なんでフェストゥムはテラにいるんですか?   作:野菜大好き丸

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ほ、ほーっ、ホアアーッ!!ホアーッ!!(The beyond7,8,9話見にいってきた感想)


どうも作者です、金曜に有給使ってファフナー見にいってきました。

新OPの映像と曲が相変わらずの高クオリティだったり、話の展開のドッキドッキしてたり、ゴウバインだったりと待った結果、期待を裏切らない仕上がりでああ~~たまらねえぜ。

やはりファフナーは最高やで。こんな変態フェストゥムと同化あそびしないか。

同化あそびしたい奴は子宮(コアギュラ)、メールくれや。


幕間2 痕跡 ~てがみ~③

 せっくんからの手紙を受け取った僕達は、その後彼らのキャンプ地で一夜を過ごし、異変が起きた該当地域の調査を再開した。

 

 翌朝、調査を再開する前に、彼らから調査の手伝いをしたいと申し出があった。いきなりの出来事に僕達はとても驚いたが、確かにここらの土地勘がある彼らの協力は、調査の際に非常にありがたい。

 

 けど、レユニオンとロドスは同じ感染者組織でありながら方針が相容れられず、良好的な関係とは言えない。それなのに協力していいの? と尋ねたら、

 

「お互いの組織の関係を考えれば、こちらの言ってることが確かに怪しいと思うのは当然っす。だから、信じてくれるかはそちらの判断に任せるっす。今回のは自分らの意思で、そしてせっさんのために協力したいから申し出たわけっす。

 

 おかしなことを言うっすけど、戦うことしかできない自分達よりも、戦い以外の道で感染者の現状を打開するあなた達の方が近い将来、せっさんの助けになってくれるかもしれないと思えるんすよ。それだけで自分らにとっては協力する価値があるっす」

 

 

 とあっけらかんと言ってのけ、他のメンバーもその言葉に偽りは無いとうなずく。彼らの真摯な態度に僕とA4の皆は、彼らのことを信じてみようと協力を受け入れることにした。

 

 

 ほんの数日間だったけど、実際に彼らのおかげで調査が捗り、僕達に色々と良くしてくれた。隊長のバーニィさんだけじゃなく部下の三人組も気のいい人たちで、特にまだ子供であるA4の皆とは、彼ら子供が戦いの渦中にいる現実を憂いながらも何かと気にかけていた。例えば――、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やぁぁ!」

 

「行きます!」

  

「いいよ、来いよ! (攻撃を)胸にかけて胸に!」

 

「あっ、おい、待てぃ(江戸っ子)。二人とも、その動きは拙い……」

 

 

 

 障害物が無い雪原でタドゥーコロさんがメランサちゃんとカーディちゃんの二人同時を相手にして組手が始まっていた。二人が連携で彼に襲い掛かるのに対し、それは悪手だとミ・ウラさんが言いかけるも時はすでに遅し。

 

 

「……!!?」

 

「ちょっと(自分から)刃ぁ当たんよ~」

 

 

 メランサちゃんの攻撃が決まろうとした瞬間、攻撃が放たれる直前にタドゥーコロさんがわざと、メランサちゃんの刀を腕に着けた籠手で受け止める。まさか止められると思わずに硬直してしまった彼女の隙を見逃さず、彼は彼女を背負い込んでいく。

 

 

「お前のそこが隙だったんだよ!」

 

「えっ……きゃっ!?」

 

「メランサちゃん!? って、わぁぁぁぁぁ!?」

 

「あーもう、めちゃくちゃだゾ……」

 

 

 そして彼はそのまま彼女をカーディちゃんのいる方向へと背負い投げで投げ飛ばした。

 

 突然自分の方へと飛んで来るメランサちゃんに対し、カーディちゃんは慌てて攻撃を中断する。だが彼女を受け止めようとするもタイミングが間に合わず、そのまま飛んできた彼女のクッションとして押し潰された。

 

 そんな様子をミ・ウラさんは手で顔を覆いながら目も当てられないと言わんばかりな様子を浮かべていた。

 

 

 彼女達は空いた時間に彼、タドゥーコロさんに模擬戦をお願いしている。そのきっかけは朝、彼女達がタドゥーコロさんとミ・ウラさんが組み手を行っていたのを見て、訓練のご教授をお願いしたことに起因していた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆が寝静まっている中で彼女達はまだ日が昇っていない早朝に目を覚ましていた。

 

 そんな二人の様子に気づいた僕もすぐに起きて何かあったのかと尋ねようとしたところ、薄暗い筈の外で何か小さな物音がすした。僕達は何事かと思いキャンプの外で出て、村の中を出歩くと廃村の広場にて二人の人影を見つけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 "……よし! じゃあぶち込んでやるぜ!"

 

 "オッスお願いしまーす!"

 

 

 僕達の目に映ったのは片手剣を携えるタドゥーコロさんと、素手で構えを取るミ・ウラさんの姿だった。

 

 二人から発せられる強い闘気が様子を見に来た僕達の肌をピリピリと震わせる。遠くで見ている僕達に気づいていないのか、二人は互いに対面する存在に意識を集中している。

 

 互いを睨み合う静寂はほんの数秒しか経っていないにも関わらず、あの場の空気だけがまるで長い時が流れているようだと僕達は感じていた。そして──。

 

 

 

 シュッ! バキッ! ドゴォンッ! 

 

 

 

 地を蹴る音だけが置き去りになったと思ったら、両者共に目で追えないくらいの動きで攻撃を繰り出し続け、お互いにそれをいなしていた。

 

 

 

 

 多方向から襲い来る剣閃を、拳で、脚で全て弾き返す。

 

 

 

 的確に急所を狙い澄ました拳の一突きを、紙一重で避けて距離を取る。

 

 

 

 

 当たれば訓練の怪我では済まない攻撃を二人は躊躇なく繰り出していく。少なくとも僕達の目には二人の攻撃は手加減しているように映っているとは思えない。

 

 

 

 "ホラ、見ろよ見ろよ!"

 

 

 "やりますねぇ!"

 

 

 

 ドガガガガガガガッ!!! パリィン!!! (廃村にあった一般植木鉢君が壊れた音)

 

 

 

 

 

 彼らの組手で鳴り響く物音で気づいた他のA4のメンバー、バーニィさん達も後から広場にやってきて、一連の様子を見たバーニィさんは何かを察したかのような顔をし、僕達に何かを伝え始めた。

 

 

 「そういえば普段二人は早朝に稽古してるんすよね。もし音で起きてしまったのなら申し訳ないっす、説明し忘れた自分の不注意っす」

 

 

 どうやら彼らが行っているのは組手だと言うが、それでもあの剣術と拳術の凌ぎ合いは訓練とは思えないほど激しい戦闘。それは最早組手という枠を超えていて、決闘か、もしくは死合いという表現が正しかった。目の前の光景はさながら剣と拳の暴風雨と見なしても仕方ないだろう。

 

 

 

 それでいてあんなに激しい動きをしているにも関わらず、両者の動きに隙が無く、それでいて華麗な動き、まるで舞を魅せられたかのような美しさを醸し出している。特にメランサちゃんとカーディちゃんはあの動きを一瞬たりとも見逃さないと言わんばかりな姿勢で二人の戦いに見入っていた。

 

 

 

 二人の組手に驚く僕達にバーニィさんとキムーラさんは、規模的にあれはまだ序の口だと呟いていた。なんでもカツラギさんとアキヨシさんと呼ばれる彼らの教官との訓練に比べれば114514倍はマシらしい。

 

 ……ところで114514倍という中途半端な数字は何だろう? というよりあれが序の口と言うなら、その人達との訓練はどれほど壮絶な物になるんだろう? 

 

 

 

 

 二人の組手に見惚れているといつの間にか終了していて、互いに健闘の礼を交わしていた。その時僕の傍にいたメランサちゃんとカーディちゃんはお互いに顔を合わせたらと思ったら、すぐさま組手を終えた二人の元へと駆け出していった。他の人達が呼び止めようとする間もなく二人は彼らの元へ近づき──、

 

 

 

「「お願いします! 私達に戦い方を教えてください!」」

 

 

 

 二人の前で彼女達は地面に頭を押し付けるかのように深々と頭を下げて、戦闘術のご指導をお願いしていた。二人の行動に男性陣は全員戸惑っているが、僕は二人がこんなことをする理由を知っていた。

 

 

 実は彼女達、今回の不測の事態を目の前にして何も出来なかったことに自身への不甲斐無さを感じていた。僕が囮になるのを見て、二人は本来前線で仲間を守るのが自分達の役目で、囮は自分達が引き受けるべきだった。だが自分達より強い強敵を前にして動けず、怖気ついたことに悔しくて涙を流していた。

 

 

 

 そんな心境の中で勇猛に、かつ冷静に戦う二人の姿を見たことで、自分達もあれだけ動けるように強くなりたいと。そして、今度はしっかりと仲間を守れるようになりたいと目標を持ち、彼らに戦い方の指導をお願いしたというのが事の経緯だ。

 

 

 

 

 だが、二人を指導するというのは彼らにとって敵に塩を送る行為に等しく、受け入れてもらえないかと最初は二人も、僕を含む他の人達もそう思った。

 

 突然の申し出に渋そうな表情をしていた二人だったが、一緒にいるこの期間の間だけでもいいならという条件で、彼女達を鍛えることを了承してくれた。

 

 意外にも引き受けたことにキムーラさんとバーニィさんは驚かず、二人は割とお人好しなんだと僕達に教えてくれた。最初の渋い表情については、子供である二人に戦い方を安易に教えて良いものかと悩んでいたのだが、彼女達の真剣な眼差しに宿る『誰かを守りたい』という意志を見たことで、少なくても力の扱い方を間違えなさそうだから大丈夫だと判断したらしい。

 

 

 

 

 

 ……ただミ・ウラさん、普段の彼の説明が結構わかりづらいらしく、本人もそのことを理解しているためか、指導役はタドゥーコロさんで行うことになったらしい。しかし彼は勘が鋭く、彼らの組手を見ていく中、時折思わぬ良い助言を彼女達に教えて修行のサポートに努めていた。

 

 その時の彼の状態を彼ら曰く【智将(ちしょう)モード】と言っている。ちなみに普段の時は【池沼(ちしょう)モード】って言うらしい。いや、同じ読み方で言ってるからどっちがどっちなのか分からないよ(困惑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……とまぁ、このことをきっかけに、彼らの人柄の良さに触れて、A4の皆は思いの外に彼らと打ち解けていった。彼女達だけでなく男性陣も彼らと交流し、彼らから最初感じた悪寒は何かの間違いじゃなかったのかと思うくらいに仲良くなっていった。

 

 スチュワード君はアーツが使えるキムーラさんにより応用的なアーツの使い方を学ばせてもらっていたり。

 

 アドナキエル君はバーニィさんから咄嗟の時に使える小道具の作り方についてそれぞれ情報交換したり。

 

 アンセル君はミ・ウラさんと共に訓練しているメランサちゃん達の治療を一緒に行っていく内に、彼と家族の会話で話し合っている所を見かけたりした。

 

 

 

 何というか彼らは、一般のレユニオンとは何か違う感じだ。虐げられてきたことへの怒りに任せて人を傷つけようとはせず、真っ当な生き方を望んでいる姿勢は普通の人と何ら変わりはない。出来ることなら僕は彼らとは戦場で戦いたくない。それはA4の皆も同様で、ふと彼らと戦うことになる未来を考えたりすると、全員悲しそうな顔をしていた。

 

 

 

 そんな彼らとの日々はあっという間に過ぎ去っていくものだった。調査を終えた僕達は明日、ロドスへと戻らないといけない。その現実にお互いが別れを惜しみ始めてきた最終日前の夜、僕は彼らとのお別れに寂しさを感じながら火の番を務めていた。

 

 

「隣、失礼するっすよ」

 

 

 今回の旅の日々に思い耽っていると、バーニィさんが声を掛けながら火の番をしている僕の隣に座り込んできた。先程見回りを終えてキャンプに戻ったら、僕が火の番をしていたのを見かけ、こちらにやって来たとのこと。

 

 座り込むと同時に、真剣な表情で彼は口を開き始めた。

 

 

「プロヴァンスさん、今回は協力の申し出を受け入れてくれてありがとうっす。おかげで自分らはいい思い出が出来たっすよ」

 

「こちらこそ、君達のおかげで調査が捗って助かったり、あの子達に良い経験を積ませられることが出来たよ」

 

「そうっすね。A4の皆は子供なのに良く頑張ってるっす。でも本当は、あんな子供達が戦場に出ていることを思うと素直に喜べないっす。自分にとって子供は元気に遊んだりするのが一番だと思っているっすから、ああいうのは自分達だけで充分っすよ……」

 

 

 「このご時世でこんなこと言ってるのはおかしいっすけどね」と呟きながら、A4の皆を憂うその表情は彼の人柄が一番強く滲み出ていた。彼らは他人を思いやれる強さを持った優しい人たちだ。だからこそ僕の頭から疑問が湧き出てきてしょうがない。

 

 

「ねぇ、本当にロドスに来ないの? 君達だけじゃなくスノーデビル小隊全員で……」

 

「それに関しては本当に済まないっす。こればかりはどうしても譲れないっすよ」

 

 

 あの数日間、僕は彼らをロドスに来れないかと勧誘していた。彼ら皆良い人で、せっくんの知り合いだ。そんな彼らと僕は戦いたくない。

 

 けれど彼らは断固意見を曲げなかった。それは彼の部下達も同様に、隊長である彼の言葉ではなく自分の言葉で意思を示していた。

 

 

「本当は自分らもあなた達と、特に他でもないせっさんの知り合いであるあなたとは戦いたくないっす。けれど自分らは姐さんの元から離れるわけにはいかないっす。かつて鉱山都市で奴隷として働かされていた自分らを救ってくれた姐さんの力になりたいっすから…。

 

 

もし姐さんがロドスに入れば、自分らも心置き無くロドスに行けるっすけど、今は叶わぬ願いっす。レユニオンにはただ非感染者に報復・復讐をしたい感染者だけじゃなく、困窮の果てにレユニオンを拠り所にするしかない感染者もいるっす。姐さんはその人たちのことが気がかりなんすよ。

 

 

そんな優しい姐さんだからこそ、自分らは姐さんのために、この命を使いたいと心に決めたっすよ」

 

 

 

 彼から発せられる言葉には堅牢さを帯びていた。恩人のために、たとえ何者であってもその意思を曲げらせはしないと。

 

 そんな彼の言葉に僕は無力感に苛まれる。同じ感染者である彼らに何もしてやれず、戦うことしか道が無いことが歯がゆく、こぶしを強く握り締めていた。

 

 

「……あ~、そんなに気負わないでくださいっす。これは自分で選んだ道で、今までやったことへのけじめをつけるようなもんっすから」

 

 

 何とも言えない空気の中、気落ちしている僕に気づいたバーニィさんは僕を励まそうとフォローする。

 

 

「それに、自分らは別に希望を捨てたわけじゃないっす。あなた達と言い、せっさんと言い、世の中には感染者か非感染者かは関係無く、誰にも分け隔てなく優しい人が居るっす。

 

 

 自分らはそれが知れただけでも十分嬉しいですし、この世界で本当に必要なのはそういう人達だと思うっす。あの時も言ったっすけど、暴力でしか意思を訴えられないレユニオン(自分ら)とは違って、そんな人達が平和を望むために生きている感染者により良い未来を与えてくれるかもしれないっすから。

 

 

 ……だから迷わないで欲しいっす。自分らがやるべきことを為すように、あなた達は自分がやるべきことを為せばいいっす。それでもし、助けられる感染者が居れば、無理せず出来る範囲で助けてやって欲しいのが自分らのお願いっす」

 

 

 「長々と話してすまなかったっすね」と言い残してバーニィさんはその場を立ち上がり、テントの中へと向かっていった。

 

彼らは過酷な状況でも必死に生きて、足搔こうとしている。それは果たしたい思いを誰かが引き継いでくれることを信じているからだ。

 

 

 自分が為すべきこと……か。僕のやるべきことは──。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最終日、こうして僕達は彼らと別れを告げ、ロドスへと帰還した。

 

 

「スチュワード君……。私、あの人と戦いたくないよ……」

 

「カーディ……」

 

「だって無理を承知で私達の鍛錬を引き受けてくれたし、いっぱい面白い話をしてくれたいい人たちなんだよ。なのに戦うなんて私……」

 

 

 雪原を横断している中、カーディちゃんがスチュワード君に泣き付く。耳と尻尾が元気無く垂れ下がり、そこには普段元気いっぱいな彼女の姿は見る影も無い。

 

 彼女の様子にA4の皆は無理も無いと理解している。彼女は彼らと打ち解けて仲良くなったのに、彼らと戦う未来に苦しさに辛く感じている。それは他のA4の皆も同じように感じていて、彼らとは刃を交えたくないと思っている。  

 

 

 そんな彼女をスチュワード君はポンポンと頭を撫でて慰める。するとメランサちゃんが彼女の傍にやって来て──。

 

 

「メイリィ、私達はただ戦うんじゃない。彼らを止めるために戦うの……」

 

「メランサちゃん……?」

 

 

 たどたどしい口調ながらも、彼女の顔をじっと見ながら自らの思いを伝える。

 

 

「今のままだと、私達はあの人達を止めるどころか……、まともに戦うことすらできない。……だからこそ、強くなって仲間も、いずれあの人達も守れるように、強くなるしかないの」

 

「メランサの言う通りだ。彼らを守るには、彼らを止められるくらいに僕達が強くならないといけない。でないと彼らだけじゃなくて僕達や、他の仲間にも危険を晒してしまうからね」

 

「それにそんな思いはあなた一人だけじゃないですよ、私達も同じ気持ちです」

 

「そうそう、彼らを助けるためにもカーディちゃんはいつも通り元気よく俺達を引っ張ってくれなきゃ困るよ。何かあったら皆で助け合えばいいんだ」

 

 

 メランサちゃんの言葉を皮切りに、スチュワード君やアンセル君、アドナキエル君がカーディちゃんを励ます。彼らの言葉に暗い表情をしていた彼女の顔から徐々に明るみを取り戻していき、

 

 

「……うんっ、そうだね! みんなの言う通りだよ! ためらっていたら仲間も、あの人達も守れない!」

 

 

 彼らの励ましでカーディちゃんは元の明るさを取り戻し、元気いっぱいに声を張り上げた。

 

 

「よぉし! 私、ロドスに帰ったらドーベルマン先生により厳しい訓練を頼むよ!」

 

「その意気は立派ですけど。カーディ、あなた以前の作戦行動の筆記試験で赤点取ってませんでしたか?」

 

「うぐっ!? そ、それは~」

 

 

 アンセル君の一言により、決意を固めて意気揚々としていた彼女の口が吃る。ニコニコと凄みのある表情で微笑む彼から視線を逸らそうとするも彼女の顔から冷や汗が止まらない。

 

 

「あの人達をも守るんでしたら、こっちも頑張らないといけませんよね?」

 

「うっ……、メランサちゃ~ん……」

 

「メイリィ、頑張ろう……。私も手伝えるところは、手伝うから……」

 

「そんな~(´;ω;`)」

 

 

 チームリーダーであり、親友でもあるメランサちゃんに助けを求めるも、当の彼女からも一緒に頑張ろうと励まされるだけだった。そんな結果で情けない声を上げる彼女に対し、僕を含めた他の皆も思わず笑ってしまった。

 

 

 今回のことはA4の皆にとって間違いなく大きな経験になったに違いない。彼女達がこの先どう成長していくかは分からないけど、今後彼女達がオペレーターとして、人として立派な人物へと成長していくだろうと僕はそう信じている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして僕も、ロドスに戻ったらせっくんのことをアーミヤちゃん達に話そうと思う。どこかで感染者のために頑張っている彼の力になれるために、今僕が出来ることを為していこうと決意を固めた。

 




幕間が長すぎて主人公が一か月近くも出てないってこれマジ?


てなわけで幕間は一旦区切って本編の続きと、キャラまとめのページでも作ろうかと思います。

早くangelaの『叫べ』をフルで聞きてぇな~俺もな~。
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