亦野さんが麻雀弱いわけないだろ! 作:てーやー
ドラ1 園城寺怜は感謝する
しんどいなあ…。
誰や、「次はまだ準決勝やし、そない体力使わんでも勝てるやろ!」なんて言うたん。
この面子相手に、素の実力三軍どまりのうちが、能力なしでどうせえっちゅうねん。
先鋒戦東四局
東場 阿知賀女子学院 小走やえ 97000(-3000)
南場 千里山女子高校 園城寺怜 107700(+7700)
西場 新道寺女子高校 花田煌 92500(-7500)
北場 白糸台高校 大星淡 102700(+2700)
あかんな。大星のせいで、毎局能力を使わな止められへん。しかも、小走はうちが消耗するのを二回戦で知ってるからか、山が角に行く直前まで止めへんつもりや。
唯一の希望は新道寺の花田やけど、この人、二回戦は大星相手に喰いタンでごり押しして局を進めてたからなあ…。
!言うてる間にまた大星がツモるやんか。
「チー!」
これでなんとかズラせ___
「ロン」
…小走か。ほんま、これやから関西人は。うちが見たらんかったら自分も損してたんやで?その捨て牌ぐらい見逃してえな。
そのまま南入してなんとかうちがトップやけど…あかんな。この局の大星は止まらへん。うちの手牌はボロボロやし、小走も鳴きすらせえへん。
ここで大星に和了されたら、今までのこまごましたやりとりが一気にパアや。なんとかしたいところやけど、これは
「ポンッ!」
…花田か。たぶんやけど、今のうちらの状況を察して鳴いたんか。せやけど、これはどうにも
「チー!」
せやから無理やて。なんで諦めへんねん。次も鳴くつもりやろ?それじゃあ、
「チー「ポン」…!」
小走が鳴いた?さっきまでの未来ではそこ差し込んでも鳴かへんかったはず。っていうか何でわざわざ暗刻から崩して…?
!いや、なるほどな。これで大星の和了り牌がこっちに来た。しかも、今のチー不発で花田の鳴きの片方が分かったから差し込める。つまり、うちの役目は、
「ポンッ!」
もう一組を鳴かせることや。これで小走が差し込めば…
「ロンッ!」
止められるわけや。ありがとうな、花田さん。ほんまに助かったわ。神様、仏様、花田様や。
ほんでそのまま二回目のオーラス。
大星を止められへん事はちょくちょくあるけど、残りの面子のおかげでうちへの被害はほとんどない。
うちを研究してる小走も、毎回毎回止められる訳やない。一番被害を被ってる花田さんには悪いけど、なんとかなりそうや。
後半も花田さんに止めてもらった場面があるから、試合が終わっても頭が上がらへん。
「リーチ」
せやけど、それはそれ。勝負の世界は非情やからな。
「ツモ」
堪忍な。
先鋒戦終了
東場 白糸台高校 109100(+9100)
南場 阿知賀女子学院 105800(+5800)
西場 千里山女子高校 116900(+16900)
北場 新道寺女子高校 68200(-31800)
言い忘れていましたが、Aブロックでした。
本編以上にあっさりと終わると思いますが、こっちも書きたくなりまして。
この一話で、この四人のすばらなところが伝われば良いのですが。