僕とテストと幻想郷   作:あんこ入りチョコ

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初めまして、あんこ入りチョコです。
今回、新規投稿させていただきます。


プロローグ

文月学園---

世界初の『とあるシステム』を導入した進学校である

その『とあるシステム』…『試験召喚システム』とは、科学とオカルトが偶然にも融合した世界最先端、かつ世界唯一のシステムである。

 

『試験召喚システム』は、テストの点数を召喚者自身の分身、『召喚獣』として具現化することができ、その性能はテストの点数によって決まる。

 

文月学園は学習意欲の向上、および成績上昇の一端として、『召喚獣』を用いたクラス対抗戦。『試験召喚戦争』通称『試召戦争』を行っている。(生徒によってはただただ設備入れ替えや嫌がらせ目的でもあるが…)

 

そして今日は、文月学園のクラスの振り分け試験が行われているのであった…

 

 

明久side

 

 

「---では、テストを始めてください」

 

これが振り分け試験か…難しいって聞いたこともあったけど…

これなら問題なく解けるぞ…!!

 

僕は吉井明久。ここ文月学園に通う2年生だ。

そして今は、文月学園の振り分け試験っていう、クラス分けのための試験をしてるんだ

 

辺りからはカリカリと鉛筆やシャーペンが走る音が聞こえてくる。

 

 

ガタンッ!

 

今の音は…後ろから?

 

大きな音がしたので少しだけ後ろを見てみると、ピンク色の髪の女の子が倒れていた。

 

『姫路瑞希』---1年の時には学年次席候補と言われていた女の子だった。

 

「姫路さんっ!大丈夫!?」

 

僕は思わず声を出し、彼女にかけよる。

ひどい熱だ…顔色もかなり悪い…

 

そう思っていた僕が聞いた言葉は思いもよらない言葉だった

 

「姫路、試験途中での退席は『無得点』扱いとなるが、構わんか?」

 

この教室の担当の教師から出たのは心配とかではなくこんな言葉だった。

 

「ちょっと先生!?具合が悪くなって退席するだけでそれは酷いじゃないですか!?」

 

「吉井は席に戻りなさい。で、どうする姫路?」

 

「……退席……します…」

 

「では姫路、君は無得点だ」

 

そう言って、教卓に戻ろうとする教師。まさかこの教師…倒れた人間に自分で保健室に行けって言うのか!?

 

「……しつ…れい…しま…あ…!?」

 

教室を出ようとしたところで、姫路さんがこけそうになったのでとっさにその体を受け止める。

 

「大丈夫?姫路さん?ほら、掴まって、保健室まで連れて行くから」

 

「吉井くん…でも…」

 

「気にしないで」

 

こんなになってる人はほっとけないし連れて行こう。

 

「吉井、何をしている!早く席に戻れ!貴様も無得点扱いにするぞ!」

 

「ここで人を見捨てるような屑になるくらいなら、無得点になったほうがマシです!では…」

 

後ろで教師が何か言っていたけど、無視でいいだろう。

そして僕たちは廊下に出て、保健室を目指した。

 

 

明久side out

 

 

 

???side

 

 

さすがは明久、無鉄砲というか、お人よしというか…自分の点を削ってまで人助けするなんてね…。

 

ま、そこが明久の美点でもあるんだけどねぇ。

 

「チッ…観察処分者の屑が、私の監督しているクラスで2人も無得点者が出たとなると、私の評価が下がるじゃないか…」

 

…こいつ今なんて言った?

 

そう思ったころには、私の体が動いていた。

 

…ま、いっか。

 

「アンタの方が屑だ馬鹿野郎!『藤原妹紅』、具合が悪くなったので退室します!」

 

『ドゴッッ』

 

「グボォ!」

 

そう宣言して、私は屑を殴り飛ばし、廊下へと出て行った。

ん~、加減間違えたかな…

 

「明久は保健室だろうし、私も向かおうかな」

 

そうつぶやくと、私は保健室へ足を進めるのだった。(荷物はもちろん回収したよ!)

あー…でもこれは明久と慧音に怒られるかな…

 

 

妹紅side out

 

 

???side

 

 

ふーん、あいつ等はFクラスか…

なら、Fクラス代表レベルまで点数を調整しとくか…

 

 

???side out

 

 

明久side

 

 

ふぅ、着いた

 

「失礼しまーす」

 

そう宣言せて僕は保健室に足を踏み入れる

 

「あら、吉井君じゃない。どうしたの?」

 

「永r…じゃない、八意先生、急患です。テスト中に熱が出たみたいで…」

 

「そう…じゃあ、こっちのベッドに寝せて」

 

「わかりました」

 

彼女は八意永琳。『幻想郷』に住んでいる医者だ。

 

「ただの熱みたいだし、保護者の方には連絡を入れておいたから、これで安心ね。

それにしても、今は振り分け試験中じゃなかったかしら?」

 

「それが…」

 

そう問われたので、僕はさっきの出来事を話した。

 

「そう…そういうことがあったのね…

確かこの時間のあのクラスはあの先生だったはず…

このことはあてで抗議しておくわ。教師としてよりも、人として最低だもの」

 

うん、永琳の目が笑ってないね…あの教師…ご愁傷様…

 

「それで、『明久』はこの後はどうするの?」

 

明久君って呼ぶってことは、ここに居るのは寝ている姫路さん以外には僕だけってことかな?

 

「あー…とりあえず妹紅を待っておこうかな?テストはもう受けれないし、荷物も取りにいかないといけないし…」

 

「ガラガラッ!」

 

僕がそう言い終わった後、保健室の扉が勢いよく開いた。

僕が言うのもあれだけど、テスト中に誰だろう…

 

「失礼しまーす!明久はいますかー?」

 

「って、妹紅!?」

 

「あら妹紅、どうしたの?」

 

「永琳もいたのか、永琳聞いて、実は…

ってことが」

 

そういうと妹紅は僕が退出後のことを含めてさっきの出来事を話した。

永琳の目がさらに冷たくなった気がするけど…気のせいだと思いたい…

 

「明久の荷物も持ってきたし、帰ろう!」

 

「あ、そうなんだ。妹紅、ありがとう」

 

まさか荷物もいっしょに持ってきてくれるなんて

 

「そうだ妹紅、たとえ屑だとしても、教師を殴り飛ばしたんだから、帰ったら慧音と一緒に説教だからね?

それじゃぁ永琳、また今度」

 

「お…お手柔らかに頼む…

永琳、またなー」

 

「ええ、また今度ね、明久、妹紅」

 

こうして、僕たちの振り分け試験は無得点扱いとして終わった。(帰ったらちゃんと説教したよ!)




次回はキャラ設定になると思います
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