戦術分隊が最初のしか選べない初回クリアがかなりキツカッタ…。第二昇進がキツイお…。初回はウニをなんとか昇進させ、シーンちゃんめっちゃ頑張ってくれた。ウニ育ててよかった…。
二回目クリア時では他の分隊(突撃が優秀すぐる、道中何とかウニ兄貴を咥え入れれば昇進2の暴力が使える)が選べることもあって苦戦はそこまで無かった(ステージの運も絡むけど)。
けどまだ隠しには行けてませんゾ。もうやだぁ、おうち帰るぅ…。
では遅くなりましたが小説の方を、どうぞ。
「はぁ、はぁ…………、何なんだよあいつは!?」
「知るかよそんなの! それよりもヤツの気が変わって追って来る前にここから離れるのが先だろ!」
「くそっ……、どうしてこんなことになるんだ!」
デブ貴族の部下であった男達は互いに口汚く罵り、喚きながらも全力で走り抜ける。あの怪物から一刻も早く離れようと、必死になって足を動かしていく。
このままひたすら逃げて何処か逃げ続ければ、一生アレと関わらないで済むかもしれない。逃げてる際に報復として別の研究者やお偉いさんに奴の情報を売り、金を稼ごうという邪な思いも考えていた。だが、そんなことすればすぐ奴に気づかれ、殺されるのがオチだろう。
命あっての物種だ、そんな危険を冒すよりこのまま見知らぬ都市、あるいは村などで細々と暮らすのもありかもしれない。幸い貯えはあのデブの金払いが良かったこともあって、それなりにある。
何処か平穏な場所で暮らそうと夢見ようと足早に駆ける男達だが、突然先頭を走っていた者達が研究場の出入り口付近で突然立ち止まる。何事かと思い後に続いてた者も速度を落とし、彼らに詰め寄った。
「おい! 何止まってんだ!? あとちょっとでここから出られるだろうが!」
「あ、あれを…………」
「あん? あれってなん──―」
自ら発した怒声に対して呆然とした表情で、前方を指で指しながら呟く仕事仲間。怒鳴っていた男も指の動きにつられて視線を前方に向けると、文句を言ようとしていた言葉を失う。
男達が見たのは闇夜に紛れてこちらに近づく人影。ザッザッザっと雑踏を鳴らしながら、近づいてくる。暗闇で朧げな姿も近づいてくるにつれ、その姿は月明かりで少しずつ鮮明に見え始めていく。
「な、なぁ……、まさかあれって……」
「嘘だよな、おい……?」
「……最悪だ。よりにもよって何で……」
その姿がはっきり見えたその時、男達は震えた声で呟き、その場に戦慄が走った。目の前にいるのは薄汚れた装備を身に纏い武装している傭兵の群れ。
見たところ十数人で構成されてる彼らの中心に、一際重武装を纏っている者が先導していた。おそらくこの傭兵達を率いる統領なのだろう。男達もそれだけならば驚きもせず、ここまで怯えることは無かった。
──彼らの頭部に生えている悪魔のような禍々しい角を見るまでは。
「………………沃土よ、巌よ、立ち上がれ」
──ズズズッ!!!
男達が呆然と彼らを眺める中、彼らの統領が短い言葉を呟く。呟きとともに大地が盛り上がり、それは人の形となり、堅牢な岩石の巨人へと姿を変えていく。起き上がった巨人達は目の前にいる逃亡者の逃走を逃がさないと言わんばかりに立ちはだかる。男達は突然現れた巨人に驚き、足を竦ませていた。
「──何でサルカズの傭兵がここにいるんだよっ!!!」
魔族と呼ばれるサルカズの襲来。本来ならありえない状況が目の前で起きたことを、男はこの世の理不尽さを呪い、怒りのこもった絶叫を上げていた。
────ゴオォォォォォォォォォッ!!
……あっ、この音はマドちゃんのガイアプレート君の雄叫びじゃないか! 召喚しやすくて戦闘に強い岩石族のエースであり、岩石コアキと組み合わせるとなかなか厄介だゾ(遊戯王並感)。
軽口はこれくらいにして、どうやら彼女の部隊があいつらと遭遇したようだな。あいつらを逃がさないよう周囲に潜伏してもらっていた彼女達にこっそり連絡入れてよかったぜ。(逃げたあいつらは)もう抵抗しても無駄だぞ!
ぶっちゃけあいつらの状況的に前門のフェストゥム、後門のマドロック小隊だからな。媚び諂うことしかできない小物なあいつらじゃ、この状況を打破するのはこれ無理ゾ。
とりあえず残党は彼女達に任せるとして、こっちは──。
「「「む~、むぐ~!!!」」」
……こいつらの処遇だな。氷で作った即席の牢屋に押し込めたはいいけど、ギャーギャー喚いて暴れたりとチンパン状態になっててうざかったので、手足や口元を氷でシュバルゴ! してやったゾ。
さて、あえて殺さず利用すると言っても、研究資料などの犯罪に関する証拠品は既に押収済だし、先ほどちょっとクロッシングを応用でこいつらの記憶を覗いて資料の裏付けも取れたからもう用済みなんだよなぁ……。それに心を読んだ感じ、こんな危機的な状況でも心にドス黒い傲慢な感情を抱いているから、こんな爆弾を生かして放置はしたくない。
それにしても奴らの証拠品である研究資料を見て改めて思ったが、あのデブと取り巻き共が本当に救いようの無い外道なのが改めてよく分かった。
実験のためなら何人もの感染者の命を弄ぶマッドサイエンティストで、真相を知った者に対しては口封じとして実験の材料にしていた。たとえそいつが非感染者だったとしても、源石で無理矢理彼らを感染者にして材料にしていたほどにな。
しかもあのデブ、もし今回の実験に成功したら貴族達に向けたパフォーマンスとして、北部で巨大な地割れを起こそうと計画していたらしい。資料に書いてあったが、そこにはヴォルモンドとかいう移動都市があるのにも関わらず、完全にその都市が巻き添えになる前提な計画を移そうとしていたことが分かった。
まさに吐き気をもよおす“邪悪”としか言いようがない。少なくともそんな馬鹿げた計画が始動する前に、ここを潰せたのは良かった。
それと嬉しくはないが、デブと同じ穴の狢がいることが資料から読み取れて分かったのも結構大きい収穫だ。こういう輩は百害あって一利無しなんで今すぐにでもコロコロ(隠語)したいのが本音だが、場所も遠いのと、ここには囚われている感染者がいるから、目の前にいる救える命を救うのが先だ。
仮に上記のそれらが解決し、一人で突貫しようにも流石に国一つに喧嘩売れば、敵も他国の協力とかでこちらを全力で潰しにかかるだろう。もしそうなったらチートなフェストゥムでも死にかねないな。スノーデビル小隊で死にかけた経験から自身の力に過信はしないゾ。
裏の証拠という数少ない弱味を握ったからこれをリークしてあとはこの国の司法に任せるのも考えていたが、そうは問屋が卸さないらしい。そいつらは資料によるとあのデブ同様に貴族等の上流階級らしく、考え無しに情報をリークしても揉み消されるのがオチだ。かといって放っておくのはもっと駄目だから、いずれ報いは受けさせるために雌伏の時を待つしかないな。今はまだ私が動く時ではない(ニートなⅤ兄様並感)。
話は反れたけど、とにかくこいつらを逃す理由はもう無いので、災いの芽を摘むためにもじゃあ、死のうか……(暗黒微笑)。
「む、むごぅっっ!??」
おっとなけなしの抵抗とか、往生際の悪い事をするなよ~。というわけでブスリ♂っと。
「むっ!? ごぉぉぉっ!!?」
「「「むぅぅぅ!!?」」」
痛いか? 痛いやろ~、源石で傷つけたからな、俺が。これでお前らも晴れて感染者や、嬉しいだルルォ?
「むっ!? むぐ──―!!!」
はっ? 何でこんな目に合わなければならないのか、だと? ……その言葉そのままブーメランで返してやるわ。
お前達だって関係無い人を感染者にし、彼らを散々苦しませたんだ。それなのにお前達が彼らと同じ様に苦しまないなんておかしいよなぁ?
……もしお前らの行動次第では俺もこんな手段を取らずに済んだんだが、己の浅はかさを呪うんだな。
「むっ?! むごぉぉぉぉ!!!?」
うわ、侵食のスピードが速いな。ムニンちゃんから同化した源石を使ったとは言え、もう体の一部が血塗れになりながら源石が体表に現れてやがる。後はこっちが何も手を下さずとも、一日くらいで死ぬだろうな、これ。
かといって生憎だが、こっちはやることがあるし、お前らの死に様を悠長に眺めているつもりはないんだよ。だからせめてもの慈悲として、今からお前らを消して楽にしてやる。感謝しろよ。
「むぅぅっ!! むぐぅぅぅぅぅっ!!!」
助けて? 死にたくない?
まぁ怖いだろうな、死ぬということは。俺も死にそうな目に遭ったから、お前らが味わっている死の恐怖が分からない訳でもない。
……だけどお前らに殺された人達の方が、今のお前達よりもずっと死の恐怖に苦しみ続けたんだ。これくらい彼らの苦しみに比べれば屁でもないし、むしろ早く殺してやるんだから温情だと思ってさっさと死に晒してろ。
「むぐぐっ!? ……む~っ!!!」
じゃあなクソ野郎共。そのまま自ら生み出した業を背負って、滅んじまえ。
そう吐き捨てて俺は奴らに向けてワームスフィアを解き放つ。無から放たれたワームは一瞬にして奴らを飲み込み、奴らが俺に向けた最後の眼差しは、絶望、憎悪、恐怖と言った感情をぶつけながら、痛みにもがき苦しんでいく。
そしてワームスフィアが消えた先には、球体にえぐれた跡の地面しか残らなかった。
(……正直、胸糞悪い結果に終わった、か)
あいつらの因果応報とは言え、ぶっちゃけ俺のやってることは間違いなく悪だ。たとえ正義を振りかざそうとも、元の世界での倫理で考えれば殺人は悪として当然と言えるし、この世界も俺のいた世界に比べれば命が軽い世界だとは言え、類似した倫理が破綻されない限りはそう捉えることが出来る。俺自身、自らやったことに思うところが無いわけでもない。
悪を滅ぼせたと酔い痴れる高揚感と、人殺しを決行した自身に対する不快感。
矛盾した感情は俺の心のどこかにしこりを残していく。何かを守るために、悪を成敗するために、自らの手を汚して非道を為さざるを得ない現実に。それは必ずしも良い結果になるとは言い難く、時には守った人達から非難を受ける結果にも繋がるかもしれない。
この世界に来てから命を奪うことをそれなりに経験してきた。人間慣れれば恐ろしいもので、殺すことに耐性がつき始めてきた。
……もしこのまま殺すことに対し何も感じなくなってくれば、俺はこの体のように無の申し子になるのだろうか?
――けどそんな未来は御免だ。俺は俺なんだと。
心に感じるこの矛盾は俺自身を繋ぎ留める証なんだと。だからこそ、自分を見失わないよう俺はこの苦しみから目を逸らさないよう受け止め続けよう。
……なんかこんな哲学的なことを考えるのが多くなったな。フェストゥムになったからなのか、この世界に来たからなのかは知らないけど、少なからず何かしらの影響はあると思う。
けどこうして考えることに悪い気分はしないし、自分の生命をどう使うか決める良い指針になってるからいいか。
(さて、後は囚われた人たちの救出を──)
―ザッザッザッ……
ん、足音……? ……ってことはもしかしてまさか?
「……すまない、待たせたな」
「はぁ、はぁ……。すいません、遅れました!」
「セツさん、手伝いに来たのです!」
「金ぴか、手伝いに来たぞ!」
足音が聞こえる方へと振り返ると、そこにはマドロック小隊がこちらへ向かってきている。無事だったんかワレェ!! 見た所誰かが欠けたり深手を負ったとか無さそうだが、念のため異常は無いか確認しよう。おっ、大丈夫か大丈夫か?
「私達の方は大丈夫だ……、問題無い」
「それに逃げた奴らは全員、こっちでしっかり始末したから安心しろ」
そーなのかー(棒読み)、とにかく無事でなによりだゾ。こっちも主犯格のデブとその部下諸共、始末し終えたところだ。もちろん始末する前に必要な情報をゲロってもらってな。
「ゲロったというより……、お前の場合は覗き見たと言うべきだろ?」
「死体も無くあるのは意味深に残されたクレーター、……あっ(察し)」
「輸送艦で一度見てるとはいえ、あんな死に方は御免だな。記憶覗けるわ、跡形も無く消し去るわでお前と戦うことに関しては全力で避けたいもんだ。此処にいた奴らと輸送艦の奴らには、少しばかり同情するぜ」
おっ、そうだな(他人事)。
実際アレを見たら大抵の人はドン引きするし、我ながら読心とクロッシングを応用して記憶読み取れるとか反則じゃねこれ? やっぱり珪素のやべー奴じゃないか(おまいう)。その代わりクロッシングは現状、正確に読み取るには対象に触れ続けないと駄目だけど。
「……それでセツ、私達もここに来たはいいが何をすればいい?」
あっ、そうだ(唐突)。マドちゃん達がちょうどいい時に来てくれたし、というわけで早速頼みたいことが、ハイこれ。
「……これは?」
この研究場の地図で、印のある場所に囚われている人達がいるんだ。おそらく実験材料として囚われてた感染者達なんだろう。俺はあの機械に繋がれている人達の救助に当たろうと思うんだが、そっちは任せていいかな?
「……そういうことか。わかった、こちらは任せてくれ」
「任せてくださいなのです!」
「あたしもそれでいいよ」
「なら俺達は金ぴかの方に回ろうか。それと何人かはあの輸送船から物資を持ってきてくれ、きっと必要になるはずだ」
「了解だ、副隊長!」
決まりだな。じゃあ共に囚われた感染者達を助けに、はい、ヨロシクぅ!
イグゾー! デッデッデデデデ! カーンwデデデデ! (+1145141919810364点)
今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました(RTA並感)
「……隊長? どうしたんだ?」
「……少しばかり、彼の様子が良くなかった」
「そうなのか? だけど見た感じ特におかしい所は無かったが……」
「体の方ではない、心の方だ……。表面上は上手く私達に隠しているようだが、腕が僅かに震えていた。本人は気づいていないようだが……」
「偶然じゃないのか?」
「いや、彼が輸送船の乗組員を消滅させた際にも同じような反応があった。私も最初は見間違いかと思ったが、今回ので偶然は無い。殺害という行為で起きるというのなら、おそらく彼は殺戮や死とは無縁な人間なのだろう……」
「まぁ、あいつは優しい性格なのは分かるぜ。俺達サルカズや感染者に対して嫌悪も無く、まるで同じ人として接するなんて珍しいからな。それなら隊長の言いたいことは間違いじゃないのは分かるぜ」
「だからって金ぴかの性格上、真面目に問いただそうにもはぐらかされそうな気がするんだがな。俺達に心配をかけないためにも」
「そもそも金ぴか以前に、俺達もこの後どうするんだって話だけどな。リターニアも結局他の所と変わりなく安住の地は無いんだ。ここの奴らを助け、奪った輸送艦があるにしても俺達は何所に向かえばいいんだが……」
「……では、故郷に帰ろう。帰って、静かな樹林を探して、そこで生き延びるんだ」
「……カズデル、か」
「ああ……。あの娘達とここにいる感染者達も、あの輸送艦で我々と共に一緒に行くことは出来るだろう。あそこは根無し草にとって唯一の居場所……。私達は生きるために、この大地と抗っているんだ」
「そうなると金ぴかとはここでお別れか? あいつも目的があって旅をしてるって言うし」
「そうなるだろう。……だが彼が私達と来るのであれば、私は拒まず迎え入れるつもりだ」
「それはあいつ次第ってとこか。まぁそれで他の奴らも異論は無いと思うぜ」
「欲を言えば一緒に来て欲しかったけどな、鉱石病を直す唯一の存在なんだぜ?」
「……あまり彼に負担を掛けてはならない。いくら彼が良いと言っても、無理強いさせるなら私が止める……」
「わーってるって、流石に他人が傷ついてまで生き延びようとは思わねぇよ。たとえそいつが平気だとしても、そんな犠牲を認めるのは人としての何かを捨てるようなものだ」
「むしろあいつはあいつでいるべき場所があるはずだ。戦うことしか出来ない俺達の側よりもいるべき場所にな。…まぁあいつの道は、俺達よりも過酷なのかもしれないけどな」
「……いずれにせよ、今の私達が彼に出来るのは、彼の武運を祈ることだけだ。叶うなら、この先の運命で彼が無事であることを願いたいものだ……」
次回予告
断罪を為し、囚われた感染者を救い出したせっくん達。順調に感染者を救助していく中、その中で一人の重篤な感染者が見つかる。
その感染者を助けようと動くせっくん。その行動は彼に思いがけない出会いを果たさせる。
それはフェストゥム生に大きな歯車を動かすことになるとは、せっくんはまだ知らなかった。
「お会いしとうございましたっ! 御使い様ぁぁぁ!!!」
次回、なんでフェストゥムはテラにいるんですか? 第16話、道標 ~ドゥリン~
あなたは、そこにいますか?
(ロドスにいる合法ロリの方じゃ)ないです。ちょっと名前が紛らわしすぎんよ~。