一人は機械でもう一人は「半」機械。
「ゆめ」に対する疑問をもつ単眼と「ゆめ」を説明する「半」単眼。
二人の行く先は…?
※短編にしてはいますがどう考えても連載に繋がりますコレ…。
~どこか~
「…読書中申し訳ありません。シナンジュ、ちょっとよろしいですか?」
「…はい、どうしました?サザビー先輩」パタム
「先輩はやめて下さいと言っているでしょう」
「つい性分で。まあいいじゃないですか、先輩。 それで、ご用件は?」
「まぁ、別に良いのですけど…。
ええ、それなんですが。フリーゲームなんていう
かなりマイナーなお話になりますけど、構いませんか?」
「ご自分からお話を振ってこられたのに…。
大丈夫ですよ。先輩のご趣味は理解していますし」
「なら良かった。
貴女は「ゆめにっき」というフリーゲームをご存知ですか?」
「ええ、知っていますが…それがどうかしたのですか?」
「いえ、名前はかねがねなのですが、どういう内容なのか分からなくて。
何だか調べるのもシャクだし、貴女にお聞きしたかったのです」
「そうですか。先輩から頼りにされるのは嬉しいです。
それで内容ですけど、何かと聞かれればホラーに近いです」
「ホラー…ですか。名前の割には意外ですね。それで?」
「主人公の名前は「まどつき」という少女。
服に窓模様がついているので「まどつき」です。
彼女の見る「ゆめ」の世界を、「エフェクト」と呼ばれる
アイテムに近いものを集めながら歩き回る、といった内容です。
これといった目的はなく、
一応エンディングはありますが謎が非常に多く残る意味深なゲームです」
「ほうほう。しかし、それのどこがホラーなんでしょうか?」
「それはですね、この「ゆめ」の世界にあります」
「と、言うと?」
「カオス極まりないんです。この世界の存在そのものが謎とされるくらいに。
とても少女が見るような夢ではありません」
「カオス…?例えばどういうところがでしょう?」
「そうですね。例えるのも難しいですけど…
ネオンのようなモノまみれの世界とか、
目玉があちこちに散らばってる世界とか、
通称「地獄」と呼ばれる真っ赤で広大な迷路世界とか、ですかね」
「な、なるほど…それはカオスです。
しかし、ホラーとは直接関係はないのでは?」
「いえいえ。勿論その世界観だけでも十分精神面は不安定になりますが、
真骨頂は様々なイベントです」
「イベント?」
「イベントと言っても、些細なものから大掛りなものまで様々なものがあります。
その内のいくつかは身の毛もよだつような恐怖イベントなんです」
「身の毛もよだつ…ですか。それは敢えて聞きませんけど、
怖さのジャンルとしては何にあたるのでしょうか?」
「うーん…形容するとしたら「びっくり系」と「精神侵食系」を
足して2で割った感じですね。少しづつ少しづつ狂わされていく感じでしょうか」
「ほう…。しかし、そういう狂気系は中毒性があると聞きましたが?」
「ええ、仰るとおりです。この「ゆめにっき」からは数々の同系統の
派生ゲームが登場しています。
複数人の有志の方々が現在進行形で合作中で、
多種多様、様々な広い世界と多くのエフェクトがある
『
ホラー要素やグロテスク要素が強めな
『
本家よりも意味不明で謎が多く、
ちょっとした人気キャラが登場する
『ハルキゲニア』、
中々のハード演出、そして意味深な名前の主人公の
『夢日誌』。
…代表的なものはこのくらいですね。他にもまだまだたくさんの派生があります。
その数といったら、とても紹介しきれないほどです」
「…ふむふむ。分かりました。少なくともその4つの作品は覚えておきましょう」
「私ができる説明はこれくらいですね。どうでしたか?」
「ええ、大変分かりやすかったですよ。感謝しますよ」
「そうですか、良かった。
…でも、なんで「ゆめにっき」の内容を聞こうと思ったんですか?」
「え?」
「いえ、ですから、何で先輩はこのゲームに興味を持たれたのかな、と」
「…純粋なる興味ですよ」
「…ふむ、そうですか」ジィ
「何ですその目は?」
「私も曲がりなりにニュータイプなんです。先輩が何らかの事情を持って
私に聞いてきたっていうのは、わかってるんですよ」
「…やれやれ、やっぱりお見通しでしたか…」
「勿論です。私はサザビー先輩の後輩なんですから」
「ニュータイプの後輩はニュータイプ…て訳ですか」
「です。それで、その事情はなんですか?よろしければ教えてください。
お手伝いします」
「いいんですか?私が関わることはいい方には動かない事くらい、
貴女は知っているでしょう?」
「ええ、それはもう」
「ならどうして…」
「大事なお人を守りたいというのに、理由など必要ないでしょう?
私は常に先輩の隣にいたい。それだけですよ」
「…やれやれ、貴女には敵いませんね…」
「光栄です」
「じゃあ、貴女がよろしいのであれば、私と一緒に来てください。
申し訳ありませんが、今はそれを話すわけにはいかないんです」
「わかりました。先輩がそう望むのであるなら、私は何も聞きません」
「ありがとう。それでは、最後にもう一回だけ問います」
「はい」
「…私と、一緒に来てくれるのですね?」
「…喜んで!」
「分かりました。…では、共に行きましょう!シナンジュ!」
「ええ、先輩!」
to be continued……………?
ね、連載でしょ?(apple)
というわけで新たなる連載小説の始まりです。
何でもガンダムと絡めないと駄目というわけではないんですけどね。
…原作のイメージは壊さないつもりです。