明久side
僕と妹紅、アリスと輝夜のスペルカードルールによる試召戦争は、後半戦へと突入した
妹紅の不死『火の鳥-鳳翼天翔-』と、僕の国符『三種の神器 剣』と、アリスの
Fクラス 吉井明久 & 藤原妹紅 VS Aクラス 蓬莱山輝夜 & アリス・マーガトロイド
総合科目 2111点 & 1985点 VS 2301点 & 1835点
僕たちの点数をちらりと確認すると、全員の点数は既に初期点数の半分近くとなっていた
やはり点数を消費して弾幕や腕輪を扱う分、点数の消費が激しい
「二人とも、よそ見は厳禁よ!神宝『ライフスプリングインフィニティ』」
アリスの弾幕を相殺するのに気を取られている間に、輝夜が三枚目のスペルカードを宣言する
『ライフスプリングインフィニティ』詳しいことはよく知らないけど、無限に沸く生命の泉らしい
輝夜の攻撃は、僕たちの後方から円を中心とした全方位へのレーザー攻撃だった。それが一定間隔を空けて繰り返される
アリスの弾幕はいったん諦めて、僕と妹紅は緊急回避を行った
これでまたアリスと輝夜の弾幕を同時に捌かないといけない
相手の点数が減っていくのはありがたいが、三枚目のスペルカードだ。この攻撃を捌き続けるのはかなり難しい
「勝手に点数を減らしてくれるのは有り難いけど、これじゃ気を抜いたら負けかねない!次の弾幕はさっきよりも熱いよ!蓬莱『凱風快晴-フジヤマヴォルケイノ-』!!」
少し広めの空間を見つけた妹紅は、三枚目のスペルカードを宣言した
妹紅の召喚獣が紅く光り輝き、莫大な点数を消費して噴火する火山のような弾幕がアリスと輝夜の召喚獣に降り注いだ
さっきの鳳翼天翔も凄い威力だったが、それよりも凄い勢いだ
「もうっ!ほんとに嫌になるわ!第三スペルだからって火力出すぎじゃない!?」
「それかっ!妹紅の腕輪は一度も光り輝いてないし、もしかして点数が0になっても蘇ったりして」
「なによそれっ!絶っ対に嫌よ!」
先程までの余裕も束の間、アリスと輝夜が苦虫を嚙み潰したような表情になる
それにしてもさすが輝夜、妹紅の腕輪をきっちりと予想している
回避に集中したため、輝夜とアリスの弾幕は消滅する
次第に、妹紅の攻撃も弱くなっていったところで、僕も三枚目のスペルカードを宣言した
「使うなら…ここかな!模倣『未来永劫斬』!!」
弾幕が先程まで度比べて薄くなったタイミングで、スペルカードを宣言しながら木刀を複製し、二刀流の状態で召喚獣を移動させる
『未来永劫斬』、妖夢が使っていた人鬼『未来永劫斬』を真似したものだ
攻撃の方法自体は最初に使った『現世斬』同様、突進切りのようなものだが、『現世斬』と違い、斬撃も、突進の回数も数が違う
僕は腕輪『模写』で康太の腕輪の効果をコピーし、超スピードで召喚獣を縦横無尽に動かし、斬撃状の弾幕を作っていく
「は、早いっ!使えるスペルカード一回と、点数とは関係なしに設定されているラストワードの計二回…点数的にも、ここはスペルを使うしかないの…!?」
「アリス、ここはいったん私に任せてもらうわ!神宝『蓬莱の玉の枝 -夢色の郷-』!」
僕の(というかベースは妖夢のだけど)スペルカードに対抗するように輝夜が四枚目のスペルカード宣言した。これで、輝夜の点数による追加分のスペルカードは無くなり、残るはラストワード(人によってはラストスペル)のみとなった
輝夜の放った攻撃は、輝夜を中心として大量の七色に輝く弾幕を放ち、僕の放った弾幕を次々と消し去る
それに加えて、僕たちを追尾する弾幕もあり、僕はスペルカードを中断して、その攻撃の回避に移る。やっぱり早すぎるのは良いことだらけではない
追尾する弾幕は基本的に追尾というよりも僕のいる座標をめがけて攻撃するというもので、正確には追尾ではないが、それでも回避し続けないといけないというのは、このルールにおいてスペルカードを宣言しにくくすることを意味する
ある程度時間が経ったところで、妹紅が動いた
「よーし、輝夜のこの弾幕は面倒だ!私の召喚獣の一回分の命、くれてやる!
妹紅が四枚目のスペルカードを宣言した
妹紅の召喚獣の点数はみるみる減っていき、その点数を使って妹紅の召喚獣の纏う炎がどんどん大きくなっていき、被弾をものともせずに輝夜の召喚獣に向かって突っ込んでいく
「そうはさせないわ!
妹紅の捨て身の攻撃を輝夜にあてさせまいと、アリスも四枚目のスペルカードを宣言した
上海人形は蓬莱人形に変化し、大小さまざまな弾幕が妹紅めがけて放たれる
「こっちこそ、させると思う?模倣『レーヴァテイン』!」
妹紅に攻撃を当てさせないために、僕も四枚目のスペルカードを宣言する
『レーヴァテイン』、幻想郷で『フランドール・スカーレット』が使うスペルカードだ。本来、僕の召喚獣はこのスペルカードを扱えない(と思う)けど、腕輪があるなら確実に使える。木刀をベースに『模写』で姫路さんの熱線を使って、レーヴァテインを再現して、僕はレーヴァテインをアリスの召喚獣と人形めがけて振り下ろした
『ドォン!!』
僕の攻撃がアリスの人形に当たると同時に、妹紅と輝夜の方からも大きな爆発音が聞こえてきて、フィールドが煙で覆われる
煙が収まり、僕たちはフィールドを確認した
どうやらアリスの召喚獣には回避されてしまったみたいだ
妹紅の召喚獣の姿はなく、輝夜の召喚獣は残りの点数がわずかだが生存していた
「なんとか妹紅は倒せた…」
「これで二対一よ、明久!」
アリスと輝夜が妹紅を倒したと少し喜んでいるようだ。でも、それは少し甘い
「まだまだ!不死鳥は甦るものよ!ラストワード、『フェニックス再誕』!!!」
妹紅が消滅した召喚獣に向けてラストワードを宣言する
すると、妹紅の召喚獣は炎の羽根を生やし、召喚フィールドに舞い戻った
Fクラス 藤原妹紅
総合科目 2098点
「さぁ、最終ラウンドと行きましょう!」
自身の召喚獣がフィールドに戻ったことを確認した妹紅は、高らかに宣言した
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ラストワード及びラストスペルについてですが、この二つは点数の消費がありません
次回こそ四回戦が終了、もしかしたら五回戦も終わるかなと