フェリーニに彼女寝取られた男の一人に憑依したので、先に彼女と別れておいて、ガンプラバトルに出場する男の話   作:KEY(ドS)

26 / 31
Q.セイ君とばっちりで草
A.やめて差し上げろ。ハマーン様以上のプレッシャーを彼は浴びてたんやで・・・


Q.青と白…ガンダムタイプ…高速機動で格闘戦を主体……はっ(天啓)
バエルだ!アグニカカイエルの魂!!
A.これ一番草生えた。頭マッキーかよ


あ、今回はさっそく活動報告でアンケートとった機体を登場させたぞい

誰の、どんな機体かはお楽しみに


フェリーニに彼女寝取られた男の一人に憑依したので、先に彼女と別れておいて、ガンプラバトル出場する~(世界大会バトルロワイヤル編_第三ピリオド編_その1)

ガンプラ世界大会第三ピリオド。

ピリオドごとに種目が変わり、第一ピリオドの四人対戦。

第二ピリオドの超大人数バトルロワイヤルと来て、第三ピリオドは

ウェポン・バトルである。

 

それぞれのファイターは一対一形式で戦い、そして使用できる武装は、

大会側から準備されたウェポン・ケースにある武器だけだ。

例えば、その中にカラースプレーしか噴き出すことができない文字通り、

スプレーガンが入っていたとしても、トンファーしかないとしても、

それで戦うしかないのだ。

 

極例外として、原作ではなぜかセイ・レイジペアと、ルワンダラーラは、

バトルといういうかまんまアイア〇・リーガーで、野球勝負をしていたが。

 

マオ、フェリーニ、アイラ、ニルス、レナート兄弟、メイジンカワグチといった実力者たちは早々に勝ち残り、新たな白星を刻んだ。

 

そして、件の主人公である男も戦場に赴くために、

自身の相棒をひっさげて、叫ぶ。

 

「---ガンダム・エピオン・イェフィム!!!出るぞ!!!」

「♪」

 

---なぜか、その後ろに黒髪の美少女を引き連れて。

 

「頑張ってね♡」

「・・・・・・・。」

 

既に第三ピリオドを勝ち上がった少女は、自身の意中の相手の応援に駆け付け、

その勝利を願っていた。

勝ちあがることによって、更に彼女と一緒にいる時間が増えることに男は気をやきもきさせたが、負けるのも嫌だったので、とりあえず会場中からの生温かな、

"ああ・・・・やっぱり付き合っているんだな・・・"という視線を振り払うように、

意識を操作に集中させ、外界からの余計な情報をシャットダウンする。

 

 

イェフィムがミノフスキー粒子を消費し、背部のバーニアを噴かせて

ガンプラフィールドに繰り出すと、そこはどこかの内部なのか、

薄暗い道が続き、その横に掛けてある松明で周りが見える状態であった。

 

(・・・・屋内か。・・・・MA形態にはならないほうがいいな)

 

高速移動が可能なエピオンのMA形態で移動できなくはないが、

万が一、そのスピードで洞窟の壁にぶつかった場合、

機体の損傷が目も当てられないことになることを危惧し、

MS形態で、中の道を進んでいく。

 

入り組んだ道が多く、横別れになっている細道もあり、

迷路に近い形状である。

歩くこと1分ほどして、先ほどまでよりとは違う、

機体同士を戦わせるためであろう大きな空間に出る。

 

目の前に"13"と書かれた長方形の箱を発見し、

それに近づくと、それが第三ピリオドで使う武装が入ったコンテナであることを

男は認識する。

 

(・・・・さて。せめてマシな装備が入ってくれればいいんだが・・・。)

 

そう思いながら、コンテナを解放すると、そこには彼も見たことのある装備が入っていた。

丸い黒の物体が数珠のようにつなぎ合わせられ、鎖のような形に近い、

巻き付けるための形状の武装。

 

(・・・あー。これかぁ・・・。)

 

男も当然知っている武装であるが、エピオンとの相性は最悪と言える。

チェーン・マイン。"ポケットの中の戦争"に出てくる、ケンプファーが使用していた

近接戦用の武装である。

エピオンの得意な戦闘が近接格闘であるとはいえ、相手に巻き付けて、

爆発させるチェーン・マインはスピードで翻弄し、かく乱して突撃を繰り返すスタイルとは合わない。

 

どうしたものか、と男が頭を悩ませていると正面の反対口。

そこから相手の機体がやってくる音が洞窟内に響き渡り、

姿を現す。

 

ずしり、ずしりとその機体の重みを表すかのように一歩歩くたびに

エピオンよりも大きな音を洞窟に鳴らしながら、にじみよる。

機体のベースはサーペント・カスタムのパーツを使用しており、

肩と腕にはビルゴ・Ⅱ、背中にはメリクリウスの持つプラネイト・ディフェンサーを待機させ、身にまとっていた。

背中側だけでなく、肩にもビルゴⅡのプラネイト・ディフェンサーが備え付けられているため、そちらも展開しだすと、360度を動き回るファンネルのように、

本体を守るべく空中に漂い始めた。

 

そして、右手にはバルバトスのメイスを持っており、エピオンの存在に気が付いたカスタム機、

ビルペンス・OZが全速力で駆け寄り始める。

 

「・・・くそっ!!」

 

 

駆け寄ってきたビルペンスに対して正面からMA形態に変形し、

突撃するエピオンは、プラネイト・ディフェンサーの隙間を縫うように、

本体に攻撃をしかけようとするも、自由自在に動き回るプラネイト・ディフェンサーが正面部分に集中して分厚い装甲のように固まり、思わず右に軌道をそらし

回避する。

 

メイスが届かない距離まで離れ、エピオンが着地する、

笑い声が響いた。

 

「-----ふふふふ。・・・はっはっはっは!!」

プラネイト・ディフェンサーを多重に搭載し、

防御力を極限まで高めた機体。

このピリオドでは元々持っていた両手装備のダブルガトリングガンを使うことができなくても、プラネイト・ディフェンサーによる圧倒的防御力により要塞のごとき堅牢さを誇る。

 

ネルス。今大会で初めて世界大会の予選を勝ち上がり、本戦に出場をした

女性パイロットである。

「見たか!!見たか!!我が、愛機の圧倒的重装甲!!たとえ、バスター・ライフルであろうと、一撃は耐えられる仕上がり!!原作のOZ機体とは違うんだよ!!原作とは!!」

 

テンションMAXで八重歯をむき出しにしてしゃべる金髪の女性。

その独特のコンセプトを目にしたからか、それともそのような機体をそもそも見たことがない珍しさからか、観客席から歓声があがった。

 

(・・・・っち。思った以上に硬い・・・。ここが開けたフィールドでないうえ、

ヒートロッドも、ビームソードも使えない。・・・ドラゴン・クローはぎりぎりOKか?いや、でも武器判定でアウトだったら俺の負けだ・・・。)

 

自由に武装が使えず、ルール通り与えられたチェーンマインしか使えないエピオンに対して、ビルペンスを操るネルスには追い風が吹いていた。

MA形態時の突進は、360度に展開している大量のプラネイト・ディフェンサーで封殺し、近づいてくればメイスで吹き飛ばして距離を取り、またプラネイト・ディフェンサーを展開しながら近づく、という方式だ。

 

プラネイト・ディフェンサーは武器ではなく、あくまでそれ以外の追加オプション扱いのため、使ってもアウト判定が出ないことにネルスは笑みを深め、叫んだ。

 

 

「--さあ!!やろうぜ!!私のビルペンスのパワー!!存分に味わいなぁ!!」

 

プラネイト・ディフェンサーを身にまとったビルペンスが

再度エピオンに向かって走り出す。

 

第三ピリオド、ドラグ・エピオン・イェフィム VS ビルぺンス・OZ・カスタムの戦いが始まった。

 




ということで、今回登場した機体はシスター・ネルさんの下記構想の機体。

-------------------
ビルゴorメリクリウスベースでプラネイトディフェンサーマシマシで電磁シールドとして防御しつつ相手をシールドで覆って動けなくした所を大火力でドカン

サーペントベースで、両肩にマイクロミサイルマシマシ、首の横にウィングゼロよろしくマシンガン増設
片手は元のダブルガトリングガンだけどもう片手は大型シールド(サンドロック的な)で防御性を上げて、シールド裏にビームサーベル装備させて近接可能にして、中距離でばら撒いて削って叩っ斬る。
-------------------

プラネイト・ディフェンサーは武器じゃないから、
第三ピリオドで使ってもあれ、反則じゃ無くね?というかみ合わせからこのピリオドにゲスト出演です。

あと、出したら面白そうだと思ったからです。



ビルゴ・サーペント・メリクリウスを掛け合わせた機体。

そんな重装甲な、高火力の機体です。

パイロット名もシスター・ネルさんの名前から、
ネルスと命名
(イメージ的には金髪の女性と推測)

機体の名前は仮として、ビルペンス・OZカスタムとしておきます
(ビルゴ、サーペント、メリクリウスから名前を取ってこちらも命名)


実際にほかにつけている名前があれば、そちらに変更するのでメッセージで頂けると幸いです

2020/6/2まで、読者の考えたガンプラについて活動報告でアンケート中↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=239298&uid=159528

読者からの機体が出せて、皆満足したと思うので、
そろそろ失踪します



あ、他のピリオドにも、いろいろと出す予定です(爆弾発言)

KEY(ドS)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。