僕とテストと幻想郷   作:あんこ入りチョコ

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来店と対応と次の時間

明久side

 

 

雄二から営業妨害の話を聞いて、僕と妹紅はホールで仕事をしていた

僕は最初、厨房の助太刀に行こうとしたのだが、咲夜から「今は厨房に私とアリス、注文をまわしてくれている輝夜しかいません。つまり裏技が使えるので、明久はホールをお願いします」と断られた

つまり、咲夜とアリスが能力を使って厨房をあり得ない速度で回転させて、輝夜がホールから厨房、厨房からホールへのつなぎ役なのだろう

 

そして、ホールで仕事を始めて数分後…

来店が女性だということを確認して、挨拶を入れる

 

「「おかえりなさいませ、お嬢様」」

 

「ホントに明久と妹紅がこういうことしてるのね」

 

「いや~意外だぜ」

 

…なんだか聞いたことあるような声が聞こえたけど、気のせいだろうか(現実逃避)

そう思いながら、僕は顔を上げた

 

「…霊夢に魔理沙?どうしてここにいるの?」

 

「紫が今日だけは明久達の学園祭とやらに行っていいと言っていたから、来てみたのよ」

 

「しかもやることが執事っていうじゃないか。それなら行くしかないな!ってことだぜ」

 

…やっぱり紫か

 

「ハァ…やっぱり八雲紫か…」

 

妹紅も少し呆れ顔だ

 

「あら、お客様にその表情はないんじゃない?」

 

僕達は霊夢と魔理沙にしか目が行ってなかったけど、紫も一緒にいた。まぁ、当然か

 

「まぁいいか。お席にご案内します」

 

そう言って僕と妹紅で案内を始める

 

「それにしても、なかなか繁盛してるじゃない。博麗神社でもやってくれない?」

 

いや、それは無理でしょ

 

「霊夢、それはあきらめろ。あんな神社に人は集まらないから損するだけだぜ」

 

魔理沙の言い方は言い方でだめだと思う

 

「こちらの席になります、メニューをどうぞ。お決まりになりましたらお呼びください」

 

そう言って僕はその場を去ろうとした

 

「明久、少し話をしない?」

 

「いや、僕は仕事が」

 

紫に呼び止められて失敗したが

 

「いいじゃない。こんな機会はないんだし」

 

「…まぁいいか。妹紅は仕事をやってて」

 

「わかった」

 

妹紅がその場を去って、僕は話をはじめた

 

「話って言っても特に自分から話すことはないんだろうし、僕から先に聞いてもいい?」

 

「あら、わかってるじゃない」

 

いつもの少し胡散臭い顔で肯定する紫

うん、すごくむかつく

 

「霊夢と魔理沙意外に来たりするの?」

 

「それはないわ。貴方の友達、ここに連れて来たら面倒くさそうだもの」

 

否定できない。小鈴も阿求も、ここに来たらすごく面倒くさそうだ

…主に知識への欲求が

 

「紅魔郷や白玉楼、永遠亭の関係者も少しね…」

 

「うん、皆には悪いけど少し否定できない…」

 

「というわけで、連れてきたのは霊夢と魔理沙だけよ」

 

人選的にはいい判断だと思う

 

「それで、どのくらいいるの?」

 

「とりあえず今日は一日居る予定よ。向こうは藍に任せてきたけど、一日くらいなら問題ないでしょう」

 

だろうと思った

 

「それで、ご注文はお決まりですか?」

 

「そうね、明久のおごりで」

 

「いや何言ってるのさ」

 

本当に何言ってるのさ

 

「いや、私と魔理沙はここのお金持ってないわよ。紫が『明久におごってもらいましょう』って」

 

「ゆ~か~りぃ~?」

 

まったく、こいつは何を言ってるのかな?

 

「ちゃんと返すから、今回は払っておいてちょうだい。いつも幻想郷でサポートしてあげているでしょう?」

 

うぐっ…それを出されると言い返せない

 

「…わかったよ。好きなものを頼みなよ」

 

「やったー!だったら私は『カレーライス』、『ふわふわシフォンケーキ』、『シュークリーム』、『緑茶』…あとはまた後で頼むわ!料理は咲夜か明久でお願い」

 

「私はこの『キノコグラタン』、『ふわふわシフォンケーキ』、シュークリーム、『緑茶』にするぜ!調理するのは咲夜か明久で頼む」

 

「私は『シュークリーム』と『緑茶』にするわ。料理は言うまでもないわね?」

 

「『カレーライス』が一つ、『キノコグラタン』が一つ、『ふわふわシフォンケーキ』が二つ、『シュークリーム』が三つ、『緑茶』が三つ、調理担当は咲夜でよろしかったでしょうか?」

 

霊夢も魔理沙も、注文に容赦がないな…

 

「それでいいわ」

 

「では、少々お待ちください」

 

ふぅ、ようやく三人から解放された

僕はとりあえず厨房に向かう。とりあえず輝夜に事情を伝えておこう。あの三人のことだ、運ぶのが僕じゃなかったら異様な雰囲気を出してそれこそ営業妨害だと思われる(ウェイトレスを一つの場所に固定している時点で営業妨害のようなものだが)

 

「輝夜ー、注文ー」

 

「明久がわざわざ声を出してまで注文を言いに来るなんて、どうしたの?」

 

僕の声を聞き、瞬時に輝夜が現れる。こいつ、僕の声だからって目の前に突然現れるのは驚くからやめてほしい

 

「はいこれ。霊夢と魔理沙とスキマ妖怪」

 

「…普通の魔法使いはともかく、なんで博麗の巫女と妖怪の賢者が来てるのよ」

 

「そんなの僕が知りたいよ。とりあえず、この三人は名指しで僕か咲夜って指定してきたからそれを伝えようと思って」

 

「まぁ、わかったわ。あの三人のことだから、『なんで明久が運んでこないんだー』とか言いそうだと思ったってことね。出来たら呼ぶわ」

 

理解が早くて助かるよ

 

「じゃぁ、よろしく!僕は別のお客様の対応をしてくるよ!」

 

そう伝えて僕はその場を離れようとする

 

「あ、お茶だけはすぐ用意できるから、それだけ先に出してきてくれる?」

 

そう言いながら輝夜がお茶を渡してきた

 

「早っ…」

 

僕はお茶を受け取り、その場を離れた

 

 

数分後

 

 

「明久、出来たわよ」

 

僕が注文を置いていこうとすると、輝夜に声をかけられた。どうやら霊夢たちの注文ができたようだ

 

「わかった、持っていくよ」

 

輝夜から霊夢たちの注文の品を受け取り、商品を運ぶ

 

「お待たせしました、こちら『カレーライス』、『キノコグラタン』、『ふわふわシフォンケーキ』二つ、『シュークリーム』三つになります」

 

「来たわね!待ちくたびれたわ!」

 

「明久ー二回戦の時間だぞー」

 

料理を出すのと同時に、妹紅が僕のところに駆け寄ってくる

 

「あ、もうそんな時間?悪いね三人とも、ゆっくりしていって!」

 

「ん?今から何かあるのか?」

 

「あぁ、三人は知らないよね。僕達、召喚大会っていうのに出てるんだ。この学校の独自システムを使った大会!しかも、そのルールに弾幕ごっこが使われててね…仕向けたのは永琳みたいだけど」

 

魔理沙にそう説明した

 

「あの宇宙人…何やってるのよ…私たちのルールを外に持ち出すなんて」

 

「へぇ、私たちも観戦できるのか?」

 

霊夢は少し怒り気味に、魔理沙は面白そう!といった感じで反応する

 

「四回戦からは一般公開があるみたいだから、それまで待っててよ。ちゃんと勝ってくるから」

 

「おう!応援してるぜ!ま、明久と妹紅がペアを組んでるなら、負けることなんてないだろうけどな!」

 

「うん、頑張ってくるよ!それと紫、これが僕の財布。問題だけは起こさないでよね?」

 

「わかってるわよ」

 

そして僕と妹紅は召喚大会の会場へ向かった




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