ハイスクールD×D~異世界を渡り歩いた最強混血のファンガイア王〜 作:ルオン
今回は渡が戦います!
今年最後の投稿となります!
それでは本編をどうぞ!
仲間にその場を任せた渡は、エルザ、スザク、サンジェルマンの3人と共に廃工場の中へと入っていた
そしてその奥で、1人の男がニヤつきながら椅子に座っていた。
「クックックッ········来たか」
「お前がレベアか?」
「クックックッ········だったら?」
「今すぐ降伏してほしい。無駄な争いは好きじゃない」
「クックックッ·······アーハッハッハッハッ!」
渡の言葉を聞き、椅子に座っていた男――レベアが高笑いする。
「いやはや、聞いていた通り優しいキング様だな〜······················反吐が出るぜ」
「それは降伏する気はない········そう捉えてもいいんだな?」
「なんでコレから殺される奴等の要請に応えなきゃいけないんだよ?」
「······なんだと?」
レベアの言葉に渡は勿論、エルザ、スザク、サンジェルマンの3人もレベアを睨む。
「お前に俺達が負けるとでも?」
「ああ。俺にはコイツがある」
そう言ったレベアは手袋を外し、手の甲を渡達へ見せる。
手の甲には、外にいるはぐれ悪魔達がつけていた紋章があった。
「アレは確か、外の連中がつけていた紋章」
「お前も魔力や力が増加するから、俺達に勝てると?舐められたもの「そうじゃないよ、スザク」えっ?」
「どういう意味だ渡?」
「その紋章、確かに力が上がるが、それは奴限定の話だ」
「えっ?どういう意味?」
「簡単に言えば、あの紋章をつけた外の連中は、奴にとって動力源でしかないのよ」
「「なっ!?」」
「···········テメェ等、気づいてたのか」
渡とサンジェルマンの言葉に、レベアの顔から笑みが消えた。
「本来、紋章から力が増幅される際は、紋章から体全体に魔力が流れ込むようになっている。だがあの紋章は違った」
「あの紋章は心臓に繋げ、心臓から魔力が全体に流れていた。つまり彼等の力の増幅は、自身の寿命を削っての強化よ」
「そこまでバレてるんじゃあ、仕方がないな。そう、アイツ等はただの道具なのさ!」
レベアが言うと、紋章が光りだした。
場所は変わり廃工場の外
そこでは異様な光景が広がっていた。
「がぁあああああ!?」
「な、なんだっ!?急に力が抜け······て········!?」
「む、胸が······苦し·········!?」
「な、なんだコイツ等!?」
「急に苦しみだしやがったぞ!?」
外でニール達が戦っていたはぐれ悪魔達の紋章が、本人達の意志とは関係なく光だし、突然苦しみだした。
それは魔獣達も同様であった。
体が段々と細くなっていく者や、息絶える者が続出していき、ニール達は同様を隠せないでいた。
そんな異様な事が起きてる中で、レベアの魔力が増加されていくと同時に、体の筋肉が膨れ上がっていき、レベアはまるで化け物と言わんばかりの姿へと変貌した。
「どうだ!コレが俺の能力!魔呪印!紋章をつけた者から魔力と力を奪い取る事ができる!」
「魔呪印·······確か古い資料に記されていた、厄介な能力だったな」
「それと、能力はコレだけじゃねぇ!」
レベアがそう言うと、レベアの隣に魔法陣が出現し、そこから巨大な怪物が出現した。
「コレは!?」
「コイツはデスゴーレム!今まで紋章に力を吸いつくされ、屍となった奴等がくっついて出来た俺の下僕さぁ!」
「屍がゴーレムに!?」
「待って·······屍がゴーレムに········まさか!?」
「そうさ!お察しの通り!外の奴等も同様さ!」
サンジェルマンの嫌な予感は当たっていた。
廃工場の外では、紋章によって魔力も力も絞り取られ死んでしまった者達の屍が、突然出現した魔法陣に吸収され混ざり合い、デスゴーレムとなって暴れていたのだ。
『グォオオオオオオ!』
「おわっ!?」
「この化け物野郎!」
「どうなってやがる!?何故アイツ等の屍が集まって怪物なんかに!?」
「恐らく、あの紋章は呪いの類のものか、紋章をつけた者の意志であのようにされてしまうようになってるのかと」
「どんな怪物だろうが、頭潰しゃ動かねぇだろ!」
「ッ!?待てミルコ!」
「るっせぇ!
ミルコはニールの静止を無視して、ゴーレムの頭を地面に蹴り落とした。
「はん!図体デカいだけの化け物じゃねぇ――」
「ミルコさん!後ろ!」
「あん?なん――がっ!?」
―ドゴォオオオオオン―
「ミルコさぁああああん!」
ゴーレムの頭を地面に蹴り落としたミルコであったが、背中を向けた瞬間に殴り飛ばされてしまった。
他の者たちが、ミルコを殴った相手に目を向けると、そこには頭が再生し始めているゴーレムがいた。
「コイツ!!よくもうちのミルコちゃんを!」
「落ち着けサンジ!むやみに突っ込むな!」
「だが!?」
「コイツ、恐らく再生能力持ちだ。カラクリが分からなきゃ、魔力の無駄使いになるだけだ。ナツ!チヨメ!サボ!お前達で攻撃してくれ!智はミルコの回復!他の奴等は3人の援護だ!」
『『『了解!』』』
ニールの指示に従い、智は殴り飛ばされたミルコを治療、他の者達は、ナツ、チヨメ、サボを中心にゴーレムと戦闘を開始した。
「今頃外のお仲間さんは苦戦してんじゃねぇか?ギャハハハハハハハハハハ!」
「貴様!」
「さて、邪魔な奴等にはコイツ等と遊んでもらおうか」
レベアがそう言うと、再び魔法陣が出現し、そこから魔獣が現れエルザ、スザク、サンジェルマンの3人へ襲いかかった。
3人は各々の武器を手に応戦、渡と距離を取らされてしまう。
「皆!」
「さぁて、キングさんよぉ。お前にはデスゴーレムと遊んでもらうぜ?デスゴーレム!奴を潰しな!」
『グォオオオオオオ!』
レベアの指示に従い、渡へ拳を振り下ろすデスゴーレム。
渡はその拳を躱し、デスゴーレムの顔部分のとこまで跳んだ。
「魔皇拳!」
『ッ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?』
魔皇力を込めた拳をデスゴーレムの顔に叩き込み、デスゴーレムの顔を吹き飛ばす渡。
地面に着地した渡だったが何かに気づき、その場から後方へと跳ぶ。
すると、先程まで渡がいた場所に、デスゴーレムの拳が振り下ろされており、吹き飛ばした筈の顔が再生していた。
「残念!そいつには再生能力があるんだよ!一部を壊しても意味ねぇんだよ!」
「···········なら」
渡はその場から駆け出し、デスゴーレムへと近づいていく。
対するデスゴーレムは、手から魔法陣を展開し、渡へ向けて無数の魔力弾を放つ。
渡は無数の魔力弾を難なく躱して行く。
「魔皇連撃打!」
『ッ!?!?!?!?!?!?!?!?!?』
両手に魔皇力を込めた渡は、連続で拳を叩き込み、デスゴーレムの体を砕いていく。
全てを砕いた渡は、デスゴーレムの散らばった破片を見る。
すると破片はカタカタと動きだし、一箇所へ集まりデスゴーレムへと戻った。
「ギャハハハハハハハハハハ!全身を連続で壊せば倒せると思ったか?残念でした!」
「···················」
煽るように言い放つレベアの声を無視し、デスゴーレムを見る渡。
対するデスゴーレムは、再び魔法陣を展開し魔力弾を放つ。
渡は再び攻撃を躱し続け、真上へと跳ぶ。
「魔皇爆龍拳!」
『ッ!?!?!?!?!??!?!?!?!?!??!?』
渡は拳から、魔皇力で出来た龍を放ち、デスゴーレムをぶつけ爆破した。
しかし、爆破された事で散らばった破片が再び集まり、デスゴーレムへと戻る。
「連続で攻撃して駄目なら、一気に破壊ってか?残念だが無駄だよ!お前は勿論、お前の仲間も倒せねぇよ!ギャハハハハハハハハハハハ!」
「倒し方なら分かったよ」
「ハハハハハ·······はぁ?」
高笑いしていたレベアは、渡の言葉に不快な顔をする。
「なんだと?もういっぺん言ってみろよ?」
「倒し方なら分かったと言ったんだ」
「馬鹿も休み休み言え。俺のデスゴーレムを倒す事なんて不可能なんだよ」
「なら、試してみるか?ザンバットソード」
渡がそう言うと、渡の目の前に虹色に輝く箱が現れ、何かが飛び出し渡の手に収まる。
それは、代々ファンガイアの王が引き継いできた、ファンガイアの王のみが使う事ができる魔剣、【
ザンバットソードを手にした渡は、刀身に黒紫の炎を灯し、一瞬にしてデスゴーレムの懐へ入った。
『ッ!?』
「なっ!?」
「魔永・轟炎剣舞!」
『ッ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?』
渡は舞うような動きをしながら、連続でデスゴーレムを斬る。
それにより、デスゴーレムの切り口から黒紫の炎が吹き出し、やがてデスゴーレムを包むかのように燃える。
意味がないと、余裕の笑みを浮かべているレベアだったが、段々と時間が経つにつれ、顔から笑みが消えた。
その理由は簡単であった。
黒紫の炎に包まれたデスゴーレムは、ピクリとも動くことなく時間が経つにつれて崩れていき、やがて破片も残す事なく燃え尽きた。
「なんでだよ·······なんで!?炎では焼き尽くせねぇ筈!なのになんでテメェの炎で燃え尽きんだよ!?」
「簡単な話だ。この炎は普通の炎とは違うからな」
「テメェ!ふざけんなぁああああ!」
「ふん!」
「がぁっ!?」
怒り任せに渡へ殴りかかったレベアだったが、渡に躱され回し蹴りを喰らってしまう。
「パワーはあっても、スピードがない。残念な強化だな」
「なめてんじゃねぇぞ!クソがぁあああああ!」
レベアは頭上に巨大な魔力弾を形成し、それを渡へ向かって放つ。
レベアには確信があった。この魔力弾を回避すれば、後ろで戦っている渡の仲間に当たる。仲間を気にする渡は避ける事はせず、その身で受け止めると。
確信したレベアは、ニヤリと笑みを浮かべた。
対して渡は焦る様子は一切なく、ザンバットソードを構える。
「技を借りるよ、メリオ·········
「な、なんだと!?ぐぁああああああ!?」
―ドゴォォオオオオオオン―
『ッ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?』
「な、なんだ!?」
渡はザンバットソードで魔力弾に触れ、そのまま魔力弾をレベアへ弾き飛ばした。
レベアは予想外の出来事に防御する事を忘れ、魔力弾に当たり外まで弾き飛ばされ、外にいたデスゴーレムと激突した。
外で戦っていたニール達は突然の事に驚き、開いた壁穴からザンバットソードを虹色の箱へ戻しながら出てきた渡に気づき近寄る。
「渡!大丈夫か!?」
「大丈夫だよ、ナツ」
「それで渡?今工場から吹っ飛んできたのはなんだ?」
「アレが今回の騒動を起こした張本人、レベアだ」
「奴が!?」
「ところで、智とミルコは?」
「実はあのゴーレムにミルコが殴り飛ばされて、智はそのミルコを治療中だ」
「ミルコが?」
「まぁ油断してやられてっから、いつもの事「一言余計だ!サボ!」おっ?ミルコ」
「ミルコ、大丈夫か?」
「おう!ちと鼻血が出たが、智のおかげで治った」
「そっか。戻ったら、一応検査受けてね?智、ミルコを治療してくれてありがとう」
「いえ、当たり前の事をしただけです♪」
「き〜さ〜ま〜ら〜!」
渡が仲間達と会話をしていると、レベアが怒りの形相で睨んでいた。
「もう許さねぇ!テメェ等全員殺してやる!」
レベアがそう言うと紋章が光だし、デスゴーレムが粒子となってレベアの体へと入っていき、エルザ達と工場内で戦っていた魔獣達がレベアの体へとくっついて粒子となってレベアの体へと入る。
するとレベアの姿が段々と変わっていき、腕が六本ある巨大な怪物へと変貌した。
「こうなった俺は、もう誰にも止められない!覚悟しやがれ!」
「おいおい、さっきよりも怪物らしい怪物になったぞ?」
「たく、面倒くせぇ野郎だな」
「よ〜し!俺がぶっ倒して「待って、ナツ」·····渡?」
「コイツは、俺がやるよ」
渡なナツを静止し、前へと出る。
そこへ工場内で渡を見守っていたキバットと、エルザ、スザク、サンジェルマンの3人が工場内から出てきた。
「お〜い渡〜!」
「皆無事か!」
「エルザさん!スザクさん!サンジェルマンさん!」
「そちらこそ無事だったか」
「ああ。戦ってる途中、魔獣共が壁穴から外へ出ていって、慌てて出てきたのだが」
「アレを見る限り、レベアと融合したってところかしら?」
「ああ。そんで、我等がキング様が、今からレベアをぶっ潰すってさ」
ニールは出てきた3人にそう言い、仲間達と共に渡を見守る。
見守るその瞳には、渡に対する信頼が込められていた。
「キバット、準備はいい?」
「おう!キバって行くぜ!ガブッ!」
キバットは渡の言葉に答えると、渡の手に噛みついた。
すると、渡の顔にステンドガラスのような模様が再び浮かび上がると同時に、腰に複数の鎖が現れやがて赤いベルトへと姿を変える。
そしてキバットがベルトの中央部へ嵌まると、渡の全身が灰色となって段々と形を変えていき、やがて灰色の部分が弾け跳び、渡は姿を変えた。
姿が変わった渡に、レベアは驚く。
「なんなんだ!?テメェは!?」
「キバ······仮面ライダーキバ!貴様を断罪する者だ!」
渡はそう言い、レベアへと向かって行くのであった。
to be next destiny
今回はここまでです!
次回はキバへ変身した渡の戦闘回になります!
今年もあと、数時間。
来年も宜しくお願い致します!
それでは皆様良いお年を!
次回も是非読んでください!