第十番隊 万能隊員死神手記帳   作:エセ悪魔

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珍しく他視点を書いてみた。
独自解釈とともに多分こうだろうと幼稚考察と駄文のオンパレードを赦してください・・・・

後、ネットも現実も砕いた信頼は一瞬で地に落ちますねww

・・・・明日人類補完計画起きねぇかな?


ラッキースケベから始まる追憶 part4

 

 

 

「情けない、そして失望したよ。ティア・ハリベル。」

 

 

 

 

 

 

背中から誰かに刺された。

いや、私はこの霊圧と雰囲気を知ってる。その人は・・・自分の背後にいてはいけないあの人と同じだった。

 

(そんなわけ・・・嘘だ・・・嘘だッ!!!)

 

 

後ろへ振り返り、そして理解した。

 

 

 

 

 

       何故だ?

 

 

 

 

 

「藍染・・・・様?・・・どうして?・・・」

 

 

 

 

 

どうしてあなたが私を刺しているのですか?

 

 

 

 

 

あなたは何を考えているのですか?

私はこの体を粉にして戦っているのに・・・・・

 

 

 

 

 

 

「どうして?それは私のことを怪しまなかった自分のせいだ。残念だったね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

この時、私の中で・・・とても凍てついた何かが突き刺さり、そして・・・・・・・崩壊した。

 

 

 

 

 

あなたは私達を助けて、私に力を教えてくれた・・・・

 

 

 

 

 

 

 

それも全て嘘だったのですか?

 

 

 

あの日手を差し伸べたのはただの捨て駒としてなのですか?

 

 

 

 

あの日、犠牲を出させない力を与え、そして私を雌雄関係なく十刃に選んだのはこの日のためだけだったのですか?

 

 

「思いもしなかったよ。苦労して集めた君達十刃の力が、まさか私一人、たかが死神に劣るとは・・・・・」

 

 

 

私達は・・・最初からは盤上の駒だったのですか?

 

 

 

 

 

そんなの・・・・私を信じてくれた、巻き込んでしまったアパッチ、ミラ・ローズ、スンスンはなんのために死ぬ思いをしたんだ?

 

 

 

 

 

しかしそれは連れてきて・・・戦わせた自分のせいだ。

 

 

でも・・・瀕死になってまで死神の総隊長へと戦った三人達の犠牲への仕返しも出来てない・・・・

そして何より、こうやって裏切りを平気な顔で躊躇なく行う・・・・・・・それが許せない!!!

 

 

 

貴様は私の全てを裏切った!!!

 

 

 

 

 

    「藍染ッ!!」

 

 

 

 

 

 

もうあまり力が入らない。

だからといって止めてはならない。

この男は、なんとしてでも斬る。

もはや恩義や忠誠を感じる意味などない!!!

 

 

 

 

「面倒なことだ。君如きがこの私に二度も剣を振らせるな。」

 

 

 

 

 

しかし私にとってもはや最後の攻撃は赤子を相手するかのように軽々しくいなされ、そのまま振り上げられた藍染の刀の刀身が私わほんの一瞬だけ映した。

 

(あぁ・・・なんて悲しい顔なんだ・・・これが心なのか・・・これが・・・『悲しみ』なのか・・・)

 

 

 

 

 

(・・・・・私は・・・結局失うのが運命だったのか・・・もう・・・力が入らない・・・・)

 

 

 

あの三人はあの変わった死神のおかげで命は助かった。あの三人には寂しい思いをさせるかもしれないが・・・・・・・・・私の分まで生きていて欲しい・・・・

そして風を切る音が聞こえた。

 

 

 

ガキンッ!!

 

 

 

「ッ・・・・・・・・」

 

視界に二つの影が入り込み、金属が重く当たる音が聞こえた。ゆっくりと見上げると藍染の刃は私に当たる前に止まっていた。

 

 

 

「なにしとるんやお前ら?!?!」

 

 

現世の服を着た死神も困惑しているが自分も困惑している。

だって・・・この後ろ姿は、あの藍染に助けてもらった時の光景と重なりそうになるが・・・似て非なる何かを感じたから。

 

 

(あの時と同じ状況なのに・・・・何か違う・・・・)

 

 

 

 

「敵を助けていいんですか隊長?」

 

 

 

 

 

「おめぇだって死神としてどうなんだ?」

 

 

 

「なんだか雛森先輩を思い出しただけですよ・・・」

 

 

 

「奇遇だな・・・俺もだ。」

 

 

 

 

 

 

  (これは・・・・・怒り?)

 

 

 

この死神は・・・誰に対して怒っていらるんだ?

しかし、私に対して優しく声をかけてきた。意味が分からない・・・

 

 

「大丈夫か?」

 

それに私は貴様らの敵なんだぞ?

何故そのような言葉を優しくかけれる?

 

「貴様達は・・・何故私を助けた?・・・それに氷使いの死神・・・貴様も何故?」

 

この氷使いの死神は本気で殺しにかかっていたのにどうしてこの死神まで私を庇った?

 

「自分は死神なんか関係なくただ一人の魂魄として助けた。こんな性格も礼儀も出来る虚は生きていてほしいからね。」

 

あの三人を助けた死神は素っ頓狂な答えを出した。そして氷使いの死神は・・・・

 

 

 

 

「・・・お前のように藍染に狂わされた知り合いがいたからだ・・・・・勘違いするなよ、これは貸し一つだからな。」

 

 

この答えに思わず頭の中である単語が浮かび上がった。

 

 

「「・・・ツンデレか?」」

 

 

「ウッセぇ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

 

「少しジッとしてて・・・」

 

私に治療をしてくれたこの死神・・・この死神からは下心も感じることのない優しさを感じた。

 

本当に変わっている。

 

敵である私をただあの男に騙された者と似ているからと言う理由で助けるだなんて・・・自分は・・・戦いの意義とは犠牲を出させない、守る物だと思ってた。でも実際には自分の大切なフラシオンに重症を負わせるどころか、自分の身一つ守れることも出来てない・・・

 

 

だから・・・・

 

 

 

 

「・・・本当に変わってるな・・・

 

 

 

 

   でも、羨ましいな・・・」

 

本当に、私達の知ってる力とも違う強さが本当に羨ましい・・・・・

 

「たまに言われる。」

 

どこまでも・・・・態度、表情、言葉、思想が全てからその光のような、何かを満たしてくれるような物を感じた。

 

 

「猿柿さん、この人お願いします。」

 

「はぁ?!何言っとんねん?!」

 

「いいですか、お願いしますよ・・・」

 

すると自分の隣に不機嫌感を固めたかのような少女がやってきた。恐らくこの少女も死神だろう。

 

「ッ~・・・!!!!もうどうなっても知らんで!!!他の死神が訳聞いても擁護せいへんぞ!!!」

 

 

「それで結構ですよ・・・」

 

そう言ってあの死神は私から離れ、藍染へと刀を向けて、戦い始める。

 

「・・・・お前は私のことを斬らないのか?」

 

「あぁ?何言うとんねん。あいつ、お前が斬られたら斬った奴全力で殺す位のことはするで・・・なんであいつはそんな小さいことでそうやって怒れるんや?」

 

少女の不機嫌が増した。

 

あぁ、そうか・・・・

 

この少女も藍染に狂わされた一人なんだ。

 

「・・・行け。」

 

「はぁ?」

 

「藍染を討ちたいのだろ?なら私をほっといて行け。私ならもう隠れることが出来るくらいには動ける。」

 

生憎私はまだ戦えることが出来ない。

なら、せめてこの死神達に討ち取ることを祈る。

 

「・・・お前に言われんでもやろうと思ってたわ牛女。」

 

と、静かに言いながら少女は刀を構えて藍染の元へと飛んでいった。

 

 

私も・・・言った通りに体力を温存するために隠れておこう。

 

 

下へと降りて近くのの建物に体を寄せて、上を見上げた。空には赤く、黒い光がとても禍禍しく広がっていた。

 

しかし、なんとも頼もしく感じてしまう光だった。私達に無い『満ちた赤と黒』だった。

 

 

──────────────────────────────

 

 

 

 

藍染は迫る斬撃を観察するように眺めている。

 

 

「(あいつは何を考えてるんだ?!)」

 

あれは隊長格の技以上の霊圧を放っている。それなのに藍染は疲弊しているはず・・・・・

 

「傷が癒えて言ってる?!」

 

「なんと?!それは真か?!」

 

「はい!!背中につけれたはずの傷が消えていってるんです!!」

 

総隊長の驚愕と共に皆凝視した。

そして藍染の全身にある傷がジワジワと消えていくのを見つけてしまった。

 

「(まさか・・・こんな早くに形態進化か?!)」

 

しかし、黒崎さんのアレに当たったら傷が癒えることの出来るようになった流石の藍染も倒れはするだろう。しかし、動かない。

 

「いい斬撃だ。」

 

藍染はそれに最後まで顔を歪めることなく斬魄刀をほんの軽く一振りした。

 

それだけだ。

 

たったそれだけで膨大な霊圧を乗せて放たれた斬撃は真っ二つになり霧散した。このことに隊長達の全員が驚愕した。そしてそれ以上に黒崎さんが驚愕していた。

 

 

 

「なん・・・だとッ!?・・・」

 

 

 

「特に上から攻撃したのがいい。生物の一番の弱点は死角である背後だが・・・そんな場所に何の防御も施さないほど私は甘くないのだから。」

 

まるで教師のような言葉使い。

だがどこかしら圧倒的な力の風格と濃厚な死を感じる雰囲気だった。

そこまで言った藍染は黒崎さんの方に身体を向けた。

 

 

「久しぶりだね、旅禍の少年」

 

黒崎さんは戸惑っていたが藍染は余裕そうな振る舞いを続ける。

 

「今、君が何を考えてるか当てて見せようか?

初撃の判断を誤った。

今の一撃は虚化して撃つべきだった。虚化して撃てば一撃で決められた、と。」

 

「ッ!?」

 

黒崎さんは図星だったようだ。

藍染はやはり計算高い。自分達の知恵等はもはや藍染にとって足し算同然なんだろう。

 

 

 

 

「撃ってごらん。その考えが思い上がりだと教えよう」

 

 

 

侮辱的な言葉を躊躇いなく黒崎さんに言い、両手を軽く広げて身動きしない。完全に煽っている。

しかしある意味のチャンスでもある。恥を忍んだのか黒崎さん顔を軽く撫でると虚のような仮面が現れ、斬魄刀にさっきと比べ物にならないほどの霊力を溜めた。

 

「そうだ、来い。」

 

「月牙天衝ォォォ!!!」

 

先程の卍解とは威力、速度、範囲、全てにおいて凌駕した一撃は、一直線に藍染に向かっていった。瞬歩でもタイミングを軽く間違えれば恐らく当たる程に。

 

 

 

 

 

しかし、

 

 

 

 

 

「どうした、届いていないぞ。」

 

 

 

その全力の一撃でさえ藍染を捉えることはなかった。空を切って遠くへと止まることなく飛んでいった。

それどころか藍染は自分達も認識することなく、黒崎さんの背後へと回り込んでいた。

 

「ッ!!!!!」

 

しかし臆することなく斬魄刀を藍染へと振り斬りかかる。

 

「ッ!?」

 

多分初めてだろう。

藍染の顔が軽く困惑に変わった。

 

「・・・・成る程・・・隆宇治くんに何か施しを受けたのだね。」

 

 

藍染は一度距離を取るのかと思ったのだろう。鏡花水月の条件は初解を見てしまうこと。だから蹄の能力の効いてなかったら黒崎さんは藍染の指の動き一つまでを見れる程に距離を取って警戒していただろう。

 

「さぁな。月牙が防がれたのは焦ったけど・・・これでまともな戦いが出来る。」

 

「ほう・・・君一人が私と対等に戦えるとでも?」

 

 

 

「へっ、お前の言葉を借りるならこうか?いつから、俺が一人で戦うと錯覚してた?」

 

 

黒崎さんの声を合図に近くで見ていた各隊長、まだ戦える仮面の軍勢と死神の隊員達が藍染を360度囲んだ。

もはや逃げる隙無し。

催眠しようにも鏡花水月を無効化出来る自分を先に対処しなければいけない。傷が癒えるとは言えやはりテンプレ的に進化したての今は許容量があるはずである。

 

 

 

そこを一気に狙う。

 

 

 

「藍染、お主生きてここから帰れると思うなよ。塵一つも残さず滅するぞ大罪人。」

 

 

 

 

 

 

「やれやれ、最近自分のセリフをよく取られる。」

 

 

 

 

 

 

 

そして、一斉攻撃が・・・・最終ラウンドの戦いが始まった。

 




どうだ藍染、笑ってみろよ?お得意の絶体絶命だぞ?(※小物)



キャラに使って欲しい迷言、名言があればお願いいたします。
特にヨン様向けに。

mission・合コンを盛り上げろ!

  • 《この面子なら王様ゲェムだ!
  • 《この面子なら飲み明かしだ!
  • 《この面子なら愚痴ぶちまけだ!
  • 《この面子なら誰か酔わせろ!
  • 《この面子ならサイレントに飲もう

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