僕とテストと幻想郷   作:あんこ入りチョコ

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ミーティングと確認とDクラス戦

明久side

 

 

「ごめんっ!待たせた?」

 

屋上にたどり着いた僕はとりあえずみんなに確認してみる

 

「そんなに待ってないぞ。カバンも持って行ったから飯は食ってくるんだろうと予想できたしな」

 

そう返してくる雄二。さすがの観察眼だ

 

「明久も帰ってきたことだし、ミーティングを行う。」

 

代表である雄二が仕切り始めた。

まぁ、異論はないんだけどね

 

「雄二。一つ気になっていたんじゃが、なぜDクラスなんじゃ?

段階を踏んでいくならEクラスじゃろうし、勝負に出るならAクラスじゃろ?」

 

「そういえば、確かにそうですね」

 

「まぁな。当然考えがあってのことだ」

 

雄二がうなずく。雄二の考えてることは多少わかる

たぶんだけど、戦力的にEクラスとは戦わなくても勝てるとわかるってとこだろう

 

「どんな考えですか?」

 

「色々と理由があるんだが、とりあえずEクラスを攻めない理由は簡単だ。

戦うまでもない相手だからな」

 

やっぱり

 

「え?でも、私たちより上のクラス、ですよね?」

 

まだ理解ができていないのか、島田さんが質問する

 

「ま、振り分け試験の点数では向こうが強いかもしれないな。

けど、実際のところは違う。島田、俺が戦力を紹介するとき、実際の点数がFクラスレベルではない人間が数名いるといったな?」

 

「なるほど…つまり、その時点でEクラスには余裕で勝てる、と?」

 

「そんなところだ。頭の回転がいい奴は助かる」

 

島田さんの回答に、雄二は満足気に答えた

 

「じゃが、それではDクラスとやりあうのは厳しいということかの?」

 

すかさず、秀吉が質問する

 

「あぁ、確実に勝てるとは言えないな。

確かに姫路たちの点数は高い。だが、振り分け試験はどうだ?姫路たちが『途中退室による0点扱い』になってる状態だと、Aクラスはおろか、Dクラスと互角ぐらいだろうな」

 

そう、僕と妹紅、姫路さんは途中退室で0点扱い。咲夜はそもそも振り分け試験を受けることができていないからFクラスに居るのだ。点数がなければ戦力でも何でもない

 

「試験召喚戦争が終われば、点数の補充試験も確実に受けることができるし、こういうプロセスを踏むことによって、操作能力の向上、ほかのクラスと交渉することで今後にも役に立つことがあるからな」

 

「なるほどのぉ」

 

「色々考えてるんですね…」

 

秀吉と姫路さんも納得がいったのか、雄二の考えには同意みたいだ

 

「そうだ、雄二」

 

「ん?どうした明久。まさか理解できなかったか?」

 

失礼な

 

「雄二の考えてることはよーくわかってるって。雄二に伝えておきたいことがあってね?」

 

「伝えたいこと?何かあったのか?」

 

「僕と妹紅の点数なんだけど、実は振り分け試験の後、補充試験を前もって行っててね?」

 

そう、僕と妹紅はすぐに試験召喚戦争が起こってもいいようにあらかじめ補充試験を受けていたのだ

 

「あ、それは私もです。上白沢先生と個人的に話したときに、明久と妹紅が補充試験を受けたと聞いたので、受けておこうかと」

 

咲夜も続ける

まさか咲夜も受けていたなんて…

 

「これはうれしい誤算だ。この勝負、勝ったな」

 

「勝てるかもしれないけど、油断はだめだよ?

『勝って兜の緒を締めよ』っていうし」

 

雄二はこうなるとたまに油断するし、とりあえず言っておこう

 

「ま、そうだな。Dクラスにも予想外の存在がいるかもしれないからな

じゃぁ、これから作戦を伝えるぞ-----」

 

こうして、僕たちの作戦会議が始まるのだった

 

 

 

数時間後

 

 

僕たちは教室でのんびりしていた

 

「雄二?こんなことしててあれだけど、ほんとにこれでいいの?」

 

「そうだなぁ、本当は明久たちの点数がないから時間稼ぎを兼ねてクラスの連中に操作の練習をさせるつもりだったからな…

それに、明久と藤原の本来の点数を知ってる奴はそんなにいないから、次の試召戦争までできるだけみせたくないからな

俺たちは教室でどっしりと待ち構えて、クラスの連中に操作の練習でもさせとこうぜ」

 

ということらしい

まるでアニメ版のEクラス戦みたいだ(メタァ)

 

「坂本、廊下が騒がしくなってないか?」

 

「そうだな。そろそろFクラスの防壁が破られる頃か…」

 

廊下が騒がしくなってきて、妹紅と雄二がそんなやり取りをする

ちなみに、今教室に居るのは妹紅、雄二、咲夜、僕だ

 

「大変じゃ雄二!防壁が破られてDクラスがもう目の前まで!」

 

のんびりしてた空間に秀吉が慌てて駆け込んでくる

 

「ほぉ、予想してたより早いな…

仕方ない。もしDクラスが突入してきたら十六夜、お前が相手をしてくれ」

 

雄二が咲夜にそう指示を出す

 

「わかりました」

 

「Fクラスは馬鹿ばかりだな。ここまで一方的にやられるのがわかっていて試召戦争を仕掛けてくるなんて

なぁ、Fクラスさんたち?」

 

咲夜が答えたところでタイミングを見計らったかのようにDクラスが攻めてくる

 

…それにしてもあれがDクラスの代表かな?

あのしゃべり方、まるでかませ犬みたいだ」

 

「明久…途中から口に出てるぞ」

 

妹紅がそう突っ込んでくる

 

「えっ、嘘」

 

「マジだ」

 

「観察処分者の癖に生意気な口をたたくんだな!だがFクラスはここまでだ!

Dクラス代表平賀、Fクラス代表に数学で勝負を申し込む!試獣召喚(サモン)!」

 

平賀君はそう高らかに宣言する

でも、生意気で油断しているのは君たちだ!

 

「生意気は貴方の方です。油断しすぎてますね。まさかDクラス代表がFクラスまでわざわざ足を踏み込むなど…

Fクラス、十六夜咲夜。代表に代わってここに居るDクラス全員に勝負を仕掛けます。試獣召喚(サモン)!」

 

『なっ!?』

 

Dクラス生徒の声が響いた

 

Fクラス 十六夜咲夜 VS Dクラス 平賀源二

数学   431点    VS 113点

             その他Dクラス

               平均109点

 

「腕輪発動!」

 

腕輪。それは単体教科400点を超えたものにだけ与えられる必殺技のようなもの

それに、咲夜の腕輪はある程度の操作技術がないと防げない…!!

 

『なっ、なんだよこれ!』

 

『召喚獣が操作できない!』

 

『召喚獣だけじゃない!十六夜さんの投げたナイフも止まってる!』

 

『ってことは、時間を止めてるのか!?』

 

「…そして時は動き出す」

 

咲夜の召喚獣はまるで紅魔館に居る時の姿をデフォルメしたようなもので、10点消費でナイフを1つ作れるらしい

それに咲夜の腕輪『時間停止』は自身の召喚獣以外の時間を止めるという反則ものだ

その代わり、点数消費が尋常じゃなく、相手の召喚獣に直接危害を加えることができないそうだが…

 

Fクラス 十六夜咲夜 VS Dクラス 平賀源二

数学   99点    VS DEAD

その他Dクラス

                 DEAD

 

咲夜はその圧倒的点数と反則じみた腕輪でDクラスを蹂躙し、僕たちの最初の試召戦争は、あっけない最後となった




Dクラス戦、いろいろ考えたのですが、アニメEクラス戦がベースになりました
というのも、戦力的にはEクラスは余裕、振り分け試験の結果からCクラスは怪しいとして、Dクラス戦を選んだ雄二だけど結局圧倒した。みたいな感じにしようとしたらこの形がいいのかなと…
次回は戦後対談からです
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