アスタリスクを書いてらっしゃる方の作品を拝見しましたが物凄く面白かったです!
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拠点となる場所はアクシデントが起きてもいい様に海軍の軍艦に1番近い第一拠点にした。
建築関係に何故か精通していたNo.1夫こと晃主導に行い3日もあれば立派な拠点ができた。
拠点というよりコテージのような見栄えだが外壁塗装も行いビーチとマッチしてまさに海の家という感じだった。
ガープ「かなり早かったな。次の特殊鍛錬は海軍の体術六式を君たちにワシが教えよう3ヶ月で最低でも3つは出来てもらうぞぶわっはっはっはっ」
ガープ「君達からしたら危険じゃが森に入るぞい。死にはしないから安心せい」
葵「六式かぁ〜やっと俺も強くなれるぅ」
幹太「地獄だと思うけどね」
裕太「やりきってやるっすよ」
♢
それからというもの上位陣はガープの下でどんどん力をつけていき鍛錬終了まで残り1週間を切った所で皆六式を3つ以上使えるようになった。
月歩と剃は皆扱うことが可能になり、ナイツや晃は4つも六式を扱えるようになっていた。
俺は六式は全て使うことが出来るが皆の前では月歩と剃と指銃が使えるという設定になっている。
ガープ「よーーし君たちに最後の鍛錬内容を伝える!この森の中に猛獣のヌシがおるからのそいつを皆んなで倒してこい!ぶわっはっはっはっはっ」
俺は見聞色の覇気を常時発動しているが明らかに周りの猛獣より反応が強い奴がいる。
辻(負けることはないと思うけど)
デカさで言えば5mほどが一体。六式を簡単に扱える海兵がそれも20人もいれば過剰戦力であろう。
予想通りに勝負は一瞬で皆不完全燃焼であった。
ナイツ「なんか宝箱があるぞ」
海「開けていいのか?」
ガープ「それはワシからの褒美じゃよ誰か1人だけが食べられるが」
開けると中身は悪魔の実であった。バナナのような形をしており物凄く渦を巻いている。
裕太「なんの能力の悪魔の実なんすかね?」
辻「ロギアではないと思うが」
ナイツ「それはパラミシアのキシキシの実だ」
幹太「そう言えば座学で上官が前言ってたような」
葵「あれだろ体の一部がナイトのように装備品が出現して攻撃にも防御にも定評があるっていう…」
辻「なんかナイツの名前に酷似してるな」
晃「ナイツ食ったら?」
海「みんなもそれでいいか?」
反論するものは皆無でナイツがキシキシの実を食べる事になった。
ガープ「よかったのナイツぶわっはっはっはっ」
上官「残り1週間の期間は海軍本部に帰還する時間に当てられている。この島を綺麗に清掃、終わり次第ここを出るぞ」
「「はっ!」」
辻「もう少しで…あったあった」
初日にクザンさんから貰った情報は確かなので本当にロギア系の悪魔の実が島中央付近の小屋の宝箱の中にあった。
海兵学校の図書館にある悪魔の実の図鑑で見た形と酷似している物を脳内で構築するとロギア系ゴロゴロの実であり、これはロギア系の中でも最強に位置する悪魔の実だ。
原作ではエネルがゴロゴロの実の能力を所持していたが…
辻(もしかして原作改変した?)
だがその心配は杞憂で転生の間で神様に言われたことを思い出した。
神様『お主が選んだ転生特典の3つ目の悪魔の実同士の融合はちと特殊での、お主の転生後にはお主が融合すると確定している2つの悪魔の実がお主の近くへ近ずけておくようにしてある。つまりその悪魔の実だけ世界で2つずつ存在するということになるんじゃ』
つまりはゴロゴロの実と何かほかの悪魔の実が世界で2つあると言うことになる。かなり融通が聞いているがその辺は悪しからず…
辻(残りの条件は覇気の特化ともう1つの悪魔の実、パラミシアかロギアが欲しいところではあるなぁ)
俺以外の皆は既に船に乗り始めている頃なので高速で船に戻る。
辻(なんだかんだでこの島も楽しかったし、ほぼ毎日クザンさんとやり合ってたから覇気も六式もかなり上達したから有意義ではあったなぁ)
覇気は自分より強者とやり合うことが1番の成長の糧となる。
色んなことを考えながら高速で森を駆け抜けていく。
♢
一週間後
葵「なんか久しぶりだな」
幹太「3ヶ月も離れてたからね」
晃「みんな元気にしてるかな」
あれから一週間が経ち我々上位陣は海軍本部の海兵学校に帰還した。
やはり実力主義なので上位陣は妬みや嫉妬を受けることが多い。スポーツテスト(罰ゲーム)後の風呂とか最悪だった…
この3ヶ月本部で何をしたかは知らないが明らかに俺たちに向ける視線や感情が悪い方へ向いていることが読み取れる。というか見聞色を使わなくても分かる。
だがみんながみんなそうではなく。上位陣と仲の良い者はホッとしたような表情を向けている。
裕太「辻さんなんか元気ないっすね」
辻「そんなことないけど」
裕太「あっ、そう」
それと俺たち上位陣は六式を半数以上会得したので階級が低いの者でも中佐まで上がった。
ナイツや晃は大佐、残りの18名は中佐とかなりの昇格だ。
転生して3ヶ月少しで上位陣は既に海軍将校。下位陣は少し昇格して一等兵になり最も高いものでも軍曹に昇格している者もいるらしい。
かなり異常な成長速度というか正直やりすぎな昇格だと思われる。むしろこれからが本番ということなのかあまり詳しい事情はわからない。
更に上位陣と下位陣の一等兵より上の者は寮の個室を与えられた。
俺は大部屋より個室がいいので大歓迎だがうちのルームメイトが皆同じ部屋と言うので、以前1207号室より大きく綺麗な1552室へ移動した。ちなみに最上階です。
メンバーも俺合わせ6人に加え、最近悪魔の実を食べたホモ生徒会長(元)が俺たちと同じ部屋になり7人部屋になった。
晃「久しぶりに食堂行こうぜ」
ナイツ「いくか」
この学校のメシはかなり美味い。現世と比較すれば見劣りはするものの味は素晴らしい。
朝は基本パンやサンドイッチそれか和食になっている。
葵「カレー美味すぎ」
幹太「野菜も美味しい」
海兵は食事バランスも考えて摂取しなければならなく野菜を多く出される。野菜は一見嫌いな人が多いイメージがあるがここはドレッシングがかなりの量があるので美味しいし飽きない。
寮の最上階の一番奥に位置する我らが1552室はかなり広く和室になっていて、寝る時は海軍の清掃員の人が押し入れの中から布団を出して敷いてくれるらしい。
部屋に入って正面に和室その左にある暖簾をくぐるとLDKがあり、ソファーやテーブルに椅子が複数個、更に調理ができるようになってある。
キッチンの裏にはトイレやお風呂場があり、まさに豪邸であった。
晃「広すぎんか!?」
ナイツ「また辻のケーキが食べれるなぁ」
辻「俺の方を見ながら言うな」
幹太「なんか疲れたから寝たいや」
海「辻茶頼む」
辻「クッキーでも焼いてやるか」
現世では両親が共働きだったため家事は殆ど俺と姉でこなしていたが姉は料理が壊滅的だったために常に1人で料理をしていた。
紅茶を淹れたりクッキーやケーキなどを作るのは何のそのであったが、こちらの世界と現世では足りないもの等もあるのでできるかは分からないが
葵「うっま!俺初めて辻のクッキー食べたわ」
ナイツ「バカうまいからな紅茶も最高だし」
辻「そりゃどーも」
海「そう言えば彼女から聞いたんだけど」
裕太「惚気話じゃなくて?」
海「悪魔の実争奪戦を生徒だけでやるらしいぞ」
葵「まじかよ!それはやる気が出るぜ!」
晃「ホントか?」
海「俺たちが帰ってくる前日に残っている生徒全員に発表されたらしいぞ」
悪魔の実争奪戦か…どのような能力に寄るがロギア系なら確実に取りに行くべきだなぁでもあまり目立ちたくないし、優勝してすぐ食えって言われたら融合できないしなぁ
幹太「優勝候補筆頭はナイツか晃でしょ」
葵「俺たちの中で一番強いもんな」
上位陣は無人島にいた時毎日のようにトーナメント大会をして戦っていた。晃とナイツがだいたい勝つが海や葵が優勝する時もある。
下位陣を考慮しないで言ったら現状生徒最強はナイツと晃の両者ということになる。
辻「これ食べたら風呂行くか」
「「おう」」
呟いただけなのにリーダー制度は変わらないらしい。
♢
翌日
午後1時
上官「今日から上位陣も加わり来年度に行う争奪戦に向けての訓練を始める!」
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来週は課題テストなので誰か答案用紙をテスト中に持ってきてください。orz