた。
???
「華琳殿!?華琳殿はいるか!?」
華琳
「私なら居るわよ、愛紗。慌てるのは分かるけど落ち着きなさい。ノックもしないで入ってくるなんて、一刀にまた言われるわよ?」
愛紗
「ぐっ・・・そ、それを言わないで頂けると・・・ではない!音の正体が分かったぞ」
華琳
「なんですって?一体なんなの、あの音は?」
愛紗
「此処の近くにみんなが鍛錬等で使用している平地があるだろう?彼処に何か落ちたらしい」
愛紗は方角を指差しながら音の正体を説明する。
華琳
「落ちてきた…ですって?」
真桜
「て、テレビの見過ぎ・・・ってオチはないわな」
凪
「愛紗殿、詳細は分かるのですか?」
愛紗
「詳細は不明だ。今星が様子を見に行っている、何かあれば連絡を寄越す手筈だ」
華琳
「・・・よし。行くわよ」
そう言いながら立ち上がり、厩舎へ行こうとする華琳。その肩を掴み止める愛紗。
愛紗
「待て待て!?だから連絡が来るとーーー」
華琳
「愛紗、この私がこんな面白そうな事を見逃せる訳ないじゃない」
目をキラキラさせながら愛鎌【絶】を握りしめる魏の王。愛紗はこの目を知っている、(あ、これは何を言っても駄目だ)と察してしまった。
凪
「愛紗殿・・・」
愛紗
「凪・・・言わなくて良い」
華琳
「ほら、早く行くわよ!」
華琳はさっさと部屋を出て行き厩舎へ向かって行った。
真桜
「か、華琳様!置いて行かんといて下さい〜!」
愛紗
「わ、我等も行くぞ!凪!」
凪
「わ、分かりました!」
4人が馬に乗り、音のあった方角へ向けて駆けていく。平地への道は車2台分通れる位あり馬で駆けて行くには何も問題は無い広さだ。鍛錬場の入口付近が見えてきた時に、道端に見慣れた馬が木に繋がれていた。趙雲【星】の馬に、孫策【雪蓮】の馬だ。そして直ぐ近くの木々の中で双眼鏡で様子を見ていたその2人も見つけた。
愛紗
「星に…雪蓮殿?」
雪蓮
「あら、愛紗じゃない。それに華琳達も。やっぱり気になって来たのね?」
華琳
「えぇ、まぁね?何か見えたかしら?」
雪蓮
「それが・・・ねぇ、星?」
星
「良く見えぬが・・・人が多くいるぞ。まるで【我等がこの世界に来た】時の様に、な」
星がいつもの悪い顔をしながら見える様子を愛紗達に伝える。すると愛紗・凪・真桜は眼をぱちくりと瞬きしてから、眼を見開いた。
愛紗
「と、と言うことはまさか!?」
凪
「剣丞が・・・!」
真桜
「帰ってきたっちゅう訳ですか!?星はん!」
星
「剣丞が消えて早2年、しかも丁度消えた日が今日だ。可能性はあるだろう・・・だが、それなら剣丞1人のはずだ。他の人間は不明だ」
雪蓮
「どちらにせよ、どう近付こうかな〜ってね」
手をヒラヒラし笑う雪蓮。すると華琳は何を言ってるの?と言う顔をし
華琳
「普通に行けば良いじゃない。剣丞ならそれで良し、違うのなら不法侵入で捕縛する。それだけのことよ」
雪蓮
「うわぁ・・・まぁ、確かにそうだけどねぇ」
星
「数が中々なのですよ、華琳殿」
星はそう言いながら双眼鏡を華琳に手渡す。受け取った華琳は迷いなく双眼鏡でその光景を確認する。少し眺めた後、双眼鏡を星に返し、ふぅ、と溜め息を零す。
華琳
「そりゃ、どうしようか考える訳だわ。本当に私達が来たみたいな人数じゃない、あれ」
凪
「そ、そんなに大人数なのですか。華琳様」
華琳
「えぇ、疑いたくなるけどね・・・他の者達に此処に来るように連絡を。とにかく、接触してみないと分からないわ」
雪蓮
「じゃ。真桜は他の子達に連絡してくれない?あたし達が行くわ」
真桜
「それは構いませんけど・・・気ぃ付けて下さいよ?凪、護衛任せたで」
凪
「あぁ、任せろ。参りましょう、華琳様、雪蓮様、星殿、愛紗殿」
華琳
「それじゃあ、行くわよ」
平野side
???
「ん・・・んん・・・」
彼は倒れていた。決して誰かに負けて倒れたら訳でもなく、気絶した訳もなく。倒れてる彼の元に綺麗な黒髪の女性が駆け寄り、肩を揺らす。
???
「ーーすけ、剣丞!目を覚ませ、剣丞!」
剣丞
「んっ・・・く、おん?」
久遠
「おぉ!目を覚ましたか、剣丞!」
久遠と呼ばれた女性は、剣丞と呼ばれた男性の胸元に飛び付きぎゅっと抱き締める。
剣丞
「心配かけてごめん・・・此処は?」
優しく抱きとめて、久遠の頭を優しく撫でながら問いかける。久遠は顔を上げ周りを見渡しながら返答する。
久遠
「我にも分からぬ・・・気が付いたら此処に倒れておった。そして、我等全員居るようだ」
剣丞
「え、我等?・・・って事は!?」
剣丞は慌てて周りを見渡す。すると愛しの妻達が倒れていた。気が付いていた者は近くの者を揺すり起こしている最中だった。
???
「久遠〜剣丞居た〜?」
久遠
「結菜!うむ、此処に居ったぞ!」
結菜と呼ばれた女性は、駆け足で久遠の所へやって来る。長い栗色の髪を後ろで1つに止めているのが印象的だ。
結菜
「良かった、剣丞。無事だったのね。今起きてる子達が倒れてる子達を起こしに行っているわ・・・もう、何が何だか」
やれやれ、と言った感じに両手を軽く広げ頭を左右に振る結菜。久遠は改めて周りを見渡す。
久遠
「山奥・・・という事しか分からぬな。剣丞、お前は何か分かるか?」
剣丞
「って、言われてもなぁ・・・ん?」
軽く見渡していた剣丞の目に入ったのは切り立つ崖。その崖に近付き、手で触れ、周りを見渡す。
剣丞
「俺は・・・此処を知ってる」
久遠
「剣丞、何か分かったのか?」
結菜
「急にこの高い崖に来て、どうしたのよ」
剣丞
「2人とも、俺は此処を知ってるんだ。でも、それは俺達の世界にはないはずなんだ。この崖は俺が元の世界に居た頃、姉さん達に修行で登らされた崖なんだ」
剣丞の言った言葉に久遠は純粋に驚くが、結菜は驚き半分呆れ半分といった表情をしていた。
久遠
「な、何!?では、此処は剣丞の住んでいる世界なのか!?」
剣丞
「多分、だけどな?」
結菜
「それも驚きなのだけど・・・あんた、こんな崖も登ってたのね。そりゃ城攻めで【俺が城内に潜入する】なんて戯言言えるはずだわ」
剣丞
「うっ・・・ま、まぁ・・・上手く行ったし、な?」
結菜
「上手く行ったから良い訳じゃないわよ・・・全く」
剣丞
「仰る通りです・・・」
久遠
「剣丞の言うことが真実ならば・・・我等は剣丞の時みたいに【別世界】、剣丞が居た世界に迷い込んでしまった・・・という事か!・・・痛っ」
好奇心の眼差しで剣丞の顔を見る。その久遠の頭を叩く結菜。
結菜
「何嬉しそうにしてるのよ・・・全く」
頭を抑える久遠に、両腰に手を付け呆れる結菜。その3人の傍に1人の女性が近付いて来た。
???
「結菜様、周辺の偵察終了しました・・・ご主人様!久遠様も!ご無事で良かった・・・!」
剣丞
「小波!ごめんな、心配かけちゃって」
久遠
「すまなかった・・・と言うか、偵察?」
結菜
「ありがとう、小波。私が目を覚ました時に小波も起きてたのよ、それで此処は引き受けて小波には周りを見てきてもらってたのよ。それで小波。何か分かった?」
小波
「はい。日ノ本と断定するには情報が足りませぬが、日ノ本に近い地形をしておりました。此処の近くに建築物が多数ありましたが・・・見たことない様な造りでした」
久遠
「建築物か・・・エーリカに見せれば何か分かるかも知れんな」
剣丞
「エーリカが好きなのは日本の城だからなぁ。難しいだろうな」
久遠
「デアルカ・・・ではー」
久遠が言葉を発しようとすると、少し離れた所で大きな声が聞こえてきた。
剣丞
「な、なんだ?」
久遠
「行ってみるぞ!」
久遠達がその場に行くと見慣れた剣丞隊の面々に、その前に立つ女性の姿が見えた。
???
「あ・・・なっ・・・」
剣丞
「どうした!?大きな声が聞こえたけど」
ひよ
「あ、剣丞様!無事で良かったです!」
ころ
「お頭!えっと・・・それが・・・」
詩乃
「我々が見知らぬこの地に居ること以上に・・・」
雫
「信じ難いことか・・・」
梅
「今、目の前に起こってるのですわ・・・」
剣丞・久遠・結菜
「「「信じ難いこと?」」」
3人は剣丞隊の面々の前に視線を移す・・・すると、信じ難い者を眼にする。まず3人の前に立っていたのは、小夜叉。いつも元気な小夜叉が身動き1つ取れず立ち尽くしている・・・その理由がその前に立っている人物。
久遠の為、剣丞の為、小夜叉の為、皆を生かす為。多勢の鬼を前にただ1人残った森一家の棟梁、森【桐琴】可成。その人が目の前に居るのである。
久遠・結菜
「と、桐琴・・・!」
剣丞
「桐琴さん・・・!」
桐琴
「小僧!それに殿、結菜様まで・・・一体、どうなっておるのだ。まさか、全員揃ってこっちに来てしまった訳ではあるまいな。小僧、小夜叉」
剣丞・小夜叉
「ち、違うよ!?(違ぇよ!?)」
久遠
「桐琴よ、我等はまだ死んではおらぬ。その点に関しては安心せよ」
桐琴
「殿がそう言うなら、真実なのでしょう・・・それはそうと、【小夜叉】」
小夜叉
「っ!」
普段は自分の事を【クソガキ】と呼ぶ母が名前を呼ぶ、名前を呼ぶ時は大事な話をする時と小夜叉は知っている。
桐琴
「よくぞ、あ奴を切り伏せた。母として、誇りに思う」
桐琴は微笑みながら、優しく愛娘の頭を撫でる。それに思わず小夜叉はたまらず涙を零す。
小夜叉
「は、母ぁ」
桐琴
「くく、積もる話もあるが・・・殿、まずはワシらの状況を整理せんと」
久遠
「デアルナ。まず、我等だが・・・ほとんどが気が付いたら此処におったのだ。無論、我もだ」
桐琴
「ワシも気が付いたら此処におりましてな、何故死んだワシが殿達と同じ地に立っているのかが不明だが・・・まぁ、居るものは仕方あるまい」
剣丞
し、仕方ないって・・・」
桐琴の発言に苦笑いするしかなく、その反応した剣丞を笑いながらわしゃわしゃと頭を撫でた。そうしている間に、起こしに行ったメンバーが戻り全員集合状態になった。一葉が剣丞を見つけた途端飛びついたり・桐琴を見た綾那が「お母さん地獄から蘇ったですか!?」ととても驚いたり・小波から話を聞いたエーリカがその建物見たくて仕方なくなったりと別世界の不安より、好奇心が勝っているみんなであった。各々が話しをしていると、数人の女性が近づいて来るのに気が付いた。
久遠
「この世界の住人か?」
剣丞
「・・・え、マジでか?」
???
「貴方達、少し話良いかしら?」
いかがだったでしょうか。
これは友人に見せたら続きが気になると話してくれたことがきっかけで作った小説です。
次で遂に2つの物語の人物たちが対面いたします。
このキャラとこのキャラの話が読みたい、などご意見がありましたら感想などにお書きください。頑張って書こうと思います。
では、次のお話でお会いしましょう。
主人公新田剣丞に妹がいた事を思い出しまして、登場させるかのか否か悩んでます・・・そしてネットを探しても性格や話し方、名前すら分からない状態・・・なので、オリジナル妹になりますので皆様の意見をお聞かせ下さい
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オリジナル妹あり
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オリジナル妹なし