作者です。なんかこっちの方を書いてるけどオーズの方もちゃんと出しますよ~出す出す。
まぁどちらも構想はだいたいあるけどちゃんと思いついたときにメモしてないから詳細がすぐに忘れて書けないゾ。
それではご覧ください。
―
えっ? 何をしているかって? 歌を歌っているんですが何か? こんな未知な状況でも歌を歌うことで元気を出すっていう寸法ですよ。まぁ口で声を出して歌えないんで、声は出さず心の中で歌っているんですがね初見さん。
やっぱ…………、angelaのファフナー曲は……、最高やな!
じゃけん画面の前の兄貴姉貴たちも是非曲を聞いて歌いましょうね~。俺も歌ったんだからさ(同調圧力)
「もしも~し? 僕の言葉が聞こえてる~?」
……歌を歌っている途中、なんか幻聴が聞こえるが気のせいに違いない。無視だ無視!
―生きていた、証だ。記憶に刻め、向~かうは……、デッ、ド、アライエンゴー! ―
―き・み・と、ここに居る! ―
「う~ん? 言葉が通じていないのかなぁ……ってグレープさん? 彼に急に近寄っていったい何を……?」
―痛い(痛い)、痛い(痛い)、痛い……てあ痛たたたたた!? 痛い痛い痛い、本当に痛いっ!! 一体何が起こった!?
「グレープさん!? 何やってるの!?」
足元から急に噛まれたかのような痛みを感じて下を向くと、青紫色の毛並みで目を隠している狼さんに自身の足? の部分を思いっきり噛まれていた。しかも噛む力がとても強いのか口からゴリゴリと音を立てながら足を噛み続けていた。飼い主と思われる巨大なモフモフ尻尾が特徴的な狼耳の女性もペットの狼さんのこの行動を予測できなかったのかめっちゃ驚いている。
……てか、あかん! このままじゃあ俺の体が本当に“
狼さん(足?を噛むのを)やめちくり~。
すいませ〜ん、フェストゥムですけど、(口を離すのは)ま〜だ時間かかりそうですかね~?
すると俺の願いが届いたのか、狼さんは急に俺の足から口を離し、俺の顔の部分に目を向けて短く吠えた。
「ワン!」(特別意訳:じゃあ歌を歌いながら話を聞いていない振りをしないで主人の言葉に耳を傾けろや泥人形)
こいつ、直接脳内に……! というわけではなく、かといって狼に向けて読心能力を使ったわけでもなく、あの短く吠えた鳴き声でそんなことを言っている気がしただけであった。てか泥人形とか失礼だなお前。確かに原作で真壁紅音はフェストゥムの理解のために珪素生命体の彼らを土と解釈して、陶芸で彼らの理解を深めようと試みようとしていたからその表現は案外間違いではないけどさぁ……。
てか飼い主さんもこの状況についてこれなくておろおろしたままじゃないか。
…………うん、こんなこと言ってないでそろそろ現実逃避をやめるかぁ………………(諦観)
今俺がこんな状況になったのには少し時を遡る必要があった。
あれから荒野を移動していた俺は色々なことをやってみてわかったことがあった。
まずフェストゥムの力の一端である同化とワームスフィアは普通に行えた。
試しに適当な場所でワームスフィアを一発かました結果、その空間にあった地面、草木、そしてあの黒い半透明な結晶までもが全て綺麗さっぱりと無くなった。しかも地面に特大のクレーターを残して。
……まぁうん、わかってた。こんなことが起きた以上、フェストゥムの能力は安易に使うものじゃないってわかったよ。こんなの人前に見せれるようなものじゃないって。
ついでに同化現象もそこらの黒い岩だったり、なんか集団でこちらに襲い掛かって来た原生生物に試してみた結果、緑色の結晶になってすぐに同化できましたねぇ!
それと同化したことでなんか腹が満たされたというか、満足感が得られたからおそらく生命活動とかに使うエネルギーは同化して補えばいいことから、フェストゥムでの食事に関してはだいたい把握できたのは旨味だな。特にあの黒い結晶の岩は特にエネルギーがたくさんあってうん、おいしい! そういやさっきの原生生物にもなんかあの岩と同じようなものが体内に入っていたけど、あの岩ってもしかして生物にとって何かしらの影響を及ぼす奴なのかな? こわいな~、とづまりすとこ(棒読み)。
あとさっきの原生生物で読心能力が通用するか試してみたけど、なんていうか奴ら、考えているというよりも…………本能のまま動いている感じで、ちゃんと能力が発動できたかというと、んにゃぴそう、よくわからなかったです(アンニュイ先輩並感)。
そんな感じで能力を試したり、体を縮ませてみたり、発声練習をしてみたり、途中で道中の黒い岩に何故かかかってあった服みたいな布のぼろきれのようなものも回収して(その黒い岩も同化しました)進んでいった結果、その先に湖を発見しました。
よーし早速この姿から上手く人に擬態できないか試してみるぞー! 体を2.3メートル近くまで縮めることはできたから大きさで目立つことはないけど、見た目は相変わらず奇抜なスフィンクスA型だし。
それに道中発声練習してみたけど
「あめんぼあかいなアイウエオ」
すらも言えずにただ
「あなたは、そこにいますか」
しか言えなかったからな~。しかもCV:ゆかなのボイスで、ディアブロ型みたいなあの怖い感じじゃなくて初期のあの感じだったゾ。てかこれじゃあ会話もできんし、もし人型になれなかったらあかんこれじゃあ人混みに紛れ込めなくてスニーキングなフェストゥムライフが死ぬぅ! ライダー助けて(届かぬ思い)
てなわけで擬態出来て欲しいからな~、頼むよ~。
1.14514時間後…………
(擬態は)駄目みたいですね…………。頑張って体の形を変えてみた結果エウロス型に近い感じにはなるけど、人間の姿にはなれなかったゾ。ちなみに今はスフィンクス型の姿になっているゾ。
やべぇよ……やべぇよ……。このまま誰かに見つかったら俺が考えた平穏な生活チャートが壊れちゃ^~う。やっぱ咄嗟に考えたオリチャーはダメだってはっきりわかんだね。
そんなこんなで考え事をしていると、何かこちらの向かって近づいてくる音がした。その音が聞こえる方向に頭を向けると、
(マ゚ッ!?)
某レストランのペナルティを受けて精神的に追い詰められたかような声を上げながら俺が見たのは、巨大なモフモフしっぽを携え青紫色の毛並みをした狼耳の女性と彼女の傍らについている狼さんの姿だった。俺は自身の姿を人に見られたことで激しく動揺している中、女性は俺に向けて声を掛けてきた。
「君は誰? どこから来たの?」
そしてその言葉を聞いた俺は……、
(よし、
動揺のあまり、とんちんかんな発想へと至ったのであった。
そして冒頭のことが起き、今に至る。俺は今、器用ながらも地面に正座をして彼女たちの前に相対していた。
「ごめんね、グレープさんが急に噛みついてきて。痛かったでしょ? あっ、そう言えば自己紹介をしていなかったね。僕の名前はプロヴァンス、ごくありふれた天災の研究者だよ。こっちは僕のパートナーのグレープさん、よろしくね」
律儀にも彼女_プロヴァンスはペットがしでかしたことを俺に謝っており、自分たちの自己紹介までしていたのであった。めっちゃええ娘やん、しかも僕っ娘とか本当にいたんだ(驚愕)。
うん、変なことを考えていたけど原因はこっちにあるから彼女は謝らなくてもいいんだが、怪我もさっき自力で治したし。しかし言葉で伝えようにも自分は喋れないから意思疎通が難しい。読心もあくまで相手の心を読むだけだからテレパシーみたいに伝えることはできない。
可能性がある方法としてクロッシングがあるけど、まずやり方が分からないし、触れるといったやり方に関して条件があればこちらが攻撃されかねない可能性もある。仮にやることが出来ても相手側にどんな影響が出るのか予測できないから使えないな。
……ボディランゲージ? そんなことしたら威嚇か攻撃とかと勘違いされて攻撃されるに決まっているだろ! いい加減にしろ!
そんなわけで彼女たちとの意思疎通にいい方法が思いつかず俺は腕を組みながらこの状況に頭を悩ませていた。
「う~ん、どうやら僕の言葉の意味は伝わっているようだけど……。彼が僕たちに何かを伝えようにも伝えられないって感じなのかなぁ? グレープさん、あの子が何を伝えたいかわかる?」
「…………」フルフルッ
どうやら彼女たちにもこちらの意図が伝わっているようだが、残念ながらあちらさんもいい方法が思い浮かばないようだ。
こうして二人? と一匹が悩んでいるその時、異変が起きた。
「!」
「んっ? どうしたのグレープさ…………ってうわ!?」
突然彼女の相方であるグレープさんがいきなり彼女をその場から突き飛ばした。そんな光景に俺と彼女は驚くも次の瞬間、グレープさんの背に
「グレープさん!? 大丈夫!?」
(攻撃!? 一体どこから来たんだ!?)
プロヴァンスはグレープさんの容態を心配し、俺は突然の攻撃に周囲を見渡した。すると何かが放り投げたかのようにこちらへと向かってきており、それに気づいた俺は掴み取ろうと手を伸ばすが、それは俺が掴むよりも先に突然破裂して、黄色い煙を噴出し俺たちの周りに撒き散らした。
「これは…………ぐう゛っ!?」
プロヴァンスが周囲に撒かれたガスについて意識を向けた瞬間、突然彼女の体が動かなくなりその場へと倒れ伏した。そして自分も動けなくなるほどではないが、なんか体がピリピリするような感覚に襲われた。
……いや、おそらくこの煙幕は麻痺毒が成分の毒ガスなのだろう。彼女たちの様子を見てみると眠っているわけでもなく体全体が痺れているような状態であり、自身にも襲っているこの感覚から察した結果わかったことだ。
しかしなぜ? と思ったその時に、ゆっくりとこちらに近づいてくる足音が聞こえた。それも一人ではなく複数人もだ。
「お~こりゃ相当いい上物がかかったぜ~♪」
煙幕が晴れたその際には、粗末な装備を身に纏い仮面や不揃いに伸ばされた髪や髭で顔を隠して下卑た笑みが浮かぶような声を出しながら近寄ってくる男の集団であった。
今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました(RTA並感)
sideプロヴァンス
それは僕とグレープさんが任務を終えた直後のことだった。僕たちが天災トランスポーターとしてロドスに入ってから天災の記録をまとめる任務を遂行していて、そんな任務の帰り道に荒野で奇妙なものを見かけた。
「ん? なんだろうあれ?」
それは遠くから見ていたので姿形は良くわからなかったが、金色の光が遠くでもキラキラと煌めいていた。そしてそれは荒野の先にある森の中へと向かっていった。
「……ねぇグレープさん? ちょっと寄り道してみる?」
「」コクッ
僕はグレープさんの了承を得て、光る何かを調査してみることにしたんだ。幸い先ほどの任務で節約していたおかげで物資もそんなに消費していなかったし、この先の森には大きな湖があっておそらくそこに向かったんだろうと僕の勘がそう感じ取った。それくらいなら寄り道程度の距離だから問題ないし、湖にいなかったらすぐに帰還すれば問題ない。
そうして僕たちは光る何かを追って森の中に入り、目的の湖へと向かっていったところ、予想通り光る何かは湖にいた。そしてその姿は荒野で見かけた時よりも鮮明ではっきりと見えた。
「……綺麗」
ふと自分で気づかないうちに呟いた言葉通り、それは黄金色に輝く神秘的な姿をしていた。大きさは2、3メートルほどの巨躯で、上半身は人の姿をしていて背中には翼のようなオブジェクトが浮いており、それはペンギン急便に所属しているサンクタの赤い髪の毛の娘が持つ羽と比べ神々しく感じた。下半身は足が無く代わりに蛇のような細長い胴体が存在していて、腰回りには神官の僧衣みたいな前掛けを身に着けていた。
それに見とれていると突然それは急に姿を変えてきた。何度も体の形を変化させて最終的には人の形に近い姿になったが、すぐに最初の姿へと戻った。そしてそれは湖のほとりで何かに悩んでいるかのように考え込み始めた。
そんな彼を見て僕は、彼に接触してみようと試みた。グレープさんには心配されたが、先ほどの彼の行動が僕にはどうも人間臭く感じており、せっかくだから調査してみようと意気込み彼に近づいた。自分に近づく足音に気付いたのか、彼はこちらに顔を向けてきた。そして僕は彼に声を掛けてみた。
「君は誰? どこから来たの?」
その言葉に反応しているのかどうかはわからなかったが、しばらくして彼は湖の方へと顔を向け始めた。
……なんか無視されたかのようで悔しかったのでひたすら彼に声を掛けてみた。それでも彼は全く反応を示さなかったので言葉が通じていないかなぁと思った。その時グレープさんが彼の方へと急に近づいてきて、
彼の足? と思われる部分に思いっきり噛みついた。
「グレープさん!? 何やってるの!?」
普段はこんなことをしないパートナーの突然な行動に驚き、焦った。このまま彼に反撃されるのではと思っていたのだが、彼はグレープさんに必死な眼差しで何かを訴えているような感じがしていて、それを感じ取ったのかグレープさんは彼の足? から口を離し、彼に向けて一吠えした。
正直彼と意思疎通が出来ていていることから、グレープさんに羨ましさを感じつつも、実のところ彼は自分が言っていた言葉の意味を理解していたのでは? と思い先ほど無視をしていた彼に憤りを感じていた。
それでもグレープさんがやったことは悪いことなので僕は彼に謝罪をした。すると彼は器用に極東に伝わる座り方、確か正座? という座り方をし僕たちの方へと対面していた。そこから感じられる彼の態度は先ほどに対する怒りではなく、僕たちに対して何か申し訳なさがいっぱいの様子だった。
おそらくだけど彼は僕たちに何かを伝えたくても伝えられないことにもどかしさを感じているのかもしれない。だとしたら先程の無視も僕たちに対して下手な対応をしないための心遣いだったかもしれない。現にグレープさんに彼と意思疎通が出来る? と尋ねたけど首を横に振った。さっきのはたまたま上手く行っただけで本当は正確には伝わっていないのかもしれない。
そうして彼のコミュニケーションの取り方について考えていた次の瞬間、グレープさんが突然僕を突き飛ばした。何が起こったのかわからずグレープさんの方に視線を向けると、彼の背中に
「グレープさん!? 大丈夫!?」
僕はすぐさまグレープさんの元へ駆け寄ったけど、それは悪手だった。先ほどの攻撃から間髪を入れずにどこからか僕たちの方へと何かを投げつけてきて、黄色の煙幕を僕たちの周りに撒き散らした。
「これは…………ぐう゛っ!?」
そしてそれを嗅いだ瞬間、全身が痺れて体が動けなくなり、そのまま地面へと倒れ伏した。
やられた、麻痺毒だ。彼に意識を集中していたことで周囲の警戒がおろそかになっていたんだ。
そんな後悔の念と共にこちらの方へと向かってくる複数人の足音と、
「お~こりゃ相当いい上物がかかったぜ~♪」
それは粗末な装備を身に纏い、仮面や不揃いに伸びた髪や髭で顔を隠しながら下卑た笑みを浮かべてるような声を上げて近寄ってくる男の集団だった。でも僕にはその姿から彼らが何者かはわかっていた。
「……!? その恰好……、もしかしてレユニオン!? どうしてこんなところに!?」
僕は彼らが何故ここにいるのか理解できなかった。
次回予告
狼の特徴を持つループスの女性、プロヴァンスとうっかり遭遇してしまったフェストゥム。彼らの対話の中、レユニオンの卑劣な行為が彼らに襲い掛かる。
麻痺毒に動けないプロヴァンスとグレープさんの様子に男たちはぐへへと彼らの元へとにじり寄り、彼女はこの先予測できる未来に涙を流し、グレープさんは動けない中でも敵に向けて必死に威嚇をする。
そして、普通に麻痺毒を同化して治療していたフェストゥムは男たちの前に立ちはだかり宣告を下す。
「あなたは、そこにいますか?」
次回、なんでフェストゥムはテラにいるんですか? 第3話、嫌忌 ~へんりん~
あなたは、そこにいますか?
(レユニオン達は)もう助からないゾ❤