フェリーニに彼女寝取られた男の一人に憑依したので、先に彼女と別れておいて、ガンプラバトルに出場する男の話 作:KeI77777
A.つまり、リカルドの(ry
『くすくすくす・・・・。あなたが来てくれないのなら、
この人が世界大会に出場できなくなっちゃうかもね?』
---元カノは、ただそういって、白目を向けて死んだように寝ているチョマーの誰得なドアップ写真をメールで送りつけてきた。
要求はただひとつ。
指定の場所までやってこいとのことである。
アリーナから少しだけ離れた公園。
確か、今は世界大会を開催している期間だけ、
無料でガンプラフィールドが設置されている場所だ。
10時はすでに回ってしまっているが、
さすがに無視をすることもできず向かうことにした。
筋肉痛確定な体を無理して走らせ、目的地につき、
辺りを見回すとベンチでチョマーがすやぁ・・・と寝顔を浮かべながら寝ていた。
「--------久しぶりね。・・・・会いたかったぁ・・・。」
「・・・・っ。」
そして、その隣には白のワンピースを身にまとっている
長い黒髪をポニーテールで結った俺の良く知る少女がそこに立っていた。
「・・・うふふふ。私ね、ずっとずっとアナタのことを追いかけていたの。
・・・・ねえ?私たちってやっぱり以心伝心よね?だって、すぐにあなたはここに・・・・」
「--------御託は良い。さっさとかかってこい。」
あまりにイラついてたからか、俺は相棒を袋から取り出し、
ガンプラフィールドにセットする。
さっさと終わらせて、世界大会の一次予選に出て、
セイ君、レイジ君たちとまた戦うんだ。
チョマーとも一緒に戦う約束をしている。
こんなところで足止めを食っている場合じゃない。
俺が構えるのを確認した彼女は、とある機体をセットし、
微笑みかけてきた。
「・・・・・・・。」
「・・・驚いた?驚いたかしら?・・・・うふふふ。
知らないはずはないものね。」
ひげが特徴的な独特のシルエット。
ダブルオーライザーなどのガンダムと同じく
ガンダムシリーズで一番強い機体を議論する際に必ず出てくる最強クラスのMS。
「・・・何もかも消し飛ばして、元の関係に戻りましょう?
大丈夫。すぐに私しか見えないようになるから・・・。」
蝶の羽をもつ、"黒歴史"を生み出した、文明消去を成した異次元の怪物。
---ターンエーガンダム。
ナノマシンですべてを分解し、原子レベルまで溶かす"月光蝶"を扱う悪夢の機体。
「・・・・・。」
「うふふふ・・・・。あなたの戦い方は、すべて知っているわ。・・だって、そばで何度も見てきたんだから・・・・。」
エピオンと、俺の戦法を何度も近くで見てきた事実からか、
彼女は余裕そうな表情を浮かべ、愉しそうに笑う。
新しいその白くカラーリングされた3つ首の相棒の名を呼ぶ。
魂をこめた、俺の最高傑作。
「・・・・ドラグ・エピオン・イェフィム、出るぞ!」
「・・・・ターンエーガンダム・ウラノス。出るわ。」
お互いにカタパルトから機体が射出され、フィールドに送り込まれる。
距離はまだ互いに十分ある。
月光蝶は発動に時間が多少かかるが、発動してしまえば一定時間無敵と言える物質分解フィールドを展開できる。
そのためか、彼女はいきなりそれを起動させようとした。
「---月光蝶、き」
「------"システム"多重起動。」
「・・・・は?」
羽化しかけの虹色の羽を伸ばそうとしていた無防備のターンエーの前に、
俺のエピオンが一瞬にして距離を詰めて表れ、
呆気にとられた彼女が呆けた声をあげる。
そのスピードを保ったまま、右腕から生やしたビームソードでターンエーガンダムのボディを切り刻み、ぴたりとエピオンが動きを止めて停止する。
"Battel Draw"の表示がフィールドに表示されるのを確認すると、
俺はチョマーが寝ているベンチまで駆け寄った。
「・・・・・・・・そう。そうなのね。・・・・・ふふふ。最初から私なんて見ていなかったというのね?」
「・・・・・チョマー。大丈夫か?起きろー。」
「・・・・・ふざけないでっ!!」
無視をされたからか、いつもでは考えられない大声で彼女が叫びだす。
その姿を見ると、ぶるぶると握った拳を震えており、
瞳から涙を浮かべている。
「・・・俺は別に、お前が嫌いってわけじゃない。」
「・・・・じゃあどうして?どうしてなの?」
頭を右手でかいていると、脳裏に浮かぶ彼女とフェリーニの仲つむまじい姿を思い出し、はあ、とため息がこぼれた。
事情はちゃんとある。
だが、これをどう説明しろというのか。
この世界はやっぱり理不尽だ。
「とにかく、いろいろと事情があるんだよ。」
「・・・やっぱり!!私以外に好きな相手がいるのね!!?」
(駄目だ聞いていない・・・。)
自分のガンプラをポーチにしまい、
俺の前まで来たかと思うと、彼女がそっと耳打ちをしてきた。
「----決勝本戦でまた会いましょう。・・・・私の本当の力、魅せてあげる・・・。」
--かぷり、と首元に噛みつき、ぺろりと俺の血を舌でなめ、
恍惚とした表情を浮かべつつ、ラベンダーの香りを漂わせながら去っていった。
噛み傷で痛む首元を右手でさすると、更にちくりと痛んで、
これが本当に現実なのだと、嫌でも認識せざるを得なかった。
「・・・・え???あいつ、大会に出んの????」
「・・・うーん。・・・・置いていかないでくれ○○ぅ・・・・。」
彼女が最後に残していった爆弾発言に気が付き、思わずつぶやきながら、
おいていった悪夢にうなされているチョマーを介抱するのだった。
チョマー「○○ぅ・・・」←昔別れた彼女の名前を呼びながらうなされている。
主人公「(・・・あかん、超逃げたい・・・。)」←元カノが大会出ること知らなかったので、逃げようか本気で考えてる
元カノ「・・・・・・・うふふふ。」←実はすでに一次予選も突破している強者
ビルドファイターズで、ターンエックスが月光蝶発動しようとしている隙に瞬殺されているシーンがあるんすよ
ちなみに、ターンエックスも最強クラスの機体っすからね??
本来なら
あ、元カノの愛機はターンエーじゃないっす。
手の内隠しながら、主人公の実力を見るために何機か用意してた感じ。
次回は一次予選に間に合うために奮闘するチョマーと主人公の話
感想くれると嬉しいなって(感想乞食)
そろそろ失踪します
KEY(ドS)