ベル君に「まだだ」を求めるのは間違っているだろうか   作:まだだ狂

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鼓動

 ──少女がいた。笑顔が可愛い、精霊のような少女だ。笑顔も、驚きも、悲しみも、苦しみも、全てを抱いた無垢なる少女。

 

 目の前で開かれた本と、母の優しい声から紡がれる物語。己の幸福が詰まった日常の中で、少女は何度もこの物語を読んでもらった。

 

 ゆっくりと捲られていく物語の景色。移り変わっていく物語の星霜(せいそう)。ふと少女が顔を上げれば、煌びやかな金髪を(なび)かせて微笑みを浮かべる女性の姿。

 

 金色の瞳に宿るのは赤子のように無垢な光で、その顔立ちも女性の膝に座る少女と瓜二つだ。

 

 女性の微笑みに釣られるように笑顔を浮かべる少女を見れば、まるで二人は仲の良い姉妹に見える。

 

──物語には始まりがあるように、終わりもまた訪れる。

 

 深く生い茂る森の奥で静かに横たわる永久(とこしえ)の眠り姫。彼女の眠りは一人の青年の手によって呼び起こされる。

 

 己を見つけ出してくれた青年は氷のような心を溶かし、眠り姫は青年の征く道に寄り添って、幸福に暮らした。

 

 少女はこの物語が大好きだった。そして女性もまたこの物語を好んでいたのだろう。

 

 私も、あの人のおかげで幸せだから! と眩い笑顔を女性は見せていたのだから。

 

 運命の人に出会えた女性を見て、少女は己もいつか眠り姫の目を覚ましてくれた青年のような人に出会いたいと強く想う。

 

『あなたも素敵な相手(ひと)に出会えるといいね』 

 

 無邪気に微笑む女性は、無垢な少女の未来を想う。

 

『出会えたよ、私も……太陽のように温かい、私の英雄に……』

 

 泡沫のような夢の中。女性に向けて笑顔を咲かせ、幸せそうに想いを紡ぐ幼い少女の姿がそこにはあった。

 

 ○

 

 豊穣を与える太陽は沈み、人々に癒しを与える星々が天へと浮かび上がる。

 

 少年が眺める星はどれもが美しく輝き、見る者の心に安らぎを与えてくれる。子供の笑顔が溢れる昼の街も、人々が賑わいを見せる夜の街もベルは大好きだ。

 

 守るべき確かな幸福が、この瞳に映っているのだから。

 

 突然意識を失ってしまったアイズを、中央広場(セントラルパーク)の長椅子で介抱していたベル。

 

 ベルとしてはすぐに目を覚ますと思っていたのだが、己の身体を強く抱きしめて離さないお姫様(アイズ)は安らかな表情を浮かべながら深い眠りについていた。

 

 そんな無垢な少女の眠りを妨げるわけにいかず、ベルはアイズの頭を膝に乗せると美しい光沢を放つ金の前髪を優しく梳くように流す。

 

 人々の笑顔こそが己の幸福だと断言できるベルは、安らかに眠る少女を微笑ましく見守る。

 

 今も右眼(・・)からは少女の抱く憎悪の闇を強く感じている。己は少女と出会ったとき、この闇に強く心を揺さぶられたのだから。

 

 だが不思議なことに闇に染まっていた筈の無垢な心には、新緑が芽吹たような光の輝きを感じられる。相反する二つの彩りを視たベルの心は先程から驚きに満ちていた。

 

──闇も光も抱いた少女は、今までベルが視てきた人々の誰よりも綺麗だった。

 

「う……んぅ……」

 

「起きましたか?」

 

「ベル……ベルぅ……」

 

 ベルが膝枕を始めてから二時間ほど経過した時、眠り姫(アイズ)はようやく目を覚ます。未だに焦点の合わない金色の瞳は、揺蕩うように視線を揺らめかせる。

 

 そして陽の光を想起させる白銀の少年を見つけると、アイズは子供が親に甘えるように力強く抱き着いた。身体が温かくなると、心が満たされると幸せそうに。

 

 ──離したくないと、心の底から少女は願っていた。この幸福にいつまでも包まれていたいと。

 

「寝起きのアイズさんは、甘えん坊さんなんですね」 

 

「え……? ……!?!?」

 

 目を覚まし少しずつ意識が覚醒を始めたアイズ。肌で感じるのはベルの鍛え上げられた鋼の肉体。そして視界いっぱいに広がるのは、紛れもない現実だ。

 

 己がベルを強く抱きしめているという幻覚のような事実だった。

 

 ○

 

「……ねぇ、ベルは怪物祭(モンスターフィリア)、知ってる?」

 

「はい、どういう催し物なのか程度ですけど」

 

 己の犯した失態の恥ずかしさから暫く物言わぬ彫像と化していたアイズだが、心配そうに顔を覗いて来るベルを見て、高鳴る胸の鼓動を聞き何とか再起する。

 

 機能停止と化していた時、アイズはある催しを思い出した。その名は『怪物祭(モンスターフィリア)』。ギルドの要請を受け、【ガネーシャ・ファミリア】が主催する一般市民に向けた祭典だ。

 

 表向き(・・・)は【ガネーシャ・ファミリア】の調教師(テイマー)たちがダンジョンのモンスターを調教(テイム)し、民衆を喜ばせることを目的にしているものである。

 

 様々な思惑を感じさせる怪物祭(モンスターフィリア)が今年もまた、始まろうとしているのだ。

 

 しかしアイズにとっては、ベルをデートに誘うことの出来る千載一遇の機会(チャンス)でしかない。

 

「……もし……もし、用事がないなら……わ、わた、私と……」

 

 ──今こそ勇気を振り絞るのだと、アイズは己の心を奮起させてベルを見詰める。

 

 誰よりも貪欲に強さを求めるベルは、己の誘いを断るかもしれない。ダンジョンに潜りたいからと、誰かを守る為に強くなりたいからと、申し訳なさそうに。

 

 でもアイズは己の想いに従って進みたいと願ったから。英雄に寄り添う風となりたいから、光を前に俯いたりなどしない。

 

──前を向け、アイズ・ヴァレンシュタイン。英雄と並び立ちたいのならば、己が手を伸ばし続けるのではなく、共にその道を征くことが出来るのだと意志(おもい)で示すのだ。

 

怪物祭(モンスターフィリア)、私と一緒に回りませんか!」

 

 恥ずかしさと緊張で視界が揺らぐ中、アイズはベルへ向けて想いの丈をぶつける。前回のように俯いたりはしない、だって己は胸に灯る想いの名を知っているから。

 

──アイズ・ヴァレンシュタインはベル・クラネルに恋をしているから。

 

──一歩ずつ、一歩ずつ、少しずつでも確かな道を進んでいこうと前を向くのだ。

 

「……アイズさん。はい、僕なんかでよければ、貴女と一緒に回らせてください」

 

──アイズ・ヴァレンシュタインの想いに、ベル・クラネルは強く頷き応えてみせる。

 

──少女の想い一つに……アイズの願い一つにも応えられなくて何が英雄だと、ベルは深紅(ルベライト)の瞳を覚悟(ヒカリ)で迸らせる。

 

 守ると誓った誰かの笑顔も、拭うと誓った誰かの涙も、尊いと思った誰かの笑顔も、その全てをこの背に抱くと決めたのだから。

 

──アイズ・ヴァレンシュタインもベル・クラネルが守るべき『誰か』の一人なのだから。

 

「え! ……ベル、いいの?」

 

「ふふっ……勿論ですよ。その日は用事もないですし、せっかくアイズさんが誘ってくれたんですから……」

 

 正直ベルは己の申し出を断ると思っていた。強くなる為に進み続けるベルであれば、祭りなどに興じることなくダンジョンに潜り続けると。

 

(祭りなら、きっと沢山の人が笑顔を浮かべているよね……僕の求める幸せが、きっとそこにはある)

 

──しかし誤ることなかれ、光の英雄が求めるのは力に非ず。守るべき人々の笑顔と、彼らの幸福な未来である。その為にベルは強くなろうとしているのだ。

 

──力がなければ守れない人達がいるから。

 

──強くならないと守れない未来があると知っているから。

 

──尊き光を奪わんと跋扈(ばっこ)する邪悪は、己が斬り伏せると誓ったから。

 

──ベルは誰よりも強さを求めて前を進むのだ。

 

(僕は目に焼きつけたい。守るべき人達の笑顔が、どれだけ尊いものなのか。何度だってこの心に刻みたい。彼等の幸せが、僕を前へと進ませてくれるんだから!)

 

 だからこそ、ベル・クラネルは己の本質を見誤らない。力とはあくまでも彼らの未来を守る為に必要な〝武器〟なのであり、己の求める〝未来〟そのものでは決してないのだから。

 

「待ち合わせは……正午でも構いませんか?」

 

「……う、うん! 大丈夫! 全然、大丈夫!」

 

 ふとアイズがベルに視線を向けると、彼は慈愛に満ちた表情で、中央広場(セントラルパーク)へ訪れる人々を見詰めていた。彼等は皆笑い合っていて、とても幸せそうである。

 

(そっか……ベルは……)

 

 ベルは己の見知らぬ人々であっても幸せに生きて欲しいと、心の底から願っているのだろう。彼らに笑顔でいて欲しいと心の底から想っているのだろう。

 

(ベルは……あの人たちの……〝かけがえのない日常を守れる〟英雄に、なりたいんだね)

 

 ベルのことをまた一つ知ることが出来たアイズは、嬉しそうにはにかむ。それと同時にアイズは心の底から、ベルの道を共に征きたいと改めて己の胸に誓う。

 

 己の求めた英雄は神話に名を連ねる英霊にも劣ることのない輝かしき願いを胸に、前へ進もうとしているのだから。

 

 ベルが紡ぐ英雄譚の果てで、アイズは共に幸福な未来を紡ぎたい。あなたの願いを叶える手助けを私にもさせて欲しいと、あなたが征く戦場に私も並び立ちたいと、アイズは心の底から想った。

 

「では、アイズさん。正午に、黄昏の館(ホーム)まで迎えに行かせていただきますね」

 

「……え? 黄昏の館(ホーム)に?」

 

 ここまで穏やかな空気が流れていたが、一転してアイズは頬の火照りを抑えきれなくなる。

 

 ベルは今なんて言った? 私を迎えに行くと言ったの? 驚きと喜びが混じり合いアイズの頭の中が混沌と化す。

 

 ベルの提案はそれほどまでにアイズにとって魅力的すぎた。何故ならアイズは、怪物祭(モンスターフィリア)当日はどこかで待ち合わせをすると思っていたから。

 

 所属する【ファミリア】の違うベルがわざわざ黄昏の館(ホーム)まで迎えに来てくれる。

 

 それはまるで幼い頃に読んだ眠り姫のようだと、アイズは胸のときめきを確かに感じ取った。

 

 それと同時にベルはこれを素でやっているのだから恐ろしいものだと、アイズは内心で戦慄する。

 

 英雄を目指す少年はこれから一体何人の女性を魅了してしまうのかと。いや、もうすでにベルに心を奪われている人がいるかもしれないと、アイズは予感した。

 

「はい。女性と待ち合わせをした時は男が迎えに行くものだと、祖父に教わりましたから」

 

 ──これも全てベルが幼い頃から、祖父に教育(せんのう)されてきた賜物といえるだろう。

 

 ──祖父はベルへ女性の扱いについて、耳にタコが出来るほど口にしていたから。

 

「では、アイズさん。さようなら。怪物祭、楽しみにしてますね」

 

「……バイバイ、ベル……」

 

 思考が沸騰しているアイスにはベルの言葉が曖昧にしか聞こえない。アイズの心を支配しているのは、『ベルが迎えに来てくれる』という未来だけ。心ここにあらずとなっているアイズは、フラフラとおぼつかない足取りで黄昏の館に帰るべく歩みを進める。

 

「ベルが……迎えに、来てくれる……」

 

「ベルが……」

 

 アイズはすでに妄想の世界に旅立ち、周りの景色を完全に見失っていた。

 

 それでも黄昏の館(ホーム)に向けて歩いて行けるのは、幼い頃から通い続けたことによる帰巣本能があるからだろう。

 

「どわっ! 危ねぇな! どこ見て歩いてんだ! ……ってお前は【剣姫】! わ、悪かった! 今のは忘れてくれ! せめて命だけは!」

 

「迎えに……」

 

 メインストリートを縦横無尽に歩いている【剣姫】の姿に慄く者がいることに気が付かぬまま、アイズは夜の街を進んでいくのだった。

 

 ○

 

 アイズと別れたベルは一度隠し教会(ホーム)に戻ると、ヘスティアが帰って来ていないことを確認する。

 

 数日は戻らないと言っていたが、もしものことを考えての行動だった。そして一人寂しく食事をするのも落ち着かないと感じたベルは、豊穣の女主人へと足を運ぶ。

 

「ああ! ベルニャ! 〝未完の英雄〟ニャ! シルの(つがい)がまたやって来たニャー!」

 

「ふふっ……こんばんは、アーニャさん。今日も元気ですね」

 

「当たり前ニャ! ミャーはベルが来るのを待ってニャンだからニャァー!! にゃあにゃあ、シルとはどこで出会ったんだニャ? ミャーは気になって仕方がないんだニャー! ほれ~ほれ~! さっさと教えるニャー!」

 

 最初にベルを迎え出たのは猫人(キャットピープル)のウェイトレス、アーニャ・フローメルだ。

 

 明るく元気なアーニャはベルが初めて訪れた時から、こうしてシルとの関係を探ろうと絡んでくるのだ。

 

 しかしそれをベルが面倒だと思うことはない。何故なら元気一杯でお転婆なアーニャもまた、ベルが守りたいと願った笑顔を咲かせているのだから。

 

 アーニャを見ていると、ベルの心に確かな安らぎが灯るのだ。

 

 ──ベルの落ち着いた雰囲気はアーニャにとって心がはずむものだった。

 

 どれだけ騒がしくしてもベルは優しく微笑んで、己の言葉に応えてくれる。その事実がアーニャの天真爛漫な行動を加速させて行く。

 

 ベルならば嫌だなんて思わないと、呆れたりなどしないのだと纏う雰囲気が伝えてくれる。

 

「はあ……貴方は少しその口を閉じていなさい」

 

「ぶニャ!?」

 

「クラネルさん、いらっしゃいませ」

 

「あ、お邪魔します。あの、シルさんは……」

 

 アーニャがいつも以上に騒いでしまい、流石に他の客に迷惑になると判断したのだろう。もう一人のウェイトレスがアーニャの背後から現れた。

 

 ベルの前に立っているのは眉目秀麗という言葉がよく似合うエルフの女性だ。確か名前はリュー・リオンで合っていた筈だと、ベルは己の記憶から彼女の名前を呼び起こす。

 

(……その足運び、やっぱり彼女たちは……)

 

 一度目は僅かな違和感から。しかし二度目の時点でベルは確信した。豊穣の女主人で働いているウェイトレスたちは、かなり出来ると。今の己では太刀打ちできないほどに強いと。

 

 ここまでの力を持っていながら何故ウェイトレスをしているのか疑問に思ったベルではあるが、深く考えるつもりはなかった。

 

 これが彼女たちの選択であるのだろうと、ベルにも分かるから。いま彼女たちが幸せであるのなら、それ以上の理由などベル・クラネルには必要ない。

 

 守るべき笑顔が彼女たちには浮かんでいるのだから。約一名からは背筋が凍ってしまうような恐ろしい視線を感じるのだが、主にお尻に対して。

 

 ──それでもここにベルが求める幸福の一幕があるのだ。

 

「すみません。シルは少し出ていまして」

 

「あ、そうだったんですか」

 

「クラネルさんが来たと聞いたら悔しがると思いますよ?」

 

「はははっ……」

 

 リューとはシルやアーニャと比べて言葉を交わしたことがなかったベルは、少しぎこちない表情を浮かべながらも向かい合う。

 

 ベルの視界にはリューのエルフらしさを感じさせる美しい容姿が映る。エイナを見て分かっていたが、エルフの麗しい容姿にはベルも息を飲まざるを得なかった。

 

 それ以上にリューから溢れ出る意志が、ベルの心を揺さぶる。彼女はどこか己に似ていると。

 

「…………あの、あなたのことは何とお呼びすれば……?」

 

 これからも豊穣の女主人を贔屓にするつもりのベルは、改めてリューに名前を尋ねる。シルから伝え聞いた言葉ではなく、彼女自身の口からその名を聞きたいのだ。

 

 その時こそベルは彼女と、リュー・リオンと友好を築ける気がした。

 

「リュー。リュー・リオンです。リューと、そう呼んでいただいて構いません」

 

「リューさん、ですね。改めて、僕はベル・クラネルと言います。これからもよろしくお願いしますね!」

 

 ──リューにとってベルとは、まだ理解の及ばない人物だった。

 

 ある日急にシルが連れてきた少年であり、言葉を交わした回数もシルやアーニャに比べたら圧倒的に少ない。

 

 しかし興味を引かれているのもまた事実だった。観察眼が鋭いシルが言うには、ベル・クラネルは勧善懲悪を体現した〝正義〟のような信念を持っているらしい。

 

 ……正義。シルが放った忌々しくも懐かしい三文字に、リューは在りし日の過去を思い出した。己が間違っていたなどとは今になっても思わない。

 

 討つべき悪は奴らであり、正義は我らにあったのだから。だがリューはふと思うことがあった。自分達の選択は最善だったのだろうかと、もっと幸福に満ちた未来(せんたく)があったのでは無いかと、今となっては詮無きことだと分かっていても時折不安に駆られることがあるのだ。

 

 ベルならば。〝未完の英雄〟と呼ばれるベル・クラネルならば、己の求める願いに答えくれるのではないかと。

 

 ──鮮烈な覚悟(ヒカリ)を両眼に宿した英雄であれば正義とは何か、己が抱える想いに応えてくれるような気がしたのだ。

 

 だが今はその時では無い。リューとベルの関係は店員とお客であるのだから。ベルはまだ己の真実を知らないのだから。

 

──光と闇は表裏一体。英雄(■の■)の器は、満たされることのない未完の器。

 

混ざり合う想い(英雄)願い(■の■)は、矛盾を孕みながらも前へと進み続ける。

 

──絶望の『予言』は始まらない。その時はまだ訪れることはないのだから。

 

「勿論です。あなたはシルの伴侶となる方なのですから」

 

「……………………え?」

 

 オラリオの夜は更けていく。神の試練を前に、英雄が覚醒する時は近い。今はまだ小さな鼓動ではあるが、確かに刻まれている誓いが少年の胸には煌めいているのだから。

 


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