フェリーニに彼女寝取られた男の一人に憑依したので、先に彼女と別れておいて、ガンプラバトルに出場する男の話 作:KeI77777
A.10話で元カノが主人公の首元を噛んでおいたのも、今回の話のためだったんやで()
つまり(ry
時系列的には決勝トーナメント前の話
ちなみに、決勝トーナメント前のあるピリオドで、以下のカードが実現した模様
ドラグ・エピオン・イェフィム VS ウィングガンダム・フェニーチェ
ガンプラバトルの世界選手権。
複数あるピリオドを勝ち抜き、決勝トーナメントに残った猛者たち。
そのいずれもが優勝を狙える実力者たちであり、
誰が勝つか予想がつかないほどにレベルが伯仲していた。
そして、その一人、いや、ペアなので二人であるセイ、レイジは数々のガンプラマフィアや運営側から数々の妨害等を受けながらも、無事に決勝に残ることができたのであった。
ホテルの一室にて、セイはスタービルドストライクのメンテナンスをしており、
レイジはベッドに寝転がりながら、束の間の休息を堪能していた。
「なあ、セイ。そろそろメシ喰いに行かねーかー?」
「・・・・・・・。」
(・・・・聞いてねーな。こりゃ。)
相方が集中してのめり込んでおり、周りに一切注意を向けずに黙々と作業し、
返事がないことを確認すると、はあ、とため息を吐き、
もう一度ベッドに寝転ぶ。
レイジの頭の中では、それまでの戦いの数々が思い出されており
中でも一番印象的だった第二ピリオド終了時の出来事が浮かび上がった。
◆
第二ピリオド終盤時。
メガザクが倒れ、"Batle End"の表示がフィールド上に出て、
バトルロワイヤルが終了する間際。
彼女の発言で会場の空気が凍った。
時が止まったといったほうが正しいかもしれない。
それほどまでに・・・彼女が"お願い"してきたことが爆弾発言だったからである。
「」
会場中の視線が俺に注がれる。
お前、何してんの?そこの美女とはどういう関係なの?と。
ちなみに、侮蔑の視線が1割、好奇心が2割。
そして残りの7割が非モテなのか、嫉妬と恨みの感情を込めた男どもからの熱い視線である。
「-----????なんで???」
「・・・なんで、ですって?・・・そんなの、貴方のことが好きだからに決まっているじゃない!!」
「」
違う。俺が言いたいのはそうじゃなくって
なんで、わざわざこんな世界中継されている場で、
俺の部屋に来いよ、ベイベ、みたいなことを言ってしまったのかということだ。
メールでも散々なぜか愛の言葉を送られ続けていたが
さすがに世界大会の生中継しているときに一緒の部屋ですごそ?
じゃないとデンドロビウムで、貴方のガンプラすり下ろしちゃうから♡などと
そんな想定の斜め上の脅迫を受けるなんて、誰が思う。
そして、ぷつり、と通信が入ったかと思うと、
大声で割り込んでくる声が。
『同志よおおお!!!これはどういうことだああああ!!?裏切ったのかあああ!!?』
『お前・・・!!こんな美人の女の子に誘われるなんて・・・!!!』
『死ね!!氏ねじゃなく死ね!!』
チョマー達から怨嗟の声が届けられる。
いや、違うねん・・。
俺も原作ではリカルドに寝取られるから、だから、
寝取られる前に別れたから防げただけで・・・・。
『くそおおおおお!!お前など・・・・!!』
「----今、私がこの人と話しているの。黙っていてくれないかしら?」
『・・ア、ハイ・・・・。』
彼女がそれだけ言うと、あれだけ騒いでいた同志たちも通信を即座に切り、
会話を打ち切った。
完全なる護身である。
おいいいいいい!!!?
見捨てるの早すぎんだろおおお!!
「それじゃあ、行きましょうか。」
「い、いや、まだ戦いは続いて・・・。」
第二ピリオドの戦いはまだ終わっていない。
なので、俺と彼女がどこかに行くことはできないはずだ。
現に、メガザクがまだ辛うじて生きているからか、戦闘終了のアナウンスも出ていないし。
「・・・・ああ。そういえばそうだったわね。・・よいしょっと。」
俺の言葉にうなずきながら、デンドロビウムのメガ粒子砲を
倒れ伏しているメガザクに向けると、チャージし始め、
大口径のビーム砲が放出される。
それまで数々の攻撃に耐えきり、何とか生存していたメガザクも
さすがにサテライト・キャノンを受けた後の装甲では叶わないのか、
コックピット部分に大きな穴が空き、大爆発を引き起こす。
メガザクの爆発と同時に、Battle Endとフィールドに表示された。
ええ・・・・。
「じゃあ、まずはあなたの部屋に行って、荷物を取りに行きましょうか。」
「・・・・いや、男女が同じ部屋とかまずいのでは・・・。」
「は?」
「いや、その・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タスケテ」
ずるずる、と俺が立っている隣までいつの間にか移動していた彼女に腕を取られて、
会場の外まで引きずられる。
観客たちは、その間一言もしゃべらず、静寂を保っていたが、
俺と彼女が会場の外に出て、しばらく歩いていた後、
どよめきが起こり、囃し立てるような声がするのが聴こえてきた。
◆
「---♪」
「」
本当に、俺の部屋の荷物をすべて撤収させられ、
彼女の部屋に移動させられた。
どうしてこうなった?
どうしてこうなった!!?
今はホテルのレストランで一緒に食事をしている所である。
横並びのソファーの席に座り、にこにこと笑いながら、
俺の隣でメニュー表を広げて、何を食べようか考え込む彼女。
・・・・しかし、どういうことだ?
この子は、フェリーニに気があるのではないのか?
原作ではフェリーニとイイ感じになったはずなのだから、
今回もそういう風になるはずだ。
だというのに、いろいろとオカシイ。
メガザクと戦った時は、俺が変な介入をしたせいで、
原作とは違う流れとなったのはわかる。
だけれども、前世の記憶を失う前の俺と付き合っていただけの彼女なら、
フェリーニの方に惹かれるはずだ。
腕組みをしながら考えるもやはり理由はわからず、
ああだこうだ色々と頭の中で可能性を考えこむ。
だが、やはり、考えてもわからないことはわからないのだった。
「---?どうしたの?」
彼女がまだ料理をオーダーしようとしない俺を不思議がってか、
そう聞いてくる。
あ、そうだ。彼女に聞けばわかるのでは?
「・・なあ、君が好きなのってフェ・・・。」
その時、ぞくりと首元にナイフを突きつけられたような悪寒が体中に走り、
鳥肌が立った。
その先を言うことは叶わなかった。
「---フェ、が何?」
「」
NTばりのプレッシャーが彼女から発せられ、
隣にいるだけで押しつぶされそうな重みを感じる。
心臓の鼓動が早まり、脳がやめろ、その続きを言ってはいけないと警告を送ってくる。
「・・・・フェ、フェネクス。ガンダム・フェネクスってかっこいいよな!!」
「ええ、そうね。」
俺が言った言葉を受けて、彼女は体から放つプレッシャーを弱め、
ニコニコと嬉しそうに笑みを浮かべる。
女はこれだからかんがするどくこわい()
半分死に体で白目をむき、意識を失いそうになるが、
腹に力を入れて何とか耐える。
意識が堕ちたら、マジでナニされるかわからないので、
必死にこらえる。
「・・・あの、すみません。」
「・・・・何でしょうか。」
「・・・・・」
そんな俺たちに声をかける人物がいた。
彼女はなぜか若干いらついているのか、
声が多少低くなり、笑みを浮かべながらも目は笑っていない。
あれ・・?この子って・・・こんな子だったっけ・・・?
俺の知っている彼女とやはりどこか違うような気がするが、
これが彼女の素なのだろうか。
「お楽しみのところすみません。私、日本ガンプラ協会関係の記者なのですが・・・。」
「まあ、そうでしたか。」
「ほんの1分だけいただけませんでしょうか。」
「・・・・食事中なので、質問なら一つだけ答えますわ。」
「ひ、一つだけですか・・・。」
「ええ。」
うわあ・・・・記者さんも困っているよ・・・。
まあ、いくら記事になるネタを探して、たまたま俺たちを見かけたからと行っても、
食事しているところに話しかけるのはなぁ・・・・。
やり取りを見守っていると、記者さんが彼女に爆弾を落とす。
「---お二人はどんな関係ですか?」
「」
絶句し、二の句がつけず、しかしここで早く何か言ってフォローしないとまずい気がしたので口を開こうとした。
したのだ。
だが、彼女の行動は俺よりもわずかに早く、ぐい、と俺が来ている服の首元を記者さんに見えるよう軽く引っ張り笑いながら答えた。
---先日、彼女が俺の首元につけた噛み跡が見えるようにしながら。
「こんな噛み跡をつける関係です♪」
「」
セイ君、レイジ君、マオ君、ラルさん、チョマー、同志たち、いやこの際フェリーニでもいい。
誰か、誰か助けてくれ・・・・。
元カノが首元に噛みついておいたのは、この時のため。
ちなみに、ここで記者が来なくっても、
試合中どこかで暴露し、外堀を埋められていた模様
女ッて怖いね!!
知り合いが外堀を埋められているのを見てから、
恋愛に関して、女は皆魔女なんだな、と感じました()
アンケートで読者が書いたオリジナルのガンプラ、どれもいい趣味していてすこ
【アンケート先】
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=239298&uid=159528&flag=1
2020/6/2までやっているから、上のリンクから飛んで書いていって、どうぞ
次の投稿は朝8時
そろそろ失踪します。
KEY(ドS)