フェリーニに彼女寝取られた男の一人に憑依したので、先に彼女と別れておいて、ガンプラバトルに出場する男の話 作:KeI77777
A.リカルドに寝取られた時のイメージが時折フラッシュバックし、若干トラウマになっていたからね、仕方ないね。つまり、リカルドが悪い。リカルド許さねぇ!!
「ふあーあ・・・。」
セイの家に居候することになって何日か経ち。
とりあえず寝床を確保した俺は、セイの勧めで一緒にガンプラバトルをやっていくことになった。
昨日もラルのおっさんや、その取り巻きとバトりまくって、
戦って疲れたぜ。
ゆっくりと部屋の中でまどろんでいると、
ドアがばたん、と急に開けられ、びくついちまった。
「うおっ!?な、なんだよセイ!!?」
「レイジ!!ちょっと来て!!!!」
「はあ!?なんだよ急に・・・って痛い板痛い痛い!!
引っ張るなよ!!!」
な、なんだ?
◆
「----ってわけなんだってさ。」
「へえ・・・・。あんたもラルのおっさんみたいに強いのか?」
「世界大会の常連者だから、リカルドさんと同レベルだよ!!」
「・・・・面白れぇ。」
セイ君に俺のドラグ・エピオンを治してもらうように頼んだところ、
目を輝かせてどこかに走り去ったと思ったら、
レイジ君を連行して戻ってきた。
ええ・・・・。
ちょっとレイジ君の目が怖いんですけど・・・・。
あれは獲物を前にした肉食獣の目つきや・・・・。
原作主人公のペアに会えて内心テンション上がっていたところにこれである。
「俺と戦えよ、おっさん。」
「おっ・・・。い、いや、そうしてもいいんだけど、
俺の相棒は今こんな状態で・・・・。」
「あ、これくらいなら30分で治せますよ。」
「ふあ!?」
マジか!!?いくら何でも早すぎんだろ!!!
インチキ効果もいい加減にしろ!!(意味不明)
・・・まあ、あんなにうずうずしている二人を前に、断るのもあれだよなー。
ちゅーか、治してもらうんだったらそのお礼として戦うべきだろうし・・・・。
・・・・よし、俺とドラグ・エピオンの力、見せてやる!!
で、30分後。
有限実行してなしとげたセイ君から、
修理されたドラグ・エピオンを受け取り、
ガンプラフィールドにセットする。
ルールは簡単であり、一対一の決闘。
制限時間は他のお客さんも使うかもしれないので15分として設定し、
リン子さんに許可をもらって戦うことになった。
・・・そういえば、このお店ってガンプラフィールドあったっけ??
まあいいや。
「へっへっへ・・・・。こいつを倒せば、リカルドの野郎だって・・・。」
「レイジ。いつも通り僕がサポートするから、様子見とかせずに一気に突っ込んで。」
「おうっ!!」
「・・・・ドラグ・エピオン、行くぞ!!」
お互いにセットしたガンプラが射出され、フィールドに繰り出される。
フィールドは、どうやらテキサスコロニー内部らしい。
ガンダムで、ギャンとアムロが一騎打ちした場所である。
渇いた風を浴びながら正面の大きな岩山に向けて飛行していると、
正面に熱源反応を探知した。
反応を確認したとたん、熱源が見えた方角から、
緑色の粒子が直線状にこちらへ放たれる。
ビームだ。
「当たるかよぉ!!」
右に機体を傾け、最低限度の動きで回避する。
相手の機体を確認すると、ガンダムと同じトリコロールであしらわれ、
左腕に四角を接ぎ合わせたシールドを持つストライク系のガンダムだった。
---確かあれは
(・・・・スター・ビルドストライク!!)
世界大会に出場し始めてから使い始めた彼らの機体だ。
当然、それまで使っていたビルドストライクよりも機体性能は高く、
全ての武装が脅威である。
中でも厄介なのが・・・。
(・・・・っち。ビーム系はうかつに撃てねぇな!!)
あの盾を前面に構えながらこちらに向かって進んでくる。
エピオン系統なのは向こうも知っているはずだが、
ビーム砲を内部に仕込んでいるのがバレているらしい。
左腕の盾で吸収する気満々である。
そして、その態勢のまま向こうはビームライフルを撃ち続けてくるので、
ビーム砲が使えないこちらとしては近づくまで、まともな攻撃ができない状況である。
だが
「速えぇっ!!?」
----たかだが一機体からのビーム連射くらい避けられぬわけもない。
MA形態を維持したまま回避に専念し、ビームライフルの雨を潜り抜けて、
躱し続ける。
「レイジ!!エピオンは近接戦闘が得意な機体だ!!近づいてきたら注意して!!
「わかっ」
「---遅いっ!!」
「おお!?」
セイ君がレイジ君にアドバイスをしているが、
そんなよそ見などさせはしない。
左腕と右腕に着けてあるクローでMA形態のまま突撃し
スタービルドストライクを弾き飛ばす。
だが、さすがというべきか、直撃はせずに盾でいなすように防御され、
背中を見せたドラグ・エピオンに向けてビームライフルが連射される。
こちらもMS形態に戻りなら姿勢制御で滞空し、
頭部バルカンから実弾でシールドの装甲を削りつつ、
回避しようとするが、バルカン掃射のタイミングで相打ち気味にビームを撃たれ、
左腕のヒートロッドに直撃して大破してしまう。
「ぐっ!?」
「つ、強い・・・!!」
(それはこちらのセリフだって!!なんなのこの子たち!!?)
こちらはこれでも10年以上ガンプラをやっているベテランである。
対して、向こうは二人で組んでいるとはいえ、そんな俺と同等以上に戦っているまだ子供の少年だ。
しかもレイジ君に至ってはまだ数か月しかバトル履歴がないはず。
つくづく、化け物である。
経験を積めば、あのラルさん以上に強くなるんじゃないだろうか。
だが、こちらにだって負けられない意地がある。
----俺のドラグ・エピオンは、最高の相棒だ!!!
「---おおおっ!!!」
「あああっ!!!」
「いっけぇええええ!!!」
ビームサーベルをお互いに抜刀して斬りかかり、
剣戟が交差した。
---ザギュ、という鈍い音が聴こえると同時に
『Battle End』という表示が、フィールド上に浮かび上がった。
主人公「なんだこの子供達??!」←主人公補正に恐怖
セイ「やっぱり強いなぁ」←相手が内心冷や汗だらだらなことに気が付いておらず、内心超エンジョイしている少年
レイジ「ぶっ倒す!!」←同じく、そんな相手の内心に気づかず、全力を振り絞って戦いの中で成長している主人公の鑑