僕とテストと幻想郷   作:あんこ入りチョコ

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遅れてしまいました!
相変わらずの駄文です


火力と相性の準決勝

明久side

 

 

「そろそろ準決勝の時間だから、行ってくるね!」

 

召喚大会の四回戦から一時間ほどが経過し、準決勝が始まる時間となったことを雄二に報告していた

 

「ん?もうそんな時間か。明久、次の相手は俺と翔子だ。絶対に負けないからな」

 

「やっぱり?トーナメント表を見たときから、そんな気はしてたんだよね。僕だって負けないよ!」

 

僕はトーナメント表で雄二と霧島さんが別ブロックに居ることを知っていたので、なんとなく上がってくるだろうとは思っていたけど、本当に来るとは

 

「と、いうわけだ。しばらく任せたぞ、秀吉」

 

「うむ。承知したのじゃ」

 

「行こうか、妹紅」

 

「わかった」

 

僕と妹紅は一足先に教室を出た

 

 

数分後、召喚大会のステージ…

 

 

『お待たせいたしました!これより準決勝を開始したいと思います!では、出場選手の入場です!』

 

 

まるで闘技場のようなアナウンスが流れ、僕と妹紅は、ステージに上がる

向かいからは雄二と霧島さんが出てくる

 

「明久!俺はおまえを倒して優勝する!」

 

「望むところだよ雄二!かかって来な!」

 

突然雄二に宣戦布告されたから、僕は大声で返事をする

 

 

『四人とも、召喚をしてください!』

 

 

審判の向井先生がそう言ってくる。審判の向井先生は古典の先生だ。つまり、僕と妹紅の得意科目ということだ

 

 

試獣召喚(サモン)!』

 

 

四人の声が響き渡り、僕達の召喚獣が出現する

 

 

Fクラス  吉井明久 & 藤原妹紅 VS Aクラス 霧島翔子 & Fクラス 坂本雄二

 

古典    528点   & 413点 VS 446点   & 341点

 

 

今回はディスプレイの調整も少しずつアップデートされているのか、すぐに点数が表示された

僕と妹紅は500点越え(妹紅は自動で腕輪が発動しているから-100点から始まる)

霧島さんが400点越え、雄二も300点越えと、Fクラスが三人もこの場に居るなんて信じられないような点数だ

 

 

『それでは、準決勝を開始します!』

 

 

向井先生が、試合開始の合図をした

 

「さぁ、点数もあるし、一気に行かせてもらうよ!魔空『アステロイドベルト』!」

 

僕は開始の合図と同時に、スペルカードを宣言する

僕の召喚獣を中心として、星状の弾幕が無数に放たれる

『スターダストレヴァリエ』とは違い、動きは少し単純だが、こっちは最初から弾幕の密度も、動きも速い

 

「ちっ、いきなりこれかよ…翔子!俺が突っ込むから援護を頼む!」

 

「…わかった」

 

「神童『11番第三楽章』!」

 

「…氷結『フリーズドライ』」

 

雄二と霧島さんが一枚ずつスペルカードを宣言する

雄二の召喚獣からは音符のような形をした弾幕が揺れ動くような不規則な動きで放たれ、霧島さんの召喚獣からは氷の弾幕が僕の弾幕を相殺するように放たれる

雄二のスペルカードの起源は『神童』と呼ばれた『モーツァルト』、霧島さんは『腕輪』だろうか。この大会、いろんなスペルカードが入り混じるから、それだけでも楽しい

 

「星に音符に氷の弾幕…だったらそれに炎を追加してやろうか!不死『火の鳥 -鳳翼天翔-』!!」

 

妹紅が対抗するように、スペルカードを宣言する

妹紅の放つ炎の弾幕と鳥の形に並んだ弾幕は、雄二と霧島さんの弾幕を飲み込みながら、雄二達の召喚獣に迫る

弾幕が消えたことにより雄二と霧島さんのスペルカードの効果が切れる

 

「くっ!試召戦争でも思ったが、お前の攻撃は火力が高すぎるだろ!」

 

「そりゃあ、そこそこ点数を火力重視に割いてるからね!」

 

妹紅の言うとおり、僕は一部のスペルカード以外は点数と時間の配分を短すぎず高すぎず程度にしているけど、妹紅のスペルカードは持続時間を少し短くして、火力を高めるように配分している

 

「なるほどな!だが、俺はまだやれるぞ!突貫『鍛え上げたこの拳で』!」

 

雄二は二枚目のスペルカードを宣言すると、僕の召喚獣へとものすごい勢いで突進してくる

だけど、それは雄二らしくない攻撃た

 

「…それは雄二らしくない攻撃だね。まっすぐ突っ込んでくるなんて」

 

「ハッ!だったら、この攻撃が避けられるかな!」

 

雄二の召喚獣はあと数センチのところまで迫っていた

でも、僕はもう木刀を構え終わってる

 

「この世に、光より速いものなんて存在しないんだよ。そして、僕は既に準備は終わっている…魔砲『ファイナルスパーク』!」

 

僕は雄二の召喚獣に向かって、第二のスペルカードを宣言する

『ファイナルスパーク』はラストスペルとしても使えるスペルカードだけど、点数設定さえできれば、ラストスペル相当のスペルカードも普通に扱える(消費点数が300点近いから、500点を超えたが故に発動しているけど…)

そして、数センチ程しか離れていなかった雄二の召喚獣は、僕のファイナルスパークに飲み込まれた

 

「っ!嘘だろ…あの距離で反撃が来るなんてな…」

 

「ま、僕じゃなかったら無理だろうけどね」

 

数センチでのスペルカードによる反撃なんて、観察処分者として磨いた操作技術と普段の弾幕ごっこで鍛え上げた僕くらいだろう

 

「悪いけど、これで二対一だよ。霧島さん」

 

「…それでも、私は負けられない!凍結『ダイアモンドダスト』」

 

霧島さんは二枚目のスペルカードを宣言した

霧島さんを中心として小さく煌めく氷の弾幕が展開される

弾幕の密度は相当なもので、弾の一つ一つが小さいから、回避も難しそうだ

だけど、僕達が相手だと霧島さんの弾幕は相性が悪い

 

「悪いね、あんたの弾幕は、私と相性最悪なんだ!『火の鳥 -不死伝説-』!」

 

妹紅が二枚目のスペルカードを宣言すると、霧島さんの弾幕を上書きするように、無数の炎の弾幕が空中を漂い、霧島さんに向かって飛んでいく

 

「…っ、相性が悪すぎて…回避が…そんな…」

 

霧島さんは何とか対処しようとしたが、氷と炎、二つの弾幕は相性が悪すぎて、霧島さんはなすすべなく被弾してしまう

 

 

Fクラス  吉井明久 & 藤原妹紅 VS Aクラス 霧島翔子 & Fクラス 坂本雄二

 

古典    178点   & 156点 VS 0点   & 0点

 

 

ディスプレイには、霧島さんと雄二が0点になったと表記された

 

 

『そこまで!勝者、吉井君・藤原さんペア!』

 

 

勝利を告げるアナウンスを聞いて、僕と妹紅はハイタッチをして、ステージを降りた

 

「くそっ、熱くなっちまった」

 

「…勝てなかった」

 

悔しそうにする雄二達、だけど僕達にも負けられない理由があるんだ

 

「…霧島さんの目的って、『如月ハイランド』のチケット?」

 

「…そう」

 

やっぱりそうか。学園長はああいってたけど、この二人だったらチケットを渡しても問題ないだろう

 

「僕達が優勝できたら、チケットは渡すから、雄二と二人で行ってきなよ」

 

「…いいの?」

 

霧島さんは目を見開いて驚く

 

「うん、大丈夫だよ」

 

「…ありがとう。吉井はいい人」

 

霧島さんは、嬉しそうにそう返してくる

 

「明久、いいのか?」

 

「この二人にだったら、学園長も納得してくれるはずだよ」

 

僕と妹紅はこそこそと話す

 

「雄二は早く答えを出して、霧島さんと幸せになりなよ?」

 

「ハッ、余計なお世話だ」

 

僕達は笑い合いながら教室に戻った




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