攻めろ!!千聖さん!!   作:面心立方格子

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もうすぐ学校が再開する.....


着物姿と生け花はどうですか?

出稽古というわけにはいかなかったが、華道の交流をすることは出来た。先方の希望もあってか話がすぐにまとまった。

 

「どう?風人くん、似合うかしら?」

 

「はい、可憐な雰囲気が出ているよ。」

 

白鷺さんも参加するということで赤色に菊の花柄が入った着物を着て、髪を纏めている。何故か僕に着付けをして欲しいと頼まれたので一通り終わらせた。本人も満足気なので良かった。

 

「白鷺さん、最初の挨拶に同席する?僕と美竹さんで挨拶しなきゃいけないんだけど.....」

 

「そうね.....私は蘭ちゃんが同席しているなら行くわ。」

 

「知り合いがいるの?」

 

「ええ、一緒にガールズバンドパーティーを開いたこともあるの.....」

 

「バンドってなんだ....」

 

「知らないわよね。ごめんなさい、忘れてくれていいわ。」

 

「あ、そうなの.....話してるうちに着いたね。」

 

 

 

美竹家

 

「本日はお誘いを受けていただきありがとうございます。私は風野風人ともうします。」

 

「いえいえ、こちらこそ前々から交流をしてみたいと思っておりましたから。.....美竹です、初めまして。こちらは娘の蘭です。」

 

「どうも....」

 

少々たどたどしい。あんまりこの交流をしたくなかったのかな?

 

「すみません、娘が失礼を。」

 

「いえ、構いません。ご自由にしていただいた方がこちらとしてもありがたいですから。」

 

「そ、そうですか。....ちなみにお隣の方は.....」

 

「初めまして、白鷺千聖です。風人くんの許嫁です。」

 

「という冗談です。お気になさらず....」

 

「むぅ.....」

 

白鷺さん、そんなむくれた顔をしてもダメですよ。というか美竹さんの娘さんも相当驚いてるよ。

 

「では、上へどうぞ。風野さんの生け花を楽しみにしています。蘭、案内しなさい。」

 

「私も美竹さんの生け花を是非見てみたいです。」

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ダン

 

「ねぇ、あんたどういうつもり?」

 

「は、はい?」

 

現在、なぜか美竹さんの娘さんに壁においやられています。おそらく白鷺さんの冗談を聞いたからだろう.....

 

「白鷺さん脅してるの?」

 

「脅し?いえ、単に白鷺さんがこれに来たいと希望を出しましたから.....」

 

「じゃあ、テレビ関係?」

 

「テレビ?なんですかそれ?」

 

「とぼけてるの?」

 

「いえ、そういう訳ではないですしテレビって何ですか?」

 

「あれ。」

 

「あれ.....あぁ、あの黒い平たい物体のことをテレビと呼んでいるのですね。」

 

「え.....もういい。」

 

その後雰囲気を悪くして出ていった。何があったんだろう.....

 

「おや、こんなところにおりましたか。他所の家を散策とは関心しませんな。」

 

「いえ....少し娘さんと話をしていましたから。」

 

「そうでしたか。それは失礼。娘は少し難しいところがありますから.....」

 

「そうなんですか。私は父からは分かりやすいとよく言われます。今は海外にいますが。」

 

「君のお父さんはとても立派な方だと耳にする。それに君のお母さん、風野火凛さんも華道ではとても有名な方でね。」

 

「そうなんですか.....」

 

「ええ。私も時々参考にさせてもらうところがありますよ。話は反れましたが部屋に戻りましょう。」

 

 

 

 

別室

 

「こんなのはどうかしら?」

 

白鷺さんはあまり多くの花を使わず、質素に生けた。

 

「この花の向きはどういった感覚で?」

 

「少し子供っぽいかもしれないけれど、花がこっちを向いているようみ見えない?」

 

「花が....確かにそのようにも見えます。」

 

「ふふっ、どうかしら?」

 

「中々良いと思います。美竹さんはどう思いますか?」

 

「え、あたし.....いいと思う。白鷺さんらしくて。」

 

「蘭ちゃんが言ってくれるなら、安心ね。」

 

白鷺さんも華道を楽しんでくれているようで安心した。躍動感があってもいいような気もするが.....初めてなのだからそこまで要求することもないだろう.....

 

「白鷺さん、こいつの許嫁って本当なの?」

 

「.....そうなれたらなって話よ。決まった訳じゃないわ。」

 

「お願いだからそういう冗談にならないことは嘘でも言わないでくださいよ.....」

 

(こいつは、白鷺さんが女優だと知ってる上でこういう関係を続けているのかな.....気にはなるけど関わらない方がいいかな.....)

 

 

「風人くんが生けたのはどれ?」

 

「これ。短時間だからあんまり自信はないんだけど....」

 

「....私のと全然違う。」

 

「白鷺さん、それは歴が違うからです。初めて生けた人とずっと経験してきた人が生けたものでは内容も主張の仕方も全然違いますから....比較する必要なんてないですよ。」

 

「.....凄いですな。とても17の青年の作品とは思えない。」

 

「17と言っても華道を教えてもらったのは5歳の時ですから.....」

 

「是非とも蘭にも見習って欲しいものだ。」

 

「.....うるさい。」

 

「....バンドをしてもいいと言ったが、ちゃんと彼のように精進して欲しいものだ。」

 

「だからやってるって....」

 

「....なんか嫌悪感が凄いんだけど.....」

 

「止めましょう、風人くん。」

 

「うん。」

 

「あの、美竹さん。1度落ち着いて.....」

 

「蘭ちゃんもそこまでよ。」

 

「.....すみません。白鷺さん達がいる前で。」

 

「そこは別にいいのよ。」

 

「美竹さん、お気持ちは分かりますがそれで圧力となるような言葉をかけるのはよろしくありません。それでは娘さんがせまい思いをしてしまうだけです。」

 

「君は少し黙っていなさい!!」

 

「ほわ!?」

 

いきなり美竹さんが平手打ちをかまそうとしてきたので、咄嗟の反応で止めた。一応武道も心得てるのでこの程度なら普通に止められる。

 

「はっ.....すみません。」

 

「いえ.....こちらこそ他所の家族関係に首を突っ込むような真似をしてすみません。家の事情は私には分かりません。ですが、それを強要を遠回しにして責めることはたとえ後継を育てるためとはいえ、許されないことです。」

 

(風人くん、落ち着いているようで威厳のある雰囲気を出しているわね....)

 

「.....そうですな。」

 

その後美竹さんは部屋を去り、白鷺さんがもう一度生けたいと言ったので美竹さんの娘さんと一緒に見守った。白鷺さんのこういう子供っぽいところを見るのは.....初めてですね。

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夕方

 

「今日は色々疲れた.....」

 

「ずっと緊張していたものね。お疲れ様♪そして、ありがとう。」

 

「いえいえ、普段からお世話になってるんだからこれくらい当然だよ。」

 

「ええ、じゃあ頑張った風人くんにご褒美、あげないとね♪」

 

そう言って白鷺さんは僕を抱き寄せた。しばらく母さんと会っていないからかこの温もりがとこか懐かしくて居心地がいい.....

 

(ふふっ、気に入ってもらえたなら.....嬉しいわね♪)




バンドリキャラの髪の長さ変えてみたらどうなるのかなと考えてたら.....髪伸ばしたつぐみちゃんは凄い似合うなって思いました。千聖ちゃんはサイドテールとかもいいかも.....
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